2020年3月 活動報告

2020年4月1日

3月25日をもって神奈川県議会令和2年第1回定例会は終了しました。次年度予算案を審議していく中、会期中に新型コロナ対策の補正予算案約36億円を可決する異例の展開もあり、絶えず緊張感を感じ続けながらの議会となりました。
特に自分が所属する厚生常任委員会では、12月5日の黒岩知事の発言以来ずっと懸案だった津久井やまゆり園の指定管理の方向性の議論や、他の県立障がい者施設での虐待事案の発覚に加え、日々状況が変化する新型コロナウィルス感染症対策の補正予算案の審議もあり、3月18日までの予定を23日まで延長して審議しました。
常任委員会・予算委員会・新型コロナウィルス感染症対策特別委員会の3委員会を掛け持ちしながらの第1回定例会は、神奈川県の令和2年度予算案と、国に対して新型コロナ対策における医療・経済・教育などあらゆる面での支援を要望する意見書を議決して閉会しました。


さて、新型コロナウィルスは我々議員の生活パターンをすっかり変えてしまいました。改めて3月のスケジュール表を確認したところ、全部で26件の行事・会議・会合等が中止もしくは延期となりました。平日の帰宅時間も大幅に早くなり、土日も自宅にいる時間が増え、家族から迷惑?がられています(笑)。
ここはもう、神が与えてくれた貴重な時間だと思い、読んでいなかった本を読んだり、録画したまま観ていない映画・ドラマなどを鑑賞している毎日です。そんな中、3/26に地元南区の「別所地域ケアプラザ」が竣工し、式典は中止となりましたが内覧会のみ実施との連絡が入り、地域の行事に飢えて?いた私は早速伺いました。ケアプラザが無かった別所地区の皆さんにとっては待望の施設で、防災備蓄倉庫の役割も果たしています。南土木事務所の移転に伴い新たに整備されたこの施設が、地域の皆さんにとって有効に活用されることを願います。

先月の活動報告を書きこんでいるころは『4月の声を聞く頃には、きっと新型コロナウィルスも落ち着いているんだろうなぁ』などと勝手に想像していた自分が、今は恥ずかしく思え深く反省しています。現在の感染拡大は、自分も含め国民全体の危機管理意識が足りなかったことが一因と言えるのではないかと思っています。でも、まだ我々は負けたわけではありません。これからがウィルスとの闘いの正念場です。外出の自粛等により、観光業・飲食業など多くの皆さんが厳しい状況にあります。国の動向を見ながら、県として一刻も早く新たな補助制度などを作り、皆さんが安心して生活できるよう取り組んでいきます。国民一体となって、この難局に立ち向かいましょう!