活動ブログ 2022年11月

11月 03 11月3日

2022年10月 活動報告

つい数日前までポカポカ陽気だったのに、季節はいきなり秋を飛ばして一気に冬が訪れたようです。朝夕が寒いので、すっかり鼻かぜを引いてしまいました。少し熱っぽくもあり体温計で測ってみると37.0度!元々体温は高めですが、コロナ後ではワクチンの副反応を除き初の37度代の体温で焦りました。早速、買い置きしていた抗原検査キットで調べた結果は陰性。むちゃくちゃドキドキしましたが、検査結果にホッと胸をなでおろしながら、ブログを更新しています。

10月は県議会第3回定例会(上期)の採決日を含む後半戦が行われ、物価高騰対策・コロナ対策などを含む9月補正予算案、約336億円は無事議決されました。光熱費などの値上げを料金に反映できない医療機関・福祉施設などの救済や、抗原検査キットの無料配布にご協力いただいた薬局支援など自民党が提唱した費用が含まれている補正予算が可決され一安心です。しかし、今回の定例会で自分にとっての大仕事は他にありました。それは、自分が委員長を務める厚生常任委員会に付託された「当事者目線の障害福祉推進条例」の制定をめぐる審議でした。6年前に発生した「津久井やまゆり園事件」をキッカケに、自民党県議団は障害者福祉に係る条例の制定を目指してきました。条例制定までの間、指針となる文章が必要と策定したのが「ともに生きる社会かながわ憲章」です。しかしながら「条例」と「憲章」ではやはり重みが違い、真の障害者福祉を目指す上で、早期の条例制定は県議会において喫緊の課題でした。しかし、新しい条例の制定は思うように進まず、気が付けば6年の月日が流れていました。世界的に見ても、日本は障害者福祉の後進国?と国連から指摘されており、政府はこれを受け各都道府県に障害者差別を禁止する条例の制定を義務付け、既に全国で37都道府県が条例を制定しています。つまり、神奈川県は全国的に見ても対応が遅い県ということになってしまいました。以上のことから、当初は一刻も早い条例制定を!と考えていましたが、その後各団体や関係者の意見を伺うと県が上程した条例案の名称や内容等、必ずしも全面的に賛同が得られている状況ではなく、更なる議論が必要では?との見解もあり、今定例会で可決すべきか正直迷いました。そこで、所管の委員長として水面下で県当局や他会派の委員とも折衝を重ね、最終的には、①名称に副題を付けること②家族の支援と従事者の確保・育成・処遇改善を県の責務とすること③状況に応じて柔軟に改正を行うこと、などの意見を付議して条例案は全会一致で可決されました。久しぶりに仕事のことで胃が痛くなる日が続きましたが、今は迅速に条例を可決して良かったと思っています。行政の条例は難しくてよくわからない、とのご意見もあり「わかりやすい版」も制作して配布します。条例制定がゴールではなく、神奈川の障害福祉はここから新たにスターします。来年4月から施行される『神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~』にご注目ください。

議会以外の公務としては、10/9(日)に「第67会神奈川県身体障害者福祉大会」が秦野市で開会され、厚生常任委員会委員長として招待されました。黒岩知事と敷田議長も来賓として招待されたのですが、お二方とも公用車に乗っての秦野入り。しかし、常任委員会の委員長に公用車は用意されないので、当然ながら私は愛車を運転して一人秦野に向かいました。実は、ドライブがてら県央・県西地区に一人公務で向かうのは意外と嫌いではありません。秋晴れの良い天気で気分は上々。横浜インターから東名高速に乗ったまでは良かったのですが、料金所を通り過ぎてすぐに大渋滞で車はピタッと止まりました。車内で情報を集めたところ、なんと数百メートル先で新車などを輸送する大型トレーラーが車両火災で炎上しているとの事。余裕を持って早めに出たのですが、そのまま約1時間以上も車は進むことも戻ることもできず、結局式典の開会に間に合わず終了直前に滑り込みました。不幸中の幸いは、敷田議長も同じ渋滞に巻き込まれていて、到着のタイミングが一緒だったことです。大遅刻も二人でするなら怖くない!ですね。それにしても、きっちり開会に間に合った黒岩知事は流石です。よほど早く出発したのか?それともヘリコプターでも使ったのか…(笑)。危機管理ができていますね。

10/17(月)には、2年振りに所属した「決算特別委員会」の視察が行われ、宮ケ瀬ダム「水とエネルギー館」と古在家バイパス1期工事(未開通)を調査してきました。ともに令和3年度の事業で、前年度予算がどのように使われたのかチェックするのが目的です。宮ケ瀬ダム「水とエネルギー館」電気ゾーンは、環境・エネルギーの理解向上とダムにより生み出されるエネルギーを分かりやすく伝えるためにリニューアルされました。コロナ前は年間約15万人の来場者があったのですが、ここ最近は激減したようです。小学生の社会見学などを対象に考えればそれなりに楽しめる施設でしたが、県議会に籍を置く自分ですらリニューアルのことは初耳で、周知・告知が不足しているようにも感じます。また古在家バイパスⅠ期工事は、県道64号(伊勢原津久井)の清川村煤ヶ谷地区にある幹線道路の幅員が狭く、住宅も密集しているため、車両と歩行者の安全確保を目的に新たなバイパスを造る工事です。実際、通学中の児童の横を車が猛スピードで通過していく状態が長く続いていたようです。地味ですが、こうした取組みに予算を付けて実施していくことも、広域行政としての県の役目だと改めて感じました。

ここ数カ月、毎回同じ表現になってしまいますが、地域の行事・イベント等の活動は確実にコロナ前に戻りつつあります。10/2(日)には、南区3大祭りのひとつ「南なんデー」が3年ぶりに開催されました。会場も内容も縮小傾向で完全復活とまではいきませんが、久しぶりに見る地域の方々の笑顔に触れることができて嬉しかったです。

そしてこれも3年ぶりの復活となった、地元ボーイスカウト横浜第1団の育成会による「はこぶね寄席」が10/4(火)に開催されました。横浜第1団を支える育成会「はこぶね会」が主催の恒例イベントもコロナには勝てずお休みしていましたが、感染状況や他のイベントの動向なども勘案して、今年は副会長(会長からはコロナ専門家と呼ばれています)としてGOサインを出した次第です。林家三平師匠・柳家花緑師匠師匠など有名どころも出演していただき、当日は大入りで盛り上がりました。落語って、たまに聞くと本当に面白いですね。特に花緑さんの古典落語が最高でした。

また10/9(日)、3年程前から弘明寺の町内会と飲食店が企画していた「弘明寺沖縄まつり」が苦節3年、ついに初開催を迎えることになりました。弘明寺商店街でエイサーの実演が行われたり、弘明寺観音の境内で沖縄料理の屋台が出たり、この日の弘明寺は沖縄一色。横浜では鶴見が有名ですが、昭和20~30年代は南区にも沖縄出身者が多くお住まいで、主催者の一人でもある弘明寺町内会のSさんは、当時小学校のクラスで5人に一人は沖縄出身だった時代があった、と話してくれました。そんなこともキッカケで始まった「弘明寺沖縄祭り」。定着してくれるといいな、と思っています。当日は顧問としてトラメガもって挨拶もさせていただきました。

そして最後は、10/25(火)2年振りに開催した「新堀ふみあき後援会懇親ゴルフ会」のご報告です。2年前はコロナ禍でしたが、屋外で密も避けられると判断し表彰式は行わずに開催。昨年はコロナ禍に加え衆院選の期間と重なり断念。そして今年は少し迷いましたが、満を持してほぼフルスペックでの開催となりました。しかし、週間予報で25日は生憎の雨。気温も上がらず最悪の天気予報だったので、先輩議員から「お前は持ってないなぁ…」と前日までからかわれていました。ところが当日はほとんど雨が降ることもなく(寒かったですが…)、懇親ゴルフ会は120名ほどの参加者で大いに盛り上がりました。私も久しぶりにプレイに参加したのですが、もうスコアは思い出したくありません。次回は、もう少し練習してから参加します。スタッフの皆さん、そして賞品のご協賛をいただいた各社様には心から御礼申し上げます。ありがとうございました。