活動ブログ

7月 09 7月9日

2025年5月 活動報告 

大変ご無沙汰をしてしまい申し訳ございません!実は公式ホームページのサーバーが旧式なため不具合が発生した関係で、6月に入って最新式のサーバーに切り替える作業を発注したのですが、なんだかんだで1か月程度ホームページを動かすことができない状況でした。6/25に作業が終了し、さてブログを更新しようとパソコンを開いたのですが、今度は私のパソコンから更新ページにアクセスすることが出来なくなり(やり方が変わっていただけなのですが…)、紆余曲折あってやっと本日から活動報告を再開することが出来ました。しかし、いつまでたってもこの分野は苦手です。おかげで活動ブログは2か月分溜まってしまいました(涙)。参院選も始まって多忙を極める中ではありますが、頑張って取り戻したいと思います。だいぶ時間が経過してしまいましたが、まずは記憶を呼び起こしながら5月の活動報告を始めます。

県議会は5月15日から定例会がスタートしましたが、例年通り内容は新年度人事が中心となります。新議長には、我が会派から海老名市の長田進治議員が就任されました。そして私は、今年度は産業労働常任委員会の委員長に任命されました。産業労働常任委員会(通称『産労』)と言えば、初当選したばかりの1期生の一年目に所属した、まさに議員活動をスタートさせた記念すべき?委員会です。中小企業支援や観光施策が中心となる委員会ですから、鉄道系の会社員からいきなり議員に転職した自分にとっては、最も扱い易い分野だろうと先輩方に配慮していただいた人事でした。そこから10年が経過し、今回『産労』の委員長を拝命したことは特に感慨深い想いがあります。現在、日産自動車の再建問題がメディアを騒がせていますが、神奈川県内には横浜の本社をはじめ追浜や平塚などに工場を持つ日産自動車の今後の動向は、県内約1700社と言われるサプライチェーンを中心に県内経済に深刻な影響を及ぼす可能性が高いと思われる状況です。県内企業を守るためには手厚い支援策が必須であり、今は今年度の『産労』の委員長としての責任を改めて重く受け止めています。自分が議員としてスタートした委員会で、県民や県内企業に恩返しができるよう1年間頑張りたいと思います。

 

5月は意外と公務が多い月でもあります。恒例の神奈川県戦没者追悼式や各種団体の総会・懇親会もちらほら始まり、議連の総会・研修会なども多数開催されます。そんな中、私が注目している会議体がスタートしました。今年3月末で休館し、建て替えを予定している神奈川県立県民ホールの再整備の方向性を議論する「県民ホール本会再整備基本構想策定委員会」です。昨年度、文化スポーツ観光常任委員会の中で多くの時間を割いて議論した県民ホールの建て替え問題。横浜市の「山下公園通り街づくり計画」との連携を理由に建て替えの方向性が見えないまま年度が替わってしまい、直接議論に加われないのは残念ですが、この基本構想策定委員会が、今後の方向性を定めていくものと理解し、5/13に開催された第1回の会議を傍聴してきました。各分野から選ばれた委員の方々からは、県民やアーチスト等の利用者の意見を重視した再整備が必要との認識が示され、引き続き幅広い分野の意見を聞きながら基本構想を固めていく旨の発言がありました。県民はもちろん、多くの有名アーティストにも愛された県民ホール。1日でも早い再開が望まれるなか、今後の方向性に注目していきます。

 

   

党の活動としては、いよいよ2か月後に迫った参議院議員選挙に向け各支部ともギアを1段上げて臨戦態勢に入っています。 神奈川2区選挙区でも参議院神奈川選挙区の自民党公認候補予定者「わき雅昭」さんの街頭演説を企画し、期待の新人候補を多くの有権者に知っていただきたいと活動しています。5月は上大岡の駅頭でご挨拶を行いました。わきさんは、昨年夏の自民党神奈川県連の候補者公募をきっかけに、この夏の参院選公認候補予定者になりました。前職は神奈川県産業労働局長、つまり県職員だったわけです。元々は総務省からの出向ですからバリバリのエリート官僚なのですが、何故か神奈川県の仕事に魅了され?なんと11年も国に帰らず、神奈川のために働いてくれました。当然、仕事で接する場面も多く、自分が議員1年目の最初の常任委員会での質問で答弁に立ったのもわきさんでした。そこから10年、「脇ちゃん!」と呼ばせていただける仲だった彼が、まさか公募で参議院選挙の候補者になるとは…。クレバーで情熱的で愛想も良い脇雅昭は、本当に自信をもって国政に送り出せる男です。そういう意味でも、今回の参院選は絶対に勝たなければいけない戦いになりました。7月の選挙、全力で立ち向かいます。

 

地元南区には、県連・市連の下部組織として「自民党横浜市南区連合支部」という組織があります。支部長は長年、私の兄貴分でもある渋谷健市会議員に務めて頂いていたのですが、諸事情によりご勇退ということになり、私が5/18の総会から新支部長を務めることになりました。夏の参院選・市長選、さらには2年後の統一地方選へ向けて、これから新体制で臨むこととなります。この日は参院選に向け、わき雅昭候補も駆けつけてくれました。そして2年後の統一地方選は自分の選挙でもありながら、市会議員の突然の辞職に伴い新しい候補者を擁立して戦う難しい選挙が予想されます。責任重大ですが、この際執行部も刷新して若返りを図り、伝統を重んじながらも新しい時代の選挙を意識しながら頑張りたいと思います。

そして早速、連合支部としての企画「貸し切り電車で行く成田山詣」が5/30に開催されました。お隣の西区連合支部との合同企画で、私が支部長になる以前から決まっていた旅行会ですが、図らずとも支部長としての初仕事となりました。当日は南区から約150名の党員の皆様にご参加いただきました。自分も貸し切り電車は、高校生の時の修学旅行以来でしょうか?成田山自体はコロナ前まで毎年行っていましたが、電車で行くのは初めてで新鮮で楽しかったです。さて、来年はどこへ行くか…。こうした企画を考案するのも支部長の仕事だそうです。プレッシャーだなぁ…がんばらないと(汗)。

 

  

5月の最後は、横浜南ロータリークラブでの活動で閉めさせていただきます。今年度は6月末までの任期でプログラム委員長を仰せつかっていたのですが、1年間にわたり例会の卓話ゲストを手配する仕事はなかなかハードでした。区長、警察署長、消防署長から始まり、現職の大臣からマンガ家・格闘家まで人脈を駆使してバラエティーに富んだゲストをお招きしてきましたが、プログラム委員長の仕事もいよいよ終盤。満を持して友人でもある地元Y校(横浜商業)出身の元プロ野球選手、荒井幸雄さんをお招きしました。社会人時代のロサンゼルス五輪(金メダルです!実物持参していただきました)出場秘話や、ヤクルトスワローズ時代の野村克也監督の裏話など、ここでしか聞けない貴重なお話を披露していただき、例会は大いに盛り上がりました。時間が足りず、用意していたノムさんの裏話はまだたくさんあるらしいので、次回またお願いしたいと思います。しかし、やはり「持つべきものは友」ですね。議員になって交友関係が広がったおかげで、友人も一気に増えました。改めて、こうしたご縁は自分の宝物だと実感しています。

  

7月に入って5月の報告となり申し訳ありません。この後なるべく間を開けずに6月の報告をアップするように頑張ります!

5月 06 5月6日

2025年4月 活動報告

ゴールデンウイークも残すところ僅かとなりました。今年は良いお天気に恵まれた感じで、家族で映画鑑賞と食事に出かけたみなとみらいの人出も例年以上に多く感じます。景気の影響でGWは近場で、という人も多かったのではないでしょうか。私自身も今年は連休中のイベントや会合も少なめで、久しぶりに家の用事や家族との時間も取れ、撮り貯めしていたドラマやネットフリックスの一気見などで楽しみました。

さて4月の活動報告に移りますが、これまでもお伝えした通り例年4月は議会が開催されません。必然、地域の活動や視察などで日程が埋まっていきますが、今年の4月はロータリークラブの活動で幕開けでした。昨年7月に私が所属する横浜南ロータリークラブで初めて理事(プログラム委員長)に就任し、6月いっぱいの任期終了まで現在も頑張っているのですが、理事ともなるとクラブ活動に使う時間が大幅に増えて、これはなかなか大変です。そんな中、今年2月に卓話のゲストとしてお招きした、地元横浜をフランチャイズとするプロバスケットボールチーム「横濱エクセレンス」の増田さんから「会員の皆さんで是非一度、試合を観戦しに来てください」のお言葉に甘え、4/5の例会後エクセレンスの本拠地である横浜武道館で、人生初のプロバスケ観戦に臨みました。エクセレンスはB3(いわゆる3部リーグ)所属ですが、今期は見事に首位でB2昇格に向けてのプレーオフ進出しています。増田さんと知り合ったのは、県議会の共生社会推進特別委員会の委員長の時、県の「ともいき」企画とプロスポーツとのコラボの依頼をお願いしたことがキッカケでした。地域密着の活動に加え、地元南区に最も近い(中区と南区のほぼ区界)横浜武道館が本拠地だったこともあり、日頃から応援に行きたいと思っていた希望が叶いました。フィールドが近いため迫力がモロに伝わり圧倒されると共に、野球やサッカーとは一味違う応援も楽しかったです。現在プレーオフでベスト4まで勝ち進んだエクセレンス。我が街のチームとしてこれからも応援します!

冒頭で記述した通り、4月は視察のシーズンでもあります。自民党国際協力議員の会の一員として、4/13から6日間の行程(機中2泊)で南太平洋の島国、パラオ共和国に行ってきました。リゾート地で何を視察するんだ?と疑問を持たれる方も多いかと思います。実は自分も最初は「なぜパラオ?」と思いました。正直、世界有数のスキューバダイビングのスポットくらいしか思い当たらない印象です。しかし、いろいろと調査していくうちに、日本との歴史的な深いつながりやパラオという国が現在抱える課題、そしてパラオで活躍する多くの日本人に接して、今までパラオに対する知識ほとんどがなかった自分を恥じ、今回にパラオに来て本当に良かったと感じるようになりました。

太平洋戦争以前の約30年間、日本の統治下にあったパラオの人々がなぜ圧倒的に親日になったのか、大戦後のアメリカ統治下がもたらした事、中国による国際情勢の変化、そして現在パラオ共和国が日本に神奈川に求めるもの等、過去の視察の中でも上位に入る程の知識と経験を得ることが出来ました。また、青年海外協力隊を中心としたパラオで働く人々の生の声を聞くことが出来たことも大変有意義でした。そして今回は、州知事や日本大使館の大使とも面会の機会を頂けたので、視察の格もグッと上がっています。そんな有意義だったパラオ視察なのですが、ご報告したい内容が盛りだくさん過ぎて、ここでお伝えするにはあまりに長くなってしまいそうです。詳細は改めてこちらのブログに「視察報告」としてアップしたいと思いますのでご了承ください。

そして、視察のご報告の際は必ずお伝えしていますが、視察中の飲食代は全て自費だという事、また今回の視察はいわゆる「議連」の視察であるため、委員会視察などと違い旅費や宿泊費も一部自己負担だということを付け加えさせていただきます。

その他、4月の公務や地域での活動についていくつかご報告いたします。南区六ッ川の県立こども医療センター敷地内にある県立横浜南支援学校の入学式に、今年も来賓としてご招待いただきました。個人アカウントのFacebookにも書きましたが、南支援学校の校歌にある「生きる喜び胸に秘め…」の歌詞を聞きながら、児童・生徒さんの学校生活が平穏に過ぎていくことを祈りました。新任の藤田校長とも初対面。これからいろいろ連携してければと思います。

総会シーズンと言えば5月~6月が定番ですが、中には4月中に開催する企業・団体もあります。そんな団体の一つが横浜遊技場組合さんです。4/22の総会・懇親会に伺いました。議員になってすぐに、友人で副組合長もある前弘明寺商店街理事長の長谷川さんにご紹介いただいてから毎年お声がけ頂いています。パチンコ・スロット業界はコロナ禍での風評被害を乗り越え、今でも特殊詐欺対策を中心に様々な社会貢献・地域貢献を実施しています。引き続き、地域社会を守る取り組みのパートナーとして連携していきたいと思います。

4/24には、横浜市自衛官募集相談員委属式に出席しました。昨年春に募集相談員の仲間入りをしたので、開港記念館で行われる委属式に参加するの初めてでした。募集相談員になって1年が経ちますが、残念ながらまだ具体的な貢献には至っていません。しかしながら、憲法改正も含め国民の生命・財産を守る自衛隊の皆さんの支援と充実は、我々議員にとって大切なテーマでもあります。現在は、子どもたちと自衛隊を繋ぐイベントを水面下で企画中ですので、こうご期待ください。

新年度になって、あっという間に1ヶ月が経過しました。連休明けは、いよいよ県議会の新年度人事が決まる5月臨時議会「5臨」が始まります。今年はどんな役職で、どの委員会に所属するのか、次月の報告まで暫しお待ちください。

4月 08 4月8日

2025年3月 活動報告

新年度が始まりました。大岡川の桜も満開で、地元南区は多くの人出で賑わっています。まだ少し寒い日もありますが、桜を眺めがらのんびり川沿いを歩く人々の表情が、自然と笑顔になっていく光景を見るのも良いものです。ただこの時期になると、特に週末は近隣のどのコインパーキングも『満車』の表示で、車で移動することが多い地元での活動に支障をきたすのが難点ではありますが…。

さて、3月の活動報告の冒頭はやはりなんといっても県議会第1回定例会でしょう。次年度予算案を審議する大切な議会です。本会議代表質問に始まり、常任委員会も4日間といつもより長く、更に3日目と4日目の間に4日間の予算委員会を挟みます。長ければ良いというものでもありませんが、議案も多くそれだけ丁寧に議論を重ねる必要があるのが予算審議です。令和7年度の当初予算案は一般会計で2兆2,158億円、特別会計・企業会計を合わせた総額は4兆6,637億円で過去2番目に大きい額となりました。特に、子ども子育て支援・脱炭素・災害対策・労働力不足の解消などに対して重点が置かれた予算案となっています。今年度は予算委員会ではない(決算特別委員会でした!)ので、ネット配信で傍聴しました。その後は、予算委員会を経て所管の常任委員会で議案の採決を行う流れなので、所属する文化スポーツ観光常任委員会において「行ってみたい神奈川の魅力づくり」を目指す次年度予算21億7,958万円を賛成多数で可決。また、国の地方交付金を財源とする物価高騰対策のための約148億円を含む1,642億円の2月補正予算も同時に可決しています。中には反対することが仕事?のような政党もありますが、県民の生活を守るため、様々な予算案を迅速に可決し一刻も早く執行させることが我々議会の役目でもあります。年度の締めくくりでもある大変重要な令和7年第1回定例会は、無事に終了しました。

3月と言えば卒業のシーズン。県議会議員は選挙区内の県立学校の卒業式に漏れなく招待されるのが慣例となっています。ただし、3月上旬は常任委員会のスケジュールと被ることが多く、せっかくご招待いただいても出席できないことが多々あります。入学式や卒業式に出席することは、感動的なシーンの目撃者になれるし当時の自分を思い出したりもして個人的には好きなのですが、議会日程と重なってしまったときは泣く泣く祝電対応しています。特にコロナ禍では出席者を最小限に絞って行うのが基本となり、地元議員は呼ばれず悲しい想いをしていました。しかし、コロナ禍も明け昨年からまたお声がけいただくようになり、今年も議会日程と被らないように!と祈っていたところ、見事に地元2校の卒業式に参加することが出来ました。まず、3/3は清水ヶ丘のてっぺんにある県立横浜清陵高校の卒業式に出席。2月の報告でも書きましたが、横浜清陵と言えば、21世紀枠で甲子園春の選抜大会に出場が決まっている学校です。地元は大盛り上がりの中ではありましたが、式は厳粛で清々しく進んで行き、感極まって涙する生徒にもらい泣きしつつも心温まる体験をさせていただきました。その後の甲子園では、「甲子園で1勝」はならず残念でしたが、強豪校相手に堂々と戦ってくれました。今後の清陵野球部に期待します。そして3/7は六ッ川にある県立横浜国際高校の卒業式に出席しました。到着してすぐに校長先生から「昨年はありがとうございました。雨漏りはすぐに修繕していただきました」とお礼の言葉を頂くことに。実は昨年の卒業式に参加した際、当日が大雨だったせいで式が行われる体育館の入口がひどい雨漏りでバケツが並べられていた状態だったので、後日すぐ県教育委員会に「せっかくの卒業式にあの状態ではかわいそうですよ!」と訴えたことを思い出しました。今年は良い天気でしたが、雨漏りは止まったようで一安心。式は、国際色豊かなYIS(横浜国際の通称です)らしい、洗練されたものでした。卒業生代表の答辞が半分英語だったのは流石です。自分の時代の県立高校では考えられない卒業式でした。時代と共に教育の方針や環境も大きく変わったと改めて感じます。同じ南区にある2つの県立高校が特色を出した素晴らしい卒業式でした。

この春はおめでたいことも続きました。自分が幹事長を務める「自民党商店街振興議員の会」の関連で、商連かながわの前会長の升水一義さんが旭日双光章を、また同じく事務局長を務める「かながわスカウト振興議員連盟」の関連で、日本ボーイスカウト神奈川連盟の副連盟長である佐野友保さんが旭日小綬章をそれぞれ受章されました。お二人とも地域での長年の功績を評価されての受章です。本来ならそれぞれの議連のトップがお祝いに駆け付けるところですが、共にスケジュールが合わず、自分が『会長代理』として出席してきました。商店街の活性化とボーイスカウトの振興は、どちらも私が地元で力を入れているテーマなので、これまでも積極的に議連に参加していたのですが、1週間に2回も素晴らしいお祝いの会にお招きいただけるとは思っていませんでした。お二人に心からお祝い申し上げます。しかも会場は、それぞれ平塚と湯本。ちょっとしたドライブ気分で公務をこなすのは県会議員の特権ですね。

その他の活動としては、横浜南ロータリークラブの国際奉仕活動の一環で、関東学院の三春台校舎をお借りして日本の文化伝統を海外からの留学生に体験してもらうイベント「和の集い」に参加したり、恒例の南区一大イベント「みなみ桜まつり」に参加して2日間蒔田公園の中をウロウロ食べ歩いたり、相変わらず多忙?な日々を送っていました。特に「和の集い」では、ちょいと知り合いの津軽三味線を弾くアメリカ人!ザックと話が出来たり、「みなみ桜まつり」では、ちょうど横浜に来ていた参議院議員の橋本聖子さんのアテンドを仰せつかったりと、思いもよらぬ再開がありました。会社員時代からイベント運営にはかかわってきましたが、やっぱりこの雰囲気はいつまでたってもいい物ですね。

3月の最後を飾るのは、3/28に開催した「~議員活動10周年記念~新堀ふみあき春の集い」のご報告です。毎年2月の上旬に行っている「新春の集い」が南区の市会議員の補欠選挙と重なり、やむを得ず延期し改めて「春の集い」として開催しました。この4月に県会議員になってちょうど丸10年ということもあり、サブタイトルを付けての開催。年度末の忙しい時期にもかかわらず、約400名の皆様と盛大に10周年を祝うことが出来ました。司会のFヨコDJ栗原治久さんを筆頭に、古巣の京急アドの仲間たち、若手後援会「新風会」の皆さん、我が事務所スタッフのDちゃんK ちゃんのおかげで本当にスムーズな進行でした。特に10周年動画を制作してくれた姪っ子のK ちゃんはお疲れ様でした。ありがとう。またお忙しい中、お祝いのメッセージビデオを送ってくれた菅義偉副総裁・三原じゅん子大臣・小泉進次郎県連会長・黒岩祐治神奈川県知事・中日ドラゴンズの小池コーチにも感謝です。ご来賓として祝辞をいただいた皆様や各後援会の幹部の皆様もありがとうございました。そしてなんと言っても、ご参加いただいた多くの支援者の皆様に心から御礼申し上げます。議員として10年の月日が経ちましたが、まだまだ力不足の私です。これからも神奈川県民のため、大好きな南区のため精進して参りますので、ご支援くださるようよろしくお願いいたします。

     

            

慌ただしい3月でしたが、10年という一つの区切りがついたと思います。ある方から「初当選からずっと毎月の活動報告のブログを欠かさず続けている事は本当にすごい」とお褒めの言葉を頂きました。このブログを見てくれている人はほんの一握りの方々かもしれませんが、こうした言葉がとても励みになります。まさに「継続は力なり」ですね。令和7年度も新たな気持ちで活動ブログの更新がんばります!よろしくお願いいたします。

 

3月 11 3月11日

2025年2月 活動報告

3月に入っていきなり20度を超える日があったかと思えば、また寒波が来て雪まで降りました。寒暖差が激しく体調管理が難しいですね。大船渡の山火事も大変心配されるところですが、応援のため神奈川県の消防隊員345名が岩手県に派遣されました。雨や雪のおかげで収束に向かってはいるようですが、被災地の皆さんのために頑張って欲しいと思います。

さて、2月の活動報告を始めます。神奈川県議会令和7年第1回定例会は2/12にスタートしました。本会議・常任委員会・特別委員会を経て、3月中旬には次年度予算案を審議する予算委員会が開催されます。ちなみに予算・決算の委員は隔年で回ってくるのが慣例であり、今年度自分は決算特別委員会に所属したため、予算委員会は「高みの見物」と言っては語弊がありますが、出番はないので精神的にも時間的にも余裕があります。最終的には3/25の本会議をもって第1回定例会は終了。物価高騰・人手不足・災害対策など多くの課題に苦しむ県民を支援するための大事な予算案ですから、しっかりと審議していきたいと思います。この結果は、また次月の報告までお待ちください。

今年の2月は、珍しく2/5~2/7の3日間で県外視察が開催されました。例年であれば11月頃に行われる特別委員会の県外視察ですが、昨年10月に衆議院選挙が行われたことで議会日程が変更され、本来10月開催の決算特別委員会が11月にずれ込んだ影響で、特別委員会の視察が2月開催となったのです。真冬の県外視察は過去を振り返っても記憶がなく、同僚議員らと「寒いからどうせ行くなら南の方がいいな」などと冗談交じりに話していましたが、実際に自分が所属する安全安心特別委員会の視察先は九州の大分県に決定。少し安心して当日を迎えましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。おりしも今季最強寒波が日本海側に居座り、関東はいい天気なのに九州の福岡や大分は大雪の予報!九州でそんなことあるかなぁ…と半信半疑で空路大分へ向かいましたが、空港に着くとそこは雪と強風の極寒の世界…。もっと厚着をしてくれば良かった、と後悔したところで後の祭りとなりました。

そんな悪天候の中、初日は大分県庁を訪問し、まずは「大分県水道広域推進プラン」の説明を受けました。中でも印象的だったのは、人工衛星による漏水判定の取組でした。大分県内の水道管の漏水率は、全国平均の約1.5倍と高い状況にあり、国の「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用し、令和5年度に導入を決めたそうです。人工衛星から送られる画像データと水道管位置情報をAI解析し、漏水が疑われるエリアを半径100mで判定するシステムは、既に愛知県豊田市などが導入しているようで、従来の漏水調査の効率を大幅に改善すると言われています。県内18の市町村が参画を決めているとのことで、これからの取組が注目されます。埼玉県八潮市の陥没事故など、こうしたインフラの老朽化などをチェックする取組は、今後行政の重要課題になってくるでしょう。ちなみに神奈川県内の口径2m以上の下水道調査結果は、現状陥没の可能性がある箇所は見つかりませんでした。

また大分県は、大分空港と中心街である大分市のアクセスが悪く、移動に時間がかかるという課題があります。その解消に向け県が取り組んでいるのが、ホーバークラフトによる海上交通です。以前は空港と主要都市を結ぶホーバークラフトが民間で運航されていましたが、リーマンショック後に運航を休止していました。現在は県が主体となって、昨年2月に大分市内に新たなターミナルを整備し、一般競争入札により事業者を公募。昨年11月より湾内周遊を開始し、令和7年度には、本格的に空港とのアクセスを開始する予定です。実は神奈川県も昨年から、江の島の湘南港を起点に海上交通「かながわシーライド」を開始しています。互いに切磋琢磨して、県民の利便性向上のため努力していければと思います。その後は県庁を後にして、ホーバーターミナル「ホボッタ」も見学させていただきました。洗練された施設に感嘆し、ホーバークラフトのデカさに驚かされました。しかし、港は風が強くとにかく寒かった!鼻水たらしながら初日の視察を終えました。

視察2日目の午前中は天気も落ち着き、少し足を延ばして臼杵市に伺い同市の防災対策について調査しました。臼杵市は大分県の東南部にあり、豊後水道に面した風光明媚でのどかな海辺の街ですが、30年以内の発生率80%と予測されている「南海トラフ地震」の危機と常に背中合わせです。いつ来るともわからない地震や津波に備え、高台への避難誘導や備蓄倉庫など防災拠点のハード対策の整備はほぼ完了しており、準備の良さを感じました。また、避難行動要支援者のため名簿を作成し、それぞれの個別避難計画を策定するなど、約6,000名と言われる要配慮者への細かい配慮が行き届いていました。もちろん人口などの行政規模により可能な取組かもしれませんが、我々が暮らす都市部においても大変参考になる取組でした。

そして午後は、九電みらいエナジー(株)の八丁原発電所を視察。海辺から山岳部への移動ですが、そのころからまた天気が怪しくなってきます。九重連山の地熱を活用している八丁原発電所は山奥に位置していますので、前日からかなりの積雪があったらしく、移動中のバスの車窓は見る見るうちに白銀の世界!横殴りの雪も降り始め、ここは本当に九州か?と我が目を疑いました。結局、発電所まで残り100mくらいのところで、とうとうバスは積雪のため坂道を登れなくなってしまいました。 バスを降りスーツと革靴で上る坂道はまあまあ危険でしたが、何とかたどり着き視察を開始します。発電所の方も「めったにない」と言っていた天候なので、何ともすごいタイミングで来てしまったようです。しかし、分散型エネルギーとしての地熱発電は注目されており、自然災害に備えた電力供給システムの強靭化の必要性は高まっています。地熱発電の仕組みを初めて知りましたが、実によく考えられたシステムで感心しました。説明すると長くなりますので割愛しますが、神奈川県にも箱根という火山があるので、大いに参考になりました。いやー、それにしても寒かった!一番印象に残ったのは、吹き付ける雪と徒歩で上る坂道だった、と感じているのは私だけではないと思います。

最終日は、大分大学の「減災・復興デザイン教育研究センター」を訪問。同センターは「調査研究」「防災教育」「復興デザイン」を3つの柱として、地域と連携しながら活動を行っています。特に大分県、大分市などと災害対策における連携協定を結んでいて、防災活動における人材育成や支援、災害調査とデータの共有等を実現しました。研究室には、過去の台風・地震など様々な災害のデータが蓄積されていて台風の進路や地震の揺れの分析も可能です。一番印象に残ったのは、阪神淡路・東日本・熊本に昨年の能登半島から、まだ起きていない南海トラフ地震まで、あらゆる国内の地震の揺れを再現できるシステムでした。実際に体験してみて、大地震の揺れを経験しあまりの激しさに言葉を失いました。こうした経験が防災意識を高めることは間違いなく、多くの人に体験してもらいたいと思います。残念ながら神奈川でこうした研究や活動を行っている大学はまだないようですが…。今後に期待したいと思います。

以上が「雪の大分、極寒視察」の大まかな内容です。天候には恵まれませんでしたが、充実した視察となりました。

視察の報告でかなり長くなってしまったので、その他の活動は駆け足で簡単に報告します。

2月にもう一回、県内の日帰り視察がありました。場所は「県立がんセンター」です。がんセンターは自分にとって3回目の視察になりますが、来るたびに施設が充実しているのが解ります。しかし、重粒子線治療を筆頭に、まだまだ広く県民の方々が利用できる状況には至っていません。今回は、ロボット支援下手術の有効性を学びました。「ダヴィンチ」システムを実際体験させていただき、予算というハードルはありますが、更なる配備が必要と感じました。

公務以外では、昨年から任命された自衛隊募集相談員の一員として、初めて「自衛隊入隊激励会」に参加しました。国民の命を守る重要な任務に自ら挑戦してくれた若者たちに感謝です。これからも応援していきたいと思います。

また、少年野球ボーイズリーグ「横浜南ボーイズ」の顧問を務めている関係で、「日本少年野球連盟神奈川支部創立50周年式典・祝賀会」に招待されました。我がままを聞いて祝辞をいただいた県教育委員会・花田教育長、三枝スポーツ担当局長には心から御礼申し上げます。ありがとうございました。そして、中学時代のクラスメートで連盟の幹部を務めている大谷正剛君、おめでとう!お互い還暦を過ぎましたが、まだまだ頑張りましょう。

そして、親友であり議会では先輩の加藤元弥県議会議員「県政報告会・新春の集い」にも参加し、激励してきました。サラリーマン時代で10年、議員になって10年。いろいろお世話になりました。これからもよろしくお願いします。

最後に、最近一番うれしい報告をします。地元南区にある県立横浜清陵高校が、21世紀枠で春の甲子園選抜野球大会に出場することが決まりました!地元に2校しかない県立高校の一つということもあり、議員になってからは卒業式や入学式にご招待いただき、今や統廃合でなくなってしまった我が母校の代わりにいつも応援している学校です。現在の佐藤部長・野原監督体制になってからチームとしてメキメキ頭角を現し、近年は県大会ベスト8も珍しくなくなった横浜清陵。5年前に野原監督が就任するときのエピソードなども当時の校長先生から伺っていたので、21世紀枠とは言え県立高校として71年振りの甲子園出場は感慨もひとしおです。そんな横浜清陵ナインが山口校長を筆頭に、佐藤部長・野原監督と共に地元の南太田と弘明寺に報告に訪れてくれました。挨拶の中で「南区の代表として」と言っていただいた瞬間は胸が熱くなりました。山本主将が言った「甲子園で1勝!」の実現を心からお祈りします。がんばれ横浜清陵!

2月の活動報告、長々お付き合いいただきありがとうございました。いつもなるべくコンパクトに報告を、と思っていますが、いざ書き出すとあれもこれもと欲張ってしまいます。短く・わかりやすくを目指し、来月も頑張りますのでよろしくお願いいたします。

2月 11 2月11日

2025年1月 活動報告

今季最強の寒波襲来。いやー、寒いですね。横浜も今年一番の冷え込みが続く今日この頃ではありますが、実は先週、視察で大分県に行ってきました。九州なのに関東より気温が低く雪まで積もっていて、九州だからこっちよりは暖かいだろうと油断し厚着も持って行かず、すっかり体調を崩してしまいました。風邪気味で鼻水をすすりながらではありますが、1月の活動報告を始めたいと思います。

1月は議会が開催されず、町内会・企業・団体など、とにかく各種新年会・賀詞交換会を廻る毎日が続きます。今年も60件近い会合にお招きいただき、物理的に可能な限り出席させていただきました。ピークは1/18の一日6件!さすがに一人で運転して全会場を廻り切るのは難しく、この日は菅事務所のO君に運転手をお願いしてなんとか全ての会でご挨拶することが出来ました。昨年の1月はコロナ明け初の新年で、新年会も全て復活とはいかず通年と比べても8割ほどの開催でしたが、今年はほぼ『完全復活』と言えるのではないでしょうか。新年会は2月中旬まで予定があり、全部終わったわけではありませんが、とにかく忙しい1か月でした。

1月唯一の公務は、安全安心特別委員会の県内視察。1/27に「羽田イノベーションシティ」を視察して来ました。羽田空港に隣接した施設なので住所は大田区ですから、正確に言えば県内ではありませんがそこは大目に見てやってください(笑)。羽田空港と言えば、サラリーマン時代に仕事で数え切れぬほど通った思い出の場所です。京急の新駅(現在の第3ターミナル駅)開業に当たり、羽田空港で様々なプロモーションやイベントを実施してから、もう15年の月日が経ちました。京急線は地下駅なので、当時は地上に上がると空港ターミナルビル以外の建物は見当たらず、ただ広い敷地が広がっているだけでしたが、数年前には多摩川スカイブリッジも誕生し、空港周辺の発展には目を見張るものがあります。羽田イノベーションシティは羽田空港跡地利用の第1期事業で、大田区らしい「ものづくり」を中心とした地域経済や国際競争力の強化・発展を目的とした拠点です。大田区が設置した産学官の交流スペースの他に飲食店などのテナントスペースに加え、空港が一望できる足湯スカイデッキなどもあり、なかなか充実した街づくりになっていました。その中でも、今回委員会が注目したのがレベル4の自動運転で施設内を走行する無人バスです。現在、定時運行による実証実験により今後の実用化に向けた取り組みが進行中の自動運転バス。実際に乗車させていただきました。敷地内の建物間を移動するには十分な性能であると感じましたが、やはりスピードが遅かったり、急に前方を人が横切ったりすると即停止してしばらく発車しないなど、公道を走行するにはまだ多くの課題があるとも感じました。しかし既に、京急バスと大田区による京急大鳥居駅と羽田イノベーションシティを往復する公道での自動運転バスの実証実験も1/24~2/23の期間限定で始まっています。今後の検証に期待したいと思います。

     

さて1月の報告の最後に、やはりこの出来事に触れないわけにはいかないでしょう。我が地元、横浜市南区では市会議員の辞職に伴う補欠選挙が行われています。突然、議員辞職したのは同じ自民党の遊佐大輔元市会議員です。菅元総理の秘書から市会議員に転身して4期目の途中でした。年齢は自分よりも18歳も若いのですが政治の世界では1期先輩にあたり、自分の初出馬の時からいろいろとお世話になりました。その時以来、県議と市議なので仕事のステージは違いますが、地域の陳情をお互い連携して対応したり、衆院選や参院選などの国政選挙では共に街頭に立って自民党候補者の当選に向け戦ってきた間柄です。そんな遊佐さんが体調を崩され、地元の会合やイベントに一切姿を見せなくなったのが昨年の3月頃でした。本人からかなり難しい病気だと聞き、ひたすら復帰を願いながら地元の支援者には「体調が戻れば必ず復帰しますよ」と説明を繰り返していました。昨年秋の衆院選でも、本人から体調を理由に手伝えない旨の報告を受け、病状はかなり悪いのだろうと予想していました。そして昨年12月中旬、遊佐さんから「直接会って話がしたい」と連絡があったときは、ついに病気のため仕事が続けられなくなったのか、と悲しい想像をしてしまいました。しかし実際に会って聞いた話は、想像を超えて自分の耳を疑うほどの内容でした。詳細についてはここでは敢えて控えます。要点だけ簡潔に言えば、病気は4月頃に完治していた、3年前から市会議員という職に限界を感じていた、休んでいた間にカンボジアに渡り起業した、事業が軌道に乗ったので議員を辞職する、という内容でした。あまりに突然のことで、驚愕すると共に様々な感情が胸中をよぎりましたが、とにかく私から強く言ったのは「せめて残りの任期2年は全うして欲しい」ということです。まだ43歳という若さですから、この先の人生他の仕事に就きたいという思いを否定するつもりはありません。しかしながら、3期連続トップ当選を果たした地元の人気者で、地元支援者はもちろん政界・財界からも期待されていた議員が、任期半ばで自己都合により職を投げ出すのは身勝手・無責任と言われても仕方ありません。補選になれば1億円近い費用がかかり税金の無使いですし、なんといっても投票してくれた有権者への裏切り行為となります。懸命に説得を試みましたが本人の意志は固く、結局その数日後遊佐さんは辞表を提出しました。

このブログを更新しているのは補欠選挙の投票日です。結果はどうなるかわかりませんが、自民党横浜市連は今回の不祥事ともいえる状況を鑑み、候補者の擁立を断念しました。自分は当初、2年後に迫る統一地方選を見据え何が何でも候補者を立てて戦うべきだと主張しましたが、その後の地元の反応、特に自民支持層の失望や怒りを直接聞くことにより、今回は敢えて1議席減らしてでも反省すべき状況なのかもしれないと考えるようになりました。辞めていった人のことはもう何も言いません。これから考えなければいけないのは、2年後の統一地方に向けいかに信頼回復に努めるかだと思います。もちろん自分の県議選を全力で戦うことが前提ですが、自民党南区支部としての次の市議選はいわば「出直し選挙」となります。南区支部一丸となって選挙戦に臨む覚悟を決めました。

昨年末からこの1月は衝撃と心労の約一か月間でした。どの新年会に出席しても話題は「市議辞職」ばかりで疲れました。今は早く補選が終わって、新たなスタートをしたいと切に願っています。また、自分が今の仕事を辞める時はなるべく人に迷惑をかけず、スムーズに後任に引き継いでいくことがいかに大切なのか、改めて考えさせられた日々でもありました。でも、自分はまだしばらくは議員として頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします!