活動ブログ

3月 12 3月12日

2023年2月 活動報告

2月は令和5年第1回定例会が開催される月です。次年度予算案が議案として上程される重要な議会となりますが、今年の春は4年に一度の統一地方選挙が執り行われるため、例年の第1回定例会とは少し違った空気感が漂います。県知事も含め我々県議会議員にとっては任期最後の議会であり、それぞれの想いが交錯する感慨深い毎日です。

2/13から本会議がスタートし、今回自分は一般質問のトップバッターとして2/22に登壇しました。黒岩知事や警察本部長に対して①横浜市内の米軍基地に関する取組について②県内消費喚起事業「かながわPay」について③ゲーム障害対策について④三浦半島地域の活性化について⑤医師の働き方改革と地域医療の確保について⑥犯罪や交通事故の被害者・遺族への被害者支援について⑦衆議院小選挙区の区割り改定に係る対応について、の計7問を質問。特に自分のライフワークと言える米軍の「根岸住宅地区」返還と「ノースドック」への部隊新編について、知事から詳細な情報提供など前向きな答弁をいただけたこと。またコロナ禍で立ち上げたキャッシュレス決済「かながわPay」の第1弾第2弾を応援してきた立場として、物価高騰による消費の停滞を改善するため第3弾の実施を強く訴えてきたことが実を結び、今年の夏には第3弾が実施されることを知事が明言したこと。この2問は翌日の神奈川新聞にも取り上げられ、我ながら満足しています。2期目最後の一般質問に対応していただいた各局の課長さんや、調整に尽力いただいた議会局・政策局のスタッフには心から感謝しています。ありがとうございました。

またこの日は、「ピンクシャツデー」。我々議会は、いじめのない神奈川・いじめの傍観者にならない神奈川を目指し、ピンクのワイシャツやピンクのネクタイで登庁します。登壇時は白いワイシャツがスタンダードですが、自分も初めてカラーのシャツを着て質問しました。そして2月は「ピンクシャツデー月間」です。県庁もピンクにライトアップして「いじめストップ!ワールドアクション」に一役買っています。

質問が終わってホッとひと息、と行きたいところですが、2/24には所属する議連「かながわ自民党商店街振興議員の会」がコロナ禍の影響で3年振りの開催となり、「第7回商店街の活性化に向けた意見交換会」の司会進行を任されました。商連かながわの皆さんはもちろん、黒岩知事や敷田議長も来賓として参加した盛大な会となりました。今期で議員を勇退される当議連の牧島功顧問のご挨拶もあり、今後もしっかりと先輩の意思を受け継いで、商店街の活性化に取り組んでいく決意を新たにしたところです。

地域では様々なイベントや会合が復活ラッシュですが、3年振りに地元の節分祭や団体のパーティーに参加したり、統一地方選挙が近づく中、仲間の議員の新年会や事務所開きに参加したりと、慌ただしくなってきました。リモートという文化が一定確立したことは決して悪いことではないのですが、我々の仕事はやはり直接会って話して「なんぼ」の世界です。世の中が少しづつ元気を取り戻していくことが実感できた2月でした。

そんな状況の中、私自身も3年振りとなる「新堀ふみあき・新春の集い」を開催させていただきました。迷いましたが、コロナの出口が見え始めた今、あえて先頭に立って方向性を示していくことが自分の役目と考え、最近の議員の会合では珍しい、着席の飲食ありの状態で開催しました。怖がって参加を見送る支援者の方もいらっしゃるだろうと思っていましたが、やってみればコロナ前とそう変わらない数の参加者にご出席いただき、中には「やっぱり新春の集いはこうじゃなくっちゃね!」とお褒めの言葉をかけてくれる方も複数いらっしゃいました。司会はもちろんFヨコのDJ「栗ちゃん」こと栗原治久さん。 ゲストには菅義偉前総理大臣・三原じゅん子参議院議員・島村大参議院議員に加え、「笑点」でおなじみの山田隆夫さんや元ヤクルトスワローズの荒井幸雄さんなど、バラエティーに富んだ皆さんにご参加いただき盛り上げていただきました。やってよかったー!

いろいろなことがあったコロナ禍の3年間でした。しかし、このブログを更新している翌日の3/13には、マスクの着用が個人の判断に任されることになります。更に5/8には、いよいよ新型コロナが感染症法上の「2類相当」から「5類」に引き下げられます。こうした明確な出口戦略をしっかりと国民に示していくのが政治の役目だと強く感じています。そして、今後我々県会議員に求められるのは、医療体制を確保し地域経済を活性化して、誰もが安心して社会経済活動が行える「元気な神奈川」を取り戻すことだと確信しています。そのためにこれからも全力で取り組んでいくことを約束します!

2月 05 2月5日

2023年1月 活動報告

2月に入り、新年会・賀詞交歓会への出席もひと段落。3日には自分の後援会の「新春の集い」も無事終わり、ホッと一息ついたところです。こちらの報告は次月にいたしますが、その日のスピーチでちょうど3年前の2月3日にダイヤモンドプリンセス号が横浜港に寄港し、神奈川県の新型コロナウィルス感染症との闘いは始まったことに触れました。あっと言う間の3年ではありますが、思い起こせば様々な出来事があり感慨深いものがあります。先日、政府は新型コロナを今年の5月8日をもって感染症法上の「2類相当」から「5類」へ引き下げることを発表しました。1年以上前から早期の引下げを訴えていた自分からすれば、少し遅い対応とも感じますが、朗報であることは間違いありません。2月3日が神奈川・横浜にとっての「コロナ記念日」なら5月8日は「脱コロナ記念日」となるよう祈ります。

今年は統一地方選挙が行われる年なので、1/4は早朝から恒例の伊勢山皇大神宮への初詣へ行った後、念には念を入れ、午後は政調会のメンバーと共に寒川神社にも参拝させていただきました。寒川神社には初めて行ったのですが、立派な神社なので驚きました。さすが「相模國一之宮」。荘厳な本殿に圧倒されながら御祈祷もお願いし、八方除けのお札もいただいてきました。今は事務所の八方の壁にしっかり貼っています。相模の国イコール神奈川県と考えれば、県民として来年以降もぜひ参拝したいと思っています。

また、予てより見学したかった鎌倉のNHK大河ドラマ館にもいってきました。昨年は1年かけて「鎌倉殿の13人」を全話漏らさず視聴した自分ですが、大河ドラマ館だけは見に行く暇がなく、1/9で終了との情報を聞き、半日予定が空いた日に弾丸ツアー?で願望を達成しました。「鎌倉殿…」にハマったのは、我が新堀家の先祖が13人の一人である大江広元である、と子供の頃から祖父に聞かされていたのがキッカケです。証拠の資料は空襲で焼けてしまって今は無い、と言っていた祖父のセリフからすればかなり怪しい話?かもしれませんが、家紋が同じだったりして信じたくなる事実もあります。キッカケはそんな曖昧な理由でしたが、三谷幸喜の脚本と俳優陣の演技力に惹かれ途中でやめることができなくなりました。そして何よりも、鎌倉幕府の成り立ちから、源氏3代までの歴史を改めて知ることができたのが収穫でした。ドラマとは言え、よくもこれ程までに親族問わず暗殺したものか…。武家社会の成り立ちの裏で、歴史の闇を見た気がします。自分もどうやら武家の末裔らしいので、時代が時代ならあっさり暗殺されていたかもしれません。

ドラマ館の見学にあわせて、鶴岡八幡宮からほど近い場所にある大江広元の墓参りもしてきました。小学生の頃、父親に連れられて来て以来でしたが、ご先祖様に4月の戦挙の必勝をお願いしてきました。

なんだか、お参りばかりしていた正月でしたが、松の内が明けてからは大忙しです。過去2年はコロナ禍によるイベント等の自粛が当たり前で、新年会などの宴席は全く行われませんでしたが、今年の1月は40件ほどの新年会・賀詞交歓会に出席しました。コロナ前のピーク時に比べれば半分くらいの数ですが、人の体は気を抜くと堕落しますね。結構きつかったです。コロナ前は1日に3件4件出席するのは当たり前だったのですが、今年は体力的にかなりこたえました。歳を取ったのかなぁ…。それでも、しばらく会ってなかった人との再会も多くあり、社会が通常の姿に戻りつつあることを実感できた、充実の1カ月間となりました。

本当にあっという間に過ぎていった1月でしたが、2月13日からはいよいよ県議会令和5年第1回定例会がスタートします。次年度予算案を審議する重要な議会です。自分にとって2期目の任期最後の定例会、全力で臨みます。

1月 09 1月9日

新年ご挨拶と2022年12月活動報告

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。いよいよ令和5年がスタートいたしました。昨年は長引くコロナ禍に加え、ロシアによるウクライナ侵攻とそれに伴う原材料の高騰や物価高、更には安倍晋三元総理が凶弾の犠牲になるなど、振り返れば辛く厳しいことの方が印象に残る1年であったと思います。年が代わり様々なことがリセットされ、この令和5年が県民の皆様にとって素晴らしい一年になることを願います。また今年は、4年に1度行われる統一地方選挙の年でもあります。神奈川県議会議員として3期目の挑戦をする私にとっても新たなスタートとなる節目の年です。まずはコロナ禍を乗り越え「withコロナ」から「脱コロナ」を目指し、誰でも安心して社会・経済活動が行える神奈川を取り戻すため、全力で取り組んでまいります。そして、これまで以上に地域経済の活性化や子育て支援を推進し、自然災害や犯罪・交通事故から県民を守る街づくりを進めていきます。引き続き、新堀ふみあきにご支援賜りますようお願い申し上げます。

さて、今年は天候的に大変穏やかなお正月を迎えることができました。この2年間ほとんど開催されなかった新年の行事もピークの半分ほど復活し、変ないい方ですが「程よい感じ」で式典や新年会に出席しています。この辺の報告は次月にさせていただき、昨年12月の報告に入ります。

令和4年第3回定例会(後期)は12/19の採決日をもって無事終了しました。付託された約224億円の補正予算案は、出産・子育て応援事業費補助、「園児の置き去り事件」再発防止に向けた送迎バスの安全装置の装備などの補助、観光事業喚起策「いざ、神奈川」(第2弾)事業費など、県民にとって重要な議案であり、一部共産党の反対はありましたが、全て予定通り可決することができました。また厚生常任委員会としては、公明党提案の「帯状疱疹ワクチンの助成並びに定期接種化を求める意見書(案)」を採択。自民党は会派提案として「子育て支援策の更なる充実・強化を求める意見書(案)」を提案し可決されました。そんな中、次年度予算の知事査定も始まっており、自民党政調会として黒岩知事に「令和5年度予算に関する提言書」を提出しました。党としてこの時期恒例の行事ではありますが、直接知事に手渡しすることが大切だと感じています。

議連の活動としてこちらも恒例ですが、今年度も桜木町駅前をお借りして「北朝鮮による拉致被害者を一刻も早く帰国させるための署名活動」に参加しました。問題解決に向け、県議会としてやれることには限界があります。少なくとも国民がこの問題を忘れないよう、風化しないように始めた活動ですが、回を重ねる度に立ち止まって署名していただける方が増えてきたように感じています。多くの日本人がこの問題に憤りを感じているのが伝わりました。水面下の動きは我々にはわかりませんが、政府は常に最善の努力をして問題解決の糸口を模索して欲しいと切に願います。

12/20は、県連で4月の統一地方選挙に向けた公認証授与式が行われました。昨年春には一次公認をいただいていましたが、選挙も近づきモチベーションアップのためにも、小泉進次郎県連会長と梅沢裕之幹事長から直接公認証を受け取ると自然に気合が入ります。頭の中もようやく本格的に「選挙モード」に切り替わりました。

12/23は本当に久しぶりに後援会として飲食を伴うイベントを実施しました。コロナ前の12月と言えば、後援会主催のクリスマスパーティーが恒例行事でしたが、この2年は自粛を余儀なくされていました。さて今回はどうしたものかと悩みましたが、さすがにゲストに歌手を呼んで立食で2時間、という訳にはいかず、かといって何もやらないというのも消極的すぎる…。いろいろ考えた結果、飲食あり・アトラクションなし・着席で後援会の中心メンバー限定100名の「合同忘年会」なるものを企画しました。中でも後援会有志と会場のソシア21さんがアトラクション替わりに「新堀家と横浜」というVTRを作成して上映したのが大好評でした。自分もその場で初めて見たのですが、祖父・源兵衛から父・豊彦、叔父・典彦と繋いだバトンを渡された自分の責任の重さを痛感しました。昭和初期の南区蒔田の様子も写真で見ることができ、自分が言うのもなんですがそれなりに良い動画に仕上がっていたと思います。2月3日開催予定の「新春の集い」でも上映する予定ですので、ご参加される方はご期待ください。

さて、年も開けていよいよ今年は決戦の時。我が選挙区は未だに定数以上の立候補者が現れない状況で無投票の可能性もささやかれていますが、4年前も同様の状況から締切りギリギリで候補者が現れ選挙となりました。選挙はある!と信じしっかりと準備していきます。11月中旬から12月末にかけて「朝の駅頭ビラ配り」も始め、選挙に向けての臨戦態勢は整いました。残り3カ月を全力で走り抜けたいと思います。今年もご支援よろしくお願いいたします。

12月 15 12月15日

2022年11月 活動報告

アッと言う間に12月中旬。今年もあと半月で終わりかと思うと、なぜか焦燥感を感じる今日この頃です。そしてついに、自分の身内にも新型コロナ陽性者が出てしまいました!当然自分は「濃厚接触者」となり、無症状ではありましたが5日間の自宅待機を余儀なくされることとなりました。しかし、おかげさまでその間も体調は変化なく、本日2回目の抗原検査キットによる検査で晴れて陰性を確認。容疑は晴れて無事釈放?となり、早速事務所にてブログの更新をしております。

通常11月は後半まで議会は休会です。そこで、コロナ禍で8月に実施できなかった常任委員会の県外視察を11月に開催することとしました。委員長という立場は、責任感や終始気が抜けない緊張感で、なってみると意外に辛い役職ですが、いざ県外視察となると状況は変わります。視察先の決定権は委員長にあるので、2か月前くらいから書記のY君と喧々諤々どこを視察するか検討し、候補地を上げ、下調べをして綿密な計画を立てました。そして、我が厚生常任委員会の視察先は富山県と石川県に決定。薬事事業に独特の取組みで実績を上げている富山県、「シェア金沢」という今話題の総合福祉施設がある石川県、医療と福祉を所管する厚生常任委員会にはうってつけの調査場所と言えます。諸先輩からは「この時期、北陸は海産物が美味いから視察先に選んだな?」との鋭い突っ込み?もかわしながら11/8~10、2泊3日で3年振りの県外視察に行ってまいりました。

最初の訪問先、富山県では「富山市まちなか総合ケアセンター」「富山県薬事総合研究開発センター」「薬用植物指導センター」を調査しました。やはり印象に残ったのは、富山県が取り組む医薬品産業を推進する政策です。「越中富山の薬売り」でもおなじみですが、くすりと言えばやっぱり富山県なんですね。「薬用植物指導センター」では、あらゆる生薬の原材料となるシャクヤクのブランド推進事業化を進めていました。現在我が国は、生薬の原材料の約8割を中国からの輸入に頼っているため、富山県は国産のシャクヤク栽培を進めるとともに、高齢化・継承者不足の農家の活性化も狙っています。また「薬事総合研究開発センター」では、産学官連携による創薬と製薬で富山から世界へ向けてのプラットフォームづくりに取組んでいました。センターでは、最先端技術の機器を企業や大学に提供して創薬・製薬技術の支援をしています。神奈川県とも「未病」をテーマに連携を図っており、改めて地域の特徴を活かした富山県の取組みに感銘を受けました。

石川県では、金沢市にある「シェア金沢」を調査。高齢者や障がいのある人たち、大学生や子供たちが誰でも分け隔てなく生活し社会貢献できる『ごちゃ混ぜ』をテーマにした多世代共生タウンが「シェア金沢」です。視察の交渉に当たり先方からスーツでの来場はNGだと言われ、こだわりのある経営方針に興味を持ちました。 約10,000坪の敷地内には、街の核としての温浴施設やレストラン・カフェ・ライブハウス・ミニ動物園などもあり、その中に高齢者施設・障害者施設・医療施設・学童保育・大学生の下宿などが隣接しています。商業施設には、近隣の住民が普通に訪れて利用していて、温浴施設では高齢者・障害者と近所の小学生が一緒に温泉を満喫している姿に驚かされました。敷地内のアパートに住んでいる大学生は、各施設のイベントや企画に協力することを条件に格安の家賃で入居しているとの事でした。当初『ごちゃ混ぜ』という言葉にあまり良いイメージが湧きませんでしたが、現場をこの目で確認して考えが変わりました。『ごちゃ混ぜ』こそが新しい福祉のかたちだと理解し、まさに「目からうろこ」です。神奈川で同規模の事業をするとなると様々なハードルはありそうですが、実に有意義な現地調査を実施することができ大満足でした。アッ!もちろん、北陸の海産物にも大満足!だったことも併せてご報告いたします。

11月はもう1回、公務による県外出張がありました。行先は沖縄です。厚生常任委員会の委員長として、黒岩知事・敷田議長と共に「神奈川県南西諸地域戦没者追悼式」に出席してきました。3年前に厚生の副委員長だった時、委員長だけ出席はずるい!と拗ねた記憶が蘇ります(笑)。11/26だというのに、半袖でも大丈夫なほどのポカポカとした沖縄の気候の中、摩文仁の丘にある「神奈川の塔」で県遺族会の代表者の方々と共に英霊の御霊に献花を行いました。太平洋戦争時、沖縄周辺において約40,000人もの神奈川県出身者がお亡くなりになった事実を初めて知り、改めてこの戦争の悲しい記憶を決して風化させることなく、次世代に受け継いでいくべきだと痛感しました。そして今、日本を取り巻く国際情勢に危機感を抱いているのは自分だけではないと思います。現在、国では防衛費の増額を目指し様々な議論が展開されています。これには賛否あるかと思いますが、自分は大戦の時のように多くの国民が犠牲にならないためにも、我が国は国防に本腰を入れるべきだと考えます。そのためにも財源に関する議論は、国民から一定の理解が得られるようしっかりと時間をかけて取組んで欲しいと願っています。

約6年振りの沖縄でしたが、翌日午後イチには横須賀で公務があり朝8時の便で羽田に戻る慌ただしいスケジュールとなったのは残念でした。次回こそは、ゆっくり沖縄を満喫したいと思います。しかし、こうやって気兼ねなしに県外に出かけられる世の中っていいですね。来年こそ、元通りの社会・経済活動が行える暮らしが戻るように一議員として活動していきたいと思います。

なんだか11月の報告は、視察や出張だけで長文になってしまいました。その他の活動としては、所属する横浜南ロータリークラブの仲間たちが職場見学として県議会に訪れてくれたこと、今年4月に開校した我が母校・神奈川大学の「みなとみらいキャンパス」を見学したこと、久しぶりに自衛隊の殉職者追悼式に参加したこと、尊敬する敷田博昭議長の「議長就任報告会」が開催されたこと、などが挙げられます。詳細を書くとさらに長くなりますので、今回は写真をアップするのみに留めたいと思います。

現在、11/25から始まった県議会第3回定例会(後期)は佳境を迎えています。この内容は次月の報告でさせていただく予定です。そして、年内の活動ブログの更新は、これが最後になるかと思います。今年1年間本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします!

11月 03 11月3日

2022年10月 活動報告

つい数日前までポカポカ陽気だったのに、季節はいきなり秋を飛ばして一気に冬が訪れたようです。朝夕が寒いので、すっかり鼻かぜを引いてしまいました。少し熱っぽくもあり体温計で測ってみると37.0度!元々体温は高めですが、コロナ後ではワクチンの副反応を除き初の37度代の体温で焦りました。早速、買い置きしていた抗原検査キットで調べた結果は陰性。むちゃくちゃドキドキしましたが、検査結果にホッと胸をなでおろしながら、ブログを更新しています。

10月は県議会第3回定例会(上期)の採決日を含む後半戦が行われ、物価高騰対策・コロナ対策などを含む9月補正予算案、約336億円は無事議決されました。光熱費などの値上げを料金に反映できない医療機関・福祉施設などの救済や、抗原検査キットの無料配布にご協力いただいた薬局支援など自民党が提唱した費用が含まれている補正予算が可決され一安心です。しかし、今回の定例会で自分にとっての大仕事は他にありました。それは、自分が委員長を務める厚生常任委員会に付託された「当事者目線の障害福祉推進条例」の制定をめぐる審議でした。6年前に発生した「津久井やまゆり園事件」をキッカケに、自民党県議団は障害者福祉に係る条例の制定を目指してきました。条例制定までの間、指針となる文章が必要と策定したのが「ともに生きる社会かながわ憲章」です。しかしながら「条例」と「憲章」ではやはり重みが違い、真の障害者福祉を目指す上で、早期の条例制定は県議会において喫緊の課題でした。しかし、新しい条例の制定は思うように進まず、気が付けば6年の月日が流れていました。世界的に見ても、日本は障害者福祉の後進国?と国連から指摘されており、政府はこれを受け各都道府県に障害者差別を禁止する条例の制定を義務付け、既に全国で37都道府県が条例を制定しています。つまり、神奈川県は全国的に見ても対応が遅い県ということになってしまいました。以上のことから、当初は一刻も早い条例制定を!と考えていましたが、その後各団体や関係者の意見を伺うと県が上程した条例案の名称や内容等、必ずしも全面的に賛同が得られている状況ではなく、更なる議論が必要では?との見解もあり、今定例会で可決すべきか正直迷いました。そこで、所管の委員長として水面下で県当局や他会派の委員とも折衝を重ね、最終的には、①名称に副題を付けること②家族の支援と従事者の確保・育成・処遇改善を県の責務とすること③状況に応じて柔軟に改正を行うこと、などの意見を付議して条例案は全会一致で可決されました。久しぶりに仕事のことで胃が痛くなる日が続きましたが、今は迅速に条例を可決して良かったと思っています。行政の条例は難しくてよくわからない、とのご意見もあり「わかりやすい版」も制作して配布します。条例制定がゴールではなく、神奈川の障害福祉はここから新たにスターします。来年4月から施行される『神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~』にご注目ください。

議会以外の公務としては、10/9(日)に「第67会神奈川県身体障害者福祉大会」が秦野市で開会され、厚生常任委員会委員長として招待されました。黒岩知事と敷田議長も来賓として招待されたのですが、お二方とも公用車に乗っての秦野入り。しかし、常任委員会の委員長に公用車は用意されないので、当然ながら私は愛車を運転して一人秦野に向かいました。実は、ドライブがてら県央・県西地区に一人公務で向かうのは意外と嫌いではありません。秋晴れの良い天気で気分は上々。横浜インターから東名高速に乗ったまでは良かったのですが、料金所を通り過ぎてすぐに大渋滞で車はピタッと止まりました。車内で情報を集めたところ、なんと数百メートル先で新車などを輸送する大型トレーラーが車両火災で炎上しているとの事。余裕を持って早めに出たのですが、そのまま約1時間以上も車は進むことも戻ることもできず、結局式典の開会に間に合わず終了直前に滑り込みました。不幸中の幸いは、敷田議長も同じ渋滞に巻き込まれていて、到着のタイミングが一緒だったことです。大遅刻も二人でするなら怖くない!ですね。それにしても、きっちり開会に間に合った黒岩知事は流石です。よほど早く出発したのか?それともヘリコプターでも使ったのか…(笑)。危機管理ができていますね。

10/17(月)には、2年振りに所属した「決算特別委員会」の視察が行われ、宮ケ瀬ダム「水とエネルギー館」と古在家バイパス1期工事(未開通)を調査してきました。ともに令和3年度の事業で、前年度予算がどのように使われたのかチェックするのが目的です。宮ケ瀬ダム「水とエネルギー館」電気ゾーンは、環境・エネルギーの理解向上とダムにより生み出されるエネルギーを分かりやすく伝えるためにリニューアルされました。コロナ前は年間約15万人の来場者があったのですが、ここ最近は激減したようです。小学生の社会見学などを対象に考えればそれなりに楽しめる施設でしたが、県議会に籍を置く自分ですらリニューアルのことは初耳で、周知・告知が不足しているようにも感じます。また古在家バイパスⅠ期工事は、県道64号(伊勢原津久井)の清川村煤ヶ谷地区にある幹線道路の幅員が狭く、住宅も密集しているため、車両と歩行者の安全確保を目的に新たなバイパスを造る工事です。実際、通学中の児童の横を車が猛スピードで通過していく状態が長く続いていたようです。地味ですが、こうした取組みに予算を付けて実施していくことも、広域行政としての県の役目だと改めて感じました。

ここ数カ月、毎回同じ表現になってしまいますが、地域の行事・イベント等の活動は確実にコロナ前に戻りつつあります。10/2(日)には、南区3大祭りのひとつ「南なんデー」が3年ぶりに開催されました。会場も内容も縮小傾向で完全復活とまではいきませんが、久しぶりに見る地域の方々の笑顔に触れることができて嬉しかったです。

そしてこれも3年ぶりの復活となった、地元ボーイスカウト横浜第1団の育成会による「はこぶね寄席」が10/4(火)に開催されました。横浜第1団を支える育成会「はこぶね会」が主催の恒例イベントもコロナには勝てずお休みしていましたが、感染状況や他のイベントの動向なども勘案して、今年は副会長(会長からはコロナ専門家と呼ばれています)としてGOサインを出した次第です。林家三平師匠・柳家花緑師匠師匠など有名どころも出演していただき、当日は大入りで盛り上がりました。落語って、たまに聞くと本当に面白いですね。特に花緑さんの古典落語が最高でした。

また10/9(日)、3年程前から弘明寺の町内会と飲食店が企画していた「弘明寺沖縄まつり」が苦節3年、ついに初開催を迎えることになりました。弘明寺商店街でエイサーの実演が行われたり、弘明寺観音の境内で沖縄料理の屋台が出たり、この日の弘明寺は沖縄一色。横浜では鶴見が有名ですが、昭和20~30年代は南区にも沖縄出身者が多くお住まいで、主催者の一人でもある弘明寺町内会のSさんは、当時小学校のクラスで5人に一人は沖縄出身だった時代があった、と話してくれました。そんなこともキッカケで始まった「弘明寺沖縄祭り」。定着してくれるといいな、と思っています。当日は顧問としてトラメガもって挨拶もさせていただきました。

そして最後は、10/25(火)2年振りに開催した「新堀ふみあき後援会懇親ゴルフ会」のご報告です。2年前はコロナ禍でしたが、屋外で密も避けられると判断し表彰式は行わずに開催。昨年はコロナ禍に加え衆院選の期間と重なり断念。そして今年は少し迷いましたが、満を持してほぼフルスペックでの開催となりました。しかし、週間予報で25日は生憎の雨。気温も上がらず最悪の天気予報だったので、先輩議員から「お前は持ってないなぁ…」と前日までからかわれていました。ところが当日はほとんど雨が降ることもなく(寒かったですが…)、懇親ゴルフ会は120名ほどの参加者で大いに盛り上がりました。私も久しぶりにプレイに参加したのですが、もうスコアは思い出したくありません。次回は、もう少し練習してから参加します。スタッフの皆さん、そして賞品のご協賛をいただいた各社様には心から御礼申し上げます。ありがとうございました。