8月
06
8月6日
2020年7月 活動報告
7月10日をもって、神奈川県議会第2回定例会は終了しました。先月もご報告した通り、新型コロナウィルス感染症対策を中心とした大型補正予算は無事可決され、医療体制の充実や地域経済への支援に向け、新たな補助制度が動き出しています。所属する文教常任委員会では、部活動のガイドラインの見直しや高校・中学における代替大会の開催について質問し、高野連・高体連・中体連における県独自の大会が開催可能となりました。更に、コロナ禍で学校か休業となり大きな影響を受けた給食事業者に対する支援についても質問させていただき、支援の制度化に向けた国への働きかけを県にお願いしました。現在国も、菅官房長官を中心に、積極的に検討していただいています。
また今年度は、超党派で構成される「政務活動費連絡会」の委員に任命され、本会議や委員会の合間を縫って審議に参加しました。県民からその内容やあり方について注目されている政務活動費ですが、昨年度の連絡会において令和6年度から領収書などのネット公開が決定し、今年度は準備に向けた土台作りに当たる年となります。県民の皆様からご理解が得られるよう、より透明性の高い政務活動費の運用について、1年かけてしっかりと議論していきたいと思います。
例年、7月中旬から8月末にかけて議会は休会します。今年は「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」に所属しているので、8月中も招集される予定ですが、通常であればこの時期は視察シーズンになります。常任委員会や議連・県議団の主催による視察で、県内のみならず北海道・九州、稀に海外に出向くケースもあります。しかしながら、当然のこととはいえ今年はコロナの影響で全ての視察が中止となりました。そこで今回は、横浜市内で密を避けながら、2ヶ所の視察を実施しました。
後援会のOさんとSさんにご紹介いただいた「日本盲導犬協会」の神奈川訓練センターでは、多和田学校長から盲導犬の普及に向けた活動についてのご説明を伺いました。まだまだ盲導犬への理解が薄く、入場を拒否する施設も存在するとのことで、何かお手伝いできることがあればと強く感じました。個人的にも「犬派」の私としては、楽しい視察となりました。やっぱりラブラドルレトリバーは、賢くて可愛いですね!
超党派の議員で構成された横浜市選出県会議員の会「みなと会」では、今年5月に完成した新しい横浜市庁舎の議会棟を見学させていただきました。ちょっと行政施設とは思えないような立派な建物に、参加者一同圧倒されながらの視察。伝統を誇る我が県議会も決して負けていませんが、新しいということは良いですね。正直な感想を言えば、とても羨ましかったです。同じ南区のゆさ大輔市会議員の議席にちゃっかり座らせていただきました。ゆさ君、ゴメン!
最後に、恒例の市町村ヒアリングのご報告です。今年も7/29~30の2日間、県央・県政・湘南・横須賀三浦の4会場で開催されました。自分は県央と横須賀三浦地区を担当し、各市町村の首長から県の次年度予算に対する様々な要望を伺いました。やはり今年は新型コロナウィルス対策に関連した要望が多く、国や県からの協力・連携が必要不可欠であるとの意見が大半を占めました。第2波が始まったと思われるような感染者数の増加が毎日のように伝えられる中、各市町村と連携しながら、今まで以上に医療体制の充実と中小企業や個人事業主への支援、子どもたちの学びの場の確保に力を入れていきたいと思います。
7月
06
7月6日
2020年6月 活動報告
早いもので令和2年も半分が終わってしまいました。この半年を振り返ると、ほとんどの思い出が「新型コロナ」一色だったような気がします。新しい生活様式として「ソーシャルディスタンス」「リモート会議」など、今まであまり意識・経験しなかったことを取り入れながら日々の暮らしや仕事をしていくことにも、どうやら少しずつ慣れてきました。そんな中、後援会のご婦人(といっても小・中の同級生ですが…)が手作りのマスクをプレゼントしてくれました。嬉しい限りです。
さて、6月に入り神奈川県議会第2回定例会は佳境を迎えました。国の二次補正予算の可決を受け、6/11県が主にコロナ対策として上程した6月補正予算は、過去に類を見ない1,492億円という大型補正予算案となりました。自分も所属する「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」や「文教常任委員会」を通じて審議の真っ最中です。
今回は、地元飲食店から要望を受けた感染予防対策に係る経費に対する補助金の対象拡大と、高校野球を中心とした部活動関係者が熱望する全国大会中止による県独自の代替大会の開催、この2点に力が入りました。特に部活動に関しては、6/3に黒岩知事に対し県内各高校の運動部関係者約7,000人の署名と高校3年生の野球部員が書いた300通の手紙も渡しています。知事からは、力強い応援の言葉もいただきました。
どちらも順調に進捗しており、無事に予算化もされ、後は7/10の議決を待つばかりの状況です。コロナ禍における諸問題に対し、県民の代表として多少はお役に立てたのかな、との思いもあり少しホッとしています。
コロナの影響でストップしていた自民党県連の活動も少しづつ再開し始めました。3月に予定されていた県連大会は中止となり、小此木県連会長始め全ての役員人事や優秀党員表彰も先送りになっていましたが、ようやく6/20に役員総会を必要最低限の規模で開催し(県連大会は数百人規模となるので断念)、県連の新体制がようやくスタートしました。私も無事2期目の県連副幹事長として再スタートを切ることが出来ました。
また、私が副校長を務める「かながわ自民党未来カレッジ」も3か月の休校期間を経て、6/13に講義が再開されました。これまでは県連の会議室を教室替わりに使用していましたが、30名を超える受講生が「密」になってしまうため、今回からホテルの宴会場をお借りして、間隔を空けての授業となりました。今後しばらくは休校期間の穴を埋めるため、月2回程度の開催が続きます。部屋代などの経費もかかりますが…(涙)、受講生のため「かながわ自民党」は身を削って?学びの場を確保します!
地域活動においては、相変わらずイベント等の中止・延期が相次ぎ大きな動きはありません。地元飲食店のクラウドファンディング立ち上げのお手伝い、我が母校大岡小学校の児童がゴミ収集作業員に向けた感謝の手書きポスター取材の立ち合い、横浜南ロータリークラブの会員として南区役所にマスクの寄贈など、引き続きコロナ関連の案件に従事した1カ月となりました。詳細は個人facebookに上げたので割愛させていただきます。
このブログの更新作業を行っている7/6現在、東京都の新型コロナウィルス感染者は連日100名を超えています。横浜においても「夜の街」関連のクラスターが発生しました。どうか皆さん、まだまだ油断はしないでください!国も県も全力で対策をしていますが、最も大切なのは皆さん一人ひとりの行動です。みんなで協力してコロナに負けない社会を作っていきましょう。
6月
01
6月1日
2020年5月 活動報告
5/25に国の緊急事態宣言が解除されて、とりあえずは一歩前進。6/1からは県内で多くの活動が再開される中、5月の活動報告をお届けします。振り返れば5月はまさに新型コロナウィルスとの闘いの1か月間でした。例年、少年野球大会や神社の例祭など地元行事が盛んなゴールデンウィークは『ステイホーム週間』となり、自宅で録画した映画を見たり読書したり、夕方になれば地元飲食店のテイクアウトを肴に『家飲み』と、過去に経験のない数日間を過ごしました。普段は「連休くらいゆっくり休みたい!」とか言ってましたが、いざ予定がゼロになると寂しいものですね。でも良いリフレッシュになりました。
緊急事態宣言が延長された連休明け、友人の獣医師から「コロナ禍の今、同じ命を守る仕事をしている医療従事者にむけて何か協力したい」と相談を受け、仲間同士で検討した結果、医療現場で不足している物資を寄付することで方向が決まりました。そして友人の声掛けで県内の獣医師約50名を中心とした有志に賛同していただき、県の健康医療局に3,000個のフェイスシールドを寄付することが実現しました!私も紹介者として、県庁での納品に立ち会って参りました。当日は、前田健康医療局長にもご出席いただき、医療従事者へのエールと共に今後の医療体制の確保など「神奈川モデル」についての意見交換も。そして1日も早く、医療現場にフェイスシールドを届けていただくことを約束していただきました。
さて、緊急事態宣言は延長されましたが、県議会の5月臨時議会は5/7から予定通りに動き出します。新型コロナ対策の5月補正予算約125億円を可決するべく関係各常任委員会が開催され、自分も厚生常任委員会の副委員長として最後の委員会に出席しました。「密」を避けるため会派ごと入れ替わりの質疑など、議会も知恵を絞ってコロナ対策を実践しています。
5/20の本会議で補正予算が無事可決されホッと一息と行きたいところですが、5/22には今年度の県議会正副議長を決める選挙が行われ、我が自民党から嶋村ただし議長・磯本桂太郎副議長が選出されました。正副議長が我が会派から選出されたのは平成26年度以来のことのようですが、自分としては議員になって初めての出来事で大変誇らしいことだと思いました。『withコロナ・afterコロナ』の社会に向けて、よりスムーズな議会運営が可能な体制が整い、今後も県民に向けよりスピード感のある支援策を打ち出していきたいと思います。また私は今年度、初めて「文教常任委員会」に所属することになりました。県議会では、父・豊彦、叔父・典彦共に『文教族』といわれるほど県の教育行政に情熱を注いでいたと、諸先輩議員から伺っています。自分はまだまだ勉強不足ですが、コロナ禍の時代を子どもたちが安心して学び、部活動などにも参加できる環境整備を1日でも早く実現するため取り組んでいきます。なお「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」は、引き続き所属することとなりました。もちろん、こちらも全力で頑張ります!
最後に、5月のトピックスで忘れちゃいけないのが「小田原市長選挙」です。自分も3回ほど応援に入りましたが、コロナ禍の難しい選挙戦となりました。そんな中、自民党推薦の新人候補・守屋輝彦さんが大接戦を制し、見事初当選を飾りました!守屋新市長は県議会で私の1期先輩にあたり、一昨年は同じ環境農政常任委員会に所属し、熱くご指導いただいた間柄です。いつも小田原の将来を考ている「地元愛」にあふれた先輩で、小田原市民にとって本当に素晴らしい人が市長になったと思います。お酒も大好きで、よく誘っていただき深夜まで飲み交わしたことも良い思い出です。今後の守屋市長の活躍を心より期待しております。
5月
02
5月2日
2020年4月 活動報告
もう5月だというのに、今月も私の活動報告は新型コロナウィルス感染症に関連した内容となります。今年の1月からずっと新型コロナ対策などを報告してきましたが、事態は刻々と変化し、終息どころか拡大の一途をだどりました。まさか自分が生きている間に、こんな全世界的な危機が訪れようとは思ってもいませんでした。ここ数年、震災や台風の被害を目の当たりにして、自然の力による脅威を思い知らされましたが、今回のウィルスという見えない敵との戦いは、今まで以上に気を引き締めてあたらなければいけないと痛感しています。
例年4月は、県議会の開催はありません。議員はそれぞれの地元で入学式や野球大会の開会式など地域のイベントに足を運びます。特に私の地元南区では、毎年「さくら祭り」という大きなお祭りが開催されるのですが、当然今年はコロナの影響で中止となりました。屋台も出ず、見物客も少ない大岡川の桜は、また一味違って美しく見えましたが、やはり寂しさは募りました。来年は、多くの人が見学に訪れるいつも通りの大岡川に戻ってほしいものです。
そんな中、県議会は4/15に「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」を開催し、更に4/26には臨時議会を招集。医療崩壊を防ぐため、地域経済を守るため、そして何より県民の生活を支えるため、約538億円の補正予算を可決しました。前年度の補正予算も含めると、既に1,200億円の県費をコロナ対策に投じていることになります。自分は、コロナ特別委員会・厚生常任委員会・予算委員会で多くに時間をかけ、コロナ対策を議論してきました。しかしながら、県民の皆様にご納得いただけているかといえば、そうでもないと感じます。国や東京都の動向も注視しつつ、常にその場その場で最善の策を模索していますが、今回ばかりは自分自身の無力さを痛感することもありました。非常事態宣言も延長される見通しであり、未知の敵との闘いはまだまだ続きます。
しかし、このタイミングで議員という仕事をさせて頂いている以上、「今頑張らなければいつ頑張るんだ!」という気持ちで取り組んでいく決意です。今後も地域の支援策を中心に、より充実した新型コロナウィルス対策を打ち出してきたいと思います。
さて、外出自粛・三密の回避・ソーシャルディスタンスなどが叫ばれる中、我々議員の生活様式も大きく変化しています。4月は議会以外の活動がほとんど中止もしくは延期となってしまい、自分が毎年この時期に行っている朝の駅頭でのご挨拶も自粛せざるを得なくまりました。そこで今回は、しばらくご無沙汰している支援者の皆さんに向けて、ご挨拶文と共に県の支援策が解りやすく記載したチラシを郵送させていただきました。お役に立てたら幸いです。
また、会議や式典(もちろん飲み会も!)などをオンラインで行うことが増えてきています。地元のボーイスカウト横浜第1団の上進式をオンラインで開催することになり、挨拶を動画で依頼されるなど、不慣れで恥ずかしいのですがなんとか頑張っています(汗)。今後も先の見えない戦いになると思いますが、国民・県民それぞれが工夫して、この危機を乗り越えましょう!
4月
01
4月1日
2020年3月 活動報告
3月25日をもって神奈川県議会令和2年第1回定例会は終了しました。次年度予算案を審議していく中、会期中に新型コロナ対策の補正予算案約36億円を可決する異例の展開もあり、絶えず緊張感を感じ続けながらの議会となりました。
特に自分が所属する厚生常任委員会では、12月5日の黒岩知事の発言以来ずっと懸案だった津久井やまゆり園の指定管理の方向性の議論や、他の県立障がい者施設での虐待事案の発覚に加え、日々状況が変化する新型コロナウィルス感染症対策の補正予算案の審議もあり、3月18日までの予定を23日まで延長して審議しました。
常任委員会・予算委員会・新型コロナウィルス感染症対策特別委員会の3委員会を掛け持ちしながらの第1回定例会は、神奈川県の令和2年度予算案と、国に対して新型コロナ対策における医療・経済・教育などあらゆる面での支援を要望する意見書を議決して閉会しました。
さて、新型コロナウィルスは我々議員の生活パターンをすっかり変えてしまいました。改めて3月のスケジュール表を確認したところ、全部で26件の行事・会議・会合等が中止もしくは延期となりました。平日の帰宅時間も大幅に早くなり、土日も自宅にいる時間が増え、家族から迷惑?がられています(笑)。
ここはもう、神が与えてくれた貴重な時間だと思い、読んでいなかった本を読んだり、録画したまま観ていない映画・ドラマなどを鑑賞している毎日です。そんな中、3/26に地元南区の「別所地域ケアプラザ」が竣工し、式典は中止となりましたが内覧会のみ実施との連絡が入り、地域の行事に飢えて?いた私は早速伺いました。ケアプラザが無かった別所地区の皆さんにとっては待望の施設で、防災備蓄倉庫の役割も果たしています。南土木事務所の移転に伴い新たに整備されたこの施設が、地域の皆さんにとって有効に活用されることを願います。
先月の活動報告を書きこんでいるころは『4月の声を聞く頃には、きっと新型コロナウィルスも落ち着いているんだろうなぁ』などと勝手に想像していた自分が、今は恥ずかしく思え深く反省しています。現在の感染拡大は、自分も含め国民全体の危機管理意識が足りなかったことが一因と言えるのではないかと思っています。でも、まだ我々は負けたわけではありません。これからがウィルスとの闘いの正念場です。外出の自粛等により、観光業・飲食業など多くの皆さんが厳しい状況にあります。国の動向を見ながら、県として一刻も早く新たな補助制度などを作り、皆さんが安心して生活できるよう取り組んでいきます。国民一体となって、この難局に立ち向かいましょう!