活動ブログ 2024年8月

8月 11 8月11日

2024年7月 活動報告

いやー、暑い!猛暑が続きますね。元々夏は大好きな季節なのですが、年齢のせいなのかそれとも今年が特別暑いのか…さすがにこの暑さはキツいです。8月に入り、平日は県庁で勉強会、週末は地域の夏祭りや盆踊り大会で忙しい日々が続き、毎晩帰宅したころにはぐったりしています。夕方には突如としてゲリラ豪雨にも見舞われ、日本はすっかり亜熱帯と化してしまったのでしょうか?地球温暖化を思いっきり実感している今日この頃です。脱炭素政策、がんばります!

さて、7月の活動報告ですが、県議会第2回定例会も7/9で無事終了。光熱費の値上げ等の影響を受けている病院・学校・高齢者施設などを支援する補正予算案約120億円を可決し閉会しました。初めて所属した文化スポーツ観光常任委員会では、北朝鮮による拉致問題や県民ホールの再整備について質問をしました。拉致は国際問題であり、地方議会で出来ることは限られていますが、神奈川県は横田めぐみさんの母親である横田早紀江さんが川崎市在住であり、決して無関係ではありません。我々に出来ることは、この卑劣な国際犯罪を風化させないことです。毎年12月の人権週間には、議会の有志によるチラシ配りなどで啓発をしていますが、最後に拉致被害者が帰国してからすでに20年以上が経過しています。これからはもっと若い世代の皆さんにこの拉致問題を知っていただくことが重要だと訴えました。また、来年3月末で休館し改修工事もしくは建て替えを予定している県民ホールについては、役人や建設関係の企業の意見だけでなく、長年ホールを利用してきた音楽業界の皆さんの意見も取り入れた再整備を目指すことが重要であると意見を述べさせていただきました。副委員長でも質問できるの?と思う方もいらっしゃるでしょうが、出来るんです。委員長は質問できませんが、副委員長は委員長をサポートする立場でありながら一委員でもあります。通常はあまり質問はしないのですが、当委員会の自民党の委員構成は4期生以上のベテランの他は、副委員長の自分が3期生で下から二番目であり、あとは1期生が一人いるだけです。基本的には若手議員が会派を代表して質問するのが慣例ですが、さすがに1期生に全て任せてしまうのは負担が大きいだろうと、今期は「二刀流」で頑張っています。文化・スポーツ・観光といった将来に向け前向きな政策が中心となる委員会なので、1年間明るく楽しく、のびのびと議論していきたいと思います。

さて、議員として議会以外の公務も7月はバラエティーに富んでいました。7/3、神奈川県防衛協会の総会・懇親会では、自衛隊神奈川地方協力本部長の大谷三穂1等海佐の講演がありました。彼女は日本で初めて女性としてイージス艦の艦長を務めたエリート自衛官です。私が今年4月に自衛隊募集相談員に任命された際に、依属状を渡していただいたのも大谷本部長でした。そんなご縁で、懇親会の席でもお話をさせていただきましたが、改めて明るく聡明な方だと感じました。世界的には後れを取っていると言われていますが、日本も少しづつ働く女性が輝く社会になってきましたね。今後ますますのご活躍を期待しています。

その他の公務では、7/7に少林寺拳法神奈川県大会の開会式に出席し、亡き叔父の盟友であった甘利明衆議院議員に久しぶりにお会いすることが出来ました。政策通であり、いつもダンディーな甘利先生は、自分にとってあこがれの存在でもあります。また、7/18にはコロナ禍もあって久しぶりの靖国神社公式参拝に参加しました。戦争自体は決して肯定するものではありませんが、特殊な時代背景の中で母国のために命を懸けて戦った英霊たちに思いを寄せることは、日本国民として当然の行いであり、他国からとやかく言われるものではないと自分は思っています。この日の靖国神社はちょうど「みたままつり」開催中でもあり、無数の提灯が並ぶ参道を進み、小雨が降る蒸し暑い日ではありましたが清々しい気持ちで参拝することが出来ました。

  

7/27は、安全安心特別委員会のメンバーとして神奈川県消防操法大会に来賓としてお招きいただきました。7月上旬に地元南区の大会にも出席したのですが、やはり県内各地から精鋭の消防団が一堂に集まった景色は想像以上に壮観でした。実は議員になってこの大会を見学するのは初めてで、この日はロータリークラブや地元のお祭りなどスケジュールがびっしり詰まっていたのですが、次にいつ招待されるかもわからないので、無理して厚木の県防災センターまで愛車プリウスを飛ばして行ってきました。猛暑の中にもかかわらず、各地域代表の消防団の皆さんの演技は、きびきびとして力強く気合が入っていていました。こうした日々の訓練が、災害時の街と住民を守ってくれると思うと頭が下がります。横浜市の代表が鶴見区と金沢区で、地元南区が出場していなかったことだけが少しだけ残念でした。(笑)

  

 

そして、自民党神奈川県連として久しぶりの視察が7/29に行われました。視察先は追浜の日産自動車「グランドライブ」。わかりやすく言えば、車のCMなどでよく見る試乗コースのある施設です。自動運転や電気自動車の開発に積極的な日産自動車さんから、「是非、当社の最先端技術を視察して欲しい」とお声掛けいただいたことがキッカケで実現しました。日産アリアや日産リーフなど実際に試乗して「プロパイロットパーキング」「エマージェンシーブレーキ」といった自動運転の技術をを体験しましたが、自動車もついにここまで来たのか…と驚きを隠せません。特にプロパイロットパーキングは感動でした。具体的な説明は長くなってしまうので割愛しますが、この機能を搭載した車に乗って、大型商業施設の駐車場に行きたくなったのは自分だけではなかったようです。とにかく便利です!また、充電インフラのプレゼンでは、給電デモストレーションを体験しましたが、自宅のガレージで日産リーフをフル充電しておくと、災害時の停電などでエネルギーの供給がストップしても2~3日は生活が可能ということを知りました。能登半島地震で孤立化した集落のニュースを思い出し、脱炭素や省エネの観点だけでなく、災害対策という面でも電気自動車の普及促進は重要な課題だと改めて感じたところです。近年では自動車メーカー各社ともに、こうした技術開発に積極的ですが、我が神奈川県に本社を置く日産自動車さんは一歩リードしているなと思いました。頑張っている日産さんに改めてこの言葉を送ります。「やっちゃえ、日産!」

最後に後援会の活動を報告します。7/11に私の企業後援会「かながわ・みらい政経研究会」の総会・懇親会を開催いたしました。コロナ禍は書面開催だった「かな・みら」も昨年に続き対面での開催となりました。この組織は、私を支援していただく地元企業の皆さんから年会費をお支払いいただき、年に1度の総会・懇親会の他、ゴルフコンペやクリスマスパーティーなどを実施して地域経済などを語りながら会員同士の懇親を図ることを目的とした研究会です。また、法律で認められているいわゆる政治献金の受け皿的組織の一面も持っています。しかしここ数年、残念ながら毎年のように参加企業が減少している状況です。国会の裏金問題から端を発し、議員への企業献金も廃止すべきと一部の野党は主張しているようですが、我々地方議員は、事務所の家賃、人件費、光熱費等の経費については公費負担の割合が限られています。視察の費用や会合などの交際費は自費で賄うケースも多く、法律で認められた企業や個人からの献金は、我々の活動の命綱ともいえる大切なものです。地方議員の給与は世間一般で思われているほど高額ではありません。仮に私の議員給与だけで事務所の家賃と二人の事務員の人件費等を賄うことは、普通に考えて不可能だと想像していただけると思います。そもそも個人の給与は、家族を養う生活費と住宅ローンを払えば残り僅かです。昨今の「政治と金」がすべて悪だと思われることに違和感を感じますし、この風潮が蔓延すれば議員のなり手不足は今より深刻なものになると思います。よく「政治は金がかかる」と言いますが、議員活動を行う上で一定の資金は必ず必要になります。もちろんルールを破って不正な行為を行うことは許されませんが、認められた範疇において政治献金をいただくことは決して悪いことではないと理解していただきたいと切に願います。最後は愚痴っぽくなってしまいましたが、こんな状況の中でも多くの企業の皆さんに支えられて、今年の「かながわ・みらい政経研究会」の総会は無事開催することが出来ました。ありがとうございました!

 

以上で7月の活動報告は終了です。本当に暑い日が続いていますので、どうかお体ご自愛下さい。さあ、今日もこれから地元のお祭り廻りに向かいます。がんばるぞー!