2020年12月 活動報告

2021年1月5日

先日ブログ上で「新年のご挨拶」をアップしたことで、すっかり安心していました。実は12月の活動報告がまだでしたね(汗)。早速ご報告させていただきます。

コロナ禍に揺れた2020年の締めくくりは、県議会第3回定例会(後期)が17日まで開催され、本会議・常任委員会・特別委員会などで活発な議論が行われました。また今年は、超党派でつくる「政務活動費連絡会」に所属し、自民党のコメンテーターとしての役目を1年間勤めました。この連絡会は、何かと話題になる政務活動費(議員活動に伴う諸経費として県から支給される費用)に係る諸書類を令和6年度(令和5年度交付分)から県HP上で公開する条例改正を受け、県民から見ても透明性・公正性が高いものとするため、関連する諸々の制度や書式を検討していく会議体です。他都道府県ではすでに実施している自治体もあり、神奈川県としては早急に対応していかなければいけない案件と感じています。12月で終了した今年度の連絡会では、今まで年度末にまとめて処理していた領収書などの諸書類を四半期ごとに分けて処理するルールを制度化することと、視察などの内容について訪問先や経費(交通費・宿泊費等)をより詳細に支出表に明記することを決定し、議長に報告書として提出しました。民間企業に長くいた自分から見れば、全く当たり前の事務処理なのですが、これまで議論・実践されていなかったことはお恥ずかしい限りです。マスコミやオンブズマン等からすれば、突っ込みどころ満載だったと思います。もし次年度も同委員会の委員に任命されれば、サラリーマン時代の経験を生かして、引き続き県民目線で改革を進めていく所存です。

個人FBやタウンニュース等で既に報告済みですが、12月7日には約1年振りで本会議一般質問の機会をいただきました。質問項目は以下の通りです。

①感染防止対策取組書の更なる普及について

②子どもの手話習得支援について

③米軍根岸住宅地区のの返還に向けた取組について

④大岡川河川再生計画における親水拠点の整備と周辺地域の魅力的な観光資源の発信について

⑤脱炭素社会実現に向けた再生可能エネルギーの利用拡大について

⑥三浦半島から横浜にかけての異臭問題について

⑦県立高等学校の入学者選抜における感染症対策について

新型コロナ対策で2問、地元南区に関連した質問が2問、県全体に係る課題について3問の計7問。知事・環境農政局長・教育長からは、それぞれ前向きなご答弁をいただきました。詳細は、神奈川県HPから県議会のページにてご確認ください。また今回は初めて手話に関する質問を行うということで、県聴覚障害者連盟の方々が傍聴に来られることとなり、質問の一部を手話で行うことにしました。本番3日前から特訓しましたが、過去6回の一般質問の中では、一番緊張した瞬間だったかもしれません。さて上手くできたかどうかは、県HPの動画を見てご判断お願いします。(笑)

また、12月11日に開催された新型コロナウィルス感染症対策特別委員会では、午前中の質疑に続き午後は現地調査として、県が湘南鎌倉総合病院の協力により新型コロナウィルス感染症専門病棟として建設した臨時の医療施設を視察しました。この施設は5棟180床が整備され、主に中等症の患者の受け入れを行っています。しかし、視察当日では3棟のみ稼働している状態(現在は4棟目が稼働しています)で残り2棟は未使用でした。感染者が急増している中で不思議に思い確認したところ、医師や看護師が不足しているため開けたくても開けられない状況とのことでした。あらためて医療現場のひっ迫はすぐそこまで迫っていると知り、感染者数の減少を一刻も早く実現させなければ、本県の医療体制は限界を迎えることを痛感しました。 そんな中でも、現場の医師や看護師の方々の前向きで献身的な姿勢には、本当に頭が下がりました。感謝しかありません。

 

その他の活動としては、恒例の桜木町駅前で行う「北朝鮮拉致被害者を取り戻すための署名活動」に今年も参加し、例年以上に多くの署名をいただいたことと、昨年新築された「横浜武道館」で行われた「武道祭2020」に出席したことです。本来ならば東京2020オリンピックの文化プログラムの一環として実施するはずだった「武道祭2020」は、時期を遅らせて無観客・ネット配信という形での開催となりました。来年こそ世界各国の人たちに、弓道・剣道・柔道・空手など日本の武道の演技を生で見ていただきたいと切に願います。

神奈川県は東京都・埼玉県・千葉県と共に、飲食店・カラオケ店などに対し新たな時短営業の要請を決定しました。政府も二度目の緊急事態宣言を発出する方針を固めたようです。厳しい状況がさらに続くことになりますが、県も新たな支援策を計画していますし、我々議会もそのための補正予算を議決する準備をしています。近い将来必ずやって来る明るい未来に希望を持って、みんなで頑張りましょう!