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11月 01 11月1日

2020年10月 活動報告

10月13日に神奈川県議会第三回定例会(上期)が終了しました。県財政は令和3年度において、概ね1,100億円の財源不足が見込まれると発表があった大変厳しい状況ではありますが、議題は依然として新型コロナウィルス感染症対策が中心です。今回議決した補正予算「インフルエンザ予防接種事業補助」は、65歳以上の高齢者などに対しインフルエンザの予防接種が無償で受けられるというものです。コロナ禍の冬を乗り越えるため、インフルエンザの流行シーズン目前に、少しでも高齢者のリスクを軽減するのが目的のこの補助金の成果が、着実に現れることを祈っています。

10/20には「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」が開催され、かかり付け医などで診療が受けられない方のために11/2に「発熱等診療予約センター」を立ち上げる、あるいは軽症者のための新たな宿泊施設との契約などの報告がありました。検査体制も強化しており現在県内では1,300ヵ所の検査場を確保しています。我々議会は県と一体となって、何とか爆発的な感染を抑える努力を日々続けています。

先月少しだけご報告した決算特別委員会は、10/9から開催されました。議員になって初の副委員長に任命していただいたので、今回は今まで以上に張り切っています!11/2までの長丁場ですから、こちらの詳しい内容は次月に報告いたしますが、10/14には同委員会の視察で、令和元年度に完成した藤沢市の「県立スポーツセンター」に行ってまいりました。新たに建設された「スポーツアリーナ2」や新設された陸上競技場メインスタンド、総合案内所としてリニューアルされた「グリーンハウス」など多くの施設が整備され、ボクシング・フェンシング・ウエイトリフティングなどの練習場や、アスリートの身体能力を高める最新技術の機器も整備されました。また、宿泊施設や会議室なども新設され、オリンピックなどの国際大会において、各国のキャンプ地としても活用が期待されます。まさに県民のための素晴らしいスポーツ拠点が誕生したわけです。ただし、立地のせいではありますが施設を利用するのはやはり藤沢市民中心とのことで、今後はこうしたところが課題となってくるかと思います。県民の税金で建築された施設ですから、今後はより多くの県民に利用していただきたいものです。

10月24日は神奈川県議会拉致議連の一員として、「横田滋さんお別れ会」「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」に参加してきました。祭壇に献花をさせていただき、横田さんの無念さを改めて痛感する機会となりました。菅総理・加藤官房長官・阿部前総理なども出席されしめやかに行われたお別れ会の後は、家族会や救う会、全国から集まった地方議会拉致議連の同志約800名と共に国民大集会が開催され、北朝鮮による拉致問題の一日も早い解決に向け、決意を新たにしたところであります。

私個人としては、就任後初めて菅総理に直接お会いすることができ、感無量ではあったのですが、SPにばっちり警護された総理には、そう簡単に近づくことが出来ません。数メートル離れた場所から「総理、おめでとうございます!」とご挨拶したのですが、一瞬目が合ったあと少しだけ頷いた?総理は、そのままSPに囲まれながら会場を後にしました。やや残念ではありましたが、相手が総理大臣では無理もないかな、と私も帰路についた次第です。ところがこれには後日談がありまして…。その日の夜、元秘書の市会議員と打合せをしていた総理が「そういえば拉致問題の集会で新堀君を見たけど、彼は何をしていたのかな?」と仰ったとか…(汗)。ちゃんと自分を認識して頂いていたことは大変光栄なのですが、私が拉致問題の集会に出席していたことが総理は不思議だったようです。後日この話を先輩市議から聞いて、思わず椅子から転げ落ちそうになりました(笑)。総理、私は神奈川県議会の拉致議連で事務局次長を拝命しております!集会があれば永田町にも伺います。どうぞ今後はお見知りおきの程よろしくお願い致します。

毎年4月に、地元南区の8ヵ所の駅で行っている朝の駅頭活動。当然、今年はコロナ禍で自粛を余儀なくされました。いつになったら再開できるのか、悩み続けた半年間でしたが、後援会の皆さんにも後押ししていただきこの10月から実施することとなりました。もちろんフェイスシールドにマスク・ゴム手袋と、感染対策をバッチリ行った上での再開です。再開直後は、果たして区民の皆様にご理解いただけるのか?そんなことをするのはまだ早いと批判されるのではないか?と疑心暗鬼になっていた私でしたが、いざ始めてみれば本当に多くの方々から暖かいご声援をいただきました。後援会の仲間と早朝の駅に立ち、この半年間神奈川県や議会、あるいは私自身が行ってきた新型コロナ対策や支援策をまとめたチラシを2,000枚近く配布することができたのは、本当に想定外でした。「コロナ対策頑張って!」「菅さんの総理就任おめでとう!」などお声掛けいただいた皆さんには感謝しかありません。まだまだこの先、このコロナ禍の時代がどうなっていくのか予想は難しいとは思いますが、県民のため引き続き全力で取り組む気持ちは、益々強くなりました。地元南区の皆様、スタッフの皆さん、ありがとございました。

 

 

10月 05 10月5日

2020年9月 活動報告

菅義偉内閣総理大臣の誕生に、日本国中が注目した9月。私を政治の世界へ導いていただいた恩師、菅さんが新総裁そして新首相に就任されて嬉しくない訳がありません。私が感じている菅さんのイメージ通り、携帯電話料金の値下げ・不妊治療の保険適応・デジタル庁創設など、早速具体的な政策を掲げ始動した菅内閣に今は期待しかありません。でも街でお会いした方、事務所にお越しいただいた方などから「おめでとうございます!」と声をかけられる度に、よく考えてみれば自分が何かしたわけでもなく、少し恥ずかしい気持ちにもなりました。ただし、これからは総理の留守を守る地元議員の一人として、今まで以上にしっかりしなければ、と緊張感・充実感を感じる今日この頃です。個人Facebookと被りますが、菅総理との思い出の写真をここでも掲載します。

もう随分と前のことのような気がしますが、我が自民党神奈川県連は、9/14の総裁選挙において独自の党員投票を実施しましたが、私は県連の総裁選挙管理委員会のメンバーでもあり、当日朝から開票会場に入り立会人として投票結果を見守りました。結果はご存知の通り菅さんの圧勝!選挙管理委員だったので喜びはグッと抑えて、急いで県庁に戻りテレビで両院議員総会の投票の様子を見つめていました。予想通り議員票も圧勝した菅さんは、地方票でも他候補を大きく上回り、見事自民党総裁に任命されました。菅さんが総裁選に出馬表明する記者会見の前日、事務所スタッフと近所の居酒屋で夕食をとっていた私の携帯電話にいきなり着信があり、「菅です。出馬することに決めました。よろしくお願いします。」の言葉を聞いた瞬間、箸を投げ捨てて直立不動したことは一生の思い出とさせて頂きます。

そして9/16、菅さんは無事国会で第99代内閣総理大臣に指名されました。当然、地元南区はお祭り騒ぎです。特に南区を代表する二つの商店街、弘明寺商店街と横浜橋商店街はお祝いの横断幕を出し、特売や菅さんの関連商品などを販売して大盛り上がり。横浜橋は、お祝いの紅白まんじゅうまで用意する準備の良さでした。また両商店街には、連日テレビ局が取材に訪れ、菅総理の行きつけの店やお気に入りのお菓子を紹介するなど、広告効果はバツグンで、我が地元はすっかり「菅総理効果」の恩恵まで受けることとなりました。まさに菅総理さまさま、といったところです。地元を代表して?心から御礼を申し上げます。そういえば、秋田県出身の同僚議員から菅さんの総理大臣就任を祝ったお酒もいただきました。本当にいろいろ作りますね(笑)。落ち着いたら、このお酒で祝杯を上げさせていただく予定です。

なんだか今月のブログは菅新総理の話題ばかりになってしまいました(汗)。そろそろ通常の活動報告をさせて頂きます。9/17、先月報告した映画「咲む」上映会のお礼に、監督の早瀬健太郎さんと神奈川県聴覚障害者連盟の皆さんが県庁を訪問され、県議会「ユニバーサルスポーツ議連」にメンバーとの意見交換会が開催されました。終了後の雑談の中で、早瀬監督が以前南区の吉野町にお住まいだったことが判り、手話を交えながらの会話は思わず弾みました。来年2月には、我が南区でも「咲む」の上映会が予定されています。お問合せは、当事務所までご遠慮なくご連絡ください。

自民党県議団の同期で視察に行くのはご無沙汰でしたが、9/25田中信次議員の企画で久々に実現しました。しかも、コロナ禍以来初の県外視察!とは言ってもお隣の東京都「JR高輪ゲートウェイ駅」が視察先です。JR東日本さんが品川開発プロジェクトの一環として、先進技術のロボットを導入した近未来の駅をテーマに、9月末まで実証実験を行っているとのことで、滑り込みで見学させていただきました。案内・警備・運搬・物販など、あらゆる場面でロボットを活用した取り組みには驚きました。未来の街づくりに向け、技術の進歩は確実に前進しています。また、駅舎のデザインは新東京国立競技場を設計した隈研吾氏とのこと。大いに刺激を受けた視察となりました。

最後に1点ご報告があります。9/24の本会議に於きまして、今年度の神奈川県議会「決算特別委員会」の副委員長にご指名いただきました。先輩議員からは、大変名誉な役職だから頑張るようにと発破をかけられました。10/9から11/2までの長丁場となる決算特別委員会ですが、有意義な議論が行われるよう、しっかりと運営していきたいと思います。

9月 07 9月7日

2020年8月 活動報告

コロナ禍により、例年行われる地域の夏祭りやイベントの中止が相次ぎ、今年はいつになく静かな夏を過ごしていましたが、8/28に行われた安倍総理の辞任会見により、周囲は急に慌ただしくなり雰囲気は一変しました。

第2次安倍内閣は、いくつかの件で国民からご批判を受けることもありましたが、7年8カ月の長期間に渡り我が国の舵取りをしっかりと行っていただいたと思います。マスコミは問題点ばかり指摘しますが、その何倍も何十倍もの実績があることを忘れないでいただきたい(その問題点?にしてもマスコミや野党は、一部分だけ切り取って騒いでいるだけで本質は国民に伝わっていませんが…)。安倍総理の体調不良による道半ばでの退陣は、大変残念ではありますが、今はしっかりと休養されて、回復されるのを祈るばかりです。

その後の総裁選については、このブログを書いている時点で報道は連日ヒートアップしていますが、これは私も無関係ではありませんので、次回の活動報告の中で触れさせていただきます。一点だけお伝えしたいのは、自民党神奈川県連は二階幹事長に対し、党員投票による公選を強く要望しました。総務会での結論は却下となりましたが、我々は県連独自の党員による予備選挙を実施します!確かにフルスペックの総裁選と比べれば地方票は少なくなりますが、党員の意向はしっかり県連の持つ3票に反映します。全国でも40を超える県連が同じ手法をとると聞いていますので、マスコミはもう少しこうした部分も報道してほしいですね。

さて、前置きが長くなりましたが、通常の活動報告に移りたいと思います。夏は議員にとって視察のシーズンでもあると前回のブログで書きましたが、県をまたぐ移動は極力自粛という中、8月も近場(横浜市内)で何ヵ所か伺いました。自民等県連「教育グループ」として視察したのは、京急線戸部駅にほど近い「横浜デザイン学院」です。神奈川県専修学校各種学校協会が主催する「仕事の学び場」の授業風景を実際に見学させていただきました。「仕事の学び場」は高校生に対し、学校の授業では教えない専門技術や実習などを体験してもらい、将来進む道を考えるキッカケづくりや、実際の仕事の現場の雰囲気を味わってもらい、将来進路を決める上でのお手伝いをするものです。今年度は県下29校の県立高校が参加しています。またインクルーシブ教育にも積極的に協力していただき、この日も障害を持つ生徒さんが数人参加していました。生徒たちの将来の可能性を広げる意味でも、障がい者の就労拡大の意味でも、重要な取組だと思います。今後より多くの県立高校に参加を促していきたいと感じました。

「ユニバーサルスポーツ推進議員連盟」の一員としてお邪魔したのは、映画「咲む」の試写会でした。神奈川県議会は議員立法で「手話言語条例」を制定して以来、全日本ろうあ連盟と協力関係にあり、昨年鳥取県で開催された「全国手話パフォーマンス甲子園」に視察で訪れたことは既にこのブログで報告済みかと思います。「咲む」は、連盟創立70周年記念映画とのことで、今回ご招待いただきました。内容はネタバレになりますので控えますが、障がい者が抱える不安や社会の様々な障壁を大げさてなく淡々と表現し、乗り越えようとする主人公の前向きな姿勢に感動しました。さすが、早瀬健太郎監督!どなたでも観やすい作品ですので、ぜひ劇場に足をお運びください。また、来年2月には我が地元「南公会堂」でも上映会が予定されていますので、ご興味のある方は当事務所にお問い合わせください。

通常8月に議会は開催されないのですが、「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」は例外です。8/25に招集された同委員会において、2点ほど質疑を行いました。8月中旬、東京都の「感染防止対策ステッカー」(レインボーマークのやつ)掲示店からクラスターが発生したとの報道があり、その実効性に疑問が投げかけらけました。HPから誰でも出力可能なステッカーの管理に関して、都は一軒ごとに現地調査を行うと発表しましたが、時間や労力を考えると非現実的な対応だと感じています。実は、神奈川県が推奨している「感染予防対策取組書」も、運用上は東京都のステッカーと同じであり、一方通行でフォローができていません。県内で掲示店からクラスターが発生する前に、何等かの対策をとる必要があります。かと言って一軒づつ現地調査するのは難しいので、せめてメールや書面で感染防止対策の強化・徹底をお願いすればよいのでは、と提案したところ3日後には実施されたようです。

また地元弘明寺商店街から、「取組書」を掲示したくてもパソコンの操作がよくわからないから活用できない、との声があり、こうした声にこたえて県が代わりに出力する「代行登録」の周知がほとんど行われていないことに気づきました。周知の強化を訴えたところ、こちらも早速各商店街など個別に周知することが実現しました。

議会においては、県民の代表として出席している自分の発言がしっかりと県政に反映されるということを、改めて実感することが出来た特別委員会でした。まだまだ先の見えない状況ではありますが、「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」の一員として、事態が収束するまで、スピード感をもって最優先でコロナ対策に取り組んでいきます。

 

 

 

 

 

9月 04 9月4日

タウンニュース掲載のお知らせ

タウンニュース(南区版)9/3号に、県政報告が掲載されました。今回は、神奈川県の新型コロナウィルス感染症対策についての報告です。ご興味のある方は是非ご一読ください。

 

8月 06 8月6日

2020年7月 活動報告

7月10日をもって、神奈川県議会第2回定例会は終了しました。先月もご報告した通り、新型コロナウィルス感染症対策を中心とした大型補正予算は無事可決され、医療体制の充実や地域経済への支援に向け、新たな補助制度が動き出しています。所属する文教常任委員会では、部活動のガイドラインの見直しや高校・中学における代替大会の開催について質問し、高野連・高体連・中体連における県独自の大会が開催可能となりました。更に、コロナ禍で学校か休業となり大きな影響を受けた給食事業者に対する支援についても質問させていただき、支援の制度化に向けた国への働きかけを県にお願いしました。現在国も、菅官房長官を中心に、積極的に検討していただいています。

また今年度は、超党派で構成される「政務活動費連絡会」の委員に任命され、本会議や委員会の合間を縫って審議に参加しました。県民からその内容やあり方について注目されている政務活動費ですが、昨年度の連絡会において令和6年度から領収書などのネット公開が決定し、今年度は準備に向けた土台作りに当たる年となります。県民の皆様からご理解が得られるよう、より透明性の高い政務活動費の運用について、1年かけてしっかりと議論していきたいと思います。

 

例年、7月中旬から8月末にかけて議会は休会します。今年は「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」に所属しているので、8月中も招集される予定ですが、通常であればこの時期は視察シーズンになります。常任委員会や議連・県議団の主催による視察で、県内のみならず北海道・九州、稀に海外に出向くケースもあります。しかしながら、当然のこととはいえ今年はコロナの影響で全ての視察が中止となりました。そこで今回は、横浜市内で密を避けながら、2ヶ所の視察を実施しました。

後援会のOさんとSさんにご紹介いただいた「日本盲導犬協会」の神奈川訓練センターでは、多和田学校長から盲導犬の普及に向けた活動についてのご説明を伺いました。まだまだ盲導犬への理解が薄く、入場を拒否する施設も存在するとのことで、何かお手伝いできることがあればと強く感じました。個人的にも「犬派」の私としては、楽しい視察となりました。やっぱりラブラドルレトリバーは、賢くて可愛いですね!

超党派の議員で構成された横浜市選出県会議員の会「みなと会」では、今年5月に完成した新しい横浜市庁舎の議会棟を見学させていただきました。ちょっと行政施設とは思えないような立派な建物に、参加者一同圧倒されながらの視察。伝統を誇る我が県議会も決して負けていませんが、新しいということは良いですね。正直な感想を言えば、とても羨ましかったです。同じ南区のゆさ大輔市会議員の議席にちゃっかり座らせていただきました。ゆさ君、ゴメン!

 

最後に、恒例の市町村ヒアリングのご報告です。今年も7/29~30の2日間、県央・県政・湘南・横須賀三浦の4会場で開催されました。自分は県央と横須賀三浦地区を担当し、各市町村の首長から県の次年度予算に対する様々な要望を伺いました。やはり今年は新型コロナウィルス対策に関連した要望が多く、国や県からの協力・連携が必要不可欠であるとの意見が大半を占めました。第2波が始まったと思われるような感染者数の増加が毎日のように伝えられる中、各市町村と連携しながら、今まで以上に医療体制の充実と中小企業や個人事業主への支援、子どもたちの学びの場の確保に力を入れていきたいと思います。