2021年3月 活動報告
4月に入り、いよいよ令和3年度が始まりました。あいも変わらず「コロナ禍」という形容詞が付く新年度のスタートとなりましたが、やはり新しい年度が始まる節目は気分一新、気合が入ります。
神奈川県議会令和3年第1回定例会は、今回も政府の緊急事態宣言延長や、県独自の4月21日までの時短要請などによる協力金の補正予算を可決するための臨時会が開催されるなど、イレギュラーな展開もありましたが、3月25日に次年度当初予算案を無事可決して終了しました。令和3年度一般会計当初予算は、過去最大の2兆484億円となり、新型コロナウィルス感染症対策費も1,522億円を確保して新年度を迎えます。県民生活を守るため、現時点でのベストな予算がなんとか確保できたと思っています。
自分が所属する委員会審議は、3/2・4・8・19に文教常任委員会が、3/24に新型コロナ対策対策特別委員会がそれぞれ開催されました。特に文教常任委員会においては、近年後を絶たない教職員の不祥事(わいせつ事案・入試の採点ミス等)に対し「県内公立学校のたび重なる不祥事に対する猛省及び徹底した再発防止策を求める決議」と、国の方針で全ての小・中学校に配備されたタブレット等ICT機器を高校にも至急配備するための「高等学校におけるICT環境の整備を求める意見書」を我が自民党会派から提案し、全会一致で採択されました。神奈川県の教育行政における二つの課題に対し、この決議と意見書は大きな意味を持つと思います。今後の進展を期待します。
そんな中、私の地元にお住いの「東日本おしぼり協同組合」の熊谷副理事長から、神奈川県に対し飲食店に関係する事業者への更なる支援と、おしぼりの除菌効果の有効性を広く周知するための活動を理解して欲しい、との相談を受け、3月11日に県に要望書を提出することになりました。当日は「東日本おしぼり協同組合」の小此木理事長と熊谷副理事長、県側の代表として武井政二副知事が出席され、私もオブザーバーとして同席いたしました。意見交換の中で特に注目したのは、飲食店などでのおしぼりの使い方です。普段私たちは飲食店などを利用する際、入口で消毒液などを使用した後、着席しておしぼりを使うと思うのですが、実はこれが間違いなんだそうです。まず布おしぼりで手指を丁寧にふき取り、その後アルコール消毒液などを使用すると滅菌効果は大幅にアップすることが、東京食品衛生研究所の調査で明らかになっているとの事。今までと順番を逆にしただけで滅菌効果が大幅に上がるなら、感染症対策に大いに有効だと思います。ウィズコロナ時代の新習慣として普及啓発していく必要性を感じました。
今年の3月は気候が温暖で、我が地元自慢の「大岡川の桜」も例年より早く満開を迎えました。コロナ過により2年連続で「さくら祭り」や出店などイベントは中止し、ぼんぼりの設置のみが行われる寂しい状況でしたが、それでも大岡川沿いの桜並木はいつもと変わらず美しい花を咲かせ、私たちを癒してくれました。ちょうど1週間ほど前、愛犬と散歩中に見た時が満開だったのかなぁ、と思います。そしてこのブログを更新している4/4時点では、既に多くの花びらが散った葉桜が目立ち、なんだか少し物悲しい気持ちがします。
最後にご報告です。既に、新聞や個人Facebookなどでご存知の方もいらっしゃると思いますが、去る3月12日、私の父、新堀豊彦が永眠いたしました。89歳でした。2年程前から高齢者施設に入所していたため、昨年から続くコロナ禍の影響でこの2~3カ月は面会もかなわず、最期はもう少し会って話がしたかったと後悔も残りましたが、政治家でありながら家庭では常に穏やかで優しかった父に、今は感謝の気持ちでいっぱいです。これからも父を目標に、県議会議員として歩んでいきたいと思います。下の写真は、2年前に私の「新春の集い」で撮影したものです。父が公式な行事に参加したのはこれが最後となりました。生前お世話になった多くの皆様に、改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。