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2月 05 2月5日

2021年1月 活動報告

新型コロナ対策・オリパラ・市長選・衆院選など、勝負の年となる2021年が始まりました。政府は、1月8日から我が神奈川県を含む全国11の都府県に対し、2度目の緊急事態宣言を発出しました。2月2日には1か月の延長も決定し、我慢の日々はもうしばらく続きます。宣言は3月7日まで延びましたが、感染を抑え医療提供体制を守るためには、この1か月が最も重要です。みんなで頑張りましょう。

例年1月といえば、言わずと知れた新年会シーズン。昨年もそろそろコロナの影響も出始めていた時期ではありましたが、それでも約80件の新年会等に出席していました。それが今年は0件!そのギャップに苦しんだ1か月でしたが、逆に議会は活発に活動しています。

国の緊急事態宣言の発出を受け、県議会は慌ただしい動きを見せました。年明け早々の1月6日に緊急の団会議が招集され、同8日には飲食店等の時短要請に対する協力金などの財源を確保するため、臨時の議会「臨時会」が開催されました。議員になって6年目ですが、「臨時会」は初めての経験です。緊急を要するため、補正予算543億円を僅か一日で可決する「スピード審議」となりましたが、所管委員会で協力金の対象や地域格差についての議論が紛糾し、午後1時に始まった本会議が終了したのは日付が変わった午前3時過ぎとなりました。議会が日を跨いだのは4~5年振りだったので、0時過ぎに思わず控室の時計を記念撮影?してしまいました。自分は最後さすがに疲労困憊気味でしたが、若手議員だけでなくベテランの諸先輩議員も精力的に調整役をこなしていました。『政治家は体力勝負』とよく言われますが、ここぞ!の時の集中力は流石です。改めて、県民の代表として議会に送っていただいている責任を痛感した一日となりました。

1月20日は新型コロナウィルス感染症対策特別委員会が開催されました。緊急事態宣言中ということもあり活発な議論が交わされましたが、県が発表した「積極的疫学調査の簡素化」についての質疑が行われたタイミングで自分も参戦。これは感染者急増により保健所の業務を軽減するため、濃厚接触者の追跡調査を限定的に行うということですが、これにより家族と医療施設・高齢者施設・学校以外の濃厚接触者はPCR検査は基本行わないことになります。日頃お世話になっている某企業から「社員に感染者が出た場合、保健所の調査が無ければ社内の濃厚接触者に対して会社としてどのような対応をすべきか?会社として一定のルール作りが必要だが、そもそも濃厚接触者の定義もわからないので困惑している」と連絡を頂きました。こうした声を委員会質疑で県当局にぶつけたところ、事業者等にも感染者が出た場合の案内など一定のガイドラインを示していく必要がある旨の答弁があり、県民の声を議会に届けることができました。なお、このやり取りは翌日の神奈川新聞に掲載されました。

議会以外の活動としては、1月8日に会社時代の同僚たちが社長・部長など幹部職に就いている葉山マリーナに視察を兼ねて伺いました。葉山マリーナでは新型コロナと闘う医療従事者への感謝と、世界の人々に未来の希望を届けるため施設をブルーにライトアップし、子どもたちのメッセージをフラッグにして掲出しています。同時に医療従事者への募金も実施したいと相談を受けたことがキッカケで、この日の訪問となりました。神奈川県が立ち上げた「かながわコロナ医療・福祉等応援基金」を紹介したところ、その趣旨に賛同していただき施設内各店舗などに「希望の光」募金箱を設置していただきました。この企画は3月末まで実施しています。特に夜間のライトアップはとてもきれいですよ!ステイホームではありますが、密を避けたちょっとしたドライブに最適です。ぜひ一度お立ち寄りください。

もう一つ「おまけ」でご報告。当社?もいよいよ本格的に感染対策の取り組みを充実させました。以前から、消毒液や検温器などは常備してありましたが、2度目の緊急事態宣言を契機に打合せスペースにアクリル板を設置いたしました!感染対策はバッチリですので、陳情でも暇つぶし?でもご遠慮なく「新堀ふみあき事務所」にお立ち寄りください。心よりお待ちしております。

気が付けば、今月も結局コロナ関連ネタのみになってしまいました。早く他の報告もしたい!と切に願っております。

1月 05 1月5日

2020年12月 活動報告

先日ブログ上で「新年のご挨拶」をアップしたことで、すっかり安心していました。実は12月の活動報告がまだでしたね(汗)。早速ご報告させていただきます。

コロナ禍に揺れた2020年の締めくくりは、県議会第3回定例会(後期)が17日まで開催され、本会議・常任委員会・特別委員会などで活発な議論が行われました。また今年は、超党派でつくる「政務活動費連絡会」に所属し、自民党のコメンテーターとしての役目を1年間勤めました。この連絡会は、何かと話題になる政務活動費(議員活動に伴う諸経費として県から支給される費用)に係る諸書類を令和6年度(令和5年度交付分)から県HP上で公開する条例改正を受け、県民から見ても透明性・公正性が高いものとするため、関連する諸々の制度や書式を検討していく会議体です。他都道府県ではすでに実施している自治体もあり、神奈川県としては早急に対応していかなければいけない案件と感じています。12月で終了した今年度の連絡会では、今まで年度末にまとめて処理していた領収書などの諸書類を四半期ごとに分けて処理するルールを制度化することと、視察などの内容について訪問先や経費(交通費・宿泊費等)をより詳細に支出表に明記することを決定し、議長に報告書として提出しました。民間企業に長くいた自分から見れば、全く当たり前の事務処理なのですが、これまで議論・実践されていなかったことはお恥ずかしい限りです。マスコミやオンブズマン等からすれば、突っ込みどころ満載だったと思います。もし次年度も同委員会の委員に任命されれば、サラリーマン時代の経験を生かして、引き続き県民目線で改革を進めていく所存です。

個人FBやタウンニュース等で既に報告済みですが、12月7日には約1年振りで本会議一般質問の機会をいただきました。質問項目は以下の通りです。

①感染防止対策取組書の更なる普及について

②子どもの手話習得支援について

③米軍根岸住宅地区のの返還に向けた取組について

④大岡川河川再生計画における親水拠点の整備と周辺地域の魅力的な観光資源の発信について

⑤脱炭素社会実現に向けた再生可能エネルギーの利用拡大について

⑥三浦半島から横浜にかけての異臭問題について

⑦県立高等学校の入学者選抜における感染症対策について

新型コロナ対策で2問、地元南区に関連した質問が2問、県全体に係る課題について3問の計7問。知事・環境農政局長・教育長からは、それぞれ前向きなご答弁をいただきました。詳細は、神奈川県HPから県議会のページにてご確認ください。また今回は初めて手話に関する質問を行うということで、県聴覚障害者連盟の方々が傍聴に来られることとなり、質問の一部を手話で行うことにしました。本番3日前から特訓しましたが、過去6回の一般質問の中では、一番緊張した瞬間だったかもしれません。さて上手くできたかどうかは、県HPの動画を見てご判断お願いします。(笑)

また、12月11日に開催された新型コロナウィルス感染症対策特別委員会では、午前中の質疑に続き午後は現地調査として、県が湘南鎌倉総合病院の協力により新型コロナウィルス感染症専門病棟として建設した臨時の医療施設を視察しました。この施設は5棟180床が整備され、主に中等症の患者の受け入れを行っています。しかし、視察当日では3棟のみ稼働している状態(現在は4棟目が稼働しています)で残り2棟は未使用でした。感染者が急増している中で不思議に思い確認したところ、医師や看護師が不足しているため開けたくても開けられない状況とのことでした。あらためて医療現場のひっ迫はすぐそこまで迫っていると知り、感染者数の減少を一刻も早く実現させなければ、本県の医療体制は限界を迎えることを痛感しました。 そんな中でも、現場の医師や看護師の方々の前向きで献身的な姿勢には、本当に頭が下がりました。感謝しかありません。

 

その他の活動としては、恒例の桜木町駅前で行う「北朝鮮拉致被害者を取り戻すための署名活動」に今年も参加し、例年以上に多くの署名をいただいたことと、昨年新築された「横浜武道館」で行われた「武道祭2020」に出席したことです。本来ならば東京2020オリンピックの文化プログラムの一環として実施するはずだった「武道祭2020」は、時期を遅らせて無観客・ネット配信という形での開催となりました。来年こそ世界各国の人たちに、弓道・剣道・柔道・空手など日本の武道の演技を生で見ていただきたいと切に願います。

神奈川県は東京都・埼玉県・千葉県と共に、飲食店・カラオケ店などに対し新たな時短営業の要請を決定しました。政府も二度目の緊急事態宣言を発出する方針を固めたようです。厳しい状況がさらに続くことになりますが、県も新たな支援策を計画していますし、我々議会もそのための補正予算を議決する準備をしています。近い将来必ずやって来る明るい未来に希望を持って、みんなで頑張りましょう!

 

1月 04 1月4日

タウンニュース掲載のお知らせ

タウンニュース(横浜市南区版)元旦号に新堀史明県政報告が掲載されました。今回は、神奈川県議会12月定例会における私の本会議一般質問の内容となっています。是非ご一読ください。

1月 03 1月3日

2021年 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

改めて振り返れば、昨年は新型コロナウィルス感染症との闘いに終始した一年でありました。2月にクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」が横浜に寄港してから、神奈川県のコロナとの闘いは始まり、その後アッという間に世の中は変貌を遂げてしまいました。今思えば、2月上旬に参加者500名を超える私の「新春の集い」が開催できたことは奇跡というか、運が良かったとしか言いようがありません。今となっては、遠い昔のことのような気さえします。ソーシャルディスタンス・リモート会議・マスク会食などの「新しい生活様式」をいったい誰が想像できたでしょうか?しかしながらこのコロナ禍において、改めて人と人との繋がりの大切さを学ぶことができた一年だったとも感じています。

県議会においては、昨年3月に「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」の委員に任命されたのをはじめ、本会議や常任委員会においても常にコロナ対策が中心となり、通常の議論が思うようにできない日々が続きました。過去に経験のない手探り状態の中、コロナ対策の補正予算を次々に可決し多くの税金をつぎ込みましたが、第3波と言われる感染拡大が始まってから、日々の感染者数は増加の一途をたどり、今だ県民の皆様が安心して生活できる状況には到底至っていません。残念ですがこれが現実であり、未知のウィルスとの闘いはこれからもしばらくは続くと思います。現在も医療従事者の方々はもちろん、飲食店・旅行業関係をはじめとした多くの経営者・従業員の方々は、それぞれに本当に苦しい想いをされています。私自身も、立場上多くの制約の中で日々を過ごし、地域の会合や後援会のイベントなど、今までのスタンスで仕事を進めることが困難になりストレスは溜まる一方ですが、弱音を吐いている場合ではありません。地域の代表として議員に選ばれた以上、今こそが全力で働く時であると自覚しています。

新しい年、2021年は始まりました。今年はオリンピックも予定されていますし(なんとか開催して欲しい…)、横浜市長選挙・衆議院議員選挙も実施予定です。様々なイベントの開催はもちろん、1日も早く皆様と笑顔で過ごせる日々を取り戻すため、勝負の一年になるかと思います。今後も引き続き国・県・市で連携をとりながら、皆様のご理解をいただけるよう、スピード感をもって諸々の対策に取組んでいく所存です。今年もよろしくお願いいたします!

神奈川県議会議員 新堀史明

 

12月 13 12月13日

2020年11月 活動報告

11月25日に神奈川県議会令和2年第3回定例会(後期)が始まりました。今回も新型コロナ対策約300億円を中心に、11月補正予算などの審議を行い、12月17日まで開催されます。自分も12月7日に本会議一般質問に登壇した関係で(これは来月報告します!)、準備等で忙しくブログの更新が遅くなってしまい申し訳ありません。(また言い訳です…汗)

さて、先月も報告いたしましたが、11月2日をもって約1か月に及んだ今年度の「決算特別委員会」は終了しました。初の副委員長という立場をあたえていただき張り切って臨んだのですが、やはり経験不足は否めず、諸先輩方より度々ご指導いただくことになりました。県当局の答弁保留が目立ったり、某会派の委員による不規則な発言があったり、まさに「議会は生き物」だと感じました。そうした予測できない状況の中で、いかに委員会運営を滞りなく行うのかが、委員長・副委員長の役目であると改めて痛感いたしました。まだまだ勉強です。

通常であれば、11月は視察のシーズン。常任委員会や特別委員会、あるいは議連などの県外視察が多く予定されるのですが、コロナ禍の今年はその多くが中止もしくは視察先を近場に変更しての実施となりました。

11月5日、文教常任委員会の県内視察で「神奈川県立あおば支援学校」に伺いました。今年4月に開校したあおば支援学校は、肢体不自由教育部門・知的障害教育部門の特別支援学校として、児童・生徒の自立と社会参加に向け、小学部・中学部・高等部を通して一貫した教育を目指しています。まだ真新しい校舎には、わかりやすく校舎内を学年で色分けするなど、共生社会の実現に向けた配慮が施されており、生徒たちの安全と地域に開かれた学校づくりが感じられました。こうした学校は、県内でまだまだ不足していると聞いています。引き続き取り組んでいきたいと思います。

その他、嶋村ただし県議会議長のご紹介で、NECネッツアイエス「日本橋イノベーションセンター」で新しい働き方改革へのアプローチを視察し、民間企業のDX等を活用した技術の進歩と働き方のアイデアに関心しながらも、こうした取り組みは、今後行政や自治体へも積極的に導入していく必要性を感じました。役所のデジタル化は、我が国にとって重要な課題と言えます。

また、先輩の敷田博昭議員にお声がけいただき、神奈川県の「聴覚障害児等手話言語獲得支援事業」として開催された手話交流会「しゅわまる」を視察し、保護者が手話を使えない聴覚障害のある乳幼児への支援の重要性を痛感しました。映画監督の早瀬健太郎さんも、この日はスタッフとして大活躍。来年以降の開催にも期待したいところです。この事業については、12月の一般質問において黒岩知事に質問させていただきました。

さらに、横浜市都市整備局都心再生部の村上部長にお声がけいただき、我が地元南区を流れる大岡川等を中心とした水上交通を推進するため企画された「よこはま運河チャレンジ2020」のリハ―サルに乗船し、中村川から大岡川を経由し、みなとみらいを経て石川町に戻るクルージングを体験しました。これは間違いなく、横浜の新たな観光資源になる可能性があります。とにかく景色が素晴らしい!今はコロナ禍で観光客の誘致は難しいと思いますが、近い将来世界中の人が安心して観光ができる社会が戻る日のために、こうした準備を進めることも必要だと思います。この事業についても、知事に質問させていただきました。

11月は視察以外にも様々な活動があり、充実した一カ月となりました。昨年も講師としてお招き頂いた、大岡地区連合町内会が主催する「高学校」(高齢者の学校)に今年もお声掛けいただき、今年は「神奈川県の新型コロナウィルス感染症対策」というテーマで講演をさせていただきました。やはり皆さん注目のテーマということで、多くの質問をいただくなど、私のつたない話をとても熱心に聞いて頂きました。またいつでも呼んでください!

地元で塗装業を営むTさんから、業界の若手で組織された「昭和会」のボランティア活動の機会・場所を探してほしいという依頼を受けて、県教育委員会と相談し、老朽化した県立高校の校舎内壁面を生徒たちと共にプロの塗装マンが塗り替え作業を共同で行う、という企画が実現しました。塗装業の皆さんには業界のPRになり、高校側は無償で壁面の修繕ができるだけでなく、生徒たちにとってはキャリア教育の一環としても有効で、まさにウィンウィンの企画となりました。今回は、川崎の県立百合丘高校での実施となりましたが、今後も県内の県立高校で実施できればと思います。

最後に一つ。11/14㈯、私が副校長を務める「かながわ自民党未来カレッジ」の今期最後の講義が行われました。2月から始まり11月まで全10回の講義では、閣僚クラスの国会議員を講師に招き、毎回興味深い講義が開催され、自分にとっても大変勉強になる内容でした。今年はコロナ禍でやむを得ず休校したり、追加日程を決めて通常より広い会場を探したりと、苦労もありましたがなんとか無事に全行程を終了いたしました。1年間頑張って通った受講生の皆さん、お疲れ様でした!また来年も開催しますので、ご興味のある方はお問合せください。お待ちしてます。

気が付けば、今年ももう12月中旬となりました。コロナ禍により多くの業務や行事がなくなり、なんだか通常よりも時間の経過が早く感じる1年だった気がします。私自身、本当に今まで経験したことの無い日々を過ごし、感染症の恐ろしさ、社会基盤の脆弱さ、人の命の儚さなど、多くのことを学びました。でもこの経験は、必ず来年以降に生きてくると思います。来年が皆さんにとって良い1年となることをお祈りすると共に、1日も早く安心して暮らせる日々を取り戻すため全力で仕事をしていきたいと思います。

少し早いですが、良いお年をお迎えください。