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3月 04 3月4日

2021年2月 活動報告

2月10日、神奈川県議会令和3年第1回定例会はスタートしました。次年度予算案を審議する重要な議会となりますが、新型コロナウィルス感染症対策として、飲食店等の時短要請に伴う協力金の補正予算を議決するための臨時の本会議も併せて行い、3月25日まで開催されます。国の緊急事態宣言が延長される度に本会議や常任委員会が招集されるわけですが、先月に続き2月10日には宣言の延長を受け臨時会が急遽開催されました。再び宣言が延長される可能性が高まった現在、おそらく来週には3度目の臨時会が招集されるでしょう。最近はこのパターンにもすっかり慣れてきましたが、本音としては1日でも早く通常の議会運営に戻ることを願うばかりです。

そんな中、2月16日には県警察のご厚意により「アクティブ交番」の特別公開が県警本部の駐車場で行われ、議会中ではありましたが合間を縫って見学してきました。神奈川県警察は、交番等整備基本計画に基づき県内12ヵ所の交番を統廃合すると発表しました。我が地元南区でも、令和2年度末をもって平楽交番が閉鎖され八幡町交番に統合されます。しかし、地域住民からすれば最寄りの交番が無くなるということは、治安維持の観点から不安を感じて当然です。そこで登場したのがこの「アクティブ交番」です。小型のワンボックスカーに交番の機能を搭載させ、旧交番管轄内の公園・ショッピングセンター・小学校などの一角を拠点に、1日数か所を移動しながら交番業務を行います。もちろん平楽地区にも配備されます。地域の方が「アクティブ交番」の位置を把握できるルール作りを進めれば、もしかしたら今までの交番であるあるの「警察官が不在で困った」といったケースもなくなり、利便性はアップするかもしれません。今後の活動に注目ですね。

やはり議会中の2月24日は、「いじめストップ!」ワールドアクションの一環として、いじめ防止を目指し広く啓発を進めるキャンペーン活動「ピンクシャツデー」でした。カナダの高校生の行動がきっかけで始まったこの取組に県議会も賛同し、参画してから3年が経ちます。この日は一般質問が行われる日でしたが、今年も黒岩知事を始め県職員や我々議員もピンクのシャツ・ネクタイ・小物などを身に着けて登頂しました。過去の一般質問や委員会質疑でいじめ防止に力を入れている自分も、当然この日はピンクコーデです。バッジ・マスクなどもバッチリ装着して臨みました。

カミングアウトしますが、私は中学校時代にいじめる側の中心人物だった時期がありました。ある事がきっかけでいじめは一切やめたのですが、今は生涯忘れることのない後悔を抱えて生きています。その気持ちを胸に、これからも「いじめ防止」を自分のライフワークとして取組んでい行きたいと思います。

コロナ禍で激減してしまった地域活動。特に緊急事態宣言中は、土日や公務の無い平日に「ネタ探し」で地元をふらふらパトロール?しています。横浜市の取組なので自分が直接携わった訳ではないのですが、地下鉄弘明寺駅のホームに市立横浜総合高校の生徒さんが作成した、特殊詐欺・契約トラブル撲滅に向けた啓発ポスターが掲載されました。特殊詐欺撲滅も自分の重点政策の一つです。区役所から報告があり、早速現場に向かったのですが、生徒さんのポスターのレベルの高さに驚きました。

また現在、南区役所は新型コロナウィルス感染症と闘う医療従事者に向け、庁舎をブルーにライトアップしています。本来は、東京オリンピック・パラリンピックの開催を記念して「五輪色」のライトアップを計画していたのですが、現状を鑑み企画を変更することになりました。それはそれで少し悲しいのですが、県庁の帰り道に見たブルーの南区総合庁舎は「ここが本当に阪東橋?」と思うほど(阪東橋の皆さん、ごめんなさい!)おしゃれで美しい光景でした。お近くの方はぜひ一度見に行くことをお勧めします。

そして2月最終日の28日、南公会堂「みなみん」で全日本ろうあ連盟創立70周年記念映画『咲む』の上映会が開催されました。昨年夏に一度鑑賞しているのですが、県議会の手話言語普及推進議員連盟の一人として地元開催をスルーするわけにはいきません。初見の家族や事務所スッタフを引き連れて、私自身2回目の鑑賞でしたが、いい映画は何度見てもいい!むしろ2回目の方が泣けたりしました。当日は、横浜市聴覚障害者連盟の井上理事長、監督の早瀬憲太郎さん、更には安倍晋三前総理大臣の昭恵夫人も参加され、コロナ対策をしっかりと行った中で、とても賑やかな上映会となりました。

映画鑑賞でリフレッシュも出来ました。さあ、年度末に向け気合を入れて頑張るぞー!

 

2月 05 2月5日

2021年1月 活動報告

新型コロナ対策・オリパラ・市長選・衆院選など、勝負の年となる2021年が始まりました。政府は、1月8日から我が神奈川県を含む全国11の都府県に対し、2度目の緊急事態宣言を発出しました。2月2日には1か月の延長も決定し、我慢の日々はもうしばらく続きます。宣言は3月7日まで延びましたが、感染を抑え医療提供体制を守るためには、この1か月が最も重要です。みんなで頑張りましょう。

例年1月といえば、言わずと知れた新年会シーズン。昨年もそろそろコロナの影響も出始めていた時期ではありましたが、それでも約80件の新年会等に出席していました。それが今年は0件!そのギャップに苦しんだ1か月でしたが、逆に議会は活発に活動しています。

国の緊急事態宣言の発出を受け、県議会は慌ただしい動きを見せました。年明け早々の1月6日に緊急の団会議が招集され、同8日には飲食店等の時短要請に対する協力金などの財源を確保するため、臨時の議会「臨時会」が開催されました。議員になって6年目ですが、「臨時会」は初めての経験です。緊急を要するため、補正予算543億円を僅か一日で可決する「スピード審議」となりましたが、所管委員会で協力金の対象や地域格差についての議論が紛糾し、午後1時に始まった本会議が終了したのは日付が変わった午前3時過ぎとなりました。議会が日を跨いだのは4~5年振りだったので、0時過ぎに思わず控室の時計を記念撮影?してしまいました。自分は最後さすがに疲労困憊気味でしたが、若手議員だけでなくベテランの諸先輩議員も精力的に調整役をこなしていました。『政治家は体力勝負』とよく言われますが、ここぞ!の時の集中力は流石です。改めて、県民の代表として議会に送っていただいている責任を痛感した一日となりました。

1月20日は新型コロナウィルス感染症対策特別委員会が開催されました。緊急事態宣言中ということもあり活発な議論が交わされましたが、県が発表した「積極的疫学調査の簡素化」についての質疑が行われたタイミングで自分も参戦。これは感染者急増により保健所の業務を軽減するため、濃厚接触者の追跡調査を限定的に行うということですが、これにより家族と医療施設・高齢者施設・学校以外の濃厚接触者はPCR検査は基本行わないことになります。日頃お世話になっている某企業から「社員に感染者が出た場合、保健所の調査が無ければ社内の濃厚接触者に対して会社としてどのような対応をすべきか?会社として一定のルール作りが必要だが、そもそも濃厚接触者の定義もわからないので困惑している」と連絡を頂きました。こうした声を委員会質疑で県当局にぶつけたところ、事業者等にも感染者が出た場合の案内など一定のガイドラインを示していく必要がある旨の答弁があり、県民の声を議会に届けることができました。なお、このやり取りは翌日の神奈川新聞に掲載されました。

議会以外の活動としては、1月8日に会社時代の同僚たちが社長・部長など幹部職に就いている葉山マリーナに視察を兼ねて伺いました。葉山マリーナでは新型コロナと闘う医療従事者への感謝と、世界の人々に未来の希望を届けるため施設をブルーにライトアップし、子どもたちのメッセージをフラッグにして掲出しています。同時に医療従事者への募金も実施したいと相談を受けたことがキッカケで、この日の訪問となりました。神奈川県が立ち上げた「かながわコロナ医療・福祉等応援基金」を紹介したところ、その趣旨に賛同していただき施設内各店舗などに「希望の光」募金箱を設置していただきました。この企画は3月末まで実施しています。特に夜間のライトアップはとてもきれいですよ!ステイホームではありますが、密を避けたちょっとしたドライブに最適です。ぜひ一度お立ち寄りください。

もう一つ「おまけ」でご報告。当社?もいよいよ本格的に感染対策の取り組みを充実させました。以前から、消毒液や検温器などは常備してありましたが、2度目の緊急事態宣言を契機に打合せスペースにアクリル板を設置いたしました!感染対策はバッチリですので、陳情でも暇つぶし?でもご遠慮なく「新堀ふみあき事務所」にお立ち寄りください。心よりお待ちしております。

気が付けば、今月も結局コロナ関連ネタのみになってしまいました。早く他の報告もしたい!と切に願っております。

1月 05 1月5日

2020年12月 活動報告

先日ブログ上で「新年のご挨拶」をアップしたことで、すっかり安心していました。実は12月の活動報告がまだでしたね(汗)。早速ご報告させていただきます。

コロナ禍に揺れた2020年の締めくくりは、県議会第3回定例会(後期)が17日まで開催され、本会議・常任委員会・特別委員会などで活発な議論が行われました。また今年は、超党派でつくる「政務活動費連絡会」に所属し、自民党のコメンテーターとしての役目を1年間勤めました。この連絡会は、何かと話題になる政務活動費(議員活動に伴う諸経費として県から支給される費用)に係る諸書類を令和6年度(令和5年度交付分)から県HP上で公開する条例改正を受け、県民から見ても透明性・公正性が高いものとするため、関連する諸々の制度や書式を検討していく会議体です。他都道府県ではすでに実施している自治体もあり、神奈川県としては早急に対応していかなければいけない案件と感じています。12月で終了した今年度の連絡会では、今まで年度末にまとめて処理していた領収書などの諸書類を四半期ごとに分けて処理するルールを制度化することと、視察などの内容について訪問先や経費(交通費・宿泊費等)をより詳細に支出表に明記することを決定し、議長に報告書として提出しました。民間企業に長くいた自分から見れば、全く当たり前の事務処理なのですが、これまで議論・実践されていなかったことはお恥ずかしい限りです。マスコミやオンブズマン等からすれば、突っ込みどころ満載だったと思います。もし次年度も同委員会の委員に任命されれば、サラリーマン時代の経験を生かして、引き続き県民目線で改革を進めていく所存です。

個人FBやタウンニュース等で既に報告済みですが、12月7日には約1年振りで本会議一般質問の機会をいただきました。質問項目は以下の通りです。

①感染防止対策取組書の更なる普及について

②子どもの手話習得支援について

③米軍根岸住宅地区のの返還に向けた取組について

④大岡川河川再生計画における親水拠点の整備と周辺地域の魅力的な観光資源の発信について

⑤脱炭素社会実現に向けた再生可能エネルギーの利用拡大について

⑥三浦半島から横浜にかけての異臭問題について

⑦県立高等学校の入学者選抜における感染症対策について

新型コロナ対策で2問、地元南区に関連した質問が2問、県全体に係る課題について3問の計7問。知事・環境農政局長・教育長からは、それぞれ前向きなご答弁をいただきました。詳細は、神奈川県HPから県議会のページにてご確認ください。また今回は初めて手話に関する質問を行うということで、県聴覚障害者連盟の方々が傍聴に来られることとなり、質問の一部を手話で行うことにしました。本番3日前から特訓しましたが、過去6回の一般質問の中では、一番緊張した瞬間だったかもしれません。さて上手くできたかどうかは、県HPの動画を見てご判断お願いします。(笑)

また、12月11日に開催された新型コロナウィルス感染症対策特別委員会では、午前中の質疑に続き午後は現地調査として、県が湘南鎌倉総合病院の協力により新型コロナウィルス感染症専門病棟として建設した臨時の医療施設を視察しました。この施設は5棟180床が整備され、主に中等症の患者の受け入れを行っています。しかし、視察当日では3棟のみ稼働している状態(現在は4棟目が稼働しています)で残り2棟は未使用でした。感染者が急増している中で不思議に思い確認したところ、医師や看護師が不足しているため開けたくても開けられない状況とのことでした。あらためて医療現場のひっ迫はすぐそこまで迫っていると知り、感染者数の減少を一刻も早く実現させなければ、本県の医療体制は限界を迎えることを痛感しました。 そんな中でも、現場の医師や看護師の方々の前向きで献身的な姿勢には、本当に頭が下がりました。感謝しかありません。

 

その他の活動としては、恒例の桜木町駅前で行う「北朝鮮拉致被害者を取り戻すための署名活動」に今年も参加し、例年以上に多くの署名をいただいたことと、昨年新築された「横浜武道館」で行われた「武道祭2020」に出席したことです。本来ならば東京2020オリンピックの文化プログラムの一環として実施するはずだった「武道祭2020」は、時期を遅らせて無観客・ネット配信という形での開催となりました。来年こそ世界各国の人たちに、弓道・剣道・柔道・空手など日本の武道の演技を生で見ていただきたいと切に願います。

神奈川県は東京都・埼玉県・千葉県と共に、飲食店・カラオケ店などに対し新たな時短営業の要請を決定しました。政府も二度目の緊急事態宣言を発出する方針を固めたようです。厳しい状況がさらに続くことになりますが、県も新たな支援策を計画していますし、我々議会もそのための補正予算を議決する準備をしています。近い将来必ずやって来る明るい未来に希望を持って、みんなで頑張りましょう!

 

1月 04 1月4日

タウンニュース掲載のお知らせ

タウンニュース(横浜市南区版)元旦号に新堀史明県政報告が掲載されました。今回は、神奈川県議会12月定例会における私の本会議一般質問の内容となっています。是非ご一読ください。

1月 03 1月3日

2021年 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

改めて振り返れば、昨年は新型コロナウィルス感染症との闘いに終始した一年でありました。2月にクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」が横浜に寄港してから、神奈川県のコロナとの闘いは始まり、その後アッという間に世の中は変貌を遂げてしまいました。今思えば、2月上旬に参加者500名を超える私の「新春の集い」が開催できたことは奇跡というか、運が良かったとしか言いようがありません。今となっては、遠い昔のことのような気さえします。ソーシャルディスタンス・リモート会議・マスク会食などの「新しい生活様式」をいったい誰が想像できたでしょうか?しかしながらこのコロナ禍において、改めて人と人との繋がりの大切さを学ぶことができた一年だったとも感じています。

県議会においては、昨年3月に「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」の委員に任命されたのをはじめ、本会議や常任委員会においても常にコロナ対策が中心となり、通常の議論が思うようにできない日々が続きました。過去に経験のない手探り状態の中、コロナ対策の補正予算を次々に可決し多くの税金をつぎ込みましたが、第3波と言われる感染拡大が始まってから、日々の感染者数は増加の一途をたどり、今だ県民の皆様が安心して生活できる状況には到底至っていません。残念ですがこれが現実であり、未知のウィルスとの闘いはこれからもしばらくは続くと思います。現在も医療従事者の方々はもちろん、飲食店・旅行業関係をはじめとした多くの経営者・従業員の方々は、それぞれに本当に苦しい想いをされています。私自身も、立場上多くの制約の中で日々を過ごし、地域の会合や後援会のイベントなど、今までのスタンスで仕事を進めることが困難になりストレスは溜まる一方ですが、弱音を吐いている場合ではありません。地域の代表として議員に選ばれた以上、今こそが全力で働く時であると自覚しています。

新しい年、2021年は始まりました。今年はオリンピックも予定されていますし(なんとか開催して欲しい…)、横浜市長選挙・衆議院議員選挙も実施予定です。様々なイベントの開催はもちろん、1日も早く皆様と笑顔で過ごせる日々を取り戻すため、勝負の一年になるかと思います。今後も引き続き国・県・市で連携をとりながら、皆様のご理解をいただけるよう、スピード感をもって諸々の対策に取組んでいく所存です。今年もよろしくお願いいたします!

神奈川県議会議員 新堀史明