2021年2月 活動報告
2月10日、神奈川県議会令和3年第1回定例会はスタートしました。次年度予算案を審議する重要な議会となりますが、新型コロナウィルス感染症対策として、飲食店等の時短要請に伴う協力金の補正予算を議決するための臨時の本会議も併せて行い、3月25日まで開催されます。国の緊急事態宣言が延長される度に本会議や常任委員会が招集されるわけですが、先月に続き2月10日には宣言の延長を受け臨時会が急遽開催されました。再び宣言が延長される可能性が高まった現在、おそらく来週には3度目の臨時会が招集されるでしょう。最近はこのパターンにもすっかり慣れてきましたが、本音としては1日でも早く通常の議会運営に戻ることを願うばかりです。
そんな中、2月16日には県警察のご厚意により「アクティブ交番」の特別公開が県警本部の駐車場で行われ、議会中ではありましたが合間を縫って見学してきました。神奈川県警察は、交番等整備基本計画に基づき県内12ヵ所の交番を統廃合すると発表しました。我が地元南区でも、令和2年度末をもって平楽交番が閉鎖され八幡町交番に統合されます。しかし、地域住民からすれば最寄りの交番が無くなるということは、治安維持の観点から不安を感じて当然です。そこで登場したのがこの「アクティブ交番」です。小型のワンボックスカーに交番の機能を搭載させ、旧交番管轄内の公園・ショッピングセンター・小学校などの一角を拠点に、1日数か所を移動しながら交番業務を行います。もちろん平楽地区にも配備されます。地域の方が「アクティブ交番」の位置を把握できるルール作りを進めれば、もしかしたら今までの交番であるあるの「警察官が不在で困った」といったケースもなくなり、利便性はアップするかもしれません。今後の活動に注目ですね。
やはり議会中の2月24日は、「いじめストップ!」ワールドアクションの一環として、いじめ防止を目指し広く啓発を進めるキャンペーン活動「ピンクシャツデー」でした。カナダの高校生の行動がきっかけで始まったこの取組に県議会も賛同し、参画してから3年が経ちます。この日は一般質問が行われる日でしたが、今年も黒岩知事を始め県職員や我々議員もピンクのシャツ・ネクタイ・小物などを身に着けて登頂しました。過去の一般質問や委員会質疑でいじめ防止に力を入れている自分も、当然この日はピンクコーデです。バッジ・マスクなどもバッチリ装着して臨みました。
カミングアウトしますが、私は中学校時代にいじめる側の中心人物だった時期がありました。ある事がきっかけでいじめは一切やめたのですが、今は生涯忘れることのない後悔を抱えて生きています。その気持ちを胸に、これからも「いじめ防止」を自分のライフワークとして取組んでい行きたいと思います。
コロナ禍で激減してしまった地域活動。特に緊急事態宣言中は、土日や公務の無い平日に「ネタ探し」で地元をふらふらパトロール?しています。横浜市の取組なので自分が直接携わった訳ではないのですが、地下鉄弘明寺駅のホームに市立横浜総合高校の生徒さんが作成した、特殊詐欺・契約トラブル撲滅に向けた啓発ポスターが掲載されました。特殊詐欺撲滅も自分の重点政策の一つです。区役所から報告があり、早速現場に向かったのですが、生徒さんのポスターのレベルの高さに驚きました。
また現在、南区役所は新型コロナウィルス感染症と闘う医療従事者に向け、庁舎をブルーにライトアップしています。本来は、東京オリンピック・パラリンピックの開催を記念して「五輪色」のライトアップを計画していたのですが、現状を鑑み企画を変更することになりました。それはそれで少し悲しいのですが、県庁の帰り道に見たブルーの南区総合庁舎は「ここが本当に阪東橋?」と思うほど(阪東橋の皆さん、ごめんなさい!)おしゃれで美しい光景でした。お近くの方はぜひ一度見に行くことをお勧めします。
そして2月最終日の28日、南公会堂「みなみん」で全日本ろうあ連盟創立70周年記念映画『咲む』の上映会が開催されました。昨年夏に一度鑑賞しているのですが、県議会の手話言語普及推進議員連盟の一人として地元開催をスルーするわけにはいきません。初見の家族や事務所スッタフを引き連れて、私自身2回目の鑑賞でしたが、いい映画は何度見てもいい!むしろ2回目の方が泣けたりしました。当日は、横浜市聴覚障害者連盟の井上理事長、監督の早瀬憲太郎さん、更には安倍晋三前総理大臣の昭恵夫人も参加され、コロナ対策をしっかりと行った中で、とても賑やかな上映会となりました。
映画鑑賞でリフレッシュも出来ました。さあ、年度末に向け気合を入れて頑張るぞー!