地元弘明寺の伝統行事、復活!
私の生まれ育った街、横浜市南区には「横浜最古の寺」瑞応山蓮華院弘明寺という由緒正しい寺院があります。ご本尊の十一面観音菩薩像が国の重要文化財に指定されているなど、学術的価値の高い貴重な資料の宝庫であると同時に、地元の人たちからは「観音さま」と呼ばれ常日頃から親しまれているお寺です。また個人的には、この弘明寺の住職が私の中学時代のクラスメートでありまして、社会人になってからも仕事でお付き合いさせて頂き、現在でもときどき会って酒を飲んではバカ騒ぎをする親友(悪友?)なのであります。
そんな私にとっては、深い縁で結ばれている弘明寺において、先日一大イベントが開催されました。2月3日といえば皆さん何の日かお解りですよね。そう、「節分」です!弘明寺の節分といえば市内外問わず有名で、毎年豆まきの際には境内は大勢の来場者で埋め尽くされていました。ところが8年前から諸般の事情により、豆まきの行事は開催を見送っていました。私を含む地元「節分ファン」や弘明寺商店街の皆さんは、この8年間物足りなさを感じながらこの季節を迎えていたのです。
そんな中、昨年の夏頃からお寺と商店街の若手を中心に、節分の豆まき復活を願う声と、地域としてまだまだ東日本大震災の復興支援を続けようという声があがり、『弘明寺節分実行委員会』を設立することになりました。委員会では、被災地から年男年女の方々をお招きして、豆をまいていただき復興を願うという、まさに二つの願いを合体させた「一石二鳥」企画を立案しました。
私は皆様の心遣いで、実行委員長という大役をを仰せつかりましたが、時期的にも忙しく、会議に出席して書類に目を通し、代理店時代のイベント経験から意見を言わせていただくくらいのことしかできませんでした。実際には、商店街さんと弘明寺さんが積極的に警察・消防・東北のNPO法人などと交渉・打合せをかさね、開催にこぎつけて頂いたのが現実です。皆さんの情熱と努力にただ感謝!であります。
おかげさまで当日の豆まきは、事故やトラブルなどもなく、併催した東北物産展も賑わいを見せ、遠路はるばる石巻から参加していただいたた年男年女の皆さんにもとても喜んでいただけました。NPO法人SmileSeedの皆さんにも大変お世話になりました。これを契機に、今後も何らかの形で交流が続けられればと願っています。
伝統行事を復活させて、新しい形の復興支援が出来て、地元商店街がにぎわう。結果的には「一石三鳥」の企画は大成功となりました。私自身、政治家候補生として今回のような企画に携わることができて本当に良かったと思っています。県政全体から見れば小さなイベントだったかもしれませんが、地域活性化とはこういった事の積み重ねや広がりがあってこそ実現していくものであると勉強させていただきました。
最後に、あまり働かなっかた?実行委員長として、この弘明寺節分復活に関わった全ての人々と、当日スタッフの指示に従って豆まきに参加していただいた来場者の方々に心より御礼申し上げます。
皆さん、本当にありがとうございました!!!