活動ブログ 2020年9月

9月 07 9月7日

2020年8月 活動報告

コロナ禍により、例年行われる地域の夏祭りやイベントの中止が相次ぎ、今年はいつになく静かな夏を過ごしていましたが、8/28に行われた安倍総理の辞任会見により、周囲は急に慌ただしくなり雰囲気は一変しました。

第2次安倍内閣は、いくつかの件で国民からご批判を受けることもありましたが、7年8カ月の長期間に渡り我が国の舵取りをしっかりと行っていただいたと思います。マスコミは問題点ばかり指摘しますが、その何倍も何十倍もの実績があることを忘れないでいただきたい(その問題点?にしてもマスコミや野党は、一部分だけ切り取って騒いでいるだけで本質は国民に伝わっていませんが…)。安倍総理の体調不良による道半ばでの退陣は、大変残念ではありますが、今はしっかりと休養されて、回復されるのを祈るばかりです。

その後の総裁選については、このブログを書いている時点で報道は連日ヒートアップしていますが、これは私も無関係ではありませんので、次回の活動報告の中で触れさせていただきます。一点だけお伝えしたいのは、自民党神奈川県連は二階幹事長に対し、党員投票による公選を強く要望しました。総務会での結論は却下となりましたが、我々は県連独自の党員による予備選挙を実施します!確かにフルスペックの総裁選と比べれば地方票は少なくなりますが、党員の意向はしっかり県連の持つ3票に反映します。全国でも40を超える県連が同じ手法をとると聞いていますので、マスコミはもう少しこうした部分も報道してほしいですね。

さて、前置きが長くなりましたが、通常の活動報告に移りたいと思います。夏は議員にとって視察のシーズンでもあると前回のブログで書きましたが、県をまたぐ移動は極力自粛という中、8月も近場(横浜市内)で何ヵ所か伺いました。自民等県連「教育グループ」として視察したのは、京急線戸部駅にほど近い「横浜デザイン学院」です。神奈川県専修学校各種学校協会が主催する「仕事の学び場」の授業風景を実際に見学させていただきました。「仕事の学び場」は高校生に対し、学校の授業では教えない専門技術や実習などを体験してもらい、将来進む道を考えるキッカケづくりや、実際の仕事の現場の雰囲気を味わってもらい、将来進路を決める上でのお手伝いをするものです。今年度は県下29校の県立高校が参加しています。またインクルーシブ教育にも積極的に協力していただき、この日も障害を持つ生徒さんが数人参加していました。生徒たちの将来の可能性を広げる意味でも、障がい者の就労拡大の意味でも、重要な取組だと思います。今後より多くの県立高校に参加を促していきたいと感じました。

「ユニバーサルスポーツ推進議員連盟」の一員としてお邪魔したのは、映画「咲む」の試写会でした。神奈川県議会は議員立法で「手話言語条例」を制定して以来、全日本ろうあ連盟と協力関係にあり、昨年鳥取県で開催された「全国手話パフォーマンス甲子園」に視察で訪れたことは既にこのブログで報告済みかと思います。「咲む」は、連盟創立70周年記念映画とのことで、今回ご招待いただきました。内容はネタバレになりますので控えますが、障がい者が抱える不安や社会の様々な障壁を大げさてなく淡々と表現し、乗り越えようとする主人公の前向きな姿勢に感動しました。さすが、早瀬健太郎監督!どなたでも観やすい作品ですので、ぜひ劇場に足をお運びください。また、来年2月には我が地元「南公会堂」でも上映会が予定されていますので、ご興味のある方は当事務所にお問い合わせください。

通常8月に議会は開催されないのですが、「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」は例外です。8/25に招集された同委員会において、2点ほど質疑を行いました。8月中旬、東京都の「感染防止対策ステッカー」(レインボーマークのやつ)掲示店からクラスターが発生したとの報道があり、その実効性に疑問が投げかけらけました。HPから誰でも出力可能なステッカーの管理に関して、都は一軒ごとに現地調査を行うと発表しましたが、時間や労力を考えると非現実的な対応だと感じています。実は、神奈川県が推奨している「感染予防対策取組書」も、運用上は東京都のステッカーと同じであり、一方通行でフォローができていません。県内で掲示店からクラスターが発生する前に、何等かの対策をとる必要があります。かと言って一軒づつ現地調査するのは難しいので、せめてメールや書面で感染防止対策の強化・徹底をお願いすればよいのでは、と提案したところ3日後には実施されたようです。

また地元弘明寺商店街から、「取組書」を掲示したくてもパソコンの操作がよくわからないから活用できない、との声があり、こうした声にこたえて県が代わりに出力する「代行登録」の周知がほとんど行われていないことに気づきました。周知の強化を訴えたところ、こちらも早速各商店街など個別に周知することが実現しました。

議会においては、県民の代表として出席している自分の発言がしっかりと県政に反映されるということを、改めて実感することが出来た特別委員会でした。まだまだ先の見えない状況ではありますが、「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」の一員として、事態が収束するまで、スピード感をもって最優先でコロナ対策に取り組んでいきます。