活動実績

2020年の活動実績

新型コロナウイルスと闘った2020年

新型コロナウイルス感染症対策特別委員会に所属

令和2年3月に発足した「新型コロナウイルス感染症対策特別委員会」の一員として、感染防止対策に使用する設備投資への補助金拡充、飲食店等の感染防止対策を見える化した「感染防止対策取組書」の普及、積極的疫学調査の簡略化に伴う民間企業等の対応ルール化など、多くの議論を重ねてきました。
当特別委員会は、一定の収束を見るまであらゆる角度から新型コロナウイルス感染対策の実効性・有効性を高めていきます。

開催風景
開催風景
委員会視察で訪れた臨時のコロナ専用病床
委員会視察で訪れた臨時のコロナ専用病床

医療体制を守る

全国に先駆け「神奈川モデル」と名付けた医療体制を構築し、対応に当たってきた神奈川県ですが、第3波による感染者の急増により医療提供体制はひっ迫しました。県議会は補正予算を次々に可決し、医療提供体制を守るための予算措置を執行しています。一議員としてお手伝いできることは限られていますが、「かながわコロナ医療・福祉等応援基金」の募金活動の輪を広げたり、医療現場で不足している備品を寄付して頂ける団体との橋渡しをしたり、日々アンテナを張って活動しています。

神奈川県健康医療局へフェイスシールドを寄付
神奈川県健康医療局へフェイスシールドを寄付

経済を回す

不要不急の外出自粛や飲食店等への時短要請は感染防止の観点から見れば効果がありますが、事業者の皆さんからすれば売り上げの減少は避けられません。こうした厳しい状況の中で、少しでも安心して外食などを楽しんでいただくため「感染防止対策取組書」や「マスク会食」の普及は重要です。現在、多くの飲食店等がこの取組書を活用していますが、更なる普及を目指します。また、アクリル板などの無料貸し出しやテレワーク導入促進の補助金など、期間を延長して県内事業者の皆様にご活用いただける環境を整えていきます。

地元飲食店で「取組書」の普及活動
地元飲食店で「取組書」の普及活動

地域での取り組み

地元飲食店を応援するために立ち上がったクラウドファンディングと大手企業を繋いだり、ロータリークラブの一員として南区役所にマスクを寄付したり、地域での活動も積極的に行いました。

また南区役所の庁舎を、医療従事者への感謝を込めてブルーにライトアップする取り組みも行われました。南区民が一つになってコロナと闘っていく良いきっかけになったと思います。

地元飲食店のクラウドファンディングを応援
地元飲食店のクラウドファンディングを応援
南区役所のブルーライトアップ
南区役所のブルーライトアップ

教育を保障する

令和2年春の一斉休校によって、子どもたちの学びの機会は奪われました。そこで、所属する文教常任委員会においては、子どもたちの教育の機会をいかに確保していくのかを中心に議論がなされました。サーモグラフィーによる検温やオンライン授業の環境整備などを導入し、教育の保障に努めました。
また、県立高校の入学者選抜においては、試験範囲の見直し・出願書類の郵送可・感染者(濃厚接触者含む)に対する追加の二次募集・ウェブサイトでの合格発表など、全ての受験生に対し不平等が生じないよう新たなルール作りを実現しました。
また、年度末には前任者の辞任を受け、文教常任委員会の副委員長に就任し、変異株の影響で感染が広がりつつある県立高校のコロナ対策について、他局と連携した分析や対応を要望しました。

文教常任委員会

県民一人ひとりが感染防止対策を

未知のウイルスとの闘いは、県民一人ひとりが感染拡大防止を自分事と考えることが大切です。自分自身や自分の大切な人を守るための行動が一番の感染防止対策になります。我が「新堀ふみあき事務所」もしっかりと感染防止対策をして、皆さんの訪問をお待ちしています。何かあればお気軽にご相談ください!

新堀事務所もアクリル板で感染防止対策を実施中
新堀事務所もアクリル板で感染防止対策を実施中
街頭活動では、フェイスシールドを着用
街頭活動では、フェイスシールドを着用

その他の主な活動実績

予算委員会で特殊詐欺対策を予算化

三月に開催された令和二年度の県予算を決める予算委員会では、以前から力を入れていた特殊詐欺対策について質問しました。
オレオレ詐欺からキャッシュカード手交型詐欺と手口を変えて高齢者などの被害が続く特殊詐欺に歯止めをかける有効な防止策は、家庭の電話機に取り付ける「迷惑電話防止機能付き機器」の普及であることを主張し、県民がこの機器を購入する際の補助金を県が予算化することで、被害の減少に結び付くと黒岩知事に訴えたところ、次年度の予算化が決定しました。
令和元年に約五十三億円だった県内の特殊詐欺被害額は、令和二年には約三十三億円にまで減少しました。

予算委員会での質疑
予算委員会での質疑
出典:くらし安全防災局提供資料
出典:くらし安全防災局提供資料

令和2年度「決算特別委員会」副委員長に就任

毎年十月に招集される「決算特別委員会」。前年度の決算を精査し次年度予算に繋げる、県議会の中でも重要な委員会の一つです。同じ自民党の細谷政幸委員長(三期)と共に二期生として初めて副委員長に就任し、九日間にわたる審議の中、委員長の補佐役として円滑な委員会運営に勤めました。

令和2年10月9日、副委員長就任の挨拶
令和2年10月9日、副委員長就任の挨拶

文教常任委員会に所属して部活動の県独自大会を実現

令和二年度に所属した文教常任委員会では、高校野球をはじめコロナ禍において全国大会が次々と中止になった中学・高校の生徒たちの願いをかなえるため、独自の地方大会の開催を訴えました。
地方大会開催を望む県内の生徒・保護者等からの署名を黒岩知事に直接提出し、県教育委員会が策定した八月末まで部活動禁止のガイドラインの見直しを実現しました。高野連・高体連の希望により県独自の地方大会の実施が可能となりました。
これにより生徒たちの夢が叶い、野球・陸上など多くの競技で神奈川県大会が開催されました。

この活動をキッカケに部活動の指針が見直された(6/1神奈川新聞掲載)
この活動をキッカケに部活動の指針が見直された
(6/1神奈川新聞掲載)
黒岩知事に県内の高校球児からの嘆願書と署名提出
黒岩知事に県内の高校球児からの嘆願書と署名提出

開かれた議会へ向け一歩前進
政務活動費連絡会が嶋村議長に報告書提出

令和元年、県議会は県民にとってより開かれた議会を目指すため条例改正を行い、政務活動費(議員活動に伴う諸経費として県から支払われる公費)に係る領収書等の諸書類を令和六年度(令和五年度分)からホームページ上で公開することを決定しました。これを受け、議会では超党派による「政務活動費連絡会」を立ち上げ、公開までにより透明性の高い制度とするため、議論を深めていくこととなりました。他都道府県では既に制度化された自治体もあり、今後スピード感を持った対応が求められるでしょう。
令和二年度は、同連絡会に所属し自民党のコメンテーター(会派を代表して意見し議論を進める役目)として議会改革の推進に努めました。今回新たに、これまで年度末にまとめて処理していた領収書等について、四半期ごとに分けて処理するルールを制度化することと、国外・県外などの視察に掛かる経費(交通費・宿泊費等)を詳細に支出表に明記することを決定しました。これは民間企業などでは当たり前の制度であり、今回改めて県民の常識と議会のルールにズレがあることが確認できました。引き続き「開かれた議会」を目指し、改革を進めることが必要です。

政務活動費連絡会では各会派代表が活発な意見交換
政務活動費連絡会では各会派代表が活発な意見交換

本会議一般質問で手話を交えて質問

令和二年十二月七日、約一年ぶりに本会議の場において、知事をはじめとした県幹部に対し一般質問を行いました。
コロナ対策では、「感染防止対策取組書」の普及・県立高校の入学者選抜における感染対策を、地域の活性化については、米軍根岸住宅地区の返還に向けた取組・大岡川河川再生計画における親水拠点の整備と観光資源発信、県全体の課題として、こどもの手話習得支援・脱炭素社会実現に向けた再生可能エネルギーの利用拡大・三浦半島から横浜にかけての異臭問題について、多岐にわたり計七問の質疑を行いました。
中でも、こどもの手話習得支援についての質問は、神奈川県聴覚障害者連盟から当日傍聴の希望もあり、質問の一部を公の場では初めて手話を交えて行いました。
黒岩知事は、次年度も引き続き手話習得支援の予算化継続を明らかにしたところです。

こどもの手話習得支援について質問
こどもの手話習得支援について質問
コロナ対策・地域活性化・脱炭素社会も取り上げる
コロナ対策・地域活性化・脱炭素社会も取り上げる

南区民のくらしを守る

令和二年は、議員活動の多くをコロナ対策に費やしたとは言え、地域の課題をおろそかにするわけにはいきません。コロナ関連以外でも、県警察の管轄である交通安全対策は、毎年多くの陳情・要望をいただく案件だが、今年度も南太田地区で、車両の交通量が多い危険な通学路の改善のため、登下校時間帯の信号機の設定を修正し、歩行者が渡る時間を延長しました。
また、地元蒔田公園内「ふれあいアクアパーク」のウッドデッキが雨天時に大変滑りやすく、高齢者が頻繁に怪我をされると伺い、県の治水事務所の立ち合いのもと、地域の老人会から意見を聴取し、滑り止め塗装を実施しました。
コロナ禍ならではの活動としては、大岡地区連合町内会の主催による「高学校」(高齢者の学校)において、「神奈川県の新型コロナウイルス感染症対策」のテーマで講演を行ったことなどが挙げられます。
やはり区民にとっても興味のあるテーマなのか、参加した高齢者の皆様から多くの質問をいただきました。

交通量の多い通学路の信号を改善
交通量の多い通学路の信号を改善
蒔田公園「ふれあいアクアパーク」の滑り止め塗装
蒔田公園「ふれあいアクアパーク」の滑り止め塗装
大岡地区「高学校」で講師役を務める
大岡地区「高学校」で講師役を務める