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3月 05 3月5日

2022年2月 活動報告

3月になって、気温が少しずつ上昇してきましたね。毎月上旬の休日に事務所で一人、ブログの更新をするのがすっかり自分のルーティーンになっていますが、今日はダウンジャケットを脱いでプラプラと事務所まで歩いてきました。春はもうすぐですね。

さて、神奈川県議会「令和4年第一回定例会」は2月10日からスターしました。来年度予算を中心に数多くの議案を審議する重要な議会で、3月25日まで続きます。自分にとっても令和2年12月以来、1年2カ月ぶりに本会議で知事など県幹部に対し一般質問の機会を得た定例会であり、気合十分で臨みました。

質問は全部で7項目。知事に対し「コロナ禍における中小企業のBCP策定支援」「ICTの進展を踏まえた防災行政通信網の再整備」の他、地元ネタとして毎回質問している「米軍根岸住宅地区の返還に向けた取組」と、やはり地元にある県立こども医療センターの取組み「小児がん治療後の晩期合併症の周知」の計4問を質問。また「再整備を契機とした県立図書館のPR」「県立高校におけるシチズンシップ教育の充実」「110番通報の適正な利用と電話リレーサービス等の周知」を教育長・教育監・警察本部長にそれぞれ1問づつ質問しました。どれも思い入れのある質問項目ですが、今回「県立高校のシチズンシップ教育」について、あえて教育長ではなく教育監に質問したのには訳があります。自分は5年前の一般質問でも、将来高校の新しい必修科目になる「公共」を活用したシチズンシップ教育について取り上げた際、丁寧に対応していただいたのが、当時高校教育課長だった岡野親教育監でした。岡野教育監は、元々は県立高校の教員で校長先生も経験されていますので、当然県の様々な教育問題について精通されており、新人議員だった自分もいろいろとご教授ただいた方です。そして5年が経過し、いよいよ今年4月から新科目「公共」の授業が全県立高校で始まるタイミングで、岡野教育監が定年により3月いっぱいでご勇退されることを知り、本会議での最後の答弁をお願いしました。お世話になった教育監の『花道』を飾ることが出来て、自分にとっても思い出に残る質問となりました。今回の質問の詳細については、神奈川県のホームページ「県議会」の中で確認できます。質問時の動画も視聴できますので、ご興味のある方は是非チェックしてみてください。

また、定例会が始まってすぐの2月14日、1/21から始まっていた「まん延防止等重点措置」の3/6までの延長が決定し、急遽、本会議と所属する産業労働常任委員会が開催されました。この「緊急事態宣言」や「まん防」が発出もしくは延長される度に開催される議会にも結構慣れてきたのか、過去最短の20時頃には全ての審議を終了し、帰宅することが出来ました。コロナによる臨時の議会が始まった当初は、気が付けば日付が変わっていたことが普通だったので、今はかなり効率化が図れてきていると部会長として自己満足?しています。トピックスとしては、1月21日の「まん防」開始時の議会でマスク飲食実施店いわゆる「認証店」の酒類提供時間について、当初1都3県は足並みを揃えると言っておきながら神奈川県が20時までなのに対し、埼玉県や千葉県となぜ差があるのか(埼玉20時半、千葉21時)を自分が委員会で指摘したことがきっかけで、2/14からの延長期間においては20時半に変更することが発表された点です。期間中ルールを守って営業を続ける飲食店や利用者にとっては、たかが30分、されど30分です。地元の飲食店経営者の方や常連客の皆さんから感謝の言葉もいただきました。この件は新聞記事にもなりましたが、我々の委員会での議論が記載されていなかったのは残念でした。

 

2月23日は、「ピンクシャツDAY」でした。当日が祝日だったので、前日の22日に今年も我々議員や県職員はピンクのシャツ(ピンクのネクタイやアクセサリーも可)で登庁です。いじめ撲滅のため、カナダの学生たちの呼びかけで始まったこの活動も今では世界で広く認識されています。オッサンたちのピンクコーデ、正直あまり見たくないかもしれませんが、この日だけはご勘弁ください!(笑)

2月は結局「まん延防止等重点措置」の延長で、地元でのイベントや会合はほぼゼロ。そのおかげで、地域活動の報告は残念ながらありません。全く寂しい限りです。ただしその分、例年に比べれば一般質問に向けた勉強会や現場視察に時間を割くことが出来たので、自分としてはラッキーだったかもしれません。

3月はいよいよ常任委員会・予算委員会と重要な公務が待っています。しかし「まん防」は、また3/21まで延長が決まりました。県民の皆さんや飲食店関連の事業者さんには、引き続きご迷惑をかけることになり心苦しい限りですが、どうかもうしばらくご協力をお願いします。来月、このブログを更新している頃には、「まん防」が解除されていることを心より祈っております。

 

2月 05 2月5日

2022年1月 活動報告

2022年がスタートして1ヶ月が経ちました。昨年末の時点では、前年のお正月に比べて少しは世の中も正常に戻りつつあるのかなぁ…などと想像していました。実際、前年はゼロだった企業・団体や地域の新年会・賀詞交歓会などのご案内も、例年に比べれば少ないながらもポツポツと事務所に届いており、そんな淡い期待をしていたと記憶しています。ところが現実は、オミクロン株という新たな敵の出現で、期待には程遠い状況が待っていました。コロナ前は80~90件の新年会等にお声がけ頂いていましたが、今年ご案内が届いたのは7~8件。それでも嬉しいことだと思っていました。ところが、ふたを開けてみれば全てが中止もしくは延期となりました。いくら重症化率が低いオミクロン株とは言え、この感染拡大の状況ではやむを得ないことだと思います。

かく言う私も、2/4に開催を計画していた県政報告会「かながわ未来セミナー」を延期とさせていただきました。今までの会食やアトラクションを中心とした「新春の集い」から、ウィズコロナでの会合として密を避けたセミナー方式に切り替えての新しい企画だったのですが、それすら実施できない状況となり残念です。ただし、特別講師の岸博幸さんや司会の栗原治久さんとの共演を私自身楽しみにしていたので、この企画は今年4月後半を目途に改めて開催する方向で進めています。詳細が決まりましたら再度ご報告させていただきます。

 

さて、そんな状況の中スタートした2022年最初の公務は、新春早々の1/5「第10回かながわ商店街大賞」の授賞式から始まりました。この賞は、県内で日々知恵を絞りながら頑張っている元気な商店街の取組みを広く紹介し、県民に改めて商店街の魅力や役割を知っていただき、他の県内商店街の参考となり活性化を促すことが目的です。今回は、地元南区の横浜橋通商店街さんが見事大賞を受賞!2019年の第7回に弘明寺商店街さんが受賞して以来、我が地元から2度目の大賞受賞となりました。4年間で地元の商店街が2回も大賞を受賞するなんてちょっと出来すぎ?かもしれませんが、それだけ我が南区には元気に頑張っている自慢の商店街と、そこで働く人たちの努力がある、ということだと思います。地元民としてとても名誉なことです。自分も商店街振興議員連盟の幹事として、また地元選出議員として表彰式に参加させていただきました。高橋理事長、改めて大賞受賞おめでとうございました!

冒頭でも記述したとおり、オミクロン株による新型コロナウィルスの感染拡大はとどまるところを知りません。皆さんもご承知の通り、1/21には神奈川県にも「まん延防止等重点措置」が発出されました。となれば、本当に申し訳ないと思いながらも飲食店等の事業者の方々に時短要請をしなければなりませんし、必然「協力金」の財源確保のため補正予算案を可決しなければいけません。今回は約411億円でした。措置開始の当日には臨時会が招集され、所属する産業労働常任委員会に於いて審議が行われました。事前には「1都3県足並みを揃えて…」との説明がありましたが、蓋を開けてみると酒類の提供時間において3県で対応に差がありました。神奈川は東京と同じ20時まで、埼玉は20時半まで(ワクチン検査パッケージの条件付き)、千葉は21時までと各県バラバラであり、神奈川と東京が最も厳しい規制となりました。30分や1時間程度の差で収益に大差ないという意見もありますが、最後の1時間に酒類が提供できるのは大きい、と言われる経営者もいます。当局に真意を確認したところ、最も感染者の多い東京と人口流入が一番多い神奈川は東京と足並みを揃えて感染対策をする必要があること、また神奈川と東京で酒類提供時間に差が出た場合、更に神奈川の人口流入が増加する可能性が高いとのことでした。あくまで感染の拡大防止を目的とした措置であるため一定の理解を示した上で、今後はより事業者に寄り添った対応を要望し、補正予算案は可決されました。もっと遅くなることを予想しましたが、22時頃に臨時会は終了。配布された夜食の弁当は、家に持ち帰って缶ビールのおつまみ代わりに美味しく頂きました。

議会ネタでは、1点追加でご報告があります。12月の活動報告で産業労働常任委員会の質問内容を記載しましたが、その中のキャッシュレス消費喚起事業について、私の要望通り「かながわPay」の利用期間が1月末から4月末に延長されることが、1/17に県より記者発表されました。ポイント利用は5月末までオッケーです。私もそろそろポイントが5000ポイントに近づいてきました。今からでも遅くありません。皆さんも「かながわPay」ぜひご利用ください。

自民党神奈川県連では、党本部が「党改革webキャラバン」という新たな試みを実施することになり、県連副幹事長として参加させていただきました。これは党の改革を最重要課題とする岸田文雄総裁の方針を受け、党改革実行本部長の茂木敏充幹事長のもと、各都道府県連が一緒に党改革に取組むためのリモート対話集会です。党本部からは、茂木本部長・上川陽子座長・山下貴司事務局長が参加され、我が県連からは土井幹事長・嶋村政調会長・原副幹事長と私の4名で参加しました。南関東・北関東・東京の3ブロックが同時に参加するため限られた時間の中、発言は各県連1名とのことで私の発言機会は無く「とても残念」と言わなければいけないのでしょうが、リモート会議がどうしても苦手で、とりあえずホッと?しました(笑)。神奈川からは「国民との対話」をテーマに、まずは党員との対話の機会を積極的に企画していくべき等、いくつかの提案しました。茂木本部長からは「前向きに検討したい」との発言もあり、一定の成果はあったと思っています。この企画自体は大変画期的で良いことだと感じているので、出来ればもう少し自由な雰囲気で、ある程度定期的に行うことも必要だと感じました。普段は敷居が高い(スミマセン!)党本部ですが、こうした企画をスタートして地方の意見に耳を傾ける姿勢を示していただいた事に感謝します。

地域の活動は相変わらずのコロナ禍で地味ですが、唯一新年行事として行われた「南区新春の集い」では、例年の飲食もなく参加者も少数精鋭。区長・議員代表・連合町内会長のみ挨拶して、後は地元の方々の獅子舞を見て解散となりました。その後の「消防出初式」も室内での表彰式のみで放水などの見せ場もなく、なんだかやっぱり寂しいですね。

その他として、所属している「横浜南ロータリークラブ」の活動をご報告します。これも12月のブログで触れましたが、我がクラブは創立60周年を迎え、地域で様々な活動をしています。その一環で今回は、いつもお世話になっている南警察署に新しい電光掲示板を寄贈しました。過去、やはり何周年かの時(いい加減でごめんなさい)に同じ南署に寄贈した掲示板が数年前に故障し、当時は自分が担当で修理しようとあちこち手を尽くしたのですが、型が古すぎて部品がなくあきらめた経緯があります。今回で二度目の寄贈となりました。先日の例会に南署の北村署長が出席され、クラブに対し感謝状を頂きました。立派な電光掲示板が設置されましたので、鎌倉街道の弘明寺周辺を通行の際は是非ご注目ください。

2月5日現在、オミクロン株による新規感染者は神奈川県で9,000人を超えました。おそらく現在の「まん延防止等重点措置」の期限である13日の解除は、残念ながら難しいでしょう。我々県会議員は、来週か再来週には再度「協力金」の補正予算案を審議しなければなりません。もう本当に、これを最後にしたい!と心から願っています。皆様も感染にはくれぐれもお気を付けください。

1月 03 1月3日

2021年12月 活動報告

令和4年が始まりました。これまで新しい年を迎える時は、必ずこのブログで新年のご挨拶をさせて頂いておりましたが、昨年中に父・豊彦が逝去いたしましたので、今年は控えさせていただくこととしました。

令和3年第三回定例会(後期)は、コロナ関連の補正予算を含む多くの議案を可決し、12/17をもって無事終了しました。所属する産業労働常任委員会委員では、ここ数年質問の担当を後輩議員に譲っていましたが、今回は後輩が一般質問の出番で多忙だったことから『優しい先輩アピール』?も兼ねて、久しぶりに自民党の持ち時間の半分程度を自分が担当して質問しました。内容としては、

①最近日本各地の沿岸に漂着する話題の軽石について、神奈川県立産業技術総合研究所が軽石から放射性物質を吸収する「ゼオライト」の生成に成功したことを受け、処理に困っている軽石の有効利用や研究所への支援について積極的に行うこと。

②コロナ禍で影響を受けた地域経済の活性化を図るため今年度実施した「商店街等プレミアム商品券支援事業」の予算を次年度に繰越しすることについて、より多くの県内商店街に活用されるための告知強化・横浜市等各自治体との連携した周知を検討すべき。

③県内消費喚起対策事業「かながわPAY」について、総額70億円を予算化したが県民の利用が進んでいない状況から、キャッシュレス決済に慣れた若年層への周知の徹底、付与額の上限を上げること、期間を延長し国と調整しながら出来れば次年度の実施を視野に入れること。

などを質問しました。特に③の「かながわPAY」については、自分自身不慣れなキャッシュレス決済に勇気を出して?挑戦したところ、最大20ポイントが還元されお得さが実感できたにもかかわらず、県民の利用が進まない状況が残念だった思いが強く、気持ちを込めた質問になりました。早速二日後には付与額の上限が10,000円から30,000円に修正されることが知事から発表されました。期間は1月末までですが、延長も検討中です。皆様もアプリをダウンロードして、是非「かながわPAY」をご活用ください。

その他の議会活動として、恒例の「北朝鮮に拉致された日本人を救う神奈川県議会有志の会」(通称:拉致議連)による署名活動に今年も参加しました。毎年寒さに震えながら桜木町駅前での署名活動ですが、今年はとても暖かく人出も多かったので、過去最多の署名数をいただくことが出来ました。当日は、自分を含む超党派の県会議員の他、家族会からは拉致被害者の田口八重子さんの弟である増元照明さんも参加され、拉致問題の解決に向け政府や国民に向け悲痛な思いを訴えておられました。5人の拉致被害者が帰国を果たしてからすでに約20年が経過しています。その後大きな進展が見られない中、政府には何とか突破口を開くため最大限の努力をお願いしたいと同時に、我々地方議員はこの問題を風化させないため、署名活動を続けていきたいと思います。

先月のブログでも報告しましたが、地域での様々な活動も少しづつではありますが戻りつつあります。私が顧問を務める地元の少年野球チーム「横浜南ボーイズ」主催による野球大会「横浜南ボーイズカップ」が12/11に開催されました。横浜南ボーイズは、硬式球を使うボーイズリーグに所属する中学生のチームです。数年前には、全国大会で準優勝するほどの強豪で、OBには阪神タイガースの望月投手もいます。横浜南ボーイズカップは、4月には中学生になる小学6年生を対象に行われる大会で、新入部員勧誘の場でもあります。毎年、横浜南法人会さんからご協賛をいただき運営をしていますが、今年も渡辺会長以下、多くの会員の方々にご参加いただきました。ポストコロナに向け、こうした大会が安心して開催できる環境づくりをこれからも進めていきます。

議員としての活動ではありませんが、最後にロータリークラブの活動をご紹介します。私が所属する横浜南ロータリークラブは今年で創立60周年を迎えます。クラブでは社会奉仕委員の一員でもあり、記念事業の一環として奉仕先を検討する中、議員として度々訪問していた「神奈川県立横浜南養護学校」のことを思い出し、提案したところ晴れて実現の運びとなりました。南養護学校の設立は昭和45年と歴史は古く、併設する「神奈川県立こども医療センター」に長期入院している児童・生徒の学習機会を確保するため、日々病院と連携しながら授業を行っています。年間約400件の転出入がある中、在籍する児童・生徒の皆さんや工夫を凝らして授業を行う教職員の方々のお手伝いができることは、とても嬉しいことだと感じています。12/20にクラブのメンバーと打ち合わせのため現地に訪れ、具体的にはこれからになりますが奉仕活動の内容について説明し快諾していただきました。地元の方でもあまり知られていない南養護学校にスポットを当てることが出来て満足しています。

昨年は父・豊彦の逝去から始まり、議会でのコロナ対策、横浜市長選挙、自民党総裁選挙、衆議院議員選挙など本当に様々なことがあり印象に残る年でもありました。困難に接する度に多くの皆様からご支援をいただき、何とか乗る着ることが出来た一年だったとも思っています。さあ、今年は参議院議員選挙も控えています。昨年の経験を生かして議会・地域・選挙、そしてプライベートでも、多くの方々に支えられていることを忘れず、前を向いて仕事をしていきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

12月 21 12月21日

2021年11月 活動報告 

12月に入ってから、公私ともに多忙を極めております(汗)。週末に行われる地域のイベントが開催されることが一気に増え、夜の会合もちらほらとお声がけいただくようになり、更には議会も佳境を迎えたことと重なり、気が付けば12月も後半に入ってしまいました。遅ればせながら11月の活動報告をさせて頂きます。

通常11月は決算特別委員会を除き議会は開催されず、今年度決特に所属していない自分は、久しぶりに余裕のある時間を過ごすことができました。令和3年第3回定例会(後期)は11/25からのスタートなので、この間例年だと委員会や議連の県外視察が活発に行われるのですが、感染者数が大きく減少した状況とはいえ今年度中の県外視察は既に自粛する方針が決定しています。なので公務は、県内かせいぜい都内で行われるものだけ参加することとなりました。

11/9、九都県市合同の防災訓練が岸田総理も参加する中、横浜のみなとみらい地区で大々的に実施されました。今回の主催は横浜市だったので、地元選出議員として招待されたわけですが、久々に間近で見た合同防災訓練の迫力に圧倒されました。最近は日本列島各地で地震が頻発しています。自衛隊・警察・消防はもちろん、民間の各団体も参加して行われた訓練を見て、いつ起こるかわからない災害に備えて、官民での連携の重要さを改めて実感しました。また、訓練のパンフレットやポスターが「シン・ゴジラ」とコラボしていたあたりは、さすが横浜市、と言ったところでしょうか。

11/13、北朝鮮に拉致された日本人を救う神奈川県議会有志の会(通称:拉致議連)の事務局次長として、例年永田町の砂防会館で開催される「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」に出席してきました。菅前総理が外交問題の最重要課題として挙げた北朝鮮による拉致問題ですが、岸田内閣においてもその位置付けに変わりはありません。しかし、小泉純一郎総理の時代に5人の拉致被害者が帰国してから既に19年が経過した中、この問題に大きな進展は見えて来ません。家族会の方々も高齢化が進み、昨年は横田めぐみさんの父・滋さんが、そしてつい先日には田口八重子さんの兄・飯塚茂雄さんが他界されました。関係者は、危機感を募らせています。政府には、是非この問題の糸口を見つけ、解決に向けた方向性を示していただきたいと切に願います。我々地方議員は、我々のやり方で署名活動などを中心に、拉致問題が風化しないよう国民・県民に訴え続けていきます。

当日の会場には、岸田総理をはじめ多くの国会議員や地方議員の代表者も集結しましたが、たまたま私たちの前列に西村康稔前経済再生担当大臣が座られていました。この1年間、神奈川県のコロナ対策として協力金などを担当している自分としては、思わず西村前大臣に「コロナ対策、お疲れ様でした!」と声をかけたところ、暫しの間お話をして頂き、最後は「記念に写真撮ろうよ!」と言ってくださいました。本当に気さくな方で、すっかりファンになってしまいました。

11/20、自民党神奈川県連「かながわ未来カレッジ」は、前環境大臣の小泉進次郎衆議院議員を講師としてお招きし開催しました。自分は当カレッジの副校長を務めさせていただいていますが、当日は司会進行役として参加しました。今や全世界の主流ともいえる環境問題をテーマに講演が行われ、「脱炭素社会の実現」「カーボンニュートラル」などの環境政策を熱く語っていただきました。日本がいかにこの問題で世界に後れを取っているか、菅内閣が2030年に向けて温室効果ガスの削減目標を46%に引き上げたことがどれほどの決断だったのか、当時のリアルなお話に引き込まれました。個人的にも進次郎さんとは久しぶりの再会でしたので、とても充実した時間過ごすことが出来ました。

11/21は、地元南区にある金刀比羅大鷲神社で伝統の「酉の市」が開催されました。この「酉の市」は無形文化財に指定されている大変歴史のある行事です。昨年はコロナ過で中止となり各方面から「なんとか開催できないか」と陳情を受けつらい立場でしたが、今年は感染者数も減少し無事開催となりました。例年行われる式典は自粛となりましたが、様子を見に行こうと出かけてみてビックリ!すごい人出で神社の周辺はごった返していました。さすがにこれは「密」だ、やばいな(汗)、と感じましたが特に問題もなく終了してホッとしています。やはり県民の皆さんは、こうした祭事が行われることを心待ちにしていたんだなぁと、つくづく感じました。

地元ネタをもう一つ。11/27、横浜市立南太田小学校の創立100周年記念式典が感染防止対策を徹底した中で執り行われました。この日は教職員と市教育委員会関係者・地元議員や町内会長など来賓のみでの開催となり、生徒や保護者の方々は不参加で、当然飲食もなしと少し寂しい想いでしたが、今のご時世こうした対応は必須になりつつあります。元のようにみんなでワイワイガヤガヤが懐かしいですね。ちなみに、自分が自民党県連の教育グループとして毎年要望を伺っていた山田尋通先生が、南太田小の校長先生として赴任されていたのには驚きました。懐かしくて、昔話(とは言っても3~4年前の話ですが)でついつい盛り上がりました。

なんだか久しぶりに、バラエティーに富んだ活動報告になった気がします。やはり、新型コロナの感染拡大もひと段落?となり、世の中が少しずつ元に戻って来ているからなのでしょうか。現在は、オミクロン株が諸外国で猛威を振るっているようですが、我が国はワクチンの接種率や水際対策の成功で今のところ大きな影響を受けていません。なんとかこのまま頑張って、安心して年末年始が過ごせるよう願いながら11月の活動報告を終了させて頂きます。

11月 21 11月21日

2021年10月 活動報告(衆議院選挙編)

11月も中旬を迎えやっと通常営業?に戻れた感があり、だいぶ遅くなってしまいましたがお約束していた10月の衆院選の報告をしたいと思います。

8月の横浜市長選挙の疲れ(心身ともに!)もようやく癒され、9月~10月の県議会では緊急事態宣言の解除など大きな山場を乗り越えホッとしたのも束の間、わかっていたことではありますが、第49回衆議院議員選挙(10/19公示・10/31投開票)が任期満了に伴い実施されました。我々の予想よりかなり早いタイミングでの解散総選挙となり、我が「神奈川2区選挙区」はドタバタの中選挙戦の準備に入りました。神奈川2区(西区・南区・港南区)といえば自民党の公認候補は言わずと知れた、菅義偉前内閣総理大臣の選挙区です。実は、私を含め2区選出の県市会議員は周囲から「すが軍団」と呼ばれ、まるで軍隊か体育会系運動部のように鉄の結束で体力の続く限り選挙戦を戦うことで有名?です。過去に「軍団」として他の選挙区に応援に行ったこともありますが、ビラ配りなど徹底的にやりすぎて怒られたこともあります(笑)。とにかく「すが軍団」は選挙になるとアドレナリンの分泌が半端ないんです。

   

しかし流石に今回は時間もなく、公示の2週間前に慌ただしい空気の中ですが陣営の選対会議は始まりました。菅内閣の時に新型コロナの爆発的な感染拡大があり、その影響による横浜市長選の敗北、更には菅さん自身の総裁選不出馬などマイナス要素ばかりがクローズアップされ、選対会議は最初から緊迫感に包まれていました。田野井選対本部長や斎藤事務所長からは、菅内閣時の支持率の低下や野党候補の一本化などもあり、過去8回の選挙と比べて最も厳しい戦いが予想されるとの発言もあり、重々しい雰囲気の中、選挙戦はスタートしました。

菅さんにとっては9回目の国政選挙となりますが、私自身本格的に菅さんの選挙を応援するのは今回で4回目となります。最初はサラリーマン時代にボランティアとして参加しましたが、この時は自分の父の選挙とはまた違う厳しさや徹底した戦略・運動員の多さに驚かされました。2回目は次期県議選の候補予定者として、そして3回目は4年前に現職の県会議員として参加しました。2~3回目の当時、菅さんは既に内閣官房長官の職に就かれており、ご自身の選挙区に戻られることはほぼ無く、地元の県市会議員が中心で選挙戦を戦いました。ですから基本は自分たちで計画を立て選挙活動を行い、本人が唯一地元に戻ってくる選挙戦後半の決起集会を最大の山場とすべく準備を進め、地元中学校の体育館をいっぱいにするため必死になって動員をかけていた記憶が蘇ります。

  

 

 

しかし今回の選挙は、今までと勝手が違いました。まず、菅さんが度々地元に入られたことです。もちろん今回も期間中は全国の同志の応援で日本中を移動されていましたが、菅さんにとっては久しぶりに内閣でも党でも役職のない一衆議院議員になっての選挙だったので、過去2回と比べれば時間に余裕ができたのでしょう。いつもは本人不在の出陣式への参加から始まり、地元商店街の「桃太郎」や街頭演説、朝の駅頭ビラ配りにも参加せれた日もありました。やはり菅さん本人がいると、それだけで空気がピリッと締まりますから、我々地元議員や秘書の方々も緊張感が違います。逆に地元後援会の皆さんは久々の「生・菅さん」に笑顔がはじけていました。またコロナ過での選挙ということで、毎回多くの人を集める決起集会も「密を避ける」という意味で箱モノでの大型集会は開催不可能という状況であり、今までとは違う戦い方も模索しながら手探りの選挙戦となりました。

  

  

しかし、体を動かしてナンボの我が「菅軍団」です。公示10日ほど前から連日朝夕の駅頭ビラ配り。選挙中は朝夕の駅頭に加え、日中は辻立ち(街頭演説)と宣車(宣伝カー)に乗り込んでの応援など、今まで以上にアグレッシブに動き回りました。戦前の各メディアの予想では「菅、苦戦か?」といった見出しが躍りましたが、いざ選挙が始まってみれば、街頭や電話での反応は上々でした。思い起こせば、新型コロナの感染拡大が続いた8月の市長選で街頭に立った時は「菅内閣の対応が後手後手だから感染が拡大した」「言葉が国民に届かない」「菅さんは総理大臣やめろ!」など厳しい言葉が投げかけられましたが、今回は打って変わって「ワクチンで感染者が減った」「菅さんがワクチン接種進めてくれたおかげ」「菅さん、ありがとう!」などの言葉を多くいただきました。市長選の時が酷かっただけに、やっと国民の皆さんに菅内閣の実績が伝わったと感じたときは本当に感無量でした。また選挙中、立憲民主党と共産党の候補者一本化に対しても「野合だ!」「そもそも政策が違うのに政権取るなんておかしい」といった意見もいただきました。多くの国民の皆さんが冷静に判断していただいた結果だと思います。こうした言葉に勇気とパワーをいただき、12日間の熱い戦いを乗り切った結果、戦前の予想は杞憂となり「神奈川2区」は菅義偉前内閣総理大臣の圧勝という形で幕を閉じました。ご支援・ご協力いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました!

  

こうした状況を考えると、改めて2つの選挙を通して国民・県民の皆さんの心に「新型コロナウイルス」が大きな影を落とし、あらゆる面で負の影響を与えていたことを肌で感じることができたと思います。未知の感染症との闘いは、誰も経験したことがなく本当に辛く厳しいものでしたが、このブログを更新している11月中旬においても日々の新規感染者数は減少傾向が続いています。私自身も菅さんが厚労省の1日80万回に納得せず、1日100万回のワクチン接種を実現してくれたことに心から感謝しています。まさに市長選はコロナに負けて敗戦、衆院選はコロナに勝って勝利、こんな感想が頭をよぎりました。そして、これが政治なんだと改めて学ぶことができました。有権者の皆さんが何を感じ、何を求めているのか?これをしっかり受け止められてこそ政治は役割を果たします。もちろん、新型コロナウイルス感染症は完全に終息した訳ではありません。これからも油断することなく対策を進めていかなければならないでしょう。国民のため、県民のため、これがベストだと思った政策をブレることなく進めていく。政治に求められるものが何なのか、改めて痛感した次第です。この想いを忘れることなく、来年の参院選、更には再来年の統一地方選に繋げていきたいと思います。