活動実績
2024年の活動実績
自民党県議団の副団長に
令和6年度、議員10年目にして初めて自民党県議団の副団長に就任しました。団執行部は、団長1名に副団長4名の構成で、正副団長会議の出席、年間の団会議の運営・進行からお弁当の手配までを仕事とする、いわば会社で言う総務部のような役目です。現在46名の自民党所属議員を支える縁の下の力持ちであると同時に、議会内の様々な会議に出席するなど県議団の顔でもある団執行部。これまでになかった新鮮な気持ちで取り組んでいます。

「政務活動費」の領収書をホームページ公開
昨年、自民党は国会議員の裏金問題により国民からの信頼を失いました。その中でも、話題になった「文通費」や「政策活動費」については、我々地方議員には支給されません。その代わり、議員活動に係る経費を充当することが出来る「政務活動費」(以下、政活費)が支給されています。交通費や事務所の家賃等が主な用途となりますが、近年この使用目的の透明性が求められています。私は政活費の透明性向上を目的に組織された超党派による「政務活動費連絡会」に所属し、これまで非公開だった支出の会計書類(領収書・レシート等)の公開を実現すべく議論を重ね、令和6年度は同連絡会の座長に就任しました。そして昨年11月には証拠書類のホームページ公開がスタートし、これまで規定のなかった日帰り視察における支出伝票の提出、レシート・領収書の明細添付義務化も次年度から開始します。県民の皆様から常にチェックされる環境が、議員の意識改革にも繋がると考えています。

各会派の意見を聴取し指針にまとめます。
決算特別委員会の委員長に就任
令和6年度は、決算特別委員会(以下、決特)の委員長も務めました。決特は前年度の決算状況を精査し、次年度予算の編成に繋げていく大変重要な委員会であるとともに、9日間の長丁場ということもあり決特の委員長の役割はハードです。緊張感をもって臨みましたが、長期間の日程と出席者の多さから、ついつい集中力を欠き、県職員や議員の名前を間違えたり、いろいろとやらかしてしまいました。まだまだ修行が足りません。しかしながら、決特の委員長を務めること自体、大変名誉なことであり貴重な経験となりました。

ミスをして先輩議員に笑われる一幕も…
県民ホールの建て替えに向けて
令和6年度に所属した文化スポーツ観光常任委員会では、副委員長という立場で審議に加わりました。中でも注目の議題は「県民ホール」の再整備についてす。昨年で開館50年が経過し、老朽化とバリアフリー化の観点から、再整備を余儀なくされている「県民ホール」。県は、令和7年4月からの休館を発表していますが、その後の計画については報告もなく、県民や音楽業界からは不安の声が上がっていた状況です。早期に方向性を示すべきと訴え、昨年12月にようやく黒岩知事から建て替えの方針が明かされました。一歩前進ではありますが、横浜市の街づくり計画にも関連するため、建て替えとなれば当然休館の期間は長期化することが予想されます。多くの県民や有名アーティストにも愛されて来た「県民ホール」が、1日も早くこれまでの伝統を継承しつつ最新技術やバリアフリーを取り入れた、世界に誇れる音楽ホールに生まれ変われるよう、引き続き議論をしていきたいと思います。

本会議で初の代表質問
昨年は、初の「代表質問」の機会もいただきました。議員1年目から毎年行っていた「一般質問」は、地元選挙区の課題など、議員各々がテーマを決めるため比較的自由度が高い質問ですが、「代表質問」は自民党県議団として、現状の県政における重要課題を質問のテーマとし、政調会主導で決定します。
私の主な質問項目は、「一般業務委託に係る入札制度の改善」「海外からの人材確保・定着」「県職員向けのカスハラ対策」等どれも喫緊の課題ですが、1項目だけ自分の意志で決めた質問が神奈川県における「北朝鮮による拉致問題」についてでした。拉致は国際問題であり地方議会がやれることは限られていますが、最初に拉致被害者の帰国が実現してからすでに20年以上が経過した今、このことを知らない若い世代が多く存在する現実があります。こうした状況を踏まえ、県の取組を黒岩知事に訴えた結果、県立高校で知事と横田めぐみさんの弟、拓也さんによる特別授業が開催されることになりました。「拉致議連」の事務局長として積極的に取組んできた拉致問題の風化防止。初の代表質問でしたが、自分なりに個性を出すことが出来たと思っています。


総裁選と衆院選
昨年9月には自民党の総裁選挙が行われました。派閥の裏金問題で信頼を大きく失墜させた自民党を再生させるには、若くて行動力のある新しいリーダーが必要です。我が自民党神奈川県連の会長でもある小泉進次郎さんこそ、生まれ変わった新しい自民党の総裁になるべき人だと信じ、全力で応援しました。結果は残念なことになりましたが、進次郎さんにとって経験・実績を積む良い時間だと理解し、機が熟した次のチャンスに再び挑戦して欲しいと思っています。
その後に行われた衆院選では、我が選挙区の菅義偉元総理もあわただしく選挙戦に突入しましたが、他候補の応援演説で、選挙区に戻ってきたのは2日だけ。また今回も候補者不在の選挙となりましたが、それはこちらも慣れたものです。地元議員が一丸となって戦いました。しかし、今回の逆風は半端なものではなく、街頭に出れば「裏金やめろ!」と野次られ、例の2,000万円の問題が報道されてからは、有権者に対し謝罪する状況になりました。過去にない危機感の中で戦った選挙戦。結果は菅さんの勝利で終わりましたが、改めて、自民党は本気で変わらなければいけないと強く感じた衆院選でした。


桜木町駅前は7,000人の聴衆が集いました。
地域の安全を守る
昨年も地域の皆様から多くの声が届き、いくつかの要望を実現することが出来ました。
鎌倉街道の日枝小前から吉野橋に向かうカーブは交通事故の多発地帯で、近年は死亡事故も発生し、小学校は通学路を変更したと聞きます。事故防止対策として新たに「速度おとせ」の道路標示とガードレールを新設しました。劣化したスクールゾーンや一時停止等の道路標示の改修も、予算増により大幅にスピードアップしています。また、数年前から懸案になっていた弘明寺町の崖の整備も、ようやく県の調査が終わり防災工事が始まりしました。その他の南区内の危険な崖も着実に防災対策を進めていきます。


