7月の活動報告②「横浜市長選挙」

2017年8月11日

7月の報告第2弾は、横浜市長選挙とそれに伴い行われた緑区の市会議員補欠選挙についてです。

6月末の横須賀市長選挙に続き、7月末は私が住む横浜市長選挙が執り行われました。我が自民党は、現職の林文子市長を推薦候補と決定し、真夏の選挙戦に挑みました。県会議員ではありますが、当然自分の選挙区の市長選挙は仲間の市会議員たちと協力して、党の推薦候補の勝利のため戦います。林市長は、前任者が途中で投げ出した市政を引き継ぎ、全国に先駆けて「待機児童ゼロ」や「みなとみらい地区への大手企業誘致」など、堅実な2期8年の実績があります。これからの4年間、関内・みなとみらい地区の再開発やワールドカップ・オリンピックと言った国際イベントなど、横浜はとても大切な時期を迎えるわけですから、我々としては、安定感のある林市長に市政をゆだねるのは必然です。他候補は中学校給食やカジノ誘致(カジノではなくIRですが…)を争点に持ち出し、市民に聞えのいい主張ばかり繰り返していましたが、私はいずれも現段階では争点にはなり得ないと思いました。給食に関しては、市内全中学校を給食制にした場合、新たに400~500億円の費用が必要となります。当面は現状の「ハマ弁」(値下げを検討)を継続し、財源確保の目途が立ったのちに給食の導入を具体的に検討して行くべきでしょう。IR誘致にしても、他候補は「横浜にカジノはいらない!」と強調していましたが、具体的な法整備が進まない限り横浜市として正式な誘致参画はあり得ません。そもそもIRとは「総合リゾート」であり、大型ホテル・ショッピングセンター・美術館などの文化施設・水族館などのアミューズメント施設などが集まって初めてIRなのです。その中の僅か数パーセントの敷地ににカジノが併設される訳で、全体の経済効果・雇用促進・税収増などのプラス効果を考えると、今後依存症対策・治安対策などしっかりと整備していけば、横浜へのIR誘致は充分検討の余地があると個人的には考えていますが、今回の選挙戦において、他候補からは一方的な批判だけで、残念ながら一歩踏み込んだ議論にはなりませんした。

結果は、決め手に欠ける他候補に比べ、圧倒的に実績と信頼のある林市長の大勝利となりました。告示まえから朝・夕と駅頭に立ち、南公会堂で神奈川2区支部の決起大会、更には選挙中の演説会を地元大岡地区センターで開催するなど、議員として初めて横浜市長選挙を手伝った自分としては、正直この勝利にホッとしているところであります。もちろん今後もこの結果に慢心することなく、市民の皆様の視線に立って県会議員として林市政に協力して来たいと思います。ご協力・ご支援頂いた皆さま、本当にありがとうございました。

 

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しかしながら、ここからは打って変って残念な報告になります。今回の市長選に伴い行われた緑区の市会議員補欠選挙は、我が自民党公認候補の惨敗という結果となりました。市長選と違いこの補欠選挙は、党の公認候補を擁立した「ガチ」な選挙であり、県連・市連は東京都議選からの悪い流れを断ち切るための試金石になる選挙と考えていました。もちろん市長選の勝利が大前提ではありましたが、県連として総力戦で挑んだ選挙であり、市会議員の補欠選挙に他選挙区の県議が応援に入るケースは異例のことでした。確かに対立候補が強い地盤での選挙はありましたが、結果ダブルスコアに近い敗戦は、自民党として重く受け止めなければ行けないと思います。我が党の国会における不祥事(主に個人的レベルの問題ではありますが)、あるいは慢心と捉えられても致し方ない議会対応など、メディアの過剰な報道を差し引いたとしても、大いに反省すべき問題であり、地方議員としても深く考えさせられる選挙結果となりました。動員力や組織力だけでは選挙には勝てません。日頃より県民・市民・区民の皆さまからの、信頼を得られてこその議員であると思います。この補選の結果を真摯に受け止め、襟を正し、改めて県政に取り組んで行く覚悟を致しました!これからもご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

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