活動ブログ

1月 15 1月15日

2024年12月 活動報告

少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。本年も新堀ふみあき公式サイトの「活動報告」をよろしくお願いいたします。さて、年末年始は例年通り忘年会・新年会のラッシュで多忙を極めますが、今年はそれに加えて地元ではまさかの大事件が発生し、とにかくドタバタでした。一部報道もされていましたが、12月20日に同じ選挙区の自民党市会議員、遊佐大輔さんが議員を辞職されました。任期を2年以上残しての突然の辞職に地元南区では大きな衝撃が走り、その後も波紋は広がっています。彼は4期目で、政治の世界では私の1期先輩にあたりますが、年齢は18歳も年下で弟のような存在でもあり、この10年間ともに地元のため働いてきた仲間だったので、私自身この件は大きなショックを受けました。言いたいことは多々ありますが、このブログはあくまで私の「活動報告」であり、ここでこの件についてはこれ以上言及するつもりはありません。自分は引き続き、地方議員として県民や地域のために地に足を付け活動していきます。

さて、昨年秋ごろから活動ブログの更新が後手後手になってしまい、かなり遅いタイミングでの報告になってしまっているので、少しでも取り戻すために気合を入れていきたいと思います。今回は、昨年12月の活動報告です。

県議会第三回定例会(後期)は11月末からスタートして12月19日に無事終了しました。主な議案は県職員等の給与改定に伴う条例改正等が上程され、維新・共産が反対しましたが賛成多数で可決されました。物価高騰の折、役人や議員だって生活するのは大変です。ボーナスがほんの少し上がるのは認めても良いと思うのですが…。ちなみに私が所属する文化スポーツ観光常任委員会は、人件費等は所管でないため平和?に終了しました。ただし、今回は旅券発行や収入証紙についての条例改正が議案に上がり、今後パスポートのオンライン申請が可能となったり一部申請料に変更があったりしますので、この先海外旅行を計画されている方は、詳細を県ホームページ等でご確認ください。

議会の報告はあっさりこの程度にして、その他の活動を報告いたします。12月で一番印象に残っているのは、実は議員としてではなくロータリアン(ロータリークラブの会員のことです)としての活動なんです。今年度自分は、所属する横浜南ロータリークラブでプログラム委員長を仰せつかっています。プログラム委員長とは、年間の例会における卓話(専門家・有識者などを招き講演していただくこと)の人選・依頼を主な仕事としています。今年度は年間で約20名程度のゲストを呼ぶ計画になっていて、誰を呼ぼうかと常に頭を悩ませている状態です。委員長になったのは昨年7月ですが、就任当初から今年度我がクラブの会長であるAさんから「ゲストに三原じゅん子さん呼べないかな…俺大ファンなんだよ」とプレッシャーをかけられており、かなり前から三原じゅん子参議院議員に直接お願いしていました。秋には衆院選なども予想されたため、ひと段落しているであろう12月7日の卓話を依頼し快諾していただいたので、実際自分も安心していたのですが…。その後発足した石破内閣で、三原じゅん子さんが大臣に任命され状況は変わります。国会議員の中でも親しくさせていただいている三原さんが大臣に任命されたことは本当におめでたいことで、自分もすぐに直接お祝いを伝えて喜んでいたのですが、クラブのメンバーからは「大臣になったら卓話なんて来る暇ないんじゃない?」との意見。「確かに…(汗)」と思い、慌てて再度お願いしたところ秘書官から「余程のことがない限り本人も行くと言っています。ご安心ください」との返事がありホッとしました。その後「余程のこと」も起こらず、三原大臣には無事に我がクラブで卓話をしていただきました。ただし、会場内にSPが数人立って常に目を光らせる、という異例の例会にはなりましたが…(笑)。お話のテーマは「地方創生と女性・若者の活躍」で、大変勉強になりました。お忙しい中、約束を守っていただいた三原大臣に心から感謝申し上げます。ありがとうございました!それにしても現職の大臣が卓話をしたクラブって他にもあるのでしょうか?結構レアだと思うのですが。

ロータリークラブと言えば、もう一つ!社会奉仕活動の一環で毎年訪問している「リラのいえ」に、今回はエアコンの清掃と正月飾りのお手伝いに行ってきました。エアコンは素人が手を出して壊してしまうと洒落にならないのでプロにお任せし、我々はクリスマス装飾から正月飾りへの付け替えを担当しました。ただ自分はこの時、「リラのいえ」に向かう途中で派手に転んでしまい、右膝を激しく打ちズボンは破れ血が滲んでいました。でも職員さんに元看護師の方がいて、応急処置をしていただいて助かりました。写真を撮るときだけ無理に笑顔を作りましたが、実はすごく痛かったです。せっかくお手伝いに行ったのにほぼ戦力外でした(涙)。その後結局痛みが治まらず、正月早々病院で診てもらう羽目に…。少し坂道ではありましたが、障害物もない道でつまずいての自爆。多分以前なら十分踏みとどまれたと思います。足腰弱ってますね、完全に。自らの加齢をまさに「痛いほど」感じた年末年始となりました。

地域ネタ満載の12月。次は地元の餅つき大会です。餅つきと言えばお正月をイメージする方も多いと思いますが、我が地元では地域によって12月と1月に二分されます。12月に餅つきを行う地域では、正月の準備を年内に済ませておくのが習慣のようです。私の自宅がある地域は「12月派」。神社の境内で盛大に餅つき大会が開催されました。当選1期目の頃は、あちらこちらの町内会にお邪魔して餅をつきましたが、翌日はだいたい腰痛に襲われ車の乗り降りがままならない状態です。もともと腰痛持ちでもあるので、2期目からは極力『応援』に回るよう心掛けています。しかし、自分の住む町内だけは別です。今年も少しだけ餅をつかせていただきました。まあ、毎年「へっぴり腰!」と笑われるのがオチなんですけどね(涙)。でも、日本の伝統文化っていいですよね。少子化や町内会離れが危惧される昨今ですが、この日も多くの人がお子さんを連れて集まっていました。この風景は、絶対に受け継いでいかなければ、と強く思う今日この頃です。

後援会の活動としては、新風会恒例の「ボウリング大会&忘年会」を今年も開催しました。去年、コロナ明けで久々に実施して2年連続の開催です。ボウリングは2ゲームのスコアのトータルで順位を決めるのですが、毎回1ゲーム目が良くて2ゲーム目がボロボロ…。2ゲーム目は握力が確実に落ちているのが解りました。投げる途中で球がボトッと落ちたりして…。あー情けない。こう言うところでも年齢を感じますね。

その後は、表彰式も兼ねた忘年会を開催。忘年会のみ参加の人も合わせ総勢約40名で盛り上がりました。このメンバーが、初当選から自分を支え続けてくれている頼もしい仲間です。『若手』と呼ばれていた新風会のメンバーも、今や50代が中心。初老と言われても仕方ない年齢になりましたが、未だにみんなパワフルです。自分は最近酒を自粛しているのですが、ノンアルコールビールでも十分盛り上がった楽しい夜でした。みんな、ありがとう!これからもよろしくお願いします。

また、すが義偉後援会主催による南区支部の忘年会も開催され、菅元総理も真理子夫人とともに久しぶりに参加されました。世間では、YouTubeの動画などで菅さんの健康面での不安を面白おかしく載せていますが、ほとんどが誇張と「切り取り」です。衆院選以来、久しぶりにお話ししましたがとてもお元気でした。スピーチもしっかりお話ししていて、不安を感じるような場面はありませんでしたよ。ああいった類の投稿には本当に悪意を感じます。最近、兵庫県知事選や元SMAP中居くんの件など例にとっても、SNS上の情報は多岐にわたり拡散のスピードも凄まじいものがあります。便利ではありますが、情報の信憑性など判断が個々に任されて難しい時代ですね。今後、時代に合わせたルール作りも必要になってくるのではないでしょうか。とは言いながら、自分もSNSを活用して活動報告をしていますが…。

最後は年末恒例、12/10~12/16の「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせて行う県議会拉致議連による「拉致被害者全員の帰国を求める署名活動」です。今年も桜木町駅前で実施しました。11月の報告でも触れましたが、我々地方議会の役目は拉致問題を風化させないこと。この日も2時間で約300筆の署名が集まりました。最も印象的だったのは、署名をしてくれた男子高校生3人組。「拉致って知りませんでした。日本は舐められてますね」「北朝鮮ムカつく!」の言葉は、風化の危惧と頼もしさの両面を感じさせるものであり、この活動は拉致問題が解決する日まで絶対に続けていくべきと、改めて強く感じました。三人としばらく立ち話をしていると、一人の生徒が私の地元の中学出身なのもわかり「イェー!」と妙に盛り上がります。10代とコミュニケーションが取れたことが、60代のオジサン的には最も嬉しい出来事でした。

ブログの更新は始めるまでは億劫なのですが、いざ始めると「あれもこれも」とついダラダラと書いてしまいます。でも、ようやく追いついて12月までの報告ができました。いつもチェックしてくれている友人に、1月中旬までに12月分をアップする、と宣言していただけに約束が守れて良かったです。

今年もブログの更新がんばります。引き続きよろしくお願いいたします。

12月 29 12月29日

2024年11月 活動報告

令和6年も、もうあと数日で終わります。いよいよ「議員あるある」の年末年始の繁忙期に突入したわけで、なんとかその前に11月の活動報告をアップしよう!と思いながら気が付けばもう年末。油断していました(涙)。更に我が選挙区・横浜市南区では、想定外の出来事が発生し大混乱。一時はブログ更新どころではなくなってしまいました。このことは、また改めてコメントしたいと思っておりますが、とりあえずは、急いで11月の報告をはじめます。

今年11月の県議会と言えば、なんといっても決算特別委員会でしょう。通常は10月後半がメインで開催される決算特別委員会ですが、今年は急遽の解散総選挙の影響で半月ほど予定が後ろ倒しになり11月に開催となりました。日頃我々は、決算特別委員会を短縮して『決特』と呼びますが、この『決特』は前年度の決算報告を議会としてしっかりチェックすることで、次年度予算案に活かすため議論する場として大変重要な委員会となります。4年ほど前には副委員長として参加した『決特』ですが、今回は委員長として委員会運営を任されました。通常、常任委員会などは3~4日の日程で行われますが、『決特』は9日間と長丁場です。更には12月の定例会初日の本会議で委員長報告まで務めることとなり、かなりハードな役目だと言われていますが、誰もがで経験きるような役職ではないので、大変名誉なことだと思い張り切って臨みました。

初日の当局説明から始まり2日目の現地調査、その後の質疑に6日間をかけ最終日に意見発表まで行う行程はなかなかのボリュームです。ただし一般の委員の場合、期間中の出番は2~3回程度で長くても1回1時間程度となりますが、委員長ともなれば連日朝の10時半から終了の17時まで気を抜くタイミングがありません。ある程度予想はしていましたが、実際にやってみてその過酷さがわかりました。通常の委員会では、委員の人数はだいたい12~15名程度なのに対し『決特』は34名。扱う議題は全ての局と関連機関のものであり、答弁を担う県当局出席者は50~60名にもなります。発言の都度、委員や県職員の名前や役職を呼ばないといけないので、先ずこれを覚えるのが大変でした。やはり何回か名前を間違えて読んでしまい、申し訳ないことをしたと思っています。また、一瞬でも他のことを考えたりすると議論の推移がわからなくなってしまうので、一語一句しっかり聞いていないといけません。委員長ですから当たり前のことだと思われるでしょうが、これが結構大変なんです。しまいには、日頃仲の良い同じ自民党の後輩議員の名前を間違える「やらかし」などもあり、先輩・同僚議員から失笑も買いました(涙)。しかし、これもよい経験です!県職員の方々の名前もいっぱい覚えましたし(負け惜しみです)、普段はあまり得意としない分野の質疑もしっかり聞いて勉強にもなりました。前年度の決算状況をしっかりチェックして、来年度予算に繋げられる良い議論が出来たのではないかと思います。頼りない委員長をフォローしていただいた栄居副委員長、神倉副委員長、議会局のM君にも感謝です。お疲れ様でした!

その他の公務としては、なんと議員1年目の平成27年以来2度目の「議会報告会」に参加しました。「議会報告会」とは、県民に対し県議会をより身近に感じていただくため、普段県庁で開催している特別委員会を県内各地に赴き、県民参加のもと公開で質疑を行う年1回の取り組みです。4つある特別委員会のうちの一つが担当し、今年度は自分が所属する安全安心特別委員会が、会場を横須賀芸術劇場に移し11/20に実施されました。実は自分は通常の特別委員会に所属するのは今回が4回目で、他の議員と比較しても少なめです。なぜかと言えば、コロナ禍の3年間は臨時に立ち上げられた新型コロナウイルス感染症対策特別委員会に所属していたため、通常の委員会には入らなかったのがその理由です。ということで、9年振りの「議会報告会」への参加となりました。テーマは「地震災害対策の取組および風水害等対策の取組」です。特に今年は能登半島で大きな地震や豪雨による被害が立て続けに起きたこともあり、大変注目されるテーマでありましたが、結果多くの県民にご来場いただきました。質疑では1期生2期生中心に、被災者支援の問題や災害時の在日米軍との連携、神奈川県が運用を開始したLINEの「かながわ防災パーソナルサポート」について取り上げました。被災者の中には、高齢者も障がい者もいます。そうした方々の命を守るために避難所の設備を充実させることも重要な取組です。今後小中学校の体育館などに空調設備を完備するため、国に働きかけ将来的に予算化できるよう努めます。

 

また11/23には、恒例の「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」が開催され、神奈川県議会拉致議連の事務局長として永田町の砂防会館に行ってきました。石破内閣になって初の集会となりましたが、石破総理・林官房長官ともに力強く、解決に向け北朝鮮との首脳会談の実現を目指すとの言葉がありました。しかしながら、ご存じの通り拉致問題は長きに渡り進展が見られません。来年、米国のトランプ政権が復活することを契機に、石破総理には是非突破口を開いてもらいたいと願います。また同時に、我々地方議会の役目はこの拉致問題の風化を防ぐことだと考えます。私は今年9月の代表質問で「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」会長でもある黒岩知事に、拉致を知らない若者たちへの啓発について質問しました。その結果、この12月に黒岩知事と横田めぐみさんの弟である拓也さんが県立城郷高校を訪れ、現役高校生と意見交換をする画期的な企画が実現しました。日本人は決して拉致問題を忘れない!この想いをしっかりと繋いでいきたいと思います。

その他の活動で印象的だったのは、日頃より面倒を見ていただいている柳下剛神奈川県議会議長の就任を祝う会に、副団長としてお手伝いも兼ねて出席したこと、父・豊彦の代よりお世話になっている神奈川県女流美術家協会さんの表彰式にプレゼンターとしてお招きいただき県知事賞などを贈呈したこと、「あーすフェスタかながわ」開会式に文化スポーツ観光常任委員会の副委員長として訪れた「あーすプラザ」がとても久しぶりで懐かしかったこと、YBBL(横浜市少学生野球連盟)秋季大会の閉会式に出席したら、あまりにも青空がきれいで思わず写真を撮ってしまったこと、などでしょうか。様々あった11月でしたが、気候も安定し、衆院選でボロボロになった身体のリハビリ?を兼ねた丁度良い忙しさの毎日だったと思います。

  

一年経つのは早いですね。2024年ももう少しで終わります。振り返れば元旦の能登半島地震から始まり、県議団の副団長就任、政務活動費連絡会の座長、初の代表質問、総裁選、衆院選など目まぐるしく過ぎた一年でした。今年は議会でもそれ以外でも、様々な役目・仕事を与えていただき、やりがいがありつつも欲張りすぎてオーバーワークになりがちな1年だったと感じています。自分としては他にやりたい事もたくさんありましたが、余裕がなくてなかなか叶わない状況でした。もう少し自分のペースで活動すべきだったと反省も踏まえ、来年に活かしていければと思っています。今年一年、大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

11月 20 11月20日

2024年10月 活動報告

さて、急遽行われた解散総選挙で滞ってしまった活動報告ブログを通常のペースに戻すべく、先々週に続き今週もブログ更新します!ということで早速始めたわけですが、改めて10月の予定を振り返ってみると結局ほとんどが衆院選の関係で埋め尽くされており、10月の活動報告イコール衆院選の報告、となってしまうことに気がつきました。あまりメリハリのない報告になってしまうかもしれませんが、どうかご容赦ください。

9月末に行われた自民党総裁選により誕生した石破茂新総理は、総裁選中の発言から一転、可能な限り早期の解散総選挙を示唆しました。それまでは同僚議員とも「石破さんが総理になったら選挙は早くても11月中旬。もしかしたら12月もあり得る」などと話していましたし、報道でも同じようなことを言っていました。ところがいざ蓋を開けてみれば、衆院選は10/15公示の10/27投開票と最も最短のスケジュールで行われることになりました。県議会は日程を前倒しして10/11には採決を行うこととし、10月中旬から始まる予定だった決算特別委員会は半月ほど先延ばしされ、衆院選後の10/29から調査と質疑が行われることになりました。今年度は同委員会の委員長に任命され張り切っていたので、何とも微妙な?気持ちでしたが、解散総選挙となれば致し方ありません。気持ちを切り替えて選挙戦に臨みました。

我が衆議院神奈川第2区選挙区(西区・南区・港南区)の緊急選対会議が招集されたのは10/3の早朝でした。各区の県市会議員と後援会の役員が一堂に会し、今後のスケジュールや選挙事務所の確保・制作物の準備等、時間のない中で進めるための協議が行われましたが、この会議に出席する予定ではなかった候補者、菅義偉元総理が急遽会議に出席。まさにサプライズでした!張り詰めた緊張感の中で、候補者本人からは、自民党副総裁となったことにより、全国各地から応援要請があり地元にはほとんど帰ってこれないため留守を頼むと言った話と、メディアで囁かれている健康問題を考慮し、人間ドックで徹底的に検査した結果、身体の健康状態は良好であること等のお話がありました。留守を守る我々地方議員としては、官房長官時代から候補者不在の選挙は慣れていますし、気になっていた健康問題も一安心ということで一致団結。選挙戦を迎えることとなりました。

 

しかし、いざ選挙戦が始まってみると市民県民の反応は大変厳しいものであることがわかりました。10/7(月)を皮切りに、地元南区の各駅頭にて連日朝に晩に、なんとか間に合わせた政策ビラを配り始めましたが、有権者の反応は決して芳しいものではありませんでした。いままでの経験では、近づいて話しかけてくる通行人はだいたい支援者だったのですが、今回は「どうせ裏金作ってんだろ?」「今回は自民党には投票しないよ!」など批判的な声が多く、そう言う意味ではIR誘致が争点となった、3年前の横浜市長選挙を思い出しました。とにかく街頭に立てば裏金、裏金、と言われ、いい加減頭にきて「菅さんは無派閥で裏金議員じゃありませんよ!」と反論したところ、返って来た言葉は「自民党なんてみんな同じだろ!」でした。こうなるともうお手上げです…。さらに追い打ちをかけられたのが例の「2000万円問題」です。この報道が出てからは、さすがに「無敵の菅義偉」と言えど出口調査での数字が他党の候補者に肉薄される状況となり、我が選対にも緊張が走りました。街頭では「俺にも2000万円くれたら投票してもいいぞ!」などとヤジを飛ばされ、只々頭を下げるしかありませんでした。この問題で、党本部や執行部がいかに危機感がなく国民感情を理解していないのかが露呈したのだと思います。地方議員とは言え同じ自民党所属の議員として、怒りや恥ずかしさを感じずにはいられませんでした。自分はこの一件で、今回の選挙での自民党の敗北を予感しました。だた逆に、我が陣営はこれをきっかけに一気にギアを上げて、最終的には大勝利に結びついたのだと思いますが…。

また、 菅候補の健康問題もかなり問いかけられました。こちらは支援者の方が心配して聞いてくるケースが多かったのですが、「歩くのが遅くて心配している」「迫力がなくなった」「病気を隠してるんじゃないのか」といった質問を頂きました。前述したように菅さんの健康状態は基本問題ないのですが、確かに選挙中盤から後半にかけて、ネットなど中心にあたかも菅さんが健康に問題を抱えていると思わせる動画が多数見うけられました。確かに官房長官時代など以前と比較すれば、お年を召された分見劣りするところもありますが(すみません!)、選挙直前にお会いした時もしっかりとされていました。一般の県民市民の皆様にはなかなか届かない情報ですが、無派閥で裏金に無縁の菅さんは、副総裁という役職に就いたことも相まって全国から応援演説の要請が多数あり、可能な限りその要望に選挙前から応えていたのです。結局、地元選挙区にいたのは初日と最終日の数時間だけで、連日苦戦が予想される選挙区に入り、昨日は新潟、今日は秋田、明日は沖縄とほとんど日帰りで日本全国を駆け回っていました。年齢的に70代後半を迎える人がこんなハードスケジュールをこなせば、そりゃ疲れます。逆に何故そこまで動き回れるのかと感心しました。ご本人に確認したわけではありませんが、おそらく選挙戦終盤の報道や投開票の中継で映し出された菅さんの姿は、疲労困憊の菅義偉の姿だったのではないでしょうか。そうしたシーンを切り取って面白おかしくSNSに投稿するやり方には疑問を感じますし、兵庫県知事選もそうですが、SNSと選挙の関係は非常に難しい局面を迎えているのではないかと思います。

様々なことがあった衆議院選挙ではありましたが、我が選挙区においては無事に菅さんは10期目の当選を果たしました。都市部において10期連続で小選挙区で当選するのは並大抵のことではありません。菅義偉という政治家の凄さを感じます。しかしながら、自民党全体でみれば、今回の結果は「歴史的な敗北」と言えるのではないでしょうか。ただし、自民党議員の自分がこんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、今回はこれで良かったのではないかと思います。自民党は、生まれ変わるきっかけを与えられたわけですから、このピンチをチャンスに変えて、新しい自民党を創っていって欲しいと切に願います。菅さんや小泉進次郎さん、三原じゅん子さんに期待しています。自分も地方議員の立場ではありますが、やれる事を着実にやって、信頼回復に向けた活動のお手伝いが出来ればと思っています。

やはり、選挙関連の報告だけでかなりのボリュームになってしまいました。10月のその他の主な活動としては、10/6に開催された地元南区の3大祭りの一つ、「いきいきふれあい南なんデー」に今年も参加したこと、そしてこちらも恒例の「はこぶね寄席」を10/30に実施したことくらいでしょうか…。「南なんデー」は変なタイトル(なんなんでー、と読みます)ですが、健康と福祉をテーマにしたお祭りで、地元ではすっかり定着したイベントです。医療従事者や福祉関係の方々が様々なブースを出展して健康チェックや相談会、あるいは障がい者も参加できるユニバーサルスポーツの体験コーナーなど盛りだくさんです。一緒に参加した菅義偉事務所の秘書O君は、健康チェックで「肥満」と診断されショックを受けていました(笑)。自分の数値は「標準」とのことで一安心!普段、病院にはなかなか行かないわけですが、年に一度こうした形で健康状態を確認できることは良いことだと思います。

また、自分が副会長を務めるボーイスカウト横浜1団の育成会「はこぶね会」が主催する「はこぶね寄席」は10/30に南公会堂で開催し、今年も多くのお客様でにい賑わいした。故桂歌丸師匠や私の父豊彦などが中心となって始めた「はこぶね寄席」も今回で第49回を数えます。今年は桂米助師匠や桂文治師匠などゲストにお迎えして、主催者の一人ではありますがじっくりと落語を堪能することが出来ました。チケットの売り上げは、出演料などを差し引きボーイスカウト横浜1団の活動資金となります。来年は記念すべき第50回となるので何か考えないといけませんね(汗)。ご来場いただいた皆様に心から感謝申し上げます。

この上記2件の報告は日程的にまさに選挙前と選挙後になるので、いかに10月が選挙一色であったかがわかります。振り返れば、公示の一週間まえから投票日前日まで、毎日朝昼晩と駅頭や街頭に立ち、期間中に宣車(宣伝カーのことです)も丸2日乗りました。もしかしたら自分の選挙よりハードに活動したかもしれません。本当に勝って良かった…。しかし、60歳を過ぎて初の選挙戦は、原因不明の膝痛という爪痕を私の体に残していきました。やっぱり歳には勝てませんね。もう少し体のケアも考えないといけないな、と感じる秋です。

11月 04 11月4日

2024年9月 活動報告

ご無沙汰しています。気が付けば11月になってしまいましたね。毎月がんばって活動ブログを更新してきましたが、突然?の解散総選挙には勝てず、9月の報告が11月になってしまったことをお許しください。ある程度は予想していたものの、総裁選の結果も含め状況が目まぐるしく変わり、対応に追われる毎日で活動ブログの更新にまで意識が及びませんでした。なんといっても我が神奈川2区選挙区は菅義偉元総理のお膝元であり、いつも選挙中は候補者不在(応援で全国を飛び回り地元には戻りません)の選挙戦を戦わなければなりません。振り返れば、10月7日から朝夕の駅頭ビラ配りを始め、衆院選の選挙期間が終わる26日まで毎日のように駅頭や街頭に立ち続け、自民党大逆風の中、菅候補に成り代わり宣伝カーにも乗り南区内を駆け回りました。結果は、我が選挙区では勝利を収めたものの、自民党全体としては大変厳しいものとなりました。しかし、今回の自民党の惨敗は当然の結果であると思います。同じ自民党所属の地方議員としてこんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、党本部や一部の国会議員は国民の感情を理解していないし、危機感が全くありません!選挙戦の後半に露呈した2000万円の問題など、その最たるものです。裏金問題の発覚以来、裏金とは無関係の我々地方議員は肩身の狭い思いをしてきましたし、サラリーマンが長かった自分にとって裏金とか不記載とかは異次元の出来事でした。ただ、今回の選挙で有権者の声を直接聞くこととなり、心から危機感を覚えました。この敗北を契機に、自民党は生まれ変わるべきだと改めて強く思います。ブログ更新が遅れた言い訳と、衆院選の感想でつい冒頭の文章が長くなってしまいました。大変遅くなってしまいましたが、9月の活動報告を始めます。

令和6年県議会第3回定例会は9月9日からスタートしました。8月の報告でも触れましたが、自分は今定例会で初の代表質問に臨みました。最大会派の自民党は、各定例会において2回の代表質問の機会が与えられます。今回の我が会派第一順位の質問者は、初日トップバッターで原聡祐政調会長。自分は副団長として9/17第二順位の3日目最終日のラストで登壇しました。過去9回経験した一般質問では、自分の得意分野や興味のある政策について質問してきましたが、代表質問ともなればそうもいきません。自民党県議団を代表して、県政の重要課題や各種団体からの要望事項を知事等県幹部にぶつけていくことになります。8月初旬から、一日10項目以上の県当局との勉強会をこなし準備を進めてきた質問は、3つのテーマで全14問。質疑に与えれれた時間は50分間(答弁時間は除く)です。初の代表質問、準備に携わった議会局の書記の皆さんの苦労、度重なる勉強会に対応してくれた各局の課長さんたち。これまでの一般質問とはプレッシャーが違い、久しぶりに緊張して演台に向かったことを覚えています。質問項目は以下の通りです。

 

1.持続可能な活力ある地域社会の実現に向けた取組について

①企業版ふるさと納税のさらなる獲得

②かながわ観光連携エリア推進事業の今後の展開

③県営住宅の空き住戸の有効活用

④持続可能な水産業に向けた水産資源の管理

2.県内産業のさらなる活性化に向けた取組について

①スポーツツーリズムの推進

②一般業務委託に係る入札制度の改善

③海外からの人材の確保及び定着

④水産物の養殖の振興

3.県政の諸課題について

①県職員向けのカスタマーハラスメント対策

②北朝鮮による拉致問題

③支援を必要とする子どもの権利擁護

④リチウムイオン電池の分別

⑤インクルーシブ教育のさらなる推進

⑥埋蔵文化財発掘調査に対する市町村への支援

 

県の主要施策や予算関連は基本的に第一順位で質問するため、第二順位の質問はそれなりに工夫が必要になりますが、準備に時間をかけ多くの人の知恵を借り、それなりに幅広く重要な政策について質疑が出来たと思います。翌日の新聞には、カスハラ、拉致問題、水産物の養殖についての質問が取り上げられていました。また、一般質問と違い代表質問はダイジェスト版ではありますがTVKで放送されます。自分は父や叔父の質問を見たことが ありません。正直、見たいと思ったこともありませんでした。でも、見ている方も結構いらっしゃるんですね。このひと月くらいの間に、7~8人くらいの方から「質問見たよ!」「TVK見たよ!」と声をかけられました。議員の息子でも見たことがないのに、頭が下がります。自分の姿など見るのは嫌なのですが、今回はさすがに録画して視聴しました。見て残念だったのは、自分の質問のシーンと知事の答弁シーンしか放映されなかったことです。実際は答弁の後に、再質問と要望をする時間があるのですが、そこが一番自分の主張や個性を出せるシーンであり、何でそこまで放送してくれないのかなぁ…と。聞くと、放送は以前から質問と答弁のみと決まっているらしく、がっかりしました。まぁ、放送するにも費用がかかるわけで、そんなことで予算を増やすわけにもいかず諦めました。ご興味のある方は、県議会のホームページでフルバージョンの動画が公開されていますのでご覧ください。決して面白いものではありませんが…(笑)。ただ私個人としてみれば、確実に自分の引出しが増えたことを実感しています。代表質問は多くのことを学ぶ素晴らしい経験であったことは間違いありません。次に順番が回ってくるのは数年先になると思いますが、次回も頑張りたいと思います。

代表質問だけでかなり長くなってしまったので、議会関係の報告はこれくらいにします。9月と言えばなんといっても自民党総裁選挙の話題で持ち切りでしたね。以前から「派閥が解消した後の総裁選は絶対面白くなる!」と予想していましたが、まさしくその通りになりました。立候補者8名はちょっと多すぎる気もしましたが、各候補者の論戦が連日メディアに取り上げられるなど、大いに盛り上がりました。派閥間で勝手に決められるよりも余程面白いと思います。これが本来の姿ではないでしょうか。自分は、選挙区の菅前総理の推しであり、我が自民党神奈川県連の会長でもある小泉進次郎候補を全力で応援しました。もちろん、個人的にも今の自民党を本気で変えてくれるのは小泉進次郎しかいないと感じての行動です。過去の総裁選はやや他人事な雰囲気がありましたが、今回は様相が一変し、急遽決まった桜木町駅前の街頭演説の準備でステージや音響の手配や、他県で繋がりのある県会議員に小泉進次郎の支援を依頼したり、忙しい日々となりました。特に9/8の桜木町駅街頭は思い出に残りました。約7000人の聴衆など見たこともなく、桜木町駅前は一生忘れることの無い景色となりました。候補者や応援の国会議員が到着するまで、地元地方議員が時間稼ぎ?の応援演説を行い、自分の参加したこともよい思い出です。結果は残念な形となりましたが、進次郎さんにはこれからもチャンスはあります。近い将来、更に経験を積んだ進次郎さんに期待しています。そして選挙が終わればノーサイド。石破新総裁を中心に自民党はリスタートを図らなければいけません。しかし現状は…?このことについてはまだ後日お話しします。とにかく派閥色の薄れた総裁選は面白い!今回はこれに尽きると思います。

9月の地元ネタと言えば、南区最大のお祭りと言っても過言ではないお三の宮日枝神社の例大祭です。9/13の神事から始まり三日間、今年も盛大に執り行われました。今年は「影」に当たるため、各町内の神輿が大集合する連合渡御はお休みですが、15日のクライマックスには大神輿のご巡行も無事行われ、最後は恒例の奉納演芸大会で幕を閉じました。こうした地域の伝統行事は、必ず継承していかなければいけない大切な日本の文化です。地域のベテランの方々の努力で継承されていく行事に、自分もお手伝いしたい気持ちが高まります。今年は「影」とは言え地域によっては神輿を出す町内もあり、寿東部地区では、ご巡行に合わせ神輿の渡御が行われました。出発地点で一言ご挨拶を終えた後、普段から親しくさせていただいている町内の方から「担ぎ手が足りないから手伝って!」と言われ、断ったにもかかわらず気が付けばお神輿を担いでいました。心の準備もないまま拉致された感?は否めませんが、図らずも渡御に参加し楽しく過ごすことが出来たと思います。オーラスの演芸大会では、婦人部の皆さんの強力なご依頼には抗えず、今年もやらかしてしまいました。すみません。「結局、喜んでやってる」とのご指摘もある中、来年も頑張りたいと思います!

9月の締めは、ロータリークラブでの活動をご報告いたします。今年の春頃に某連合町内会長から「地元に所縁の有名な文豪の記念碑を立てる計画があるので力を貸してほしい」とのご依頼がありました。聞けば、あの「宮本武蔵」や「三国志」で有名な歴史作家の吉川英治は、若かりし頃南区に在住していたとのこと。全く知りませんでした。自分も学生時代に吉川英治の「三国志」は愛読書であったため、これは協力しなければ、と計画を進めているボランティアの方にお話しを聞くことになりました。役所からの補助はなかなか厳しい状況であったため、地元企業の横浜植木さんを中心に地元のロータリークラブとライオンズクラブに協力を求めることとなり、私が所属する横浜南ロータリークラブと伊勢佐木ライオンズクラブさんの連名で寄付金を出すことが決定しました。9/7に「吉川英治記念碑」建立式典と除幕式が、建立場所も提供いただいた横浜植木さんで行われ、つなぎ役として我がクラブの小野沢社会奉仕委員長と共に参加しました。文豪・吉川英治が我が地元に深い縁があったことに驚きましたが、これは自慢できるし是非多くの歴史小説ファン・吉川英治ファン人にも知って欲しいと思います。

ご報告が盛りだくさんな9月ではありましたが、更新が遅くなって申し訳ございませんでした。近日中に10月分もアップいたしますので、よろしくお願いいたします。

9月 16 9月16日

2024年8月 活動報告

9月も中旬となってしまいました。ブログの更新が遅くなって申し訳ありません。9月の定例会が始まり、今回は本会議で初めての代表質問が控えている関係で、その準備にやたらと時間がかかります。今まで担当していた一般質問は、自分の得意分野や興味のある分野を中心に自分で質問項目を決めることが出来ましたが、代表質問は会派を代表して知事などに対し、県政の重要課題について質問していくので重さが違います。政調会のメンバーと共に8月上旬から県庁に缶詰めで、多い日で1日14~15項目ほどの勉強会をこなしました。この内容については次月に報告いたしますが、そんなこんなで8月の平日は休会中にもかかわらず県庁で過ごすことが多く、活動報告のネタ探しに苦労?しています。

しかし、8月はなんといっても夏祭りのシーズン!コロナ禍も明け、神社の祭礼や神輿の渡御、あるいは盆踊りや縁日などのイベントもほぼ8割方戻って来た感があります。7月に続き8月も40か所近い会場を廻りました。印象的だったのは、あまりの猛暑で来年から開催時期を秋に変更することを検討していた町内会が複数あったことです。地域のお祭りは五穀豊穣を願い、もともと秋口に行われていたそうですが、町内会の役員が休みを取りやすかったり、子どもたちが夏休みだったりで、いつの間にか開催が早くなった、と話してくれたベテランの町内会長さんもいらっしゃいました。確かにこの暑さは危険だし、高齢者や小さいお子さんも多い地域のお祭りですから、町内会と言えども危機管理は重要です。気候の変動によって、地域の季節の風景も変わっていくのかもしれません。でも、既成概念にこだわらず、変化に対応することが大切ですよね。また同時に、久しぶりにお会いした地域の方々から、道路標示・ガードレイル・信号機・急傾斜地など、様々な宿題をいただきました!(汗)。今は、警察や土木事務所などと打ち合わせをして、一つずつ対策を検討しています。暑くて忙しかったけど、実りある8月でした。

議会のない8月において、数少ない公務と言えば「視察」があげられます。8月恒例の常任委員会の県外調査は、2泊3日で京都・福井に伺いましたが、こちらは内容が濃くボリューム満点なので後日改めてご報告いたします。

そんな中、県連の教育グループによる「プチ視察」?が行われました。神奈川県専修学校各種学校協会が主催する、すっかり恒例となった「仕事のまなび場」見学会。視察先は、数年前にも一度訪れた横浜デザイン学院さんでした。「仕事のまなび場」は、県立高校の生徒に夏休みの期間を利用して、専門学校の授業を体験して自身の将来の進路や就業について考えてもらう場を提供するものです。「マンガ・イラストの仕事と制作体験」など見学させていただきましたが、マンガ・イラスト関連の授業は人気で、皆さん真剣に挑戦していました。見学会の後は意見交換会。数年前から自民党が仲介役となり、県としてもこの取り組みを支援しているのですが、障害を持つ生徒さんの参加の推進など課題はまだまだ山積みです。県内の高校生が誰でも気軽に参加できる事業になるよう、今後も応援していきたいと思います。

公務と言えば、もう一つ。こちらも恒例の「神奈川県戦没者追悼式」が神奈川県戦没者慰霊堂で執り行われました。この追悼式は毎年終戦記念日の8/15に開催されますが、基本議会からの参加は厚生常任委員会のメンバーとなります。しかし、慰霊堂の近隣を選挙区する南区と港南区の議員は、自動的に慰霊堂の評議員に任命されるので、自分は毎年招待されています。毎年、この追悼式に参加して思うことは、遺族の方々の高齢化です。戦後80年近くが経つわけですから当たり前のことなのですが、この日本の戦争の歴史は、決して忘れてはいけないことで、これは日本人として継承していくべき史実です。実は、私が育成会の副会長をしている「ボーイスカウト横浜1団」が7月上旬に、この慰霊堂を見学しました。相談を受け見学の段取りをしましたが、残念ながら一緒に見学することが出来ませんでした。子どもたちが、慰霊堂の資料館を見てどんな感想を持つか興味があったので残念です。現在のウクライナやガザの状況を見ても、戦争は決して肯定できるものではありませんが、日本という国が、この経験から学び今に至る国家を形成したことは諸先輩たちの素晴らしい功績であり、忘れてはいけないと思います。終戦記念日。子どもたちと歴史を考える日になるといいなぁ、と思っています。

遅くなりましたが、8月の活動報告は以上となります。9月中旬だというのに、まだまだ暑い日が続いております。皆様も体調管理に気を付けてお過ごしください。