活動ブログ 2022年4月

4月 02 4月2日

2022年3月 活動報告

4月を迎え、令和4年度がスタートしました。平成31年4月の選挙で、神奈川県議会議員として2期目の当選を果たしてから丸3年が経過し、残りの任期もいよいよあと1年となりました。思い起こせば、2期目の任期中のほとんどを「新型コロナウィルス感染症」の対応に充てたと言っても過言ではないと思います。1期目の4年間とはまるで違った議員活動を余儀なくされましたし、また個人的にも生活様式は大きく変わりました。

3月21日をもって「まん延防止等重点措置」は解除されましたが、神奈川県は相変わらず日々3,000~4,000人の新規感染者が報告され、高止まりの状況が続いています。一体いつになったらコロナ前の生活が取り戻せるのか…そう思う方々も少なくないと思います。しかし、もはや「ゼロ・コロナ」を目指すことが現実的ではないのは明らかであり、私たちは常にコロナと向き合いながら生活をしていく「次のステージ」に進まなければいけない段階にきているのだと、最近は強く感じています。

そんなコロナ禍の県民生活を支えるための「令和4年度予算」を審議する令和4年第1回定例会は、3月25日に新年度予算案を賛成多数で可決し(反対は共産党)、無事終了いたしました。3月と言えば年度末であり例年多忙を極める訳ですが、特に令和3年度は予算委員会の副委員長も務めさせていただき、まさにあっという間の1カ月でした。

3/14から始まった予算委員会は3/17までの4日間で次年度予算案を集中的に審議します。令和4年度一般会計当初予算額は、2兆3,448億円となり、県政史上において過去最大となりました。過去最大規模の予算となった主な要因は、やはり「新型コロナウィルス感染症対策」を3,912億円見込んだことによります。ワクチン接種や病床確保に加え、中小企業支援のための補助金などは、現在の感染状況を踏まえれば当然令和4年度も引き続き必要なのは明白です。その他にも、コロナ過で顕在化した生活困窮者対策・医療的ケア児の支援・脱炭素社会の実現に向けた取組など、新たな課題への対応も考慮した予算案に対し、我が自民党からも激しい質疑の応答がありましたが、予算委員会は無事4日間の日程を終えました。今回は副委員長として参加したため、残念ながら自分が質問をするチャンスはありませんでしたが、同級生の市川よし子副委員長と共に何とか河本文雄委員長を支え、円滑な委員会運営に努めることが出来たと思います。ただし、個人的な感想を正直に言わせて頂けるとするならば、4日間壇上に座って発言せずに過ごすのはきつかった!予算委員会は、一委員として質問する方が楽しい?と改めて実感しました。(笑)

2月末から3月にかけて、世界中を激震させたのがロシアによるウクライナへの軍事侵攻でした。日々メディア等で目にするウクライナ国内の映像は「本当に現実なのか?」と疑いたくなるほど信じがたいものでした。どんな理由であれ、他国に対し武力をもって侵攻することは絶対に許されることではありません。3月7日、神奈川県議会は急遽本会議を開催(本来はまん延防止を再延長するための招集だったのですが…)し、「ロシアによるウクライナへの侵略に断固抗議する決議」を全会一致をもって可決しました。我が自民党県議団は、思い思いにウクライナカラーの黄色と青色のネクタイ・ワイシャツ・マスクなどを身に着け、本会議に臨みました。

また自民党は、3/20に横浜市連、3/23には神奈川県連、3/26には2区支部とそれぞれの主催による「ウクライナ人道支援募金活動」を行い、全ての街頭募金活動に参加しました。首都キーウ(キエフ)や南部のマリウポリなどで、激しい戦火にさらされている一般市民のことを思うと居ても立ってもいられないのですが、今自分たちにできることは限りがあります。せめても想いで、声を張り上げて募金のご協力を呼びかけました。意外に知られていませんが、ウクライナのオデッサ州は神奈川県と、オデッサ市は横浜市と、それぞれ友好姉妹都市の関係にあります。ウクライナは、神奈川県民・横浜市民にとって縁のある国だということも是非覚えてください。

このブログを更新している現時点(4/2)においても、ロシアとウクライナの停戦協議の先行きは不透明です。1日も早い停戦とウクライナ国民の安全を心より祈ります。

コロナ禍で自粛していた地域の会合やイベントも、少しずつ元に戻ってきました。3/19に開催された、私が副会長を務める「蒔田の吉良歴史研究会」の講演会には、およそ1年ぶりの参加となりました。この研究会は、私の生まれ育った横浜市南区蒔田町に実在した幻の城「蒔田城」の研究を通じて、地域の歴史を学ぶとともに、地元以外の方々にも興味をもって頂き地域の活性化を図るために発足した会です。話は室町時代まで遡りますが、どうやら私のご先祖様が蒔田城の城主である吉良家の家臣であったらしく?そんなことがきっかけで入会させて頂きました。また私の地元の神社仏閣や、何を隠そう我が「新堀家」も鎌倉幕府とのつながりが深く、最近は現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のおかげもあり、研究会メンバー共々地味に?盛り上がっています。新堀家と鎌倉幕府の関係について説明すると大変長くなってしまうので、いつか機会があったら披露させていただきます。今回は日本家系図学会理事で系図系譜総合研究所代表の真野信治氏を講師にお迎えして、源頼朝の家系について講演会を開催しました。自分の故郷の歴史を学ぶことって、とても大切だと思います。久しぶりに歴史の「ロマン」に浸ることが出来ました。

地元ネタをもう一つ。3/25に南区の一大イベント「さくら祭り」の点灯式に招待されました。コロナ前は、桜が満開の大岡川沿いに出店が並び昼夜問わず多くの見物客で賑わい、蒔田公園ではステージイベント等も行われたのですが、コロナ禍によりこれで3年連続のライトアップのみ実施となりました。それでも来賓を招いての点灯式は久しぶりで、地元の議員仲間とも公の場では久しぶりに顔を合わせました。また、3月いっぱいで退任された松山弘子南区長とも公務では最後の対面となり、思わず記念撮影をお願いしました。松山区長は、南区長の任期が「ほぼコロナ」だったことがとても残念だとおっしゃっていました。人事異動の季節ですから、そういう方もきっと多いのでしょうね。大岡川の桜は、あと1週間くらいは見頃です。ぜひ足をお運びください。

令和4年度は、どんな1年になるのでしょうか。少なくとも我々議員は、この2年間辛い想いをされてきた県民の皆様にとって、新年度が新しい時代の幕開けとなるため、これまでの経験を活かしながら取り組んでいきたいと思っています。令和4年度もどうかよろしくお願いいたします。