5月
24
5月24日
「議会かながわ」記事掲載について
少しお知らせが遅くなってしまいましたが、5月2日発行の「議会かながわ」No.154に、平成29年第1回定例会での私の一般質問が掲載されましたのでご報告いたします。 まだお読みいただいていない方は是非ご一読を!
5月
17
5月17日
4月の活動報告
4月の報告、遅れてすみません!
3月末で前年度が終了し、4月は議会も開催されず、議員は落ち着いて自分の活動ができる月です。各自たまった書類整理や事務所の片付け、地元での地域活動・後援会行事、あるいはこの時期を利用して視察なども積極的に参加します。
4月と言えば南区を代表するイベント「さくら祭り」や、4月恒例の「後援会バス旅行」がありますが、こちらは個人のFacebookに投稿させて頂いたのでここでは省略させて頂きます。今回お伝えしたいことは2点。
最初は、久々に地道な私個人の活動についてご報告です。昨年から4月は「朝の駅頭活動月間」と個人的に勝手に決めています。今年も4/3の京急弘明寺駅を皮切りに、南区内8ヶ所の駅で朝のご挨拶&ビラ配りを実施しました。今年は雨にたたられて現状一駅だけ残ってしまっていますが、何より嬉しいのが、昨年と比較して数多くのボランティアスタッフの方々に参加していただいた事です。昨年は一駅に1~2名だったスタッフが、今年は現状最大で8名、平均すると4.5名の方にお手伝い頂きました。そうなると、当然配布するビラの数も増加します。昨年は8駅で約1000枚程度でしたが、1546枚近く配ることができました。「頑張れよ!」「ご苦労さん!」とお声がけ頂く回数も1年前に比べると、本当に増えたと思います。朝早くから集合してお手伝い頂いたスタッフの皆さん、そして通勤・通学の途中にもかかわらずご挨拶いただいたりビラを受け取って頂いた皆さん、本当にありがとうございました!
そしてもう一つのご報告は、視察についてです。4/11~16、会派内の「国際協力議員の会」としてインドネシアに行って参りました。この会は海外に進出し活躍している県内企業や個人の方々を応援するのが主たる目的ですが、今回は既にジャカルタを本拠地に事業展開している㈱城ケ島水産と、ジャカルタ郊外で宅地開発を計画している京浜急行電鉄㈱の2社の事業を調査研究するとともに、現地で頑張るJETROやJACA、そして海外青年協力隊の皆さんの激励もしっかり行ってきました。
インドネシアは、アジアでも4番目の人口を有する国家で、親日の国でもあります。近年の経済成長は著しく、高度成長期の日本を見るようでした。当然、中間富裕層が増加している状況ですが、人件費等のコストは現在の日本より低くいため、日本企業にとってはビジネスチャンスが豊富な環境と言えます。そんな中、創立以来初の海外展開を計画している京急は、2019年に横浜みなとみらいに本社移転が決定しており、名実共に県内企業の仲間入りとなります。ご存知の方も多いかと思いますが、京急は私の出身企業でもあり、今回は自ら視察依頼をさせて頂きました。ジャカルタ郊外のBSD地区において、現地大手デベロッパーのシナルマスと共同で、戸建て住宅地と複合商業施設を開発するビッグプロジェクトに参画する我が古巣を誇りに思います。今後は、現在課題となっているジャカルタの交通インフラの整備にも 一役買って頂けるなら、県議会としても何らかの支援が出来るのではないかと考えています。
また城ケ島水産は、三浦市の城ケ島に本社を構えた県内企業ですが、前出の通りすでにインドネシアで大きな実績をあげている企業です。ジャカルタの漁港に工場において、近海で採れたカジキマグロを加工食品として日本市場に卸しています。首都圏の大手スーパー食品売り場に並ぶ、加工さてたマグロのさくや切り身は、この城ケ島水産で作られたものが多いようです。現地採用された従業員は、勤勉でしっかりと教育されている上にローコストですから効率性も上がります。インドネシアにビジネスチャンスを求め、神奈川から飛び出した経営者の方々の勇気とやる気に、改めて敬服致しました。今後も活躍を期待します。
視察をするといつも思うことですが、「百聞は一見に如かず」。自分の目と耳で、現実をしっかり調査研究するよりも有効な手段はありません。今後も時間の許す限り、世界中を飛び回って勉強したいと思います。
ジャカルタ市内の交通渋滞は深刻です
郊外の大型商業施設 今後も出店が続きます
イスラム教徒はアルコールNG 酒売場はこじんまりしてます
京急の開発予定地 広大です
ジャカルタは港も大渋滞?
城ケ島水産の工場から日本の食卓へ
JACAのオフィスを訪問
現地で頑張る青年海外協力隊の皆さん
5月
09
5月9日
後援会「バーベキュー大会」開催のお知らせ
毎年恒例の新堀ふみあき後援会青年部「新風会」主催によるバーベキュー大会を、今年も下記の通り開催致します。昨年は天候に恵まれず、参加者の皆様にはご苦労をおかけしましたが、今年は晴天を期待しましょう!
観音﨑京急ホテル庭園から海の眺めは最高ですし、ホテルで用意していただく食材も美味しいですよ。後援会以外の方も大歓迎なので、奮ってご参加ください。待ってます!
日時 平成29年5月21日(日) 午後1時30分~
場所 観音崎京急ホテル ガーデンバーベキュー会場
神奈川県横須賀市走水2 TEL046-841-6117
※京急馬堀海岸駅より無料送迎バスあり
参加費 お一人様 5,500円(税込み) ※飲物・スパ入浴料優待券付き
写真は昨年開催された観音崎京急ホテルでのBBQ大会
4月
30
4月30日
県政調査でドイツ・オーストリアへ②
ドイツ・オーストリア視察の4日目は、オーストリアのザルツブルグからスタート。前日市街地に入ったのが夜で、街の風景を見ることが出来なかったため、朝になってから改めて見るザルツブルグは、歴史を感じさせるとても素敵でおしゃれな街並みでした。できればもう少しゆっくりしたかった…。
この日の最初の視察先は「国際救助犬連盟(IRO)」の本部です。近代的なビルのオフィスを想像していましたが、そこはザルツブルグの美しい風景にマッチした、民家を改造したような洒落た建物のオフィスでした。我々を出迎えてくれたのは、本部のスタッフ数名と救助犬のベンジーです。会議室で質疑応答している間も、ベンジーは部屋の片隅にチョコンと座って静かに話を聞いていました。さすが救助犬、バッチリ訓練されています。我が家の愛犬と比較してはいけないのですが、ホントにお利口です!
IROは1993年に創設され、2003年に国連の国際救助システムに組み込まれ、2016年には41か国116団体が加盟している世界的な組織です。世界のどこかで大規模災害が発生した場合、約50人のスタッフと5匹の救助犬が、要請を受けてから約6時間で出動できる体制を常に整えている機動力あふれるレスキューチームは、実に頼もしく感じました。日本でも3団体がIROに加盟していますが、今後は連盟と行政との連携をしっかり構築して、この先日本でもいつ発生するかわからない大地震などの災害対策を充実させるべきだと感じました。
惜別の想いでベンジーとお別れした後は、一路ガイスホルンという街へ。再びバスでアウトバーンをかっ飛ばして着いた田舎町?(ごめんなさい!)には、この日2か所目の視察先「マイヤー・メルンホフ製材会社」があります。同社は1850年創業で、森林所有から製材・木質材料の製造・施工・建設まで一貫して行う木材製造業の老舗で、主にヨーロッパ・ロシアを中心に活動しています。特に最近、強度の高さが注目されているCLT(木版を重ねて接着した木材)の製造を得意とし、出荷量はオーストリア2位の実績があります。当然、地震や台風が多い日本においても注目され始めた技術であり、また地産地消を目指す神奈川の林業を活性化して行く上でのヒントにもなりそうで、今後も引き続き注目して行きたいと思います。
「マイヤー・メルンホフ」を後にして、この日はそのままオーストリアではウィーンに続く第2の都市、グラーツまでバスで移動して一泊。恥ずかしながらグラーツという都市は今回初めて知りましたが、1999年に街の中心部が「グラーツ市歴史地区」として世界遺産登録されるなど、とても美しく素晴らしい街でした。しかしこの日もホテルに着いたのは20時過ぎ。翌朝は8時に出発と、悲しいほどの慌ただしさが続きます。(涙)
救助犬ベンジーと記念撮影
会議室で意見交換。災害時に救助犬の存在は重要です!
M/M社の社員の方は皆さんデカくて優しかったです
そして5日目。いよいよ今回の県政調査、実質の最終日となるこの日は、グラーツを後にして「音楽の都」ウィーンへ向かいます。調査の目的地は、世界一美しい図書館と言われる「オーストリア国立図書館」。神奈川県は現在、県立図書館の再整備を進めており、歴史的建造物を図書館や市民の交流スペースも併設した複合施設として活用している「オーストリア国立図書館」を参考にしようと考えたからです。
しかし、図書館に一歩足を踏み入れた瞬間から、視察の目的は吹き飛んでしまいました!本当に「これが図書館?!」と思わず声が出る美しさ。大好きなダン・ブラウンの小説の世界そのままのような、天井のフレスコ画・カール6世の彫像など、その荘厳さと迫力に思わず引き込まれてしまいますが、壁面には貴重は蔵書がびっしり陳列してあり、展示以外も含めると約20万冊あるといいます。歴史的価値が非常に高い蔵書ですので、さすがに貸し出しはNGですが、ウィーン市民なら誰でも気軽に閲覧できるそうです。
正直な感想は、余りにもレベルが違いすぎて「県立図書館の参考にはならないかなぁ…」になりました。ただし、このような歴史的・伝統的な施設でも、現在はインターネットによる閲覧に取り組んでいて、貴重な歴史的資料が24時間・世界中からアクセスできるシステム開発を進めているとのことでした。こうした時代に合った新しい取組みは、これからの図書館像として大いに参考にしたいと思います。そして私の今回の県政調査で、最も印象に残った視察先は「オーストリア国立図書館」となりました。
その後ウィーン空港からフランクフルト空港と乗り継ぎ、日本への帰路に就いた訳ですが、羽田到着は翌日の15時とほぼ1日中飛行機の乗っていたのでさすがに疲れました。しかし今回の県政調査で、改めて世界の国々の素晴らしさを知ることが出来ました。文字や映像だけでは伝わらない、リアルな技術・制度・文化を直接学ぶことができたのは、本当に貴重な経験でした。今後、この経験を必ず神奈川県の将来のために活かせるよう取り組んでまいります。
そして最後に。この次は必ず仕事抜きで、個人的に行きたいと思いま~す!
これ、図書館だと思いますか?
「ダヴィンチコード」か「ハリーポッター」の世界です
カール6世をバックに美人図書館司書と
4月
29
4月29日
県政調査でドイツ・オーストリアへ①
自民党県議団の政調会として先月の26日から31日まで、県政調査でドイツとオーストリアへ行って来ました。個人的にも初めて行くドイツ・オーストリアでしたが、初日と最終日は移動のみなので、実質4日間で2か国6都市を回るハードな旅となりました。帰国して既に1が月が経過してしまいましたが、ハードで有意義だった視察の内容を報告します。
羽田空港から12時間半かけてドイツのフランクフルト空港へ。国内線に乗り換えてベルリン空港まで約1時間。ホテルにチェックインしたのが現地時間の21:30頃なので初日はまさに移動のみ。機内で映画4本も見てほとんど寝なかったため、7時間の時差はありますがよく眠れました。
視察2日目は、いきなり今回の視察の大本命「ティアハイム・ベルリン」を見学しました。ここは日本で言う動物保護センターです。「犬・猫の殺処分ゼロ」を宣言した神奈川県が県民からの寄付やふるさと納税を使って建設を目指す動物保護センターの参考のため調査に訪れました。
東京ドーム4個分の広大な敷地には、犬・猫だけでなく羊から亀まで多種多様な生物が保護されており、1500匹の動物に対し、150人のスタッフ・8人の獣医師が対応しています。こんな大規模な施設ですから、年間の管理・運営費は890万ユーロ(約10億円)なのですが、そのほとんどが公費ではなく、企業や個人からの寄付金や遺産相続・市民が入場するための年会費(1000円程度)で賄われているというから驚きです。欧米と日本の寄付文化の違いを改めて感じました。しかし、こうした自然豊かな敷地内でペットを求める人と、飼い主を失ったペットのマッチングが行われている状況は理想的であり、たいへん参考になりました。今神奈川県では、ボランティアや獣医師にしわ寄せがいく状況があり、これを改善するためのヒントが「ティアハイム・ベルリン」には隠されていると思います。
午後は同じベルリン市内の「ドイツ連邦政治教育センター」で、現在ドイツにおいて高校生たちに歴史認識や主権者教育がどのように実践されているのか調査しました。講師に大学教授やジャーナリストを起用して授業をしているところが画期的でした。その後は、次の目的地であるライプチヒまでバスで2時間半ほどかけて移動。ホテル到着は21時近くになりました。
施設入口で同期の市川県議と
敷地内の案内サイン ←猫ゾーン 犬ゾーン→
ネコちゃんもワンちゃんも個室住まいです
3日目は、ライプチヒ郊外の「クラインガルテン博物館」からスタート。クラインガルテンはライプチヒが発祥の地で、200年の歴史がある市民農園です。日本では、長野県がこの方式を積極的に取り入れ既に実績をあげており、私も昨年の夏に政調会として松本市の取組を視察した経緯があります。日本におけるクラインガルテンは、耕作放棄地対策や農村地域の活性化が目的ですが、本家ドイツでは少し意味合いが違うようです。ドイツでは産業革命以降、都市部の緑地が減少したことを考慮し、町中に公園や農地を増やし市民生活にゆとりや癒しを取り戻すことがキッカケで始まった事業で、現在は若い家族連れの利用が増えて、都市部では増加傾向にあるとのことでした。
しかし、何と言ってもこの日のトピックスは、われわれ調査団がライプチヒの地元新聞社から取材を受けたということです!翌日の紙面には、私たちの写真がカラーで大きく掲載されました。日本の県会議員が、わざわざクラインガルテンの調査にドイツまで来るのが珍しかったのでしょうが、正直チョット自慢したくなる出来事ですよね?
その後は、ヨーロッパ特有のアウトバーンをかっ飛ばして(バスですが…)ミュンヘンへ。この日は最終的に、国境を越えてオーストリアのザルツブルグまで向かうので大移動となります。約600キロの移動距離(約東京―大阪間)があるので、昼食もサービスエリアで済ませる慌ただしさでした。
ミュンヘンでは、「Brothers of St. John of God病院」を視察しました。カトリック修道会が運営するドイツ最大規模の緩和ケア病院で、ホスピスも併設しています。目の前には大きなお城がそびえたち、病院自体も歴史的建造物を利用している素晴らしいロケーションの病院でした。特に緩和ケアには高い実績があり、患者の約50%は社会復帰するまで回復しているとのこと。近年は在宅ケアのケースが増加しており、神奈川県でも取り組んでいる「地域包括ケアシステム」のドイツ版は進んでいるようです。しかし一方で看護師の不足など課題もあり、国は違えども越えなければいけないハードルの高さは一緒のようです。
本場ミュンヘンでビールが飲めなかったので、後ろ髪を引かれながらもドイツとはお別れし、私たちはオーストリアのザルツブルグへ向かいます。結局この日もホテルに着いたのは21時過ぎ。ホテルのレストランにわれわれ以外のお客様は見当たりません…。なんだか寂しいザルツブルグの夕食でした。
既にだいぶ長くなりました。今回の視察を一回で報告するとかなり長文になりますので、オーストリアに入ってからの視察内容は、後日第2弾でご報告いたします。
クラインガルテンではこんなかわいい小屋で生活します
これが地元紙の紙面。後日送って頂きました!
ドクターと記念撮影。