2024年2月 活動報告 

2024年3月10日

3月の声を聞いても寒い日が続きますね。晴れれば日中は暖かい日もありますが、朝夕は本当に冷え込みます。体調管理に気を遣いながら、一年で最も忙しい1~3月を迎え、多忙な毎日を過ごしています。1月の報告がだいぶ遅くなってしまったので、2月の報告は早めに!と思っていましたが、結局3月も10日が過ぎてしまいました。時が経つのは早いものです。

2月に入って議会が始まるまでの約2週間、この時期には珍しく2つの視察がありました。一つ目は、2/1に行われた共生社会推進特別委員会の県内視察で「中井やまゆり園」を訪れました。県立の障がい者施設「中井やまゆり園」はここ数年、虐待事案などが多発し、悪い意味で注目を集めていました。共生社会の実現を目指す神奈川県としては、お膝元の県立施設での度重なる不祥事に対し、外部アドバイザーを常駐させるなど対策を行ってきましたが、改善に向けてはまだ道半ばといったところです。それでも街中に施設外作業スペースを設けるなど新たな取り組みを導入し、重度の障害を持つ入居者の皆さんにも少しずつ協調性と笑顔が戻って来たと聞きます。この日は、午前中に秦野駅にほど近い作業スペース「らっかせい」を視察し、午後は中井やまゆり園を視察しました。特に「らっかせい」では各委員が入居者の中に混ざって、牛乳の紙パックを解体する作業を手伝いました。なかなかできない体験だったと思います。数か月前まで真っ暗な居室から出てこなかった方が、今はこうして施設の外に出て作業をしているところを見て、アドバイザーの的確な指導と職員の方々の努力が垣間見れました。昨年秋に同委員会の視察で、私自身初めて福岡の障がい者施設を視察した時の先に見えない不安感と比べ、今回は一筋の光が見えた気がしました。もちろん、根本的な改善には長い時間を要すると思いますが、今後に期待が持てる視察となりました。

2つ目は、2/9に自民党防衛議連のメンバーによる「キャンプ座間」の視察です。まず、相武台の駅から住宅街を抜け徒歩数分の距離に、日米合同の広大な基地があることに驚きました。もともとは、第2次世界大戦中に帝国陸軍の訓練施設として使用された基地だそうです。ちょうどお昼時に到着したので、自衛官の皆さんと同じ食堂で同じメニューの昼食(この日は豚骨ラーメン!)をいただきました。その後、講堂でレクチャーを受けてから自衛隊の様々な装備や資料展示室などを見学し、続けてマイクロバスに乗り「座間ツアー」と呼ばれる米軍施設を車内から視察するコースを体験。最後は、昭和天皇が戦時中視察に来られた際の防空壕(実際は使用されなかったようです)や、昭和12年に天皇陛下自らが命名された『相武台』の地名にちなんだ「相武臺碑」も見学。貴重な経験となりました。1月に能登半島地震があったばかりということもあり、やはり注目だったのは災害時に活躍した自衛隊の装備の数々でした。橋のない河川に仮設の橋を架ける重機などは圧巻としか言いようがありません。また海外の戦場跡地で地雷を撤去するための車両も興味深かったです。どこかの政党は、自衛隊が憲法違反で防衛費の増額は軍事力を増強だ、などと寝ぼけたことを言っていますが、こうした装備のどこが軍事力なのか…。国民をあらゆる危機から救えるのは自衛隊以外にありません。これからも応援し続けていく気持ちがますます強くなった視察となりました。

そして2/13からは神奈川県議会の令和6年第一回定例会が始まりました。2~3月に行われる第一回定例会は、次年度当初予算案を審議する大切な議会です。また今定例会では本会議一般質問で自分の登壇もあり、6~7項目の質問の準備にも時間がかかります。持ち時間30分に対して、約1か月半前から打ち合わせが始まり、自分がやりたい質問を実現するための『勉強会』と称する県当局との攻防?はタフな精神力が必要です。紆余曲折ありましたが、今回もなんとか満足のいく質問になったのかな、と思っています。しかしながら、ここで一般質問の内容を説明するとあまりに長文となってしまいますので、本会議から常任委員会、特別委員会、予算委員会と続く定例会については、後日改めて詳細をご報告させていただきます。そう言えば、すっかり2月の恒例となった「ピンクシャツDAY」では、県庁本庁舎が見事にピンク色に染まっていましたよ。

定例会とは直接の関係はありませんが、2/27に「拉致問題地方議会全国協議会」の一員(役職は会計です)として松田会長以下、小島幹事長、新井事務局長とともに、「特定失踪者問題調査会」の荒木和博会長ら役員の方々との面会に臨みました。限りなく北朝鮮から拉致された可能性が高いにもかかわらず、証拠不十分で拉致被害者と認定されていない特定失踪者のご家族にも、高齢化の波は押し寄せています。拉致被害者のみならず、特定失踪者に関しても全国協議会および県議会拉致議連として取組の強化をしていく必要性を感じました。

昨年4月の選挙前の街頭活動中に、脱炭素社会の実現や太陽光発電の重要性を訴える団体「ゼロエミッション横浜」のS さんからお声がけいただき、それ以来要望書を受けとったり意見交換などもしていました。2/24に、そのSさんの繋がりから、環境問題、特に太陽光パネルの普及を目指して活動する横浜市立大学のサークル「Tehs」のメンバーを中心とした現役大学生(高校生もいました!)の皆さんとの意見交換会に参加しました。おそらく学生の方々とガッツリ意見交換をしたのは、この日が初めてだったと思います。東京都や川崎市が、太陽光パネルの設置を一部義務化しようとする中、神奈川県の方向性を確認したいとの趣旨で、同期の芥川議員(座間市)・市川議員(藤沢市)、後輩の大村議員(金沢区)・桝議員(茅ヶ崎市)の5名で対応し、神奈川県の現状や今後の方向性について、かなり熱い積極的な議論となりました。温暖化が進む現状や政府の方針など踏まえれば、脱炭素社会の実現は必須の課題であることは間違いありません。しかし、企業の理解や太陽光パネルの廃棄の問題等、クリアしなければいけない課題もあり拙速な対応はできません。のんびりとはしていられませんが、ある程度の時間を必要とする問題だと意見させていただきました。しかし本当に最近の学生さんには、意識の高い人が多いですね。自分の学生時代を思い出すと…。いや、思い出すのはやめておきます(汗)。近年、議員の成り手不足が叫ばれていますが、この日集まった学生さんたちには、ぜひ将来政治の世界に飛び込んで欲しいと感じました。自分の刺激にもなりますし、またこういう機会があれば参加したいと思います。

2/2は恒例の「新堀ふみあき新春の集い」を開催しました。コロナ禍で2年お休みして、昨年は支援者からの要望もあり強行?した「新春の集い」。今年はどこに気を使うこともなく、久しぶりに堂々と開催できました。地元支援者・友好企業・各種団体など350人を超える参加者にご来場いただき、盛大で和やかな会となり多くお方にご満足いただけたかと思っています。国会議員のパーティーが話題となっている昨今ですが、私の「新春の集い」は政治資金パーティーではありませんし、キックバックも裏金もありません!正々堂々とやらせていただきました。もちろん来年も開催いたしますので、よろしくお願いいたします。

最後に、2月の風物詩といえばなんといっても節分。コロナ禍でここ数年、まともに開催されていなかった地元の神社やお寺の節分祭もようやく復活です。今年の2月3日は久しぶりに例年通り3か所の節分祭にお招きされ、地域の皆さんと交流を図ることができました。新型コロナが5類に移行して以来、地域のイベントもようやく一回りでしょうか。日本には、こうした四季折々の行事があり、国民の皆さんはそれをしっかりと継承して次に世代へと繋げていきます。本当に素晴らしいことだと思います。やっぱり日本人に生まれて良かった!

盛りだくさんの2月だったので、だいぶ長い活動報告になってしまいました。議員3期目のスタートとなった令和5年度もまもなく終了します。来週からは予算委員会が始まり、いよいよラストスパートです!季節の変わり目、皆さんも体調には十分注意してお過ごしください。