活動ブログ 2022年9月

9月 09 9月9日

2022年8月 活動報告

まだ日によっては残暑厳しい気候もありますが、9月に入って少しずつ暑さも和らいできました。議会もスタートし、気分一新、早速ですが8月の活動報告を始めます。

基本的に議会は休会となる8月ですが、今年度は政調会に所属しているため、ほとんど毎日のように県庁に登庁していました。9月7日からの定例会に向け、代表質問の原稿作成や一般質問の調整を行うことは政調会の重要な仕事であり、自身3回目の政調会ですから充分承知しているつもりでしたが、やっぱり久しぶりだと拘束時間も長く結構疲れます。ただしコロナ前は、これに地域の夏祭りや盆踊りがプラスされていたので、第7波の影響で地域のイベントが中止になったことを考えれば、かなり楽なはずなのですが…。また今年は参院選が行われたため、来年の地方選に向けた自分のポスターを貼るタイミングが通例の5月中旬から7月後半にずれ込んでしまい、連日政調の勉強会でなかなか自分の時間が取れず悪戦苦闘しております(汗)。それでも、あらい絹世政調会長を中心に今期の政調会メンバーは2期生と3期生のみで構成されていて、若さにあふれ風通しも良く、遠慮なく議論ができる環境だと思います。ただ反面、諸先輩方から経験不足や知識不足を指摘されないよう、しっかり勉強して取り組んでいきたいとも思っています。

そんな8月ではありましたが、神奈川県もオミクロン株による過去最大のコロナ感染拡大を受け、閉会中審査とはなりますが委員長としての判断で、8/18に厚生常任委員会を開催することとしました。黒岩知事から発せられた「BA. 5対策強化宣言」の意図や効果について、また抗原検査キッドの無料配布の方法について、更には厚木児相管轄内で発生した母親による児童の車内置き去り事件について、県民の代表たる議会として確認しない訳にはいかないと感じたからです。特に抗原検査キッドの無料配布は、配布場所として手を挙げていただいた県内の薬局の方々から、実際のオペレーションにおける現場の難しい状況を直接伺い、今後の改善策を検討すべきと県当局に認識してもらうためには、一刻も早い委員会の開催が必要でした。夏休み期間にもかかわらず、招集に応じていただいた岸部副委員長はじめ委員の皆様にも感謝申し上げます。

また8/30には、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会も開催され、最近は後輩議員に任せていた質問を久しぶりに行いました。内容は、私の地元の飲食店さんからも要望が多々あり、やっと7月から実現した「協力金の再度の申請」(第9弾~18弾)についてと、昨年の第1弾ではなかなか県民に認知されず苦戦したキャッシュレス決済「かながわPay 」の第2弾についてです。協力金の再申請は、何らかの理由で協力金を期間内に申請できなかった事業者への救済措置です。所管である産業労働常任委員会に所属していた昨年度から訴え続けていただけに、年度が変わってからの実現は少し残念?ですが、なんとか飲食店の皆さんの声を届けることができたと思います。また「かながわPay」第2弾は、第1弾の70億円から100億円と予算もアップしています。コロナ禍の副産物ともいえる「かながわPay」ですが、自治体が主体の事業ですからキャッシュレス決済に不慣れなオジサン世代の我々も安心して利用できます。むしろチャレンジする良い機会です。ポイント付与期間は11/30までなので今からでも間に合いますが、今回は好評につき期限より早く予算に達して終了してしまうことも予想されます。最大20%ポイントが付くので本当にお得ですので、お早めにご参加ください!

という訳で、8月は日々県当局との勉強会が続く政調会の活動と、上記の二つの委員会の開催以外これといった議会での活動はありませんでした。そこで、正確には7月の出来事ですが前回報告しきれなかったエピソードをひとつご紹介します。衝撃だった安倍晋三元総理の銃撃事件は、今も頭の中から消えることはありませんが、神奈川県は安倍元総理の我が国への貢献度を考慮し、7/11・12の2日間は半旗を掲揚し、11~18日の期間は県庁の正面玄関に記帳台を設置しました。これについては一部批判の声も上がりましたが、安倍元総理の実績や国際社会からの評価、そして多くの国民が共有した悲しみを考えれば、私個人は100%賛成の立場です。弔意を表したいと思う人が日本全国にいるわけですから、東京まで記帳に行けない人のために記帳台を設置するのも行政サービスのひとつだと思います。7/13に私も安倍元総理のご冥福を祈り、県庁で記帳しました。また、達筆で有名な地元の支援者の方が安倍元総理追悼の言葉を書いて、私の事務所に届けてくれました。早速事務所の入口に貼らせて頂きましたが、通りすがりの人が張り紙に向かって手を合わせているシーンも目にし、感慨もひとしおでした。ところが、今や各メディアは安倍氏への弔意や実績など忘れたかのように、旧統一教会との関係のみを報道しています。連日の過剰な報道によって、国葬の賛否の比率は逆転してしまいました。本当に悲しい気持ちになります。安倍氏の全ての政策や活動が正しかったとは言いませんが、少なくとも憲政史上最長の期間、日本のリーダーとして数々の難しい局面に立ち向かい、世界各国の要人から評価され哀悼の意を表される政治家が近年の我が国にいたでしょうか?旧統一教会の問題とは少し次元が違う話であり、切り離して考えるべきです。そうした偉大な政治家が、あのような悲惨な形で命を落とすという事実を私は決して忘れたくないし、心から哀悼の意を表したいと思います。

冒頭で記述した通り、今年の夏も地元でのイベント等はほぼ中止となり、地域活動の報告はネタ探しに苦労しますが(笑)、私が所属する横浜南ロータリークラブの活動は少しずつ正常化してきています。8/20には、この4月から南区長に就任された鈴木健一区長をお招きして卓話をお願いしました。いつも南区の区長・警察署長・消防署長が交代すると、卓話を依頼して当日紹介するのがクラブ内での自分の役目になっています。鈴木区長の卓話は、横浜市全体の財政見通しから始まり、南区の持つ課題や来年区政80周年を迎えることなど、幅広くわかりやすいお話だったと思います。我が南区が、高齢者の一人暮らし率で市内の上位にランクされることなど、新たな課題も知ることができて有意義な時間となりました。

こうして、少しずつ社会が正常化していくことが感じられる瞬間は嬉しいものです。withコロナの新しい社会を実現するための議論もようやく始まりました。一昨日からスタートした9月議会では、県民の皆様が安心できるような新たなルール作りに向け、しっかり議論していきたいと思います。