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1月3日
2021年 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
改めて振り返れば、昨年は新型コロナウィルス感染症との闘いに終始した一年でありました。2月にクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」が横浜に寄港してから、神奈川県のコロナとの闘いは始まり、その後アッという間に世の中は変貌を遂げてしまいました。今思えば、2月上旬に参加者500名を超える私の「新春の集い」が開催できたことは奇跡というか、運が良かったとしか言いようがありません。今となっては、遠い昔のことのような気さえします。ソーシャルディスタンス・リモート会議・マスク会食などの「新しい生活様式」をいったい誰が想像できたでしょうか?しかしながらこのコロナ禍において、改めて人と人との繋がりの大切さを学ぶことができた一年だったとも感じています。
県議会においては、昨年3月に「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」の委員に任命されたのをはじめ、本会議や常任委員会においても常にコロナ対策が中心となり、通常の議論が思うようにできない日々が続きました。過去に経験のない手探り状態の中、コロナ対策の補正予算を次々に可決し多くの税金をつぎ込みましたが、第3波と言われる感染拡大が始まってから、日々の感染者数は増加の一途をたどり、今だ県民の皆様が安心して生活できる状況には到底至っていません。残念ですがこれが現実であり、未知のウィルスとの闘いはこれからもしばらくは続くと思います。現在も医療従事者の方々はもちろん、飲食店・旅行業関係をはじめとした多くの経営者・従業員の方々は、それぞれに本当に苦しい想いをされています。私自身も、立場上多くの制約の中で日々を過ごし、地域の会合や後援会のイベントなど、今までのスタンスで仕事を進めることが困難になりストレスは溜まる一方ですが、弱音を吐いている場合ではありません。地域の代表として議員に選ばれた以上、今こそが全力で働く時であると自覚しています。
新しい年、2021年は始まりました。今年はオリンピックも予定されていますし(なんとか開催して欲しい…)、横浜市長選挙・衆議院議員選挙も実施予定です。様々なイベントの開催はもちろん、1日も早く皆様と笑顔で過ごせる日々を取り戻すため、勝負の一年になるかと思います。今後も引き続き国・県・市で連携をとりながら、皆様のご理解をいただけるよう、スピード感をもって諸々の対策に取組んでいく所存です。今年もよろしくお願いいたします!
神奈川県議会議員 新堀史明
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12月13日
2020年11月 活動報告
11月25日に神奈川県議会令和2年第3回定例会(後期)が始まりました。今回も新型コロナ対策約300億円を中心に、11月補正予算などの審議を行い、12月17日まで開催されます。自分も12月7日に本会議一般質問に登壇した関係で(これは来月報告します!)、準備等で忙しくブログの更新が遅くなってしまい申し訳ありません。(また言い訳です…汗)
さて、先月も報告いたしましたが、11月2日をもって約1か月に及んだ今年度の「決算特別委員会」は終了しました。初の副委員長という立場をあたえていただき張り切って臨んだのですが、やはり経験不足は否めず、諸先輩方より度々ご指導いただくことになりました。県当局の答弁保留が目立ったり、某会派の委員による不規則な発言があったり、まさに「議会は生き物」だと感じました。そうした予測できない状況の中で、いかに委員会運営を滞りなく行うのかが、委員長・副委員長の役目であると改めて痛感いたしました。まだまだ勉強です。
通常であれば、11月は視察のシーズン。常任委員会や特別委員会、あるいは議連などの県外視察が多く予定されるのですが、コロナ禍の今年はその多くが中止もしくは視察先を近場に変更しての実施となりました。
11月5日、文教常任委員会の県内視察で「神奈川県立あおば支援学校」に伺いました。今年4月に開校したあおば支援学校は、肢体不自由教育部門・知的障害教育部門の特別支援学校として、児童・生徒の自立と社会参加に向け、小学部・中学部・高等部を通して一貫した教育を目指しています。まだ真新しい校舎には、わかりやすく校舎内を学年で色分けするなど、共生社会の実現に向けた配慮が施されており、生徒たちの安全と地域に開かれた学校づくりが感じられました。こうした学校は、県内でまだまだ不足していると聞いています。引き続き取り組んでいきたいと思います。
その他、嶋村ただし県議会議長のご紹介で、NECネッツアイエス「日本橋イノベーションセンター」で新しい働き方改革へのアプローチを視察し、民間企業のDX等を活用した技術の進歩と働き方のアイデアに関心しながらも、こうした取り組みは、今後行政や自治体へも積極的に導入していく必要性を感じました。役所のデジタル化は、我が国にとって重要な課題と言えます。
また、先輩の敷田博昭議員にお声がけいただき、神奈川県の「聴覚障害児等手話言語獲得支援事業」として開催された手話交流会「しゅわまる」を視察し、保護者が手話を使えない聴覚障害のある乳幼児への支援の重要性を痛感しました。映画監督の早瀬健太郎さんも、この日はスタッフとして大活躍。来年以降の開催にも期待したいところです。この事業については、12月の一般質問において黒岩知事に質問させていただきました。
さらに、横浜市都市整備局都心再生部の村上部長にお声がけいただき、我が地元南区を流れる大岡川等を中心とした水上交通を推進するため企画された「よこはま運河チャレンジ2020」のリハ―サルに乗船し、中村川から大岡川を経由し、みなとみらいを経て石川町に戻るクルージングを体験しました。これは間違いなく、横浜の新たな観光資源になる可能性があります。とにかく景色が素晴らしい!今はコロナ禍で観光客の誘致は難しいと思いますが、近い将来世界中の人が安心して観光ができる社会が戻る日のために、こうした準備を進めることも必要だと思います。この事業についても、知事に質問させていただきました。
11月は視察以外にも様々な活動があり、充実した一カ月となりました。昨年も講師としてお招き頂いた、大岡地区連合町内会が主催する「高学校」(高齢者の学校)に今年もお声掛けいただき、今年は「神奈川県の新型コロナウィルス感染症対策」というテーマで講演をさせていただきました。やはり皆さん注目のテーマということで、多くの質問をいただくなど、私のつたない話をとても熱心に聞いて頂きました。またいつでも呼んでください!
地元で塗装業を営むTさんから、業界の若手で組織された「昭和会」のボランティア活動の機会・場所を探してほしいという依頼を受けて、県教育委員会と相談し、老朽化した県立高校の校舎内壁面を生徒たちと共にプロの塗装マンが塗り替え作業を共同で行う、という企画が実現しました。塗装業の皆さんには業界のPRになり、高校側は無償で壁面の修繕ができるだけでなく、生徒たちにとってはキャリア教育の一環としても有効で、まさにウィンウィンの企画となりました。今回は、川崎の県立百合丘高校での実施となりましたが、今後も県内の県立高校で実施できればと思います。
最後に一つ。11/14㈯、私が副校長を務める「かながわ自民党未来カレッジ」の今期最後の講義が行われました。2月から始まり11月まで全10回の講義では、閣僚クラスの国会議員を講師に招き、毎回興味深い講義が開催され、自分にとっても大変勉強になる内容でした。今年はコロナ禍でやむを得ず休校したり、追加日程を決めて通常より広い会場を探したりと、苦労もありましたがなんとか無事に全行程を終了いたしました。1年間頑張って通った受講生の皆さん、お疲れ様でした!また来年も開催しますので、ご興味のある方はお問合せください。お待ちしてます。
気が付けば、今年ももう12月中旬となりました。コロナ禍により多くの業務や行事がなくなり、なんだか通常よりも時間の経過が早く感じる1年だった気がします。私自身、本当に今まで経験したことの無い日々を過ごし、感染症の恐ろしさ、社会基盤の脆弱さ、人の命の儚さなど、多くのことを学びました。でもこの経験は、必ず来年以降に生きてくると思います。来年が皆さんにとって良い1年となることをお祈りすると共に、1日も早く安心して暮らせる日々を取り戻すため全力で仕事をしていきたいと思います。
少し早いですが、良いお年をお迎えください。
11月
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11月1日
10月
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10月5日
9月
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9月7日
2020年8月 活動報告
コロナ禍により、例年行われる地域の夏祭りやイベントの中止が相次ぎ、今年はいつになく静かな夏を過ごしていましたが、8/28に行われた安倍総理の辞任会見により、周囲は急に慌ただしくなり雰囲気は一変しました。
第2次安倍内閣は、いくつかの件で国民からご批判を受けることもありましたが、7年8カ月の長期間に渡り我が国の舵取りをしっかりと行っていただいたと思います。マスコミは問題点ばかり指摘しますが、その何倍も何十倍もの実績があることを忘れないでいただきたい(その問題点?にしてもマスコミや野党は、一部分だけ切り取って騒いでいるだけで本質は国民に伝わっていませんが…)。安倍総理の体調不良による道半ばでの退陣は、大変残念ではありますが、今はしっかりと休養されて、回復されるのを祈るばかりです。
その後の総裁選については、このブログを書いている時点で報道は連日ヒートアップしていますが、これは私も無関係ではありませんので、次回の活動報告の中で触れさせていただきます。一点だけお伝えしたいのは、自民党神奈川県連は二階幹事長に対し、党員投票による公選を強く要望しました。総務会での結論は却下となりましたが、我々は県連独自の党員による予備選挙を実施します!確かにフルスペックの総裁選と比べれば地方票は少なくなりますが、党員の意向はしっかり県連の持つ3票に反映します。全国でも40を超える県連が同じ手法をとると聞いていますので、マスコミはもう少しこうした部分も報道してほしいですね。
さて、前置きが長くなりましたが、通常の活動報告に移りたいと思います。夏は議員にとって視察のシーズンでもあると前回のブログで書きましたが、県をまたぐ移動は極力自粛という中、8月も近場(横浜市内)で何ヵ所か伺いました。自民等県連「教育グループ」として視察したのは、京急線戸部駅にほど近い「横浜デザイン学院」です。神奈川県専修学校各種学校協会が主催する「仕事の学び場」の授業風景を実際に見学させていただきました。「仕事の学び場」は高校生に対し、学校の授業では教えない専門技術や実習などを体験してもらい、将来進む道を考えるキッカケづくりや、実際の仕事の現場の雰囲気を味わってもらい、将来進路を決める上でのお手伝いをするものです。今年度は県下29校の県立高校が参加しています。またインクルーシブ教育にも積極的に協力していただき、この日も障害を持つ生徒さんが数人参加していました。生徒たちの将来の可能性を広げる意味でも、障がい者の就労拡大の意味でも、重要な取組だと思います。今後より多くの県立高校に参加を促していきたいと感じました。
「ユニバーサルスポーツ推進議員連盟」の一員としてお邪魔したのは、映画「咲む」の試写会でした。神奈川県議会は議員立法で「手話言語条例」を制定して以来、全日本ろうあ連盟と協力関係にあり、昨年鳥取県で開催された「全国手話パフォーマンス甲子園」に視察で訪れたことは既にこのブログで報告済みかと思います。「咲む」は、連盟創立70周年記念映画とのことで、今回ご招待いただきました。内容はネタバレになりますので控えますが、障がい者が抱える不安や社会の様々な障壁を大げさてなく淡々と表現し、乗り越えようとする主人公の前向きな姿勢に感動しました。さすが、早瀬健太郎監督!どなたでも観やすい作品ですので、ぜひ劇場に足をお運びください。また、来年2月には我が地元「南公会堂」でも上映会が予定されていますので、ご興味のある方は当事務所にお問い合わせください。
通常8月に議会は開催されないのですが、「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」は例外です。8/25に招集された同委員会において、2点ほど質疑を行いました。8月中旬、東京都の「感染防止対策ステッカー」(レインボーマークのやつ)掲示店からクラスターが発生したとの報道があり、その実効性に疑問が投げかけらけました。HPから誰でも出力可能なステッカーの管理に関して、都は一軒ごとに現地調査を行うと発表しましたが、時間や労力を考えると非現実的な対応だと感じています。実は、神奈川県が推奨している「感染予防対策取組書」も、運用上は東京都のステッカーと同じであり、一方通行でフォローができていません。県内で掲示店からクラスターが発生する前に、何等かの対策をとる必要があります。かと言って一軒づつ現地調査するのは難しいので、せめてメールや書面で感染防止対策の強化・徹底をお願いすればよいのでは、と提案したところ3日後には実施されたようです。
また地元弘明寺商店街から、「取組書」を掲示したくてもパソコンの操作がよくわからないから活用できない、との声があり、こうした声にこたえて県が代わりに出力する「代行登録」の周知がほとんど行われていないことに気づきました。周知の強化を訴えたところ、こちらも早速各商店街など個別に周知することが実現しました。
議会においては、県民の代表として出席している自分の発言がしっかりと県政に反映されるということを、改めて実感することが出来た特別委員会でした。まだまだ先の見えない状況ではありますが、「新型コロナウィルス感染症対策特別委員会」の一員として、事態が収束するまで、スピード感をもって最優先でコロナ対策に取り組んでいきます。