活動ブログ

7月 15 7月15日

2024年6月 活動報告

6月20日頃に梅雨入りはしましたが、たまにゲリラ豪雨的にまとまった雨は降るものの、基本は晴れて暑い日が多い7月上旬です。この数日、猛暑日が続いていますので熱中症にはお気を付けください。

忙しかった令和6年第2回定例会も7月9日で無事終了し、ようやくブログを更新する時間が出来ました。自民党県議団の副団長として初めて本格的に迎えた議会でもあり、団会議の呼び込みや執行部会、正副団長会など議員10年目にして初体験のことが多く、まさに毎日が勉強の日々でした。また、文化スポーツ観光常任委員会の副委員長、政務活動費連絡会の座長といった新たな立場での仕事も始まり、程よい緊張感の中でも充実した定例会となりました。議会の内容については、7月の活動報告ブログで改めてお伝えしたいと思います。

5月の報告でも少し触れましたが、なんといってもこの時期は「総会シーズン」。議会の合間をぬって、6月だけで10件の企業・団体の総会・懇親会に出席しました。また、この6月は周年や叙勲のお祝いの会も多く、特に週末は1日に3~4か所の会場を掛け持ちするなど、多忙を極めました。ある日など、地元有力者の叙勲祝賀会と顧問を務める教育系の団体の創立70周年式典が重なり、どちらも日頃から大変お世話になっているため、片方を祝電で済ませるわけにもいかず、とにかく大急ぎで中華街から横浜駅西口に移動することになったのですが、この移動がたまたま菅前総理と丸被りとなり、まるで自分がSPを大量に引き連れて移動しているかのようになってしまいました(笑)。まあ、菅さんは当然運転手付きで、こちらは自分で愛車プリウスを運転しての移動ですから、移動の中身は全く違いますが…。最初の会場で挨拶が終わった後、人気者の菅さんが大勢の人に囲まれ握手や記念撮影を求められている間に、こちらはササっと移動して次の会場に先に到着。しばらくして到着した菅さんは「あれ?お前いつの間に?」といった表情で、不思議そうに自分を見ていたのが少し笑えました。地方議員の『あるある』ですね。でもこうして菅さんが忙しい中、地元の会合に出席されることは、官房長官や総理大臣の時代にはほとんどなかったことですから、参加者の皆さんは本当に嬉しそうにされていました。自民党に逆風が吹き荒れ、総裁選を9月に控える状況の中で、メディアから注目されている菅さんが地元を大切にしていただいていることが改めて感じられ、地元を守る議員の一人として感謝しかありません。自民党の窮地を救ってくれるのは、やっぱり菅前総理以外にない、と感じるのは私だけでしょうか?

    

6月は大きなイベントが二つありました。一つ目は、私の若手支援者でつくる「新風会」主催のバーベキュー交流会。コロナ前までは毎年行っていた恒例行事でしたが、今回は5年振りの開催となりました。これまで会場は、自分の人脈を活かして観音崎京急ホテルのプールサイドや裏庭をお借りして、横浜からは少し距離がありますが『リゾートバーベキュー』のスタイルで実施し、費用は少しお高めでしたが、参加者の皆さんからは概ね好評でした。しかし、時間の経過とともに環境は変化していきます。若かりしサラリーマン時代の思い出が詰まった観音崎京急ホテルは、昨年秋に他の企業に運営が切り替われ、名称も変わっていました。元々、昔の仲間である経営者にかなり無理を言ってスペースを貸していただいた経緯もあり、さすがに体制が変わった現在では無理なお願いもできません。今回は、会場探しが最大のミッションとなりました。新風会の役員の皆さんと複数回の会議を行い、様々な案が提示される中、女性役員のY・Sさんから「港の見える丘公園の横に、ロケーションが最高のBBQができる施設がある」と提案があり、早速下見を行いました。横浜で生まれ育った自分も、今まで全く知らなかった「KKRポートヒル横浜」さんは、まさに港の見える丘公園の真上にあり、ベイブリッジを見下ろす最高のロケーションに加え、柔らかくておいしいお肉だけでなく〆のカレーライスも絶品でした。料金も観音崎と比較すればリーズナブルですし、なんといっても横浜市民の支援者の皆さんにとってアクセスが良いのも魅力です。最大50名までとキャパだけはもう少し欲しいところでしたが、贅沢を言ってはいられません。すぐに予約しました。6月22日の本番には、定員を超える応募があり嬉しい悲鳴となりましたが、無事開催できてホッとしています。梅雨入りして2日目、という状況にもかからわず、天気にも恵まれ最高のイベントとなりました。参加者の皆様、スタッフのみんな、本当にありがとうございました。しかし、地元横浜のことは大体何でも知っているつもりでしたが、まだまだ知らない良いところはいっぱいありますね。改めて横浜の奥深さを感じることが出来た一日でした。

  

  

  

そして二つ目のイベントは、自分が顧問を務める弘明寺商店街が計画した「野田クリスタルさん弘明寺かんのん通り商店街ふるさと大使就任式」です。長いタイトルですみません。皆さんご存じのお笑い芸人「マジカルラブリー」の野田クリスタルさんは、押しも押されぬガチ地元出身の芸能人です。小・中・高と全て南区の学校を卒業し、27歳まで南区在住だったとご本人から伺いました。学生時代、よく商店街のモスバーガーで時間をつぶしていた野田さん。そんな野田さんの地元愛と、集客アップを狙う弘明寺商店街の想いが一致して、今回の「ふるさと大使就任式」が実現しました。私も以前から野田さんが同じ地元の出身者だとは認識していましたが、まさかこのような形で会えるとは思っていませんでした。正直、M-1で優勝した時以来、本業?のネタを見た記憶はないのですが、実は野田さんが自分と同じ「ワンピース」の大ファンで考察動画をYouTubeに挙げていることを知り、以来チャンネル登録をして日々視聴している『野田ファン』です。今回は残念ながら野田さんと「ワンピース」の話はできませんでしたが…。

6/30のイベント当日は、野田さん自身がYouTubeチャンネルで事前告知していた効果もあり、弘明寺商店街はちょっと危険なほどの大賑わいでした。長く地元で暮らしていますが、これほどの人数が集まった商店街は見たことがありません。数年前の衆議院選挙で菅前総理が遊説に訪れたときの集客を超えたと思います。自分も主催者の一人として式典に参加していましたが、改めて野田さんの人気に驚かされました。ご本人も「スガ越えですか?」と喜んでいました(笑)。更に野田さんが素晴らしいのは、「自分がふるさと大使になったのだから、今日だけでなく商店街の売り上げが増えなくちゃ意味がない。これからもテレビのロケ番組等をバンバン誘致して弘明寺商店街を盛り上げます!」と挨拶したことです。本物の地元民でなければできないコメントですよね。思わず、今後の野田クリスタルさんの活動に期待してしまいました。しかしなんとも弘明寺らしからぬ?凄いイベントだったと思います。実現に漕ぎつけた小林理事長はじめ商店街の皆さんの努力に心から敬意を表します。自分も弘明寺商店街の応援団として、微力ながらこれからも頑張りたいと思います。野田さんの「ふるさと大使」の活躍、期待しています。また弘明寺商店街に来てくださいね!

      

議会と地元の掛け持ちで忙しい6月でしたが、印象に残る出来事の多い一か月でした。7月8月は地域のイベントも多く更に忙しくなりそうですが、自分ももう決して若くはないので(笑)、体調に気を付けながら日本の暑い夏を乗り切っていきたいと思います。皆様も、体調管理には十分お気を付けください。では、また来月!

6月 09 6月9日

2024年5月 活動報告

何かと忙しい5月が終わり、気が付けば6月になって2度目の週末を迎えました。早速、5月の活動報告を始めます。

毎年5月と言えば新年度の議会の人事を決める「臨時議会」が中心となります。新しい議長には、我が会派から緑区選出の柳下剛議員が就任されました。同時に自民党県議団の新執行部もスタートし、自分は今年度の自民党県議団副団長に就任することになりました。団長と四人の副団長で構成される団執行部の役割で最も重要なのが、「団会議」の準備や進行です。本会議や常任委員会の決議態度の確認はもちろん、議会運営委員会の内容、政調会による代表・一般質問の骨子説明、団長会での決定事項など、重要な案件を議題とするのが「団会議」です。つまり自民党県議団の意思決定は、全て「団会議」での決定事項によるものとなります。その他にも、様々なお知らせや資料の配布、更にはお弁当の手配なども団執行部の仕事であり、上手く進めるのが当たり前で何かが滞れば、団員の皆さんからおしかりを受けるなかなか大変な仕事となります。新任の杉本透団長をしっかりと支えて、1年間スムーズな団運営を目指し頑張ります。

また、今年度は「文化スポーツ観光常任委員会」の副委員長に指名されました。議員10年目にして初めて所属する委員会となります。自分が新人議員の頃「観光」は産業労働局の所管でしたので、常任委員会で長時間の質疑も行い、一定の知識を持ち合わせてはいますが、「文化・スポーツ」の分野は過去にあまり経験がなく、少し不安ではあるものの決して嫌いな分野ではないので、副委員長として1年間張り切っていきたいと思っています。

その他では、過去3年間所属していた「政務活動費連絡会」において今年度の座長に就任いたしました。国会は『政治と金』一色の状況ですが、県議会議員に支給される「政務活動費」は、国会議員の「政策活動費」とは違い1円単位まで領収書を添付した報告書を提出し、さらに今年度からはそうした書類が県のホームページで閲覧可能となりました。こうした改革を行ってきたのが超党派の議員による「政務活動費連絡会」です。皆さんの税金を原資に支給される「政務活動費」ですから、使途を明確にすることは当然の義務です。今年は座長という立場で、更に透明性の高い運用を目指します。

人事が一段落したので、あとは6月の第2回定例会(6/13スタート)を待つばかり。議会以外では、3日に2年連続で「ザ・よこはまパレード」に参加したり、10日に「戦没者追悼式」、11日に「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」、18日に「横浜日韓にぎわい祭」、30日に「かながわのみどりを創り育てる集い」など、様々な公務が毎週のように続きました。2年前はコロナ禍だったことが嘘のようです。忙しいって幸せですね!(笑)

    

また、5月~6月は総会シーズンでもあります。19日にボーイスカウト神奈川連盟の総会・懇親会、21日に地元の南事業会総会・懇親会、22日に自衛隊横浜中央募集相談員会総会・懇親会、23日に神奈川県防災消防組合の総会・懇親会、24日にお三の宮地区連合会総会に出席しました。6月はさらに多くの総会・懇親会が予定されています。こうして様々な団体からお声をかけていただき、各業界の皆さんとコミュニケーションを図れることは、議員にとって大変有効な時間であるとともに、大切な仕事の一つでもあります。そして、総会とは少し違いますが毎年恒例の南区薬剤師会と南警察の主催による「薬物乱用防止キャンペーン」にも例年通り参加しました。今年はパレードの進むスピードが速すぎて?なんだかアッという間に終わってしまった感がありますが、県警音楽隊とカラーガード隊は、いつ見てもかっこいいですね。毎年一緒にパレード出来て光栄です。

 

  

さあ、6月は新しい役職、新しい委員会での議会が正式にスタートします。不安より期待が大きく膨らむ5月の活動報告は以上です。また来月、よろしくお願いいたします。

5月 05 5月5日

2024年4月 活動報告

GWも間もなく終了ですが、良いお天気が続き気分も爽快です。私事ですが、この連休中に誕生日を迎え61歳となりました。昨年、還暦を迎えてショック?を受けてから早一年。こんな感じでアッという間に65歳になり、気が付けば70歳になっているのでしょうか?自分では想像がつきません(汗)。とにかく身体が元気な間は頑張っていこう!と思いつつ、4月の活動報告をはじめます。

1月・8月と同様に、4月は議会が開催されない数少ない月となります。こうした、時間に余裕がある時こそ視察のチャンス。4/12~13に一泊二日で福島県を訪れました。視察で福島に行くのは2018年以来りとなります。主な目的は、東電の福島第一原発が昨年8月から開始した処理水の海洋放出についての調査です。初日は「東日本大震災・原子力災害伝承館」や震災遺構「浪江町立請戸小学校」、「大平山霊園」などを見学しました。福島県が中心となり、未曾有の災害を経験しながらも復興の道を歩んできた福島の記録と記憶を、防災・減災の教訓として未来に繋いでいく様々な取組がわかりやすく展示されていました。貴重な資料の数々を教訓にしたいと思います。

二日目は、相馬市の防災備蓄倉庫や伝承鎮魂記念館などを視察した後、いよいよメインの福島第一原発へ。13年が経過した今も、報道の映像が目に焼き付いて離れない1号機・2号機・3号機の建屋は、爆発で吹き飛んだ当時の風景のままそこに建っていました。未だに線量が高く、廃炉に向け現在はロボットによる遠隔操作で燃料デブリの取り出し作業が行われており、原子力災害の恐ろしさを改めて感じます。そして世界が注目する多核種除去設備等処理水(いわゆるALPS処理水)は、何重もの処理を繰り返し可能な限り放射性物質を除去したのちに海洋放出することを学びました。ALPS処理水に含まれるトリチウムは1,500ベクレル/L未満であり、WHOの飲料水基準である10,000ベクレル/Lを大きく下回ります。IAEAのお墨付きもいただき、科学的に見ても全く安全な状態で海洋放出されているにもかかわらず、中国は事実上日本のすべての食料品の輸入を停止しています。ところが驚くことに、中国の原発は福島の約5倍に当たるトリチウムを海洋放出しているのだそうです。こうした事実は、やはり視察によって理解することができますし、理解したことによって発信することができます。皆さんも福島の海産物・農産物を食べて福島県を応援しましょう!

実はこの4月に、もう一本視察が予定されていました。所属する日華親善議員連盟(超党派)の台湾視察です。しかし、ご存じの通り4月3日に発生した台湾東部沖地震(花蓮地震)により、当然のことではありますが視察は中止になりました。今回訪れようとしていた新北市は神奈川県と友好都市の関係にあり、数年に一回程度、議会同士の交流も行われています。新北市も大きな被害が出たとの報道もあり心配です。そこで自民党神奈川県連は、各選挙区支部において被災地支援のための募金活動を実施することを決定しました。我が神奈川2区支部においては4/20(土)に上大岡駅前を借りて募金活動を行いました。台湾と言えば、東日本大震災や今年1月の能登半島地震においても、必ず我が国の被災地に対して多くの支援をしてくれる友好国です。今こそこれまでの恩返しをしなければならないと強く感じています。急な決定だったので各議員のスケジュール調整が難しく、約1時間という短時間にもかかわらず88,098円の募金が集まりました。地元の皆さんの善意に心から感謝いたします。ありがとうございました!

冒頭触れたように4月は議会がお休みなので、数少ない公務となるのが県立学校の入学式です。地元南区には、横浜清陵高校・横浜国際高校・南支援学校の3つの県立学校があります。清陵と横浜国際の入学式は同日開催なので、3月の卒業式に出席した清陵は今回祝電対応とさせていただき、南支援学校と横浜国際高校の入学式にお邪魔しました。コロナ禍の影響で久しぶりの入学式参加でしたが、若者たちの姿を見るとどうしても自分の学生時代を思い出しノスタルジックな気分になってしまいます。一点残念だったのは、横浜国際の入学式当日が大雨だったことです。自分の息子の中学入学式も土砂降りだったのを思い出し、新入生や保護者の皆さんの気持ちがよくわかりました。更に、会場となる体育館の入口が雨漏りでバケツが並んでいる状態でした。せっかくの晴れの舞台にこれはいけません。議会が始まったら早急に修繕工事の予算化を進言しなければ!

その他後援会や地域での活動としては、「新堀ふみあき懇親ゴルフ会」や人生初の本格的なお茶会参加、ボーイスカウトみなと地区の表彰式など様々ありましたが、こちらは個人アカウントのFacebookに投稿しているので詳細はそちらをご覧ください。

令和6年度も無事スタートして1か月。連休明けからは、臨時議会で新年度人事が決まります。さあ、今年度はどんな仕事が待っているのか?次回の活動報告では新たな役職や所属委員会などを中心にお伝えしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

4月 14 4月14日

2024年3月 活動報告

4月を迎え、大岡川の桜も満開です。暑かったり寒かったり、晴れたり大雨だったりと不安定な気候が続きますが、令和6年度はスタートしました。新年度は議会でどの委員会に所属して、会派内ではどんな役目を受け持つのか?これは5月連休明けの臨時議会までわかりませんが、毎年この時期は色々と妄想?しながら過ごしています。年間を通して4月は議会が開催されない数少ない月でもあり、先週は溜まった書類の整理など事務所の大掃除で気分もリフレッシュ。早速3月、と言うより令和5年度末の活動報告を始めます。

令和6年度当初予算案を中心に審議する県議会令和6年第1回定例会は、2/13から3/25まで約1か月半をかけて行われました。その間、本会議、常任委員会、特別委員会を経て4日間の予算委員会で集中審議を行い、再び常任委員会、本会議に戻って各議案を採決し、2兆1千億円を超える一般会計含む総額約4兆5千億円の6年度当初予算は無事可決され終了。今定例会では本会議一般質問と予算委員会の二度にわたり自身の登壇があり、常任委員会での質疑も併せ、とにかく忙しかった印象です。2/22の一般質問はすでにこのブログで報告済なので、3月のトピックスとしては予算委員会について報告します。

3/12から4日間の日程で始まった予算委員会。実は予算委員会で登壇するのは久しぶりで、前回(2年前)は副委員長だったので質問は4年振りになります。自分の受け持ちは最終日の3/15でした。我が会派の慣例で、予算委員会は4人一組のチームで臨みます。自分は、後輩の2期生二人(大村議員・桝議員)と最終日最後の質問を飾る柳下団長に挟まれた格好で、3人目の登壇となりました。予算委員会は時間との闘いです。目線の先には大きな計測器が時間を刻みます。自分に与えられた時間は30分で、あまり欲張ると時間オーバーの可能性が高く、今回はテーマを絞って質問することにしました。選んだテーマは「外国人労働者の職場環境について」としました。近年、我が国の人手不足・労働力不足は深刻な状況であり、建設業・運輸業・サービス業問わず喫緊の課題です。私の地元でも多くの企業が外国人労働者を雇用しています。県の次年度予算案にも、特に中小企業を中心とした外国人労働者の雇用促進を支援する予算が組まれており、雇用側と就労側双方に支援が届くような取り組みを実現するよう、黒岩知事等に訴えました。詳しくは、神奈川県HPから県議会のページの動画ご覧ください。調子に乗ってしゃべりすぎて、最後に時間が足りなくなって焦っている私の姿が確認できます。(笑)

議会以外の公務として2点報告します。昨年秋にベトナムとカンボジアを視察したことは既に当ブログで報告済みですが、その時ベトナムの経営者の方々との意見交換をする時間がありました。VJCCという日本政府が支援している日本のビジネスを学ぶ研修コースの若手経営者の皆さんが、今回は研修の一環として日本を訪れ神奈川県庁を訪問してくれました。約4か月ぶりの再開であり、覚えている顔も複数参加していて、意見交換というよりはセレモニーでしたが本会議場などを案内し盛り上がりました。前述の予算委員会のテーマもそうですが、ベトナムを中心としたアジア諸国との繋がりは今後ますます重要になってくると思います。今や中国に次ぐ在日外国人の第2位となったベトナム人は、親日家が多くとても勤勉です。ともに発展していけるような協力関係をこれからも築いていきたいと改めて強く感じました。

もう1点は、生まれ変わった旧横浜文化体育館「BUNTAI横浜」の開館セレモニーです。来賓としてご招待いただきました。横浜文化体育館と言えば、自分が子ども時代から青春時代にかけて、大物歌手のコンサートやプロレス興行など大規模な催し物のイベント会場としてその存在感を放っていた場所です。省略した『文体』の呼び名で親しまれ、ある種地元のランドマーク的な存在でもありました。近年では、少林寺拳法神奈川県大会の会場として、来賓の立場で訪れてもいました。そんな文体が、横浜市の関内地区再整備計画の一環として、装いも新たに開会式を迎えたのです。ネーミングも略称をそのまま活かして「BUNTAI横浜」。外観も以前のコテコテのザ・体育館的なものから、おしゃれな意匠の外観に生まれ変わりました。ちなみに外観は、帆船の白い帆を表しているとのことです。当日はサプライズゲストとして、俳優の竹中直人さん(個人的に大ファンです!)と元乃木坂46の秋元真夏さんも参加。その他のパフォーマンスも素晴らしく、想像以上に楽しめた式典となりました。横浜市、なかなかやりますな。

この時期の我が地元の地域活動と言えば、桜と切っても切れない間柄となります。なんといっても我が南区の誇る「大岡川の桜」は3月末が見どころ。今年は気温が低い日が多く、桜は例年よりは少し遅めの開花となりましたが、南区が1年間で最も賑わうのがこの時期です。そうした中、「第1回みなみ桜まつり」が3/23に開催されました。南区恒例の桜まつりがなぜ第1回?と思われる方もいると思いますが、昨年から春に行われていた「桜まつり」と夏に行われていた「南まつり」が合体?して「みなみ桜まつり」となったのです。ところが昨年の開催は季節外れの豪雨に見舞われ、残念ながら中止となりました。というわけで今回が栄えある「第1回みなみ桜まつり」となったのです。区としてはコロナ禍も含め実に4年振りとなる大型イベントの開催となり、桜の花はまだちょっと早かった、いやほとんど咲いていなかった(汗)のですが、会場の蒔田公園は2日間多くの人で賑わいました。私はと言えば、議員団の代表として祝辞を述べさせていただき、その後は知人や支援者の皆さんが出店しているテントを回り、カレー・焼きそば・焼き鳥など「営業協力」に努め、おなか一杯となりました。

その他にも、中村地区のセンター祭りや横濱橋商店街の桜まつりなど、地域のイベントはまさに『花盛り』を迎え、久しぶりに多忙な週末を過ごした1か月となりました。

最後に、所属する横浜南ロータリークラブでの活動を紹介します。「リラのいえ」は県立こども医療センターに隣接する、遠方から医療センターで治療を受ける病児とともに訪れる家族の宿泊施設です。このブログでも何度か紹介していますが、「リラのいえ」を運営するNPO法人「スマイルオブキッズ」さんは、議員としてもロータリークラブの一員としても常日頃から応援をしています。宿泊する病児のご家族が使う洗濯機が古くなって「いつ壊れるかわからない」状況だと聞き、ロータリークラブの社会奉仕活動の一環として、今回新品の洗濯機を寄付することになりました。贈呈式?と言うほど大げさなものではありませんが、家も近所なため駆り出され、まあまあ高齢な?クラブのメンバー皆で運んで設置しました(最終的なセッティングはプロにお任せしましたが…)。「リラのいえ」の皆さんには、これからもこども医療センターで治療を受ける病児とそのご家族に寄り添った活動をお願いしたいと思いますし、我々は引き続きスマイルオブキッズの皆さんを支援していきたいと思っています。

バタバタとした年度末でしたが、コロナ禍の終了とともに忙しい日々が戻り充実した毎日が送れていることに感謝しています。辛いことも楽しいことも、本当に様々な出来事があった令和5年度でしたが、はたして令和6年度はどんな1年となりますか。できればよい1年であることを期待しながら、今回のブログを終了します。

3月 30 3月30日

令和6年第1回定例会 一般質問

2月13日から始まった神奈川県議会第1回定例会の本会議で、3期生になって最初の一般質問を2月22日に行いました。思えば今回が9回目の一般質問となり、毎年毎年少しづつ慣れてきてはいるものの、やはり登壇前はそれなりに緊張します。約1か月半前から準備を始め、概ね自分がやりたかったテーマで7項目の質問が出来ました。今回のブログでは、今年の一般質問と答弁の概略を紹介します。きっと読んでもあまり面白くないかと思いますが(笑)、私が議員としてどのようなテーマに興味を持ち、取り組んでいるかがわかる内容になっています。ご興味のある方は、お時間に余裕のある時に是非ご一読ください。

1.横浜の米軍基地に関する取組について

【質問】私の地元南区にも跨る根岸住宅地区は、日米で返還が合意されてから原状回復工事の遅れ等により進展が見られなかったが、今年1月に横浜市が跡地利用の計画変更や、市の共同使用への参画など新しい動きがあった。また、横浜ノースドックも2月から小型揚陸艇部隊による本格的な運用が開始され、今年中には280名規模の人員が配備されるとの情報提供があった。県として、両基地の問題に今後どのように取り組むのか。

【答弁】根岸住宅地区は、横浜市の共同使用参画で返還前の作業着手が可能となり、早期の跡地利用に向け望ましい取組と考えている。今後は、返還の時期等具体的なプロセスについて関係者間での調整が必要であり、県としては適切な時期の返還や円滑な跡地の有効活用が図られるよう、市と連携して国に働きかけていく。また横浜ノースドックは、横浜港の中心に位置し民間船舶の航行への支障や周辺への騒音などが懸念される。引き続き、部隊の活動内容など国に情報提供を求め、問題があればその改善を国に求めていく。(黒岩知事)

 

2.県民ホールの休館に伴う県民利用等への対応について

【質問】県民ホールは、老朽化による再整備のため令和7年4月からの休館が発表され、これまで利用してきた県民・団体からは今後の活動に向け不安の声が上がっている。県はこれらの声を受け止め、休館に向けての周知や再整備の方向性、休館中の関係者への対応等を丁寧に取り組んで行く必要があると考えるが、今後どのように対応していくのか。

【答弁】県民ホールは県内に同規模の施設が少ないことから、休館中の県民の活動への影響をできるだけ抑える必要がある。県民や関係団体に対し、代替施設の情報提供と共に県民ホールの今後の在り方の検討状況などを丁寧に説明していく。また休館前には、感謝の気持ちを込めて、これまで出演した多くの吹奏楽団に演奏していただく機会を提供するとともに、神奈川にゆかりのあるアーチストによる記念公演や館内を自由に見学できる開放日なども企画する。(黒岩知事)

3.県内消費喚起事業「かながわPay」の総括について

【質問】3年を超えるコロナ禍や長引く物価高騰の中、「かながわPay」は第1弾から第3弾を通じて県内の多くの事業者・消費者の期待に応え、支援に繋げることがことができたと受け止めている。現在、個人消費は持ち直しつつあるが、国際情勢や物価高騰の長期化も懸念され、「かながわPay」での経験値は今後も引き継いでいく必要がある。「かながわPay」第3弾までを振り返り 、成果と課題をどう総括しているのか。

【答弁】「かながわPay」は、アプリダウンロード280万、加盟店舗25,000店と多くの皆様にご利用いただき、270億円の予算に対し決済金額は2,430億円にのぼり、事業者支援と県民の消費喚起に大きな成果を上げた。またキャッシュレス決済の普及にも貢献した。今後、同様の支援策が求められる状況になった場合は、事業者・県民の双方がより利用しやすい取組となるよう経験を活かしていく。(黒岩知事)

4.「ともに生きる社会かながわ憲章」の普及啓発について

【質問】津久井やまゆり園事件をきっかけに、障がい者との共生社会の実現を目指し7年前に制定した「ともに生きる社会かながわ憲章」の認知度は現在約40%であり、目標の50%には届いていない。一層の認知度向上を図るため、プロスポーツチームなどの発信力のある企業・団体との連携を進める必要があると考えるが、県としてどのように取り組むのか。

【答弁】県は「ともに生きる社会かながわ憲章」の普及に向け、企業・団体・市町村等と連携しながら様々な取組を行ってきたが、さらに認知度の向上を図るには、大きな集客力を有するプロスポーツとの連携が大変効果的と考える。そこで「かながわスポーツ・プラットフォーム」に参加するスポーツチームに憲章の普及に取り組むよう働きかけるとともに、若者に人気のあるeスポーツチームとの連携も検討する。(黒岩知事)

5.「ドローン前提社会」の実現に向けた取組について

【質問】ドローンが災害対策や農業振興などの分野で活躍する社会をを目指し、ドローンの操縦者の育成や機体の開発等を進めるためには、事業者がテスト飛行に使用する「ドローンフィールド」が必要とされる。河川やゴルフ場などの新たなフィールドを幅広く探していくことが必要と考えるが、県として今後「ドローンフィールド」の確保にどのように取り組むのか。

【答弁】需要が高まっているドローンの実証フィールド確保のため、県内において河川などの構造物の少ない空間で実証が可能か検討し、事業者への情報提供を行う。またゴルフ場やグランドの空き時間が活用可能か検証し、事業者とのマッチングを進める。こうした実証フィールドの確保を進め、「ドローン前提社会」の実現を目指す。(黒岩知事)

6.様々な主体と連携した部活動の地域移行について

 

【質問】部活動の地域移行について、昨年11月に共生社会推進特別委員会として福岡大学の取組を視察した。同大学では、近隣の中学生に大学が所有するスポーツ施設や指導者の提供を行う画期的な取組をし実践していた。部活動の地域移行における課題を解決するためには、総合型地域スポーツクラブだけでなく、大学や企業などの様々な主体との連携・協力が有効と考えるが、県としてどのように取り組むのか。

【答弁】部活動の地域移行については、教員に代わって指導する担い手の確保が大きな課題である。県は今年度「かながわ地域クラブ活動指導者データベース」を立ち上げるとともに、桐蔭横浜大学と日本スポーツ協会による「地域部活動指導者資格認定プログラム」に県も参画し、大学などと連携しながら指導者人材の確保につなげる。新年度予算にも関係した費用を計上しており、教育委員会とともに様々な主体と連携・協力していく。(三枝スポーツ局長)

7.教員のメンタルヘルス対策について

【質問】学校や教員に求められる役割が拡大している中、令和4年度にメンタルの不調で休職をする教員数は、2年連続で過去最大となった。教員の不足が課題の現在において、県立学校における教員のメンタルヘルス対策は重要性を増している。県教育委員会は現状どのような取組を行い、今後どのような姿勢でこの問題に取り組むのか。

【答弁】県教委では、毎年全ての教員に対してストレスチェックを実施し、一般教員については年4回のメンタルヘルス研修・専門家による無料の相談窓口を設けている。更に「総合健康リスク」が高い学校には精神科医を派遣したり、復職を目指す教員には「職場リハビリテーション」により円滑な職場復帰を支援している。今後は、管理職向けの研修の充実を図るとともに、来年度新たに県立高校6校をモデル校に指定して、職員室などの環境改善に着手する。(花田教育長)

 

基地対策から文化・福祉・経済・教育まで広範囲の質問を実施し、知事を始め県幹部職員から前向きな答弁をいただくことが出来ました。それぞれの答弁が、今後しっかりと実践されているかチェックするのも議会の仕事です。新年度も目前に迫りました。気持ちも新たに、頑張ります!