活動ブログ 2022年10月

10月 08 10月8日

2022年9月 活動報告

賛否別れた安倍晋三元総理の「国葬」が無事に執り行われ、菅前総理の弔辞に心打たれた日から10日ほど経過しました。残念ながら自分は地元での打合せなどで、当日武道館に献花をしに行くことは叶いませんでしたが、自民党横浜市連の入口に設置された記帳台で記帳し、安倍元総理への弔意を示してきました。連日、国民を二分するような過剰な報道がなされ、とても悲しい気持ちになっていましたが、終わってみれば多くの国民が献花に訪れた様子を知り安心しました。過程に少し問題はあったと思いますが、「国葬」はやって良かったと思っています。

9月と言えば、県議会の年間で最も長い第3回定例会がスタートする月となります。前半が9/7~10/14、後半が11/25~12/19と前後半に分かれて審議が行われ、間に決算特別委員会が開催されるので我々県会議員にとっては公務で拘束される日が続く「長い秋から冬」が始まりました。政調会に所属しているので、当然代表質問の原稿作成に追われる日々でしたが、今定例会は我らが新井絹世政調会長と同期の石川巧副団長が登壇するので気合が入ります。9/12の代表質問のトップバッターを飾った新井政調会長は、物価高騰などで厳しい状況の医療・福祉・教育機関や中小企業への支援策と、新型コロナ対策としてのワクチン接種会場の整備・コールセンターの運営・抗原検査キッドの無料配布協力金などを計上した9月補正予算案を中心に、新たに制定が予定されている「当事者目線の障害者福祉条例」や今後の県立障害者施設の在り方などを知事に質問しました。前向きな質疑と答弁だったと思います。また、9/14代表質問2巡目の石川副団長の質疑では「質問補助者」を務めました。「質問補助者」とは、質疑時間の管理と、議場内の大型スクリーンに映し出される質問内容を補完する資料映像を質問者に代わり手際よく切り替えていく役目のことを言います。正直言えば、そんなに難しい役ではないのですが、実は4年程補助者をやっていなかったので、それなりに緊張しました。心配なのでリハーサルきっちり行い、何とか無事に役目を果たすことができました。9/29から始まった常任委員会等については、議員生活最大の大仕事?などもありましたので、次月に改めて報告いたします。

また9/26の一般質問最終日には、本会議終了後そのまま議場にてウクライナ支援の一環として「ウクライナ民族楽器バンドゥーラ演奏会」が開催されました。議員8年目ですが、議場で演奏会が行われるのは初めてです。演奏者のカテリーナさんは19歳で来日し、そのまま拠点を日本に移して活動しています。もちろん私も初めてバンドゥ―ラの演奏を聞いたのですが、その悲しく清らかな音色にすっかり魅了されてしまいました。現在、日本国内でバンドゥーラの演奏者はカテリーナさんを含め二人しかいないとのことでしたが、機会があれば是非体験してみてください。そして、この戦争が1日でも早く終結することを願いつつ、一緒にウクライナを応援しましょう!

9月は自民党県連の教育グループに所属する自分にとって、大切な仕事が二つほどありました。一つは、神奈川県私立中学高等学校協会から県の次年度予算に対する請願の提出をお手伝いすることです。公費で運営されている公立学校と違い、私学はあらゆる費用が自己負担となります。「私学発祥の地」と言われる神奈川県は、将来のある若者たちに公立・私立を問わず充実した教育を受けてもらうために、私立学校に助成金を交付しています。コロナ禍や物価高騰などの影響で厳しい学校運営を迫られている私学に対し、更なる支援を求める請願書を敷田議長に直接手渡すため、他会派の了承を得るための交渉も含め下準備を進めてきました。当日は、私立学校協会の工藤理事長始め多くの関係者が県庁にお越しになり、議長室で簡単なセレモニーが行われ、担当議員として新井政調会長らと共に同行させていただきました。これからも、神奈川の私学をしっかりと支援していきたいと思います。

二つ目は、全国珠算教育連盟神奈川県支部の主催による「全神奈川珠算選手権大会」がコロナ禍を乗り越え3年振りに開催され、顧問として久しぶりに開会式に参加したことです。昨今、日本の子供たちの計算能力が諸外国と比べ低下しているというデータがあります。珠算(そろばん)は、低学年から慣れ親しむことで計算能力が向上すると言われていますが、反面、小学校の授業でそろばんが取り入れられる機会は減少していると聞きます。自民党県連では、珠算教育の確保や低学年での実施などを文部科学省に訴える珠算教育連盟の活動を応援しています。大会会場は藤沢翔陵高校をお借りして開催され、顧問議員以外にも私の同期で同校OB の山本哲議員、地元藤沢選出の市川和弘議員も応援に駆けつけていただきました。当日は悪天候にもかかわらず、多くの子供たちが大会に参加し白熱した戦いが繰り広げられました。そろばんが苦手だった自分には、想像もつかないようなスピードで計算が進んでいく様子に啞然…。計算が早い人はカッコいいですね。自分も子供の頃もう少し真面目にそろばんやれば良かったと、今更ながら後悔することになりました。

地元の皆さんとのふれあいも順調に復活してきています。9/15は所属する横浜南ロータリークラブのライバル?クラブ、南陵ロータリークラブから卓話の依頼をいただき、30分の講演を行いました。南陵さんからは、おそらく初当選直後にお話を頂いて以来のことなので、約7年振りの卓話になります。とは言え、メンバーは地元の経営者の方々が中心なので、日頃から顔を合わせる機会が多い人も多く、気楽な気持ちで話すことができました。依頼された講演のテーマは『神奈川県のコロナ対策』でしたが、会場で懇意にしている税理士の先生から「面白い話期待してるよ!」と言われてしまいました。実はこの2年、同じテーマで2~3回講演をしたことがあるのですが、正直あまり面白い話にはなりません。そもそもコロナ対策で『面白い話』になるわけもないのですが、サービス精神旺盛な私としては、急遽テーマを『政治家と宗教団体』変更?!結果、かなり笑いも取れまして、テーマ変更は成功しました。南陵ロータリークラブの皆さんに、充分満足いただけたと自負しております。内容については、もちろん秘密です!(笑)

10月に入り、気温も20度を越さない日もあったりで、すっかり秋めいてきました。このブログを更新している日など、もう一気に冬か?と思わせるような肌寒い気温です。オミクロン株も含め、皆様も体調には充分お気を付けください。