活動ブログ

11月 20 11月20日

2023年10月 活動報告

冒頭からいきなり謝罪となってしまいますが、活動ブログの更新が大幅に遅れてしまったことをお詫びします。10月は志を共にした友人の急逝、仕事上の大切なパートナーの病気再発、その他諸々の身近な所でのトラブルが立て続けに発生しました。辛く重苦しい日々が続き、どうしても明るく前向きな報告をブログにアップするまで自分のモチベーションを上げることができませんでした。それでも日々仕事は続きます。そんな中で、毎日人前に出て笑顔で挨拶したり、公の場で積極的な議論をすることに疲れてしまいました。正直に言えば、今もかなり無理をして自分に鞭を打ちながら、この活動ブログを更新しています。そうは言っても初当選以来、毎月継続して来たHPの「活動ブログ」を中断するのは更に辛い事と思いますし、いつまでも落ち込んでいるのも自分らしくありません。11月も後半に入り、ようやく前を向けるようになってきました。頑張って10月の報告始めます。

令和5年第3回定例会(前期)は、10/13に無事終了しました。所属する総務政策常任委員会では、菅前総理や河野デジタル大臣などが提唱し話題となっている「ライドシェア」について議論を交わしました。コロナ後の社会はインバウンドの復活などで賑わいが戻りつつあり、確かに観光地などでタクシーの不足が課題になっています。地域ごとの現状をしっかりと検証し、法改正を含め検討していく必要があると感じています。しかし、現状のタクシー業界の実状も勘案することが大切であり、拙速な実施は控えるべきと主張しました。実は会社員時代の同僚が現在タクシー会社の社長を務めており、ライドシェアに関してはかなり厳しい意見もいただきました。今回検討を始める『神奈川版ライドシェア』については、企業・住民の意見をしっかりと吸い上げ、ウィンウィンの方向性を担保することが重要です。まだ議論が始まったばかりですが、全国に先駆けて神奈川発の「ライドシェア」を模索していきたいと思います。また「神奈川県広報戦略の改訂」については、元広告代理店マンの血が騒ぎ?他県と比較してもあまり良い出来とは思えない(ごめんなさい!)県の広報動画について、あれこれと意見を言わせていただきました。詳しくは県議会のHPでYouTube動画が視聴できるのでご覧ください。県民の皆さんが注目している物価高対策の補正予算は第3回定例会の後期(11/24~12/18)で補正予算の審議を行いますので、12月の報告までお待ちください。

地域での活動は、実りの秋を迎え忙しさが増すばかりです。自分が育成会の副会長を務める地元南区の「ボーイスカウト横浜第1団」は、恒例の『はこぶね寄席』を10/11に開催しました。これは、地元ボーイスカウトの活動資金を援助するため、私の父・豊彦や南区NO.1著名人?の故・桂歌丸師匠が中心に始めた企画で、今回が第48回になる歴史ある寄席です。今回は名人の柳家三三師匠を中心に、特別ゲストとして山田邦子さんも出演したことで、大勢のお客様にご来場いただき大いに盛り上がりました。チケットの売り上げがそのままボーイスカウトの活動資金になるわけですから、なるべく多くの方に参加していただくことが支援になります。今回も大成功でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。ボーイスカウトはじめスタッフの皆さん、お疲れ様でした。

10/21、自分が顧問を務める少年野球チーム「横浜南ボーイズ」が所属するボーイズリーグの「リスト杯少年野球大会」が開会式を迎えました。コロナ禍での式典は来賓なしだったので、久しぶりの開会式参加となりました。素晴らしい天気の下で清々しい開会式でしたが、始球式を務めるはずの某市会議員が急遽欠席となり、またも始球式の大役が自分に回ってきました。一年に2回も少年野球大会の始球式をやるなんてもちろん初めてです。しかも今回は前回の軟球ではなく硬球です。重くてホームまで届かないかも…と恐怖を感じながらマウンドへ向かいました。ところが結果はまさかのストライク!もちろん山なりのへなちょこボールでしたが、ちゃんとストライクゾーンに入りました。誰も期待していなかったため、関係者一同「目が点」。選手諸君やご父兄の皆様からは大きな拍手をいただきました。これからは始球式担当議員?として緊急登板に対応するよう、しっかり肩を作って調整していきたいと思っています(笑)。

10/22、県立こども医療センターで遠方から来て治療を受ける子どもたちの家族の宿泊施設「りらの家」に新たに完成したウッドデッキのお披露目会に招待されました。運営しているNPO法人「スマイルオブキッズ」の松尾理事長はじめ、こども医療センターの黒田総長や河北小児がんセンター長などとテープカットに立ち会い、敷地内に新たな施設が完成したことをお祝いしました。小高い丘の上にできたウッドデッキは、看病などで疲れたご家族の心をきっと癒してくれることと思います。「りらの家」については、先日県の「中小規模事業者省エネルギー設備導入支援補助金」の申請が受理されたばかりで、嬉しいことが続いています。これからも応援団として、「りらの家」を支援していきたいと思います。バザーも芋煮会も楽しかったです。

また10月は、地域の健民祭・運動会・ふれあい祭り等の健康をテーマにしたイベントが盛んです。コロナ前に比べれば、まだまだ数は少ないのですが、それでも10月から11月初旬にかけて6ヵ所のイベントに参加しました。秋の風物詩が戻って来て、世の中は少しづつ元通りになってきたことが実感できます。

忘れちゃいけない、議会以外の公務も活発に行われています。10/20は、県連政調の視察で世界最大規模のLPガス補填基地「夢の絆・川崎工場」に行ってきました。政調の視察も久しぶりで、前回はコロナ前にまで遡ると思います。日本瓦斯㈱(通称ニチガス)さんは、DX化・効率化を進めるとともに、「競争から共創へ」をテーマに、物流改革を積極的に目指しています。自社のみならず同業他社にも川崎港からアクセスの良い川崎工場を補填基地として利用してもらうなど、新たな取り組みを進め業界全体の底上げに一役買っています。地震などの「災害時に強いガス」として注目を集めるLPガス。都市ガスとの差別化を図り、県民へのエネルギー供給を支えるニチガスさんに期待しています。一見地味ですが、大変勉強になる視察となりました。

最後は、10/25にこれも4年振りに「ボーイスカウト活動推進議員連盟」の研修会・懇親会が開催されました。改選期を迎えたため、各議連も執行部のメンバーが刷新されます。通称「スカウト議連」で自分は今年度から事務局長を務めることとなりました。初仕事がこの研修会・懇親会だったのですが、事務局長イコール司会進行は議連のあるあるです。この日も御多分に漏れず司会進行役として、ゆっくり食事する時間もなく事務局長の仕事を全うさせていただきました。地元でボーイスカウト活動の支援をしている自分にとっては、忙しいながらもやりがいのある仕事です。後日、議会局の職員から「名司会!」と言われ、お世辞とわっかてながらも、ついにやけてしまう自分が恥ずかしい今日この頃です。3期目は、こうした議連などの事務方の責任者に抜擢されることが多くなり、ますます忙しさが増してきたことを実感しています。

今回はいろいろあって落ち込んでいる時期がありましたが、仕事が自分の背中をおしてくれた1ケ月だったと思います。いつまでもクヨクヨせず、先に天国へ旅立った友人の分も、懸命に病気と闘っている後輩の分も頑張らねば!やっとそう思えるようになりました。引き続きよろしくお願いいたします。

10月 08 10月8日

2023年9月 活動報告

10月に入ってようやく猛暑もひと段落ですね。昨夜遅く、短パンTシャツ でコンビニに買い物に行ったのですが、もうちょっと寒いな…と感じました。今年も既に残り3カ月かと思うと、ちょっと焦ります。今年中にやっておきたいと思っていたことが全然できていない。年々時間の流れは速くなると感じるのは自分だけでしょうか…。夏も終わり、一抹の寂しさを感じながら9月の活動報告を始めます。

9/7からスタートした県議会の令和5年第3回定例会。年間で会期が一番長い第3回定例会は、途中2週間ほどのインターバルを含め12/18まで開催される長丁場の議会です。昨日、前半の常任委員会が終了し今はホッと一息と言ったところですが、所属する総務政策常任委員会では、県の新たな総合計画・県庁内の組織改編・神奈川版ライドシェアなどの審議が行われましたが、これは10月の報告にとっておきます。

9月に私自身が一番気になったのは「かながわPay」第3弾のポイント付与が終了したことです。現在は所管ではありませんが、コロナ禍における消費喚起策として始めた「かながわPay」第1弾を手探りで始めた2年前は所管委員会の部会長という立場でもあり、「かながわPay」は様々な議論の末スタートさせた思い入れのある政策なのです。ある先輩議員から「ミスターかながわPay」などと冷やかされた事もありました。第1弾は周知が進まず予算を繰越したりと苦戦しましたが、反省を生かし改善を行った結果、第2弾は好評で3カ月で予算の100億円に達しました。そして、多くの県民や事業者から要望され今年の7月27日からスタートした第3弾は、わずか1カ月ちょっとで予算の100億に達し、9月6日にポイント付与は終了したと報告を受けました(ポイント利用は11月末まで)。好評のうちに終了!と言ってしまえばそれまでですが、あまりに早い予算達成に驚きました。それだけ県民に浸透したと思えば嬉しいのですが、今回はその反面、スマホ利用者だけが恩恵を受けるのは不公平だ、等の批判も多くありました。新しい政策を実現し、継続していくことの難しさを今は痛感しています。コロナ禍の経済を回すため実施した1~2弾。物価高騰による消費喚起対策として始めた第3弾。それぞれに大きな効果があったと思います。それと同時に反省点も多くありました。今後の経済状況などから「かながわPay」第4弾を実施するか今はまだわかりません。でも、もし第4弾を実施する事になれば、過去の反省点を活かし、より多くの県民が利用できる仕組みを考えることが大切だと思います。

今年の9月は、週末ごとに各地でイベントが開催され多忙な1カ月間でした。南区休日診療所の開所式、お三の宮日枝神社の例大祭、珠算競技会の県大会など、多くの式典やイベントのご招待いただきました。特に、日枝神社の例大祭は、コロナ開けに加え今年で鎮座350周年の節目の年でもあり、盛大に執り行われました。3日間にわたり神事・大神輿ご巡業・神輿の連合渡御・演芸大会と企画も目白押し。さすが南区最大のお祭りでした。コロナ禍を経て町内の神輿が減ってしまった面もありましたが、子どもの頃から見てきた地域のお祭りが、こうして継承されていくことの大切さを改めて感じました。詳しくは個人FBをご覧ください。

そんな中でも、特に印象に残っているのが9/16に行われた山王台幼稚園創立50周年記念・新園舎落成祝賀会でした。山王台幼稚園の田野岡由紀子理事長は、自分が県議選初出馬の頃から大変お世話になっている方で、最初に個人演説会の会場として園舎を貸していただいたのも田野岡理事長です。菅前総理の教育政策のブレインでもあり、神奈川県私立幼稚園振興連盟の会長でもある田野岡さんですが、普段は「姉さん」と呼ばせて頂いてます(笑)。実は春頃から祝賀会の進行や招待客についてのご相談があり、「菅前総理もご招待したいけど出席は無理かしら?」と仰るので「日程が合えば必ず来てくれますよ!」と激励し、菅さんの秘書にも是非出席していただけるようお願いしました。そして当日、多忙なスケジュールを調整していただき、菅前総理も出席のもと祝賀会は盛大に開催されました。本当に嬉しそうな「姉さん」の笑顔が印象的でした。そして、前総理が地域の幼稚園の祝賀会に出席するということで、下見も含め多くの人員を投入して警備に当たっていただいた県警察・南署の皆さんには心より御礼申し上げます。ありがとうございました!

そして9月の締めは、9/30に実施した我が新堀後援会の「日帰りバス旅行」です。こちらも個人FBに投稿していますので併せてご覧いただきたいと思いますが、とにかく4年振りの開催ということで、どうなることやら心配でした。新型コロナは5類に移行したとは言え、まだ感染者も多い状況の中で開催に理解は得られるのか?他の議員もまだ様子を見ている中で果たして参加者は集まるのか?など不安要素てんこ盛りの中、得意の「とりあえずやってみるか!」で開催しました。結局、バス2台約80名の参加者と共に、山梨県でブドウ狩りをメインにリニア館・酒造・ワイナリーなど見学して、食べて飲んで買い物して楽しいバスツアーになったと思います。支援者の皆さんと近い距離でふれあうことなど本当に久しぶりでしたが、様々なご意見も聞けて、やっぱり議員にとってこういう企画は大切だな、と再認識しました。「また参加したい!」との声も多くいただき、期待にお答えできるよう、来年も張り切って企画します!

その他、福神会の15周年祝賀会に初参加できたこと、菅前総理が久しぶりに飲食付きの「経済人の集い」を開催したこと等、ここ数年無かった行事が盛りだくさんの9月でした。

来週には県議会もひと段落で、年内にやっつけておきたいことを精力的にこなしていくつもりです。当事務所は現在人手不足なので頑張らねば…。急に涼しくなって来ました。皆様も体調管理には充分お気をつけください。ではまた来月!

9月 09 9月9日

2023年8月 活動報告

新型コロナが5類に移行して最初の8月。社会がコロナ前に戻りつつある中、今年の夏は地域のお祭りと視察がメインの1ヶ月間となり、久しぶりに「日本の夏」を満喫することができました。

議会は当然のことながら9月までお休みです。この間の公務としては、8/15の神奈川県戦没者追悼式、8/22~24に常任委員会の県外視察があっただけで、後はほとんど地元の夏祭りやイベントに参加していました。特に土日や祝日は、昼頃から夜8時頃まで各町内会のお祭り・縁日・盆踊りに顔を出して地域の方にご挨拶です。多い日は一日で7~8か所くらい周りましたし、我が事務所の町内会では7年振りに神輿も担ぎました(体中痛くて3日間くらい使い物になりませんでしたが…)。とにかく4年振りのことなので、どの町内でいつお祭りが開催されているのか思い出すのに苦労し、更には猛暑に加え還暦を迎えた体力の衰えを感じないわけにはいかず、だいぶ苦戦しました。でも、久しぶりにお祭りが帰って来た地元の皆さんの顔は明るく、コロナ前より人出も多く感じられました。やっぱり「日本の夏」はこうでなくっちゃ!しかし、過去必ず顔を出していた町内の中には、お祭りが開催できなかったところもあり、コロナによる3年のブランクが大きな影響を及ぼした地域も決して少なくありませんでした。改めて突き付けられた高齢化・少子化といった課題を地元のお祭りで再確認することとなり、地域の伝統文化を継承していくことの大切さと難しさを痛感しています。

そして今回のメイン、冒頭少し触れましたが、数少ない公務の中でも久しぶりに開催された常任委員会の夏の県外視察についてご報告します。常任委員会の県外視察は昨年も開催されましたが、昨夏はまだ感染者数が多く、11月に延期されました。なので、真夏の時期に県外視察を実施するのはこちらも4年振りとなります。我が総務政策常任委員会の視察先は、佐渡島を中心とした新潟県に決定。新潟県と言えば学生時代はスキー、会社員時代も出張で数回行きましたが、佐渡島に渡るのは人生初です。なんで佐渡?と思われるかもしれませんが、実は興味深い調査先は結構あるんです。まず訪れたのは、佐渡市が取り組んでいる特別天然記念物「トキ」の保護・育成の現場でした。トキと言えば、学名「ニッポニア・ニッポン」で知られる日本固有の鳥類。日本最後の野生のトキ「キンちゃん」が死んで20年が経ちましたが、その後佐渡市は中国に生息していたトキを輸入し、佐渡の地で飼育・交配に成功。現在では約500羽のトキが野生化して佐渡市内に生息しています。トキの生息環境を守るために水田などに農薬を一切使わない等、市全体で様々な工夫をされており、これは一自治体の成功例にとどまらず、我が国として大変重要な事業だと感じました。レッドリストに載るような我が国の絶滅危惧種を守っていくことは、我々日本人としての使命です。佐渡市の皆さんには、心から拍手と感謝の気持ちを送りたいと思います。ちなみに、佐渡市のゆるキャラは「サドッキー」です!以後お見知りおきを。

そして佐渡に渡ったもう一つの目的は、航空自衛隊佐渡分屯基地の調査です。この基地には、日本にたった4基しかない高性能なレーダーが配備されています。早期警戒管制レーダーFPS-5、通称「ガメラレーダー」は、大型の航空機のみならず、北朝鮮などが発射するミサイル等の小型飛翔体をいち早く感知し、航空自衛隊の基地や洋上イージス艦に伝え、我が国の空の安全を24時間365日守ってくれています。「ガメラレーダー」のネーミングの理由は、見たままですね(笑)。また、中国やロシアの航空機が我が国の領空に侵入してきた際の自衛隊機のスクランブル発進は、2021年で1000回以上、2022年で700回以上も行われている事実に驚きました。毎年、平均して1日に2~3回のペースでスクランブル発進が日常化している現実を、日本国民はもっと知るべきだと思います。このように日々国民の安全と平和を守っている自衛官の皆さんに対して、本当に頭が下がる想いでした。国では防衛費の増額についての議論が行われている中、マスコミ等では否定的な意見もよく目にしますが、現状の世界情勢を考えた場合、もはや議論の余地はないと思います。戦争をするための予算ではない、国を守るための予算は絶対に増額すべきだと改めて痛感しました。

その他には、新潟と言えば日本酒!と思われる方も多いと思いますが、1892年から佐渡の地酒「真野鶴」を作り続ける尾畑酒造さんの「学校蔵」の取組みを調査しました。廃校となった小学校の校舎をそのまま酒蔵として再利用した、内閣府日本酒特区の第1号に認定されたサスティナブル・ブリュアリー「学校蔵」は、酒造り・共生・交流・学びをテーマに、まさにSDG’zなプロジェクトでした。酒造り体験・レストラン・宿泊施設など多様なプログラムや設備もあり、関係者の皆さんの佐渡が抱える様々な地域課題に向き合う姿勢がひしひしと感じられ、刺激をいただいた視察となりました。最近、議員視察に対する目が厳しい?ので、おいしそうな日本酒の試飲はグッとこらえてお土産として購入(笑)。横浜に帰ってから美味しく頂きました。

また、県の政策とは無関係な観光地の視察もNGな昨今ですが、尾畑酒造さんの酒蔵庫がかの有名な佐渡金山の中にあるということで、観光地とみなされそうな金山もちょっとだけ見学することができました。これはラッキーでした!常に低温が保たれる金山の坑道内は、酒造庫に適しているんだそうです。そして最後は高速連絡船「ジェットフォイル」で新潟市内に戻り、新潟県庁で民間による庁舎の利活用「県庁前ナイトマルシェ」などについて説明を受け、開業25周年を迎えた新潟県立植物園では「食虫植物展」「花と恐竜展」など積極的に企画を実施する姿勢を学び、2泊3日の県外視察は終了しました。実は今回、新潟滞在中の3日間は連日38度~39度という猛暑。しかし、この時期まさに日本で一番暑い場所に、わざわざ来た甲斐があったと思える新潟視察でした。議員視察、ちゃんと真面目にやってますよ!

 

いざ書き出すと、本当にお祭りと視察の報告だけでかなりのボリュームになってしまいました。8月はその他にも、神奈川県戦没者追悼式や横浜市小学生野球連盟(YBBL)の開会式など、印象深い活動も多々ありましたが、こちらは個人Facebookにて報告済みなので、良ければそちらをご覧ください。

台風が立て続いて発生するなど、9月の声を聞いて夏の終わりもすぐそこかと思いきや、相変わらず暑い日が続いています。コロナもじわじわと増えています。皆様も健康には充分留意してお過ごしください。

8月 10 8月10日

2023年7月 活動報告

連日の猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか?自分は比較的暑い季節が得意な体質なのですが、この暑さにはさすがに参りました。やっぱり還暦を迎えたせいなのか?猛暑が身体に堪えます。国連のグテーレス事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が来た」と発言したそうですが、地球環境の変化を身をもって感じさせられるとともに、カーボンニュートラル・脱炭酸社会の重要性を改めて痛感する今日この頃です。

7月11日、改選後初となる「令和5年第2回定例会」は、骨格予算への肉付けとなる補正予算案約49億円を可決し無事終了しました。道路や河川の整備といった「待ったなし」の公共事業を中心に、子育て支援の充実なども考慮した内容の補正予算は、安心して暮らせる県民生活に直結しており、今後迅速な予算執行を目指します。

議会が終了したからといって、のんびり過ごせるわけではないのが議員の宿命(涙)。早速翌日から県連政調会の主催による「団体ヒアリング」そして「市町村ヒアリング」が続きます。初当選以来、自民党県連の「教育グループ」に所属し今年度から同グループの事務局長を仰せつかった自分は、「団体ヒアリング」では主に県私立幼稚園振興連盟さんや県私学中高学校協会さん・県専修学校各種学校協会さん等の教育関係の団体の要望を伺います。そんな中、我が地元の山王台幼稚園の田野岡由紀子理事長が会長を務める私立幼稚園振興協会さん主催による研修会・意見交換会が開催されました。最近話題の「送迎バスの園児置き去り」や「不適切な保育」などの対策について専門家からの講演があり、その後は保育園と比較しても処遇改善が遅れている幼稚園教諭の人材不足など、様々なご意見ご要望を伺いました。同じ教育グループの加藤元弥議長や新井絹代グループ長らと共に、有意義な意見交換会となったと思います。

個人アカウントのFacebookで報告済みですが、共生社会推進特別委員会の委員長としての公務が2件ありました。一つは、毎年恒例の「ともに生きる社会かながわ憲章」のチラシ配布。今年も桜木町駅前をお借りして、早朝からチラシ配布と街頭演説を行いました。県立津久井やまゆり園で発生したあの凄惨な殺傷事件から、今年で7年が経過しています。「意思疎通ができない障がい者は生きる意味がない」という間違った考えから犯行に至った犯人は、決して許されるべきではないと考えますし、この恐ろしい事件を風化させず、県民全員で障がい者やそのご家族が安心して暮らせる神奈川県を目指さなければいけないと思います。そのために地道ではありますが、朝から30度近い気温の中、超党派の県会議員と県職員の皆さんで通勤・通学中の皆様に共生社会の実現がいかに大切かを訴えました。しかしながら、朝の忙しい時間帯とは言え、チラシを受け取ってくれる方は思った以上に少なかったと感じています。大変難しいテーマであり、多くの方にとっては自分の生活と直結しない事柄だとは思います。自分もサラリーマン時代だったら「朝から重い内容だな…」とついついスルーしてしまったかもしれません。でも、重いテーマからこそ、多くに県民に考えてもらいたいし、誰かがこのテーマを伝え続けて行かなければならないと思います。共生社会の実現。議員になって初めて向き合った課題ではありますが、今では自分のライフワークだと思って取り組み続けたいと考えています。

もう一件の公務は、7/26「津久井やまゆり園事件追悼式」の参加です。まさに7年前の7/26に発生した津久井やまゆり園事件。あれから7年も経ったのかと思うと感慨深いものがあります。昨年は厚生常任委員会委員長として初めて追悼式に参加し、今年は共生社会推進の委員長として2年連続での参加となりました。津久井やまゆり園の園舎は事件後建て替えられており、私は事件当時の建物を知りません。周辺ののどかな風景と現在の清潔感あふれる真新しい園舎を見ていると、誰しもがあんな恐ろしい事件が起こった場所だと想像することは難しいのではないかと思います。だだ、ここで起こった恐ろしい事件はまぎれもない事実であり、私たちは決して忘れてはいけない出来事なのです。しかし、その後も同じ県立の障がい者施設である中井やまゆり園において、職員による入居者への虐待等が発覚し、我々が掲げた「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念は、お膝元の県直営施設ですら浸透していない事実を思い知らされました。「道半ば」と言うよりは、ようやくスタートラインに立てた状況なのだろうと思います。私はこの事件が発生した時点で神奈川県議会議員であったことを決して忘れず、こうした事件が二度と起こらない社会を作るため、全力で取り組んでいくことが我々議員の使命であると感じています。

また今年10月には、「津久井やまゆり園事件」をモチーフにした映画『月』が宮沢りえ・オダギリジョーなどの豪華キャストで上映されます。どのような切り口で物語が進むのか、石井裕也監督は何を伝えたいのか、とても注目しています。県民の皆さんと、この映画の感想などを語り合える機会など作れたらいいなぁ、と考えたりしています。

7/31は総務政策常任委員会の県内視察が行われ、川崎競馬場と小向きゅう舎を視察してきました。刑法により都道府県による競馬の運営が認められていることから、神奈川県は馬の改良増殖その他畜産の進行に寄与すること、地方財政の改善を図ることを目的として、昭和23年から競馬事業の開催を行っています。県が競馬を主催して県財政の一部を支えていることはあまり知られていませんよね。

まずは川崎競馬場で、神奈川県川崎競馬組合から過去の歴史と経営状況についてレクチャーを受けました。バブル崩壊後、経営は厳しい状況が続き平成16年には約36億円の累積赤字を抱えた県の競馬事業が、平成27年には黒字に転じ、令和4年度は史上初めて売得金1,000億円を超え売得金過去最高額を6年連続で更新するという健闘を見せていることに驚きました。苦難の赤字時代に徹底した経費削減を行い、その後インターネット投票の導入により売得金を大きく伸ばしたとのこと。不要不急の外出が制限されたコロナ禍にインターネット投票が大きく伸びたとは、まさに「瓢箪から駒」というべきでしょうか。やはり現地に足を運んで、直接見聞きするのはいろいろ勉強になります。

その後は、バスで10分程移動して小向きゅう舎を視察。老朽化が進む小向きゅう舎は、移転や建て替えの検討がされており、現状を調査するのが目的です。実は目の前で競馬の馬を見たのは初めてでしたが、皆大きくてたくましく、とても聡明な感じの瞳に魅了されました。まるで「僕たちに新しいきゅう舎をお願いします!」と訴えかけているようでした。馬、可愛いですね!さて実際にきゅう舎を見てみれば、確かに老朽化は進んでおり移転の検討は必要と感じましたが、広大な面積の小向きゅう舎に代わる代替地選びや建設費用など、越えなければいけないハードルは高いと思います。県と委託されているよみうりランドが知恵を絞る必要がありそうですね。競馬ファンに対してクラウドファンディングなど検討するのも良いのではないかと個人的には思いました。

7月は議会が終わった後も公務や議員野球部の合宿などが続き、あっという間に過ぎていった感じがします。さあ、これから夏本番。我が地元は各町内会の夏祭り・盆踊りがピークを迎えます。コロナ禍で丸3年開催されなかった地域のお祭りも今年ははぼ復活していて、以前のように全部回れるか体力的に不安ではありますが、還暦オヤジここにあり!で、暑さに負けず頑張りたいと思います。

 

7月 10 7月10日

2023年6月 活動報告

6月の活動報告をする前に、お伝えしたいことがあります。去る6月20日、尊敬してやまない竹内英明県議会議員がご逝去されました。72歳でした。政治家としてはまだまだ現役で十分活躍できる年齢であり、なんと言っても我が自民党神奈川県連にとって、まさに精神的支柱であった竹内先生の悲報は我々にとってあまりにも辛く悲しい出来事でした。

自分が県議選に出馬することを決断した9年前、携帯電話に見覚えのない番号から着信がありました。出てみると「県連の竹内です!よく決断したね。選挙頑張って!神奈川のため一緒に働こう!」と会ったこともない自分に激励の言葉をかけていただいたのが、当時県連幹事長だった竹内先生でした。随分と勇気をいただいた事を覚えています。当選後は、同じ自民党県議団の一員として、数多くのご指導を受けました。初めて一般質問に立った時、多くの先輩方から「早口で聞き取りにくい」と辛めの批評をいただきましたが、竹内先生は「お前のペースでやればいい。気にするな」と温かい言葉をいただいた事は今でも覚えています。とにかく若手の面倒見が良く、時には叱られ時には褒められ、ご指導をいただきました。でも、仕事から離れれば、若手に交じって飲んで(後半はノンアルでしたが)歌って楽しく接してくれました。長く幹事長を務められていたせいで、いつも「幹事長!」と呼んでいましたが、県連幹事長を退任されてからは、何て呼べばいいのだろう?と悩んだものです。結局、失礼ながら『オヤジさん』と呼ばせていただきましたが、いやな顔一つせずにいつもニコニコされていました。渋くてかっこよくて優しくて、でも筋が通らないことは大嫌いな、憧れの上司であり同志であった竹内英明先生。

そんな『オヤジさん』は帰らぬ人となってしまいました。突然の悲報にショックでしばらくは放心状態でしたが、いつまでもくよくよと落ち込んでいるのを喜ぶオヤジさんではありません。数々の教えと、神奈川県連のためなら党本部にもケンカを売ったスピリットを忘れることなく受け継いでいくことが、残された我々の使命だと思います。竹内英明先生、本当にありがとうございました!これからも天国から見守ってください。

6月の活動報告に戻ります。改選後初の定例会となる令和5年第2回定例会は6/16にスタートしました。代表質問、一般質問、常任委員会、特別委員会とこれまで通りに進んでいき、改選期特有の骨格予算に肉付けした6月補正予算を審議します。物価高騰や子育て支援などを中心に、今は県民生活を守るため様々な議論が行われている真っ最中です。7/11には採決を迎えますが、自分の所属する総務政策常任委員会(部会長)、共生社会推進特別委員会(委員長)でも有意義な議論が出来たと自負しています。改選期最初の定例会は通常の流れと多少の違いがあり、当たり前ですが4年振りということで「あれ?これはどうするんだっけ?」とルールをど忘れてしまった(汗)ことなどもありましたが、バタバタしながらも何とか乗り切れそうです。ようやく始まった新たな任期。3期目といえば、もう若手とは呼ばれず『中堅』です。諸先輩方と若手の間に入り、潤滑油のような存在として4年間働いていかなければならない立場になったことを痛感した6月議会となりました。

新型コロナが5類に移行し、様々な会合やイベントが戻ってきました。地元の剣道大会やBBQ、特に企業・各種団体・商店街等の総会・懇親会も3年振りや4年振りの開催が目白押しです。6月だけで10ヵ所以上の総会・懇親会に出席しました。そんな中、6/3に横浜日中友好協会の総会・懇親会が開催され、同協会の顧問に就任することになりました。思い起こせば亡き父・豊彦が長年に渡り会長を務めた横浜日中友好協会。20代の前半に父の「カバン持ち」で北京と上海を訪問したことを思い出します。もちろん自分にとって初めての訪中であり、良い経験をさせてもらったと思います。横浜の中国人留学生を自宅に招いてパーティーを行ったこともあり、楽しい思い出が多々ありました。しかし、残念ながら現在の日中関係は難しい状況です。国際関係については国に委ねるしかありませんが、国民同士の地域での交流はまた別の次元だと考えています。自分の出来ることを地道に進めて、少しでも両国の関係改善のお手伝いが出来ればと思います。

南区伝統?の地区懇談会も完全復活となりました。5月から6月にかけて16地区ある連合町内会ごとに、区長を招いて地域の課題や市への要望を伝える会議体が「地区懇談会」です。コロナ禍では、完全中止を経て規模縮小(区職員と町内会役員のみ出席)の開催へ移行し、今年度は久しぶりのフルスペック開催となり、我々地元議員の出席も可能となりました。しばらく参加していなかったこともあり、16地区すべてに出席するのはスケジュール調整が難しく、やりくりしながら何とか半分ほどの会議に出席出来ました。本当に久しぶりにお会いした方が多く、「久しぶりだねぇ!元気?」などと声をかけられ恐縮のしっぱなしでした。来年はなるべく多くの地区の懇談会に出席するため、今からスケジュール管理をしたいと考える今日この頃です。

その他、eスポーツアジア大会の日本代表選手の県知事訪問アテンドや違法薬物乱用防止キャンペーンなど、印象深い活動もありましたが、こちらは個人Facebookをご覧ください。

新しい任期が本格的にスタートし、コロナも落ち着き、多忙な毎日を送っています。でも、この多忙さが嬉しいですよね。梅雨なのに?毎日暑い日が続いています。皆様も体調管理には充分注意してお過ごしください。