活動ブログ

4月 30 4月30日

県政調査でドイツ・オーストリアへ②

ドイツ・オーストリア視察の4日目は、オーストリアのザルツブルグからスタート。前日市街地に入ったのが夜で、街の風景を見ることが出来なかったため、朝になってから改めて見るザルツブルグは、歴史を感じさせるとても素敵でおしゃれな街並みでした。できればもう少しゆっくりしたかった…。

この日の最初の視察先は「国際救助犬連盟(IRO)」の本部です。近代的なビルのオフィスを想像していましたが、そこはザルツブルグの美しい風景にマッチした、民家を改造したような洒落た建物のオフィスでした。我々を出迎えてくれたのは、本部のスタッフ数名と救助犬のベンジーです。会議室で質疑応答している間も、ベンジーは部屋の片隅にチョコンと座って静かに話を聞いていました。さすが救助犬、バッチリ訓練されています。我が家の愛犬と比較してはいけないのですが、ホントにお利口です!

IROは1993年に創設され、2003年に国連の国際救助システムに組み込まれ、2016年には41か国116団体が加盟している世界的な組織です。世界のどこかで大規模災害が発生した場合、約50人のスタッフと5匹の救助犬が、要請を受けてから約6時間で出動できる体制を常に整えている機動力あふれるレスキューチームは、実に頼もしく感じました。日本でも3団体がIROに加盟していますが、今後は連盟と行政との連携をしっかり構築して、この先日本でもいつ発生するかわからない大地震などの災害対策を充実させるべきだと感じました。

惜別の想いでベンジーとお別れした後は、一路ガイスホルンという街へ。再びバスでアウトバーンをかっ飛ばして着いた田舎町?(ごめんなさい!)には、この日2か所目の視察先「マイヤー・メルンホフ製材会社」があります。同社は1850年創業で、森林所有から製材・木質材料の製造・施工・建設まで一貫して行う木材製造業の老舗で、主にヨーロッパ・ロシアを中心に活動しています。特に最近、強度の高さが注目されているCLT(木版を重ねて接着した木材)の製造を得意とし、出荷量はオーストリア2位の実績があります。当然、地震や台風が多い日本においても注目され始めた技術であり、また地産地消を目指す神奈川の林業を活性化して行く上でのヒントにもなりそうで、今後も引き続き注目して行きたいと思います。

「マイヤー・メルンホフ」を後にして、この日はそのままオーストリアではウィーンに続く第2の都市、グラーツまでバスで移動して一泊。恥ずかしながらグラーツという都市は今回初めて知りましたが、1999年に街の中心部が「グラーツ市歴史地区」として世界遺産登録されるなど、とても美しく素晴らしい街でした。しかしこの日もホテルに着いたのは20時過ぎ。翌朝は8時に出発と、悲しいほどの慌ただしさが続きます。(涙)

 

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救助犬ベンジーと記念撮影
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会議室で意見交換。災害時に救助犬の存在は重要です!
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M/M社の社員の方は皆さんデカくて優しかったです

 

そして5日目。いよいよ今回の県政調査、実質の最終日となるこの日は、グラーツを後にして「音楽の都」ウィーンへ向かいます。調査の目的地は、世界一美しい図書館と言われる「オーストリア国立図書館」。神奈川県は現在、県立図書館の再整備を進めており、歴史的建造物を図書館や市民の交流スペースも併設した複合施設として活用している「オーストリア国立図書館」を参考にしようと考えたからです。

しかし、図書館に一歩足を踏み入れた瞬間から、視察の目的は吹き飛んでしまいました!本当に「これが図書館?!」と思わず声が出る美しさ。大好きなダン・ブラウンの小説の世界そのままのような、天井のフレスコ画・カール6世の彫像など、その荘厳さと迫力に思わず引き込まれてしまいますが、壁面には貴重は蔵書がびっしり陳列してあり、展示以外も含めると約20万冊あるといいます。歴史的価値が非常に高い蔵書ですので、さすがに貸し出しはNGですが、ウィーン市民なら誰でも気軽に閲覧できるそうです。

正直な感想は、余りにもレベルが違いすぎて「県立図書館の参考にはならないかなぁ…」になりました。ただし、このような歴史的・伝統的な施設でも、現在はインターネットによる閲覧に取り組んでいて、貴重な歴史的資料が24時間・世界中からアクセスできるシステム開発を進めているとのことでした。こうした時代に合った新しい取組みは、これからの図書館像として大いに参考にしたいと思います。そして私の今回の県政調査で、最も印象に残った視察先は「オーストリア国立図書館」となりました。

その後ウィーン空港からフランクフルト空港と乗り継ぎ、日本への帰路に就いた訳ですが、羽田到着は翌日の15時とほぼ1日中飛行機の乗っていたのでさすがに疲れました。しかし今回の県政調査で、改めて世界の国々の素晴らしさを知ることが出来ました。文字や映像だけでは伝わらない、リアルな技術・制度・文化を直接学ぶことができたのは、本当に貴重な経験でした。今後、この経験を必ず神奈川県の将来のために活かせるよう取り組んでまいります。

そして最後に。この次は必ず仕事抜きで、個人的に行きたいと思いま~す!

 

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これ、図書館だと思いますか?
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「ダヴィンチコード」か「ハリーポッター」の世界です
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カール6世をバックに美人図書館司書と

 

 

 

 

 

4月 29 4月29日

県政調査でドイツ・オーストリアへ①

自民党県議団の政調会として先月の26日から31日まで、県政調査でドイツとオーストリアへ行って来ました。個人的にも初めて行くドイツ・オーストリアでしたが、初日と最終日は移動のみなので、実質4日間で2か国6都市を回るハードな旅となりました。帰国して既に1が月が経過してしまいましたが、ハードで有意義だった視察の内容を報告します。

羽田空港から12時間半かけてドイツのフランクフルト空港へ。国内線に乗り換えてベルリン空港まで約1時間。ホテルにチェックインしたのが現地時間の21:30頃なので初日はまさに移動のみ。機内で映画4本も見てほとんど寝なかったため、7時間の時差はありますがよく眠れました。

視察2日目は、いきなり今回の視察の大本命「ティアハイム・ベルリン」を見学しました。ここは日本で言う動物保護センターです。「犬・猫の殺処分ゼロ」を宣言した神奈川県が県民からの寄付やふるさと納税を使って建設を目指す動物保護センターの参考のため調査に訪れました。

東京ドーム4個分の広大な敷地には、犬・猫だけでなく羊から亀まで多種多様な生物が保護されており、1500匹の動物に対し、150人のスタッフ・8人の獣医師が対応しています。こんな大規模な施設ですから、年間の管理・運営費は890万ユーロ(約10億円)なのですが、そのほとんどが公費ではなく、企業や個人からの寄付金や遺産相続・市民が入場するための年会費(1000円程度)で賄われているというから驚きです。欧米と日本の寄付文化の違いを改めて感じました。しかし、こうした自然豊かな敷地内でペットを求める人と、飼い主を失ったペットのマッチングが行われている状況は理想的であり、たいへん参考になりました。今神奈川県では、ボランティアや獣医師にしわ寄せがいく状況があり、これを改善するためのヒントが「ティアハイム・ベルリン」には隠されていると思います。

午後は同じベルリン市内の「ドイツ連邦政治教育センター」で、現在ドイツにおいて高校生たちに歴史認識や主権者教育がどのように実践されているのか調査しました。講師に大学教授やジャーナリストを起用して授業をしているところが画期的でした。その後は、次の目的地であるライプチヒまでバスで2時間半ほどかけて移動。ホテル到着は21時近くになりました。

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施設入口で同期の市川県議と
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敷地内の案内サイン ←猫ゾーン 犬ゾーン→
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ネコちゃんもワンちゃんも個室住まいです

 

3日目は、ライプチヒ郊外の「クラインガルテン博物館」からスタート。クラインガルテンはライプチヒが発祥の地で、200年の歴史がある市民農園です。日本では、長野県がこの方式を積極的に取り入れ既に実績をあげており、私も昨年の夏に政調会として松本市の取組を視察した経緯があります。日本におけるクラインガルテンは、耕作放棄地対策や農村地域の活性化が目的ですが、本家ドイツでは少し意味合いが違うようです。ドイツでは産業革命以降、都市部の緑地が減少したことを考慮し、町中に公園や農地を増やし市民生活にゆとりや癒しを取り戻すことがキッカケで始まった事業で、現在は若い家族連れの利用が増えて、都市部では増加傾向にあるとのことでした。

しかし、何と言ってもこの日のトピックスは、われわれ調査団がライプチヒの地元新聞社から取材を受けたということです!翌日の紙面には、私たちの写真がカラーで大きく掲載されました。日本の県会議員が、わざわざクラインガルテンの調査にドイツまで来るのが珍しかったのでしょうが、正直チョット自慢したくなる出来事ですよね?

その後は、ヨーロッパ特有のアウトバーンをかっ飛ばして(バスですが…)ミュンヘンへ。この日は最終的に、国境を越えてオーストリアのザルツブルグまで向かうので大移動となります。約600キロの移動距離(約東京―大阪間)があるので、昼食もサービスエリアで済ませる慌ただしさでした。

ミュンヘンでは、「Brothers of St. John of God病院」を視察しました。カトリック修道会が運営するドイツ最大規模の緩和ケア病院で、ホスピスも併設しています。目の前には大きなお城がそびえたち、病院自体も歴史的建造物を利用している素晴らしいロケーションの病院でした。特に緩和ケアには高い実績があり、患者の約50%は社会復帰するまで回復しているとのこと。近年は在宅ケアのケースが増加しており、神奈川県でも取り組んでいる「地域包括ケアシステム」のドイツ版は進んでいるようです。しかし一方で看護師の不足など課題もあり、国は違えども越えなければいけないハードルの高さは一緒のようです。

本場ミュンヘンでビールが飲めなかったので、後ろ髪を引かれながらもドイツとはお別れし、私たちはオーストリアのザルツブルグへ向かいます。結局この日もホテルに着いたのは21時過ぎ。ホテルのレストランにわれわれ以外のお客様は見当たりません…。なんだか寂しいザルツブルグの夕食でした。

既にだいぶ長くなりました。今回の視察を一回で報告するとかなり長文になりますので、オーストリアに入ってからの視察内容は、後日第2弾でご報告いたします。

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クラインガルテンではこんなかわいい小屋で生活します
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これが地元紙の紙面。後日送って頂きました!
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ドクターと記念撮影。

 

4月 06 4月6日

3月の活動報告

4月になって、神奈川県議会も新年度を迎えることとなりました。私たちの議会活動は、4月10日の議運・団会議からのスタートとなります。5月の連休明けになれば、新年度における団での役割や所属する委員会のご報告が出来ると思いますが、このタイミングでは遅ればせながら3月の活動報告をさせて頂きます。

3月は上旬から中旬まで常任委員会・予算委員会と続き、3月24日の定例会最終日において平成29年度予算案を本会議で採決するまで、ほぼ毎日にように県庁に詰めていました。特に今年度は「津久井やまゆり園」再生に向けた予算や、「共生フェスタ」・「動物保護センター」の建設・2020オリンピックの準備・東日本大震災の県内避難者支援など重要課題が多数あり、白熱した議会となりました。3月17日の常任委員会最終日には、厚生常任委員会の終了時間が翌朝の午前4時におよび、執行部の一員として質疑を最後まで見届けることとなりました。国会で言えば与党に当たる我が自民党県議団ですが、県が付託した一つ一つの議案に対し、手を抜くことなく納得するまで議論を重ねる姿勢を、改めて学ぶことが出来たと思います。採決された平成29年度予算は、神奈川県として数年ぶりの「赤字予算」となり、県財政は大変厳しい状況ではありますが、県民にとって有効な執行がなされるよう、しっかりとチェックして行きたいと思います。

また、そんな忙しい議会の合間を利用して、エネルギーの地産地消を目指すための取り組み「ZEB]を建設中の社屋に取り入れた寒川町の河西工業㈱さんの視察を実施したり、定例会終了後の3月末に、政調会メンバーで「県政調査」としてドイツ・オーストリアの視察にも参加しました。こちらは本当に内容の濃い、ハードな視察となりましたので、ご報告は改めてさせて頂きます。

スタートしたばかりの平成29年度ですが、1期目の私にとって、ついに4年の任期の折り返し地点を通過したことになりました。勉強させて頂く時間は終わったと思っています。これからは、より良い県民生活の実現を目指すため、県議会の先頭に立って、県民の皆様のために仕事をしていくつもりです。今年度もよろしくお願い致します!

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本会議場の自席から。もちろん議会終了後に撮影しました。
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同期、山本哲議員の計らいで、自動車用内装部品のトップメーカー河西工業㈱さんの建設現場を視察。

 

 

 

 

 

3月 11 3月11日

2月の活動報告

毎年2月~3月は、自分の「新春の集い」開催、本会議の一般質問や常任委員会などで目が回るほどのハードスケジュールが続きます。今年度は予算委員会に所属していない(今年度は決算特別委員会に所属しました)ため、少しだけ時間に余裕がありますが、それでも「会社員時代、こんなに働いたことあったかなぁ?」と思うくらいの忙しさです。2月13日に始まった議会は、大切な来年度予算案の審議が中心なので、3月24日の採決日まで中身の濃い定例会となります。

そんな議会中心の2月ではありましたが、合間を縫って県内視察や地域のイベント・新年会に出席しました。自身の新春の集いと議会での一般質問は既にこのブログで報告済みなので、今回の活動報告は、神奈川県議会議員として県産品のPRに繋がる活動をご紹介します。

2月17日にインターコンチネンタルホテルで「神奈川の酒を楽しむ夕べ」が開催され、県央・県西の先輩議員から日頃の酒好きが評価?されたのか、お誘いを受け参加してきました。以外と知られていませんが、神奈川県内には13か所の酒蔵があり、古くから神奈川の美味しい水を使った日本酒造りに励んでいます。今回はそんな13の造り酒屋さん達がみなとみらいに集結して、神奈川産の日本酒の試飲を中心にイベントを開催しました。

日本酒と言えば、普段から北陸や東北のお酒を愛飲している私ですが、今回初めて神奈川の酒を飲んで驚きました。普通に美味しいんです。新潟などの有名ブランドと比べても遜色ありません。どうして今まで飲まなかったんだろう?と考えた結果、扱っている飲食店が少ない、という事実にたどり着きました。先輩たちからは「横浜選出の県議が、もっと神奈川の酒を横浜や関内の飲食店で扱ってもらえるように宣伝しなさい」と言われて、返す言葉もありませんでした。今後地元の居酒屋で、神奈川の酒の魅力を伝えることを心に誓い、13蔵の試飲すべてコンプリートして(結構酔いました…)その日は帰路に就いたのであります。

そして週が明けた2月20日、ちょっとした「役得」が転がり込んできました。週末のイベントにも参加して花を添えていた「ミス日本酒ファイナリスト」神奈川県代表の山本由佳さんが、県産の日本酒PRのため黒岩知事を表敬訪問したのですが、アテンド役の県央の先輩議員が急用のため登庁できなくなり、たまたま質問調整で登庁していた自分に、その役目が転がり込んできたのです!山本さんや神奈川県酒造組合の方々ご一行を知事室までご案内して、ちゃっかり記念撮影まで参加してしまいました。黒岩知事は「なんで君なの?」というお顔をしていましたが…。

と言うわけで、神奈川の酒を県内外に広めるため、ますます気合が入った新堀史明なのでありました。皆さん、神奈川の日本酒を飲みましょう!

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2月 26 2月26日

本会議一般質問、2度目の挑戦!

2月13日より神奈川県議会・平成29年第一回定例会が始まり、2月21日一般質問のトップバッターとして登壇させていただきました。知事・環境農政局長・教育長に対して計7問、この一年間「政調会」で学んだ事や自身の想いなど、提言を交えながらしっかりと質問することが出来ました。

質問項目と主旨は以下の通りです。

①セーリングワールドカップ開催を契機としたオリンピックに向けた機運醸成等について(知事)

※来年、江ノ島で開催される「セーリングワールドカップ」を県民に周知し盛り上げて、本番のオリンピックのセーリング競技を成功へと導く取り組みの推進を。

②新たな観光の核づくりについて(知事)

※横浜・鎌倉・箱根に続く「第四の観光の核」としての城ケ島に注目し、民間投資と連動しながら観光資源として磨き上げて行くことが、今後のインバウンド対策として重要である。

③子ども用車いすへの理解について(知事)

※「子ども用車いす」は一般のベビーカーと似ていて、交通機関などで理解されず保護者の方々は苦労されている。「ヘルプマーク」以外にも「バギーマーク」をしっかりと認識し、支援すべきである。

④米軍根岸住宅地区について(知事)

※地元南区にも隣接した米軍の「根岸住宅地区」。日米の返還合意から既に12年が経過したが進展はない。周辺住民の不安解消のためにも、国や横浜市と連携して早期返還の実現を。

⑤収入証紙制度について(知事)

※県財政厳しい状況の中、東京都や広島県が廃止した収入証紙制度の見直しを、今後神奈川県も検討する必要があるのではないか。

⑥新科目「公共」について(教育長)

※平成29年度中に教育指導要領が改定され、高等学校では平成34年度から新科目「公共」がスタート。「道徳」に代わる「公共」は、主権者教育・社会参画を学ぶ上での重要な教科となる。神奈川らしい「公共」の研究・準備を期待する。

⑦小網代の森の利用促進について(環境農政局長)

※父・豊彦もライフワークとして保全に力を入れた三浦市の「小網代の森」。利用者の利便性を高めるため、トイレや道路の整備と、三浦市と連携し「インフォメーションセンター」を活用した情報発信の推進を。

 

今回で二回目の挑戦となる一般質問は、黒岩知事をはじめ、概ね前向きな答弁を頂きました。昨年2月の初挑戦のときは、緊張のあまり早く終わることばかり考えていましたが、今回は「時間が足りない!」と感じました。②の質問で再質問した時の知事とのやり取りで、生意気ですが「質問の楽しさ」を感じたとともに、また「もっと良いキャッチボールが出来たのでは?」と欲も出てきました。今回は知事に「一本取られた」感もありますので、来年は是非リベンジ?したいと思います。ご期待ください!

 

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