活動ブログ

11月 27 11月27日

「ともに生きる」

先日このブログでご報告させていただいた、県立津久井やまゆり園の事件を受けて先の県議会で採択した「ともに生きる社会かながわ憲章」を、県民の皆様により広く伝え、浸透させていくために、神奈川県は広報誌や新聞広告を活用した啓発活動を実施しています。そんな中、去る11/25に我が自民党県議団の敷田政調会長の発案により、ダウン症の書家・金澤翔子を本庁舎大会議場にお招きして席上揮毫を開催しました。

もちろん書いて頂く文字は「ともに生きる」。障害者の方々と共生していく社会の実現に向けて、県内だけでなく日本中の人々にメッセージを届けよう!という我々の願いに共感していただいた金澤翔子さんが、天使のような笑顔と、力強い筆運びで席上揮毫を披露されました。当日は、多くのマスコミが取材に訪れていましたが、なるべく多くの人々にこの取り組みが届いてほしいと願ったところです。

私が翔子さんにお会いするのは今回で3回目でしたが、すべてを超越したオーラと天真爛漫な笑顔に、毎回心が洗われた気持ちになります。そして、改めて共生社会の大切さを身をもって感じることが出来ました。津久井やまゆり園のような事件が二度と起きないために、今後も県・県警察・議会が一丸となって取り組んで行きたいと思います。

 

 

IMG_1921IMG_1925IMG_1934IMG_1931

 

 

11月 20 11月20日

10月の活動報告②

10月は、本会議や常任委員会・決算特別委員会等で忙しかったのですが、ハードなスケジュールの合間をぬって海外視察に行ってまいりました。3泊4日(内期中1泊)の弾丸ツアー!?で、行先はフィリピンのボホール島でした。

フィリピンと言えば昨年も視察で訪れたのですが、実はその時に知り合った横浜出身の杉山明子さんがフィリピン・ボホール島に障害者施設を建設するという希望を伺って、それ以降自民党神奈川県議団として様々な支援をさせて頂いておりましたが、この10月にいよいよ完成と言うことで、森議長はじめ嶋村議運委員長や竹内県連幹事長など大先輩の方々と施設の完成記念式典に参加してまいりました。

マニラ空港から飛行機を乗り継いで、ボホール島のタグビララン空港に降りたときには「おい、おい。すごい田舎に来たなぁ…。」が実感です。原っぱみたいな滑走路のすぐ横には民家が密集していて、住民はうるさくないのかなと、余計な心配までしてしまいました。しかし空港から車で、ボホール-日本知的障害者協会「バビタの家」に到着したときは、杉山さんはじめ現地の皆さんの温かい歓迎を受けて、不安な気持ちは吹っ飛びました。

式典では、現地の子供たちが日本の浴衣を着て歓迎してくれました。JICAのスタッフや大学生たち、また地元ダヴィス市の市長さん達とも交流し、心温まる時間が過ごせたと思います。そして何よりも誇りに感じたのは、こんな遥か遠い海外の島で、障害児のために体を張って働いている日本人がいる!と言うことです。自民党神奈川県議団は、これからもこの活動を支援して行きます。世界の日本人、頑張れ!

IMG_1819
浴衣姿でお出迎え
IMG_1820
日本からサッカーをボール寄付
IMG_1822
みんな陽気です!
IMG_1720
この施設から始まります

 

<おまけ>

僅か2日間のボホール島滞在、残り時間は積極的に視察して廻りました。フィリピン政府はボホールを国際的なリゾート地に育てようと、日本政府からのODAを活用して国際空港を建設中です。きれいな海・世界遺産のチョコレートヒルズ等ボホール島は可能性を秘めています。視察した空港の建設現場では、やはり日本人スタッフが現地スタッフを指導しながら、広大な土地に滑走路を建設していました。日本とフィリピンが連携したボホール島の発展、今後期待大です。

そこで奇跡的?な出会いが。工事の進捗状況を説明していただいた技師の責任者A氏が、なんと私の地元・横浜市南区に在住だったのです。「いつもポスター見てますよ」と言われ、うれしいやら恥ずかしいやら…。

後日談ですが、翌週帰国したA氏がわざわざ奥様と一緒に私の事務所を訪ねてこられたのです。びっくりしましたが、本当に感激しました!「出会い」っていいですね。忙しい中、無理してフィリピン視察をした甲斐があったというお話でした。

IMG_1723
広大な空港建設現場
IMG_1728
日本と比べると随分安くできるようです
IMG_1737
せっかくなのでチョコレートヒルズ行って来ました

 

11月 07 11月7日

10月の活動報告①

最近は、本当に時間が経つのが早く感じます。9/8に第三回定例会(上期)が始まり、常任委員会の議論を経て、上期の採決が終わり、決算特別委員会が始まったと思ったら9月が終わってしまいました。もう11月だというのに、やっと10月前半の活動報告をブログにあげてます。いつも遅くてスミマセン!

今回の県議会は、やはり7月に発生した「県立津久井やまゆり園」の凄惨な事件に関する議論が中心で回ることになります。実は事件直後の8月上旬に、自分が所属する防災警察常任委員会が急遽開催され、県警察本部から事件の経緯が報告されたのですが、その後の会議や報道で様々な問題が明らかになり、9月の本会議と10月上旬の常任委員会は、県民の安全安心の確保と障害者の方々との共生について、熱のこもった議論が展開されることとなりました。

自分も防災警察常任委員会の委員として、神奈川県の「防犯カメラの設置推進」や「犯罪被害者支援の取組み」など全部で9項目の質問をさせて頂きました。特にやまゆり園の事件では、直接被害に遭われた方々以外にも、精神的に大きなダメージを受けれれた方々が多数いらっしゃいます。当局からは、そういった方々も含め、今後一層の支援を進めていくと答弁を頂きました。

そして、10/13調整日に急遽開催された本会議において、やまゆり園の事件を踏まえ、真の共生社会を目指した「ともに生きる社会かながわ憲章」が黒岩知事から提案され、全会一致で可決されました。憲章の内容は、神奈川県のホームページをご覧ください。

http://www.pref.kanagawa.jp/

 

その後第3回定例会は、11/28から始まる下期の開催まで休会となります。?しかしその間も、議会は私を休ませてはくれません!10/12~11/4まで決算特別委員会が開催され、初めて委員として平成27年度決算を審議させて頂きました。10/17は県内を視察し前年度の成果を確認して、10/18からは実質的な質疑が始まりました。私は、総務費から庁舎の地震・津波対策や新たな観光の核づくり等について、商工費から薄膜太陽電池普及拡大プロジェクトや観光消費拡大事業・中小企業・小規模企業の支援等について質問させて頂きました。

民間企業に長く籍を置いた自分としては、決算の時期や内容の違いに当初は戸惑いましたが、諸先輩からのアドバイスのおかげで、自分なりに充実した決算特別委員会となったではないかと感じています。前年度の成果や失敗をしっかり確認・検証して、今後の県政に繋げていくことの大切さを学ぶことが出来ました。

11/28から始まる第三回定例会の下期も頑張ります!

 

IMG_1766
県庁の地震・津波対策(エネルギーセンター防潮版)
IMG_1774
観光の核づくり(大磯の旧吉田茂邸)を視察
IMG_1830
決算資料(膨大です!)

 

 

10月 01 10月1日

9月の活動報告②

9月の活動報告第2弾です。

まずは、この夏の参議院選挙比例区で初当選を果たした、「今井絵理子さんを囲む会」が地元で開催され、お声がけをいただいたので参加してきました。今井さんと言えば、SPEED時代の大活躍が浮かびますが、選挙中そして今回と、直接お話してすっかりイメージが変わりました。これまでの経験を活かし、福祉の充実に全力で取り組んでいかれると思います。皆さんも「参議院議員・今井絵理子」に期待してください!

IMG_1608

9月11日には、神奈川県を中心に市町村・県警察・自衛隊など多くの機関が合同で行う防災訓練、「ビッグレスキューかながわ」が、横須賀市の自衛隊武山駐屯地で開催されました。今年度は、県議会において防災警察常任委員会に所属している関係で、この壮大な防災訓練に参加させて頂いたのですが、これは、一般の方々も見学できるので、次回開催時には是非ご参加を!神奈川県下に大地震が発生した想定で、消防・警察・自衛隊・各種関係団体が一体となって行う訓練は迫力満点。大規模災害から県民を守るには、多機関の連携が重要だと改めて感じました。

唯一残念だったのは、台風の影響で当日は朝から豪雨。予定されていたドローンを活用した訓練が中止になったことです。でも、自然災害はいつ何時発生するかわかりません。参加者は、豪雨の中大変だったと思いますが、逆に言えばよい訓練になったのかも…?実は、自分は見ていただけなのですが、頭から靴までビショビショになってしまい、翌日から風邪をひいてしまいました。あぁ、情けない…。

IMG_1620 IMG_1613 IMG_1619

最後に、地元ネタをひとつ。顧問を務めさせていただいている吉野町町内会のイベントで、日枝小学校の金管バンド「ブライトチェリー」が毎年パレードを行うのですが、車の多い国道を行進するので大変危険です。今回、町内会長さん達からご相談を受け、県警の南警察署と事前に打合せを行いました。当日は、南署の協力もあり、安全にパレードが開催されました。それにしても日枝小の金管バンドは上手い!感動でした。

IMG_1626

そして9月中旬からは、神奈川県議会第3回定例会がはじまり、政調会副会長として本会議の代表質問・一般質問の調整、あるいは請願・陳情の窓口として、日々勉強&奮闘の毎日です。議会の報告は、後日またこのブログで!

 

9月 24 9月24日

9月の活動報告①

9月8日に平成28年神奈川県議会第3回定例会がスタートして、今は議会の真っ只中。でも毎週末開催されていた地元のお祭りは一段落。今日は少し時間が出来たので9月の主だった活動報告をします。

 

まずは9月上旬、超党派の「がん撲滅をめざす議員連盟」の一員として、大阪の先進医療現場を視察してきました。最初に伺ったのは、大阪市鶴見区にある「TSURUMIこどもホスピス」です。私は現在、地元横浜で横浜小児ホスピス設立準備委員会の皆さんと交流があり、諸々の課題はありますが、できれば将来横浜の地に小児ホスピスを設立したいと願う者の一人として、是非一度訪問したいと思っていた施設です。今年4月にオープンした、病院ではなく地域で支えるコミュニティ型の日本初の「こどもホスピス」は、広々とした敷地で設備も整い、スタッフの皆さんも我々を温かく向かい入れて頂きました。病気と闘う子どもと家族にとっては、まさに「第2の我が家」といえる施設でした。だだし運営は、企業や個人の寄付で成り立っているため、実際に設立するにあたってのハードルの高さも感じたところです。

IMG_1560 IMG_1571 IMG_1572

2か所目は、大阪市東淀川区の「淀川キリスト教病院」の視察です。こちらは米国人医療宣教師フランク・A・ブラウン氏が、「全人医療」(からだとこころとたましいが一体である人間《全人》にキリストの愛をもって仕える医療)の理念に基づいて1955年に創設されました。創設から今日まで周産期医療・医療ボランティア・ソーシャルワーカーなどの先進的な医療を実践しています。また、院内には4階~9階まで吹き抜けのチャペルがあり、職員や患者さんが日々礼拝に参加しています。視察のポイントは2点。1点目は2012年に開設された「がん診療センター」です。近年のがん治療は、高度な技術だけでなく、精神的なケアから緩和ケアなどが求められており、ここでは全人的ながん治療を提供しています。2点目は、やはり2012年開設の「ホスピス・こどもホスピス病院」。既存の病棟を改修し、個室や廊下を通常より広くとったゆとりのある空間で、大人を対象にしたホスピスケアと、小児がんや難病の子どもたちが家庭的な環境の中で必要なケアが受けられる総合的なホスピスケアが実践されていました。

IMG_1588 IMG_1591 IMG_1594 IMG_1595

一言で「先進医療」といっても、そのアプローチや運営方法は様々です。我が神奈川県にも「県立がんセンター」や「県立こども医療センター」といった全国的にも有名な医療施設がありますが、これらの施設をより良いものにするためには、まだまだ研究を重ねる必要があると痛感した視察となりました。