活動ブログ

1月 09 1月9日

新年ご挨拶と2022年12月活動報告

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。いよいよ令和5年がスタートいたしました。昨年は長引くコロナ禍に加え、ロシアによるウクライナ侵攻とそれに伴う原材料の高騰や物価高、更には安倍晋三元総理が凶弾の犠牲になるなど、振り返れば辛く厳しいことの方が印象に残る1年であったと思います。年が代わり様々なことがリセットされ、この令和5年が県民の皆様にとって素晴らしい一年になることを願います。また今年は、4年に1度行われる統一地方選挙の年でもあります。神奈川県議会議員として3期目の挑戦をする私にとっても新たなスタートとなる節目の年です。まずはコロナ禍を乗り越え「withコロナ」から「脱コロナ」を目指し、誰でも安心して社会・経済活動が行える神奈川を取り戻すため、全力で取り組んでまいります。そして、これまで以上に地域経済の活性化や子育て支援を推進し、自然災害や犯罪・交通事故から県民を守る街づくりを進めていきます。引き続き、新堀ふみあきにご支援賜りますようお願い申し上げます。

さて、今年は天候的に大変穏やかなお正月を迎えることができました。この2年間ほとんど開催されなかった新年の行事もピークの半分ほど復活し、変ないい方ですが「程よい感じ」で式典や新年会に出席しています。この辺の報告は次月にさせていただき、昨年12月の報告に入ります。

令和4年第3回定例会(後期)は12/19の採決日をもって無事終了しました。付託された約224億円の補正予算案は、出産・子育て応援事業費補助、「園児の置き去り事件」再発防止に向けた送迎バスの安全装置の装備などの補助、観光事業喚起策「いざ、神奈川」(第2弾)事業費など、県民にとって重要な議案であり、一部共産党の反対はありましたが、全て予定通り可決することができました。また厚生常任委員会としては、公明党提案の「帯状疱疹ワクチンの助成並びに定期接種化を求める意見書(案)」を採択。自民党は会派提案として「子育て支援策の更なる充実・強化を求める意見書(案)」を提案し可決されました。そんな中、次年度予算の知事査定も始まっており、自民党政調会として黒岩知事に「令和5年度予算に関する提言書」を提出しました。党としてこの時期恒例の行事ではありますが、直接知事に手渡しすることが大切だと感じています。

議連の活動としてこちらも恒例ですが、今年度も桜木町駅前をお借りして「北朝鮮による拉致被害者を一刻も早く帰国させるための署名活動」に参加しました。問題解決に向け、県議会としてやれることには限界があります。少なくとも国民がこの問題を忘れないよう、風化しないように始めた活動ですが、回を重ねる度に立ち止まって署名していただける方が増えてきたように感じています。多くの日本人がこの問題に憤りを感じているのが伝わりました。水面下の動きは我々にはわかりませんが、政府は常に最善の努力をして問題解決の糸口を模索して欲しいと切に願います。

12/20は、県連で4月の統一地方選挙に向けた公認証授与式が行われました。昨年春には一次公認をいただいていましたが、選挙も近づきモチベーションアップのためにも、小泉進次郎県連会長と梅沢裕之幹事長から直接公認証を受け取ると自然に気合が入ります。頭の中もようやく本格的に「選挙モード」に切り替わりました。

12/23は本当に久しぶりに後援会として飲食を伴うイベントを実施しました。コロナ前の12月と言えば、後援会主催のクリスマスパーティーが恒例行事でしたが、この2年は自粛を余儀なくされていました。さて今回はどうしたものかと悩みましたが、さすがにゲストに歌手を呼んで立食で2時間、という訳にはいかず、かといって何もやらないというのも消極的すぎる…。いろいろ考えた結果、飲食あり・アトラクションなし・着席で後援会の中心メンバー限定100名の「合同忘年会」なるものを企画しました。中でも後援会有志と会場のソシア21さんがアトラクション替わりに「新堀家と横浜」というVTRを作成して上映したのが大好評でした。自分もその場で初めて見たのですが、祖父・源兵衛から父・豊彦、叔父・典彦と繋いだバトンを渡された自分の責任の重さを痛感しました。昭和初期の南区蒔田の様子も写真で見ることができ、自分が言うのもなんですがそれなりに良い動画に仕上がっていたと思います。2月3日開催予定の「新春の集い」でも上映する予定ですので、ご参加される方はご期待ください。

さて、年も開けていよいよ今年は決戦の時。我が選挙区は未だに定数以上の立候補者が現れない状況で無投票の可能性もささやかれていますが、4年前も同様の状況から締切りギリギリで候補者が現れ選挙となりました。選挙はある!と信じしっかりと準備していきます。11月中旬から12月末にかけて「朝の駅頭ビラ配り」も始め、選挙に向けての臨戦態勢は整いました。残り3カ月を全力で走り抜けたいと思います。今年もご支援よろしくお願いいたします。

12月 15 12月15日

2022年11月 活動報告

アッと言う間に12月中旬。今年もあと半月で終わりかと思うと、なぜか焦燥感を感じる今日この頃です。そしてついに、自分の身内にも新型コロナ陽性者が出てしまいました!当然自分は「濃厚接触者」となり、無症状ではありましたが5日間の自宅待機を余儀なくされることとなりました。しかし、おかげさまでその間も体調は変化なく、本日2回目の抗原検査キットによる検査で晴れて陰性を確認。容疑は晴れて無事釈放?となり、早速事務所にてブログの更新をしております。

通常11月は後半まで議会は休会です。そこで、コロナ禍で8月に実施できなかった常任委員会の県外視察を11月に開催することとしました。委員長という立場は、責任感や終始気が抜けない緊張感で、なってみると意外に辛い役職ですが、いざ県外視察となると状況は変わります。視察先の決定権は委員長にあるので、2か月前くらいから書記のY君と喧々諤々どこを視察するか検討し、候補地を上げ、下調べをして綿密な計画を立てました。そして、我が厚生常任委員会の視察先は富山県と石川県に決定。薬事事業に独特の取組みで実績を上げている富山県、「シェア金沢」という今話題の総合福祉施設がある石川県、医療と福祉を所管する厚生常任委員会にはうってつけの調査場所と言えます。諸先輩からは「この時期、北陸は海産物が美味いから視察先に選んだな?」との鋭い突っ込み?もかわしながら11/8~10、2泊3日で3年振りの県外視察に行ってまいりました。

最初の訪問先、富山県では「富山市まちなか総合ケアセンター」「富山県薬事総合研究開発センター」「薬用植物指導センター」を調査しました。やはり印象に残ったのは、富山県が取り組む医薬品産業を推進する政策です。「越中富山の薬売り」でもおなじみですが、くすりと言えばやっぱり富山県なんですね。「薬用植物指導センター」では、あらゆる生薬の原材料となるシャクヤクのブランド推進事業化を進めていました。現在我が国は、生薬の原材料の約8割を中国からの輸入に頼っているため、富山県は国産のシャクヤク栽培を進めるとともに、高齢化・継承者不足の農家の活性化も狙っています。また「薬事総合研究開発センター」では、産学官連携による創薬と製薬で富山から世界へ向けてのプラットフォームづくりに取組んでいました。センターでは、最先端技術の機器を企業や大学に提供して創薬・製薬技術の支援をしています。神奈川県とも「未病」をテーマに連携を図っており、改めて地域の特徴を活かした富山県の取組みに感銘を受けました。

石川県では、金沢市にある「シェア金沢」を調査。高齢者や障がいのある人たち、大学生や子供たちが誰でも分け隔てなく生活し社会貢献できる『ごちゃ混ぜ』をテーマにした多世代共生タウンが「シェア金沢」です。視察の交渉に当たり先方からスーツでの来場はNGだと言われ、こだわりのある経営方針に興味を持ちました。 約10,000坪の敷地内には、街の核としての温浴施設やレストラン・カフェ・ライブハウス・ミニ動物園などもあり、その中に高齢者施設・障害者施設・医療施設・学童保育・大学生の下宿などが隣接しています。商業施設には、近隣の住民が普通に訪れて利用していて、温浴施設では高齢者・障害者と近所の小学生が一緒に温泉を満喫している姿に驚かされました。敷地内のアパートに住んでいる大学生は、各施設のイベントや企画に協力することを条件に格安の家賃で入居しているとの事でした。当初『ごちゃ混ぜ』という言葉にあまり良いイメージが湧きませんでしたが、現場をこの目で確認して考えが変わりました。『ごちゃ混ぜ』こそが新しい福祉のかたちだと理解し、まさに「目からうろこ」です。神奈川で同規模の事業をするとなると様々なハードルはありそうですが、実に有意義な現地調査を実施することができ大満足でした。アッ!もちろん、北陸の海産物にも大満足!だったことも併せてご報告いたします。

11月はもう1回、公務による県外出張がありました。行先は沖縄です。厚生常任委員会の委員長として、黒岩知事・敷田議長と共に「神奈川県南西諸地域戦没者追悼式」に出席してきました。3年前に厚生の副委員長だった時、委員長だけ出席はずるい!と拗ねた記憶が蘇ります(笑)。11/26だというのに、半袖でも大丈夫なほどのポカポカとした沖縄の気候の中、摩文仁の丘にある「神奈川の塔」で県遺族会の代表者の方々と共に英霊の御霊に献花を行いました。太平洋戦争時、沖縄周辺において約40,000人もの神奈川県出身者がお亡くなりになった事実を初めて知り、改めてこの戦争の悲しい記憶を決して風化させることなく、次世代に受け継いでいくべきだと痛感しました。そして今、日本を取り巻く国際情勢に危機感を抱いているのは自分だけではないと思います。現在、国では防衛費の増額を目指し様々な議論が展開されています。これには賛否あるかと思いますが、自分は大戦の時のように多くの国民が犠牲にならないためにも、我が国は国防に本腰を入れるべきだと考えます。そのためにも財源に関する議論は、国民から一定の理解が得られるようしっかりと時間をかけて取組んで欲しいと願っています。

約6年振りの沖縄でしたが、翌日午後イチには横須賀で公務があり朝8時の便で羽田に戻る慌ただしいスケジュールとなったのは残念でした。次回こそは、ゆっくり沖縄を満喫したいと思います。しかし、こうやって気兼ねなしに県外に出かけられる世の中っていいですね。来年こそ、元通りの社会・経済活動が行える暮らしが戻るように一議員として活動していきたいと思います。

なんだか11月の報告は、視察や出張だけで長文になってしまいました。その他の活動としては、所属する横浜南ロータリークラブの仲間たちが職場見学として県議会に訪れてくれたこと、今年4月に開校した我が母校・神奈川大学の「みなとみらいキャンパス」を見学したこと、久しぶりに自衛隊の殉職者追悼式に参加したこと、尊敬する敷田博昭議長の「議長就任報告会」が開催されたこと、などが挙げられます。詳細を書くとさらに長くなりますので、今回は写真をアップするのみに留めたいと思います。

現在、11/25から始まった県議会第3回定例会(後期)は佳境を迎えています。この内容は次月の報告でさせていただく予定です。そして、年内の活動ブログの更新は、これが最後になるかと思います。今年1年間本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします!

11月 03 11月3日

2022年10月 活動報告

つい数日前までポカポカ陽気だったのに、季節はいきなり秋を飛ばして一気に冬が訪れたようです。朝夕が寒いので、すっかり鼻かぜを引いてしまいました。少し熱っぽくもあり体温計で測ってみると37.0度!元々体温は高めですが、コロナ後ではワクチンの副反応を除き初の37度代の体温で焦りました。早速、買い置きしていた抗原検査キットで調べた結果は陰性。むちゃくちゃドキドキしましたが、検査結果にホッと胸をなでおろしながら、ブログを更新しています。

10月は県議会第3回定例会(上期)の採決日を含む後半戦が行われ、物価高騰対策・コロナ対策などを含む9月補正予算案、約336億円は無事議決されました。光熱費などの値上げを料金に反映できない医療機関・福祉施設などの救済や、抗原検査キットの無料配布にご協力いただいた薬局支援など自民党が提唱した費用が含まれている補正予算が可決され一安心です。しかし、今回の定例会で自分にとっての大仕事は他にありました。それは、自分が委員長を務める厚生常任委員会に付託された「当事者目線の障害福祉推進条例」の制定をめぐる審議でした。6年前に発生した「津久井やまゆり園事件」をキッカケに、自民党県議団は障害者福祉に係る条例の制定を目指してきました。条例制定までの間、指針となる文章が必要と策定したのが「ともに生きる社会かながわ憲章」です。しかしながら「条例」と「憲章」ではやはり重みが違い、真の障害者福祉を目指す上で、早期の条例制定は県議会において喫緊の課題でした。しかし、新しい条例の制定は思うように進まず、気が付けば6年の月日が流れていました。世界的に見ても、日本は障害者福祉の後進国?と国連から指摘されており、政府はこれを受け各都道府県に障害者差別を禁止する条例の制定を義務付け、既に全国で37都道府県が条例を制定しています。つまり、神奈川県は全国的に見ても対応が遅い県ということになってしまいました。以上のことから、当初は一刻も早い条例制定を!と考えていましたが、その後各団体や関係者の意見を伺うと県が上程した条例案の名称や内容等、必ずしも全面的に賛同が得られている状況ではなく、更なる議論が必要では?との見解もあり、今定例会で可決すべきか正直迷いました。そこで、所管の委員長として水面下で県当局や他会派の委員とも折衝を重ね、最終的には、①名称に副題を付けること②家族の支援と従事者の確保・育成・処遇改善を県の責務とすること③状況に応じて柔軟に改正を行うこと、などの意見を付議して条例案は全会一致で可決されました。久しぶりに仕事のことで胃が痛くなる日が続きましたが、今は迅速に条例を可決して良かったと思っています。行政の条例は難しくてよくわからない、とのご意見もあり「わかりやすい版」も制作して配布します。条例制定がゴールではなく、神奈川の障害福祉はここから新たにスターします。来年4月から施行される『神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~』にご注目ください。

議会以外の公務としては、10/9(日)に「第67会神奈川県身体障害者福祉大会」が秦野市で開会され、厚生常任委員会委員長として招待されました。黒岩知事と敷田議長も来賓として招待されたのですが、お二方とも公用車に乗っての秦野入り。しかし、常任委員会の委員長に公用車は用意されないので、当然ながら私は愛車を運転して一人秦野に向かいました。実は、ドライブがてら県央・県西地区に一人公務で向かうのは意外と嫌いではありません。秋晴れの良い天気で気分は上々。横浜インターから東名高速に乗ったまでは良かったのですが、料金所を通り過ぎてすぐに大渋滞で車はピタッと止まりました。車内で情報を集めたところ、なんと数百メートル先で新車などを輸送する大型トレーラーが車両火災で炎上しているとの事。余裕を持って早めに出たのですが、そのまま約1時間以上も車は進むことも戻ることもできず、結局式典の開会に間に合わず終了直前に滑り込みました。不幸中の幸いは、敷田議長も同じ渋滞に巻き込まれていて、到着のタイミングが一緒だったことです。大遅刻も二人でするなら怖くない!ですね。それにしても、きっちり開会に間に合った黒岩知事は流石です。よほど早く出発したのか?それともヘリコプターでも使ったのか…(笑)。危機管理ができていますね。

10/17(月)には、2年振りに所属した「決算特別委員会」の視察が行われ、宮ケ瀬ダム「水とエネルギー館」と古在家バイパス1期工事(未開通)を調査してきました。ともに令和3年度の事業で、前年度予算がどのように使われたのかチェックするのが目的です。宮ケ瀬ダム「水とエネルギー館」電気ゾーンは、環境・エネルギーの理解向上とダムにより生み出されるエネルギーを分かりやすく伝えるためにリニューアルされました。コロナ前は年間約15万人の来場者があったのですが、ここ最近は激減したようです。小学生の社会見学などを対象に考えればそれなりに楽しめる施設でしたが、県議会に籍を置く自分ですらリニューアルのことは初耳で、周知・告知が不足しているようにも感じます。また古在家バイパスⅠ期工事は、県道64号(伊勢原津久井)の清川村煤ヶ谷地区にある幹線道路の幅員が狭く、住宅も密集しているため、車両と歩行者の安全確保を目的に新たなバイパスを造る工事です。実際、通学中の児童の横を車が猛スピードで通過していく状態が長く続いていたようです。地味ですが、こうした取組みに予算を付けて実施していくことも、広域行政としての県の役目だと改めて感じました。

ここ数カ月、毎回同じ表現になってしまいますが、地域の行事・イベント等の活動は確実にコロナ前に戻りつつあります。10/2(日)には、南区3大祭りのひとつ「南なんデー」が3年ぶりに開催されました。会場も内容も縮小傾向で完全復活とまではいきませんが、久しぶりに見る地域の方々の笑顔に触れることができて嬉しかったです。

そしてこれも3年ぶりの復活となった、地元ボーイスカウト横浜第1団の育成会による「はこぶね寄席」が10/4(火)に開催されました。横浜第1団を支える育成会「はこぶね会」が主催の恒例イベントもコロナには勝てずお休みしていましたが、感染状況や他のイベントの動向なども勘案して、今年は副会長(会長からはコロナ専門家と呼ばれています)としてGOサインを出した次第です。林家三平師匠・柳家花緑師匠師匠など有名どころも出演していただき、当日は大入りで盛り上がりました。落語って、たまに聞くと本当に面白いですね。特に花緑さんの古典落語が最高でした。

また10/9(日)、3年程前から弘明寺の町内会と飲食店が企画していた「弘明寺沖縄まつり」が苦節3年、ついに初開催を迎えることになりました。弘明寺商店街でエイサーの実演が行われたり、弘明寺観音の境内で沖縄料理の屋台が出たり、この日の弘明寺は沖縄一色。横浜では鶴見が有名ですが、昭和20~30年代は南区にも沖縄出身者が多くお住まいで、主催者の一人でもある弘明寺町内会のSさんは、当時小学校のクラスで5人に一人は沖縄出身だった時代があった、と話してくれました。そんなこともキッカケで始まった「弘明寺沖縄祭り」。定着してくれるといいな、と思っています。当日は顧問としてトラメガもって挨拶もさせていただきました。

そして最後は、10/25(火)2年振りに開催した「新堀ふみあき後援会懇親ゴルフ会」のご報告です。2年前はコロナ禍でしたが、屋外で密も避けられると判断し表彰式は行わずに開催。昨年はコロナ禍に加え衆院選の期間と重なり断念。そして今年は少し迷いましたが、満を持してほぼフルスペックでの開催となりました。しかし、週間予報で25日は生憎の雨。気温も上がらず最悪の天気予報だったので、先輩議員から「お前は持ってないなぁ…」と前日までからかわれていました。ところが当日はほとんど雨が降ることもなく(寒かったですが…)、懇親ゴルフ会は120名ほどの参加者で大いに盛り上がりました。私も久しぶりにプレイに参加したのですが、もうスコアは思い出したくありません。次回は、もう少し練習してから参加します。スタッフの皆さん、そして賞品のご協賛をいただいた各社様には心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

10月 08 10月8日

2022年9月 活動報告

賛否別れた安倍晋三元総理の「国葬」が無事に執り行われ、菅前総理の弔辞に心打たれた日から10日ほど経過しました。残念ながら自分は地元での打合せなどで、当日武道館に献花をしに行くことは叶いませんでしたが、自民党横浜市連の入口に設置された記帳台で記帳し、安倍元総理への弔意を示してきました。連日、国民を二分するような過剰な報道がなされ、とても悲しい気持ちになっていましたが、終わってみれば多くの国民が献花に訪れた様子を知り安心しました。過程に少し問題はあったと思いますが、「国葬」はやって良かったと思っています。

9月と言えば、県議会の年間で最も長い第3回定例会がスタートする月となります。前半が9/7~10/14、後半が11/25~12/19と前後半に分かれて審議が行われ、間に決算特別委員会が開催されるので我々県会議員にとっては公務で拘束される日が続く「長い秋から冬」が始まりました。政調会に所属しているので、当然代表質問の原稿作成に追われる日々でしたが、今定例会は我らが新井絹世政調会長と同期の石川巧副団長が登壇するので気合が入ります。9/12の代表質問のトップバッターを飾った新井政調会長は、物価高騰などで厳しい状況の医療・福祉・教育機関や中小企業への支援策と、新型コロナ対策としてのワクチン接種会場の整備・コールセンターの運営・抗原検査キッドの無料配布協力金などを計上した9月補正予算案を中心に、新たに制定が予定されている「当事者目線の障害者福祉条例」や今後の県立障害者施設の在り方などを知事に質問しました。前向きな質疑と答弁だったと思います。また、9/14代表質問2巡目の石川副団長の質疑では「質問補助者」を務めました。「質問補助者」とは、質疑時間の管理と、議場内の大型スクリーンに映し出される質問内容を補完する資料映像を質問者に代わり手際よく切り替えていく役目のことを言います。正直言えば、そんなに難しい役ではないのですが、実は4年程補助者をやっていなかったので、それなりに緊張しました。心配なのでリハーサルきっちり行い、何とか無事に役目を果たすことができました。9/29から始まった常任委員会等については、議員生活最大の大仕事?などもありましたので、次月に改めて報告いたします。

また9/26の一般質問最終日には、本会議終了後そのまま議場にてウクライナ支援の一環として「ウクライナ民族楽器バンドゥーラ演奏会」が開催されました。議員8年目ですが、議場で演奏会が行われるのは初めてです。演奏者のカテリーナさんは19歳で来日し、そのまま拠点を日本に移して活動しています。もちろん私も初めてバンドゥ―ラの演奏を聞いたのですが、その悲しく清らかな音色にすっかり魅了されてしまいました。現在、日本国内でバンドゥーラの演奏者はカテリーナさんを含め二人しかいないとのことでしたが、機会があれば是非体験してみてください。そして、この戦争が1日でも早く終結することを願いつつ、一緒にウクライナを応援しましょう!

9月は自民党県連の教育グループに所属する自分にとって、大切な仕事が二つほどありました。一つは、神奈川県私立中学高等学校協会から県の次年度予算に対する請願の提出をお手伝いすることです。公費で運営されている公立学校と違い、私学はあらゆる費用が自己負担となります。「私学発祥の地」と言われる神奈川県は、将来のある若者たちに公立・私立を問わず充実した教育を受けてもらうために、私立学校に助成金を交付しています。コロナ禍や物価高騰などの影響で厳しい学校運営を迫られている私学に対し、更なる支援を求める請願書を敷田議長に直接手渡すため、他会派の了承を得るための交渉も含め下準備を進めてきました。当日は、私立学校協会の工藤理事長始め多くの関係者が県庁にお越しになり、議長室で簡単なセレモニーが行われ、担当議員として新井政調会長らと共に同行させていただきました。これからも、神奈川の私学をしっかりと支援していきたいと思います。

二つ目は、全国珠算教育連盟神奈川県支部の主催による「全神奈川珠算選手権大会」がコロナ禍を乗り越え3年振りに開催され、顧問として久しぶりに開会式に参加したことです。昨今、日本の子供たちの計算能力が諸外国と比べ低下しているというデータがあります。珠算(そろばん)は、低学年から慣れ親しむことで計算能力が向上すると言われていますが、反面、小学校の授業でそろばんが取り入れられる機会は減少していると聞きます。自民党県連では、珠算教育の確保や低学年での実施などを文部科学省に訴える珠算教育連盟の活動を応援しています。大会会場は藤沢翔陵高校をお借りして開催され、顧問議員以外にも私の同期で同校OB の山本哲議員、地元藤沢選出の市川和弘議員も応援に駆けつけていただきました。当日は悪天候にもかかわらず、多くの子供たちが大会に参加し白熱した戦いが繰り広げられました。そろばんが苦手だった自分には、想像もつかないようなスピードで計算が進んでいく様子に啞然…。計算が早い人はカッコいいですね。自分も子供の頃もう少し真面目にそろばんやれば良かったと、今更ながら後悔することになりました。

地元の皆さんとのふれあいも順調に復活してきています。9/15は所属する横浜南ロータリークラブのライバル?クラブ、南陵ロータリークラブから卓話の依頼をいただき、30分の講演を行いました。南陵さんからは、おそらく初当選直後にお話を頂いて以来のことなので、約7年振りの卓話になります。とは言え、メンバーは地元の経営者の方々が中心なので、日頃から顔を合わせる機会が多い人も多く、気楽な気持ちで話すことができました。依頼された講演のテーマは『神奈川県のコロナ対策』でしたが、会場で懇意にしている税理士の先生から「面白い話期待してるよ!」と言われてしまいました。実はこの2年、同じテーマで2~3回講演をしたことがあるのですが、正直あまり面白い話にはなりません。そもそもコロナ対策で『面白い話』になるわけもないのですが、サービス精神旺盛な私としては、急遽テーマを『政治家と宗教団体』変更?!結果、かなり笑いも取れまして、テーマ変更は成功しました。南陵ロータリークラブの皆さんに、充分満足いただけたと自負しております。内容については、もちろん秘密です!(笑)

10月に入り、気温も20度を越さない日もあったりで、すっかり秋めいてきました。このブログを更新している日など、もう一気に冬か?と思わせるような肌寒い気温です。オミクロン株も含め、皆様も体調には充分お気を付けください。

9月 09 9月9日

2022年8月 活動報告

まだ日によっては残暑厳しい気候もありますが、9月に入って少しずつ暑さも和らいできました。議会もスタートし、気分一新、早速ですが8月の活動報告を始めます。

基本的に議会は休会となる8月ですが、今年度は政調会に所属しているため、ほとんど毎日のように県庁に登庁していました。9月7日からの定例会に向け、代表質問の原稿作成や一般質問の調整を行うことは政調会の重要な仕事であり、自身3回目の政調会ですから充分承知しているつもりでしたが、やっぱり久しぶりだと拘束時間も長く結構疲れます。ただしコロナ前は、これに地域の夏祭りや盆踊りがプラスされていたので、第7波の影響で地域のイベントが中止になったことを考えれば、かなり楽なはずなのですが…。また今年は参院選が行われたため、来年の地方選に向けた自分のポスターを貼るタイミングが通例の5月中旬から7月後半にずれ込んでしまい、連日政調の勉強会でなかなか自分の時間が取れず悪戦苦闘しております(汗)。それでも、あらい絹世政調会長を中心に今期の政調会メンバーは2期生と3期生のみで構成されていて、若さにあふれ風通しも良く、遠慮なく議論ができる環境だと思います。ただ反面、諸先輩方から経験不足や知識不足を指摘されないよう、しっかり勉強して取り組んでいきたいとも思っています。

そんな8月ではありましたが、神奈川県もオミクロン株による過去最大のコロナ感染拡大を受け、閉会中審査とはなりますが委員長としての判断で、8/18に厚生常任委員会を開催することとしました。黒岩知事から発せられた「BA. 5対策強化宣言」の意図や効果について、また抗原検査キッドの無料配布の方法について、更には厚木児相管轄内で発生した母親による児童の車内置き去り事件について、県民の代表たる議会として確認しない訳にはいかないと感じたからです。特に抗原検査キッドの無料配布は、配布場所として手を挙げていただいた県内の薬局の方々から、実際のオペレーションにおける現場の難しい状況を直接伺い、今後の改善策を検討すべきと県当局に認識してもらうためには、一刻も早い委員会の開催が必要でした。夏休み期間にもかかわらず、招集に応じていただいた岸部副委員長はじめ委員の皆様にも感謝申し上げます。

また8/30には、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会も開催され、最近は後輩議員に任せていた質問を久しぶりに行いました。内容は、私の地元の飲食店さんからも要望が多々あり、やっと7月から実現した「協力金の再度の申請」(第9弾~18弾)についてと、昨年の第1弾ではなかなか県民に認知されず苦戦したキャッシュレス決済「かながわPay 」の第2弾についてです。協力金の再申請は、何らかの理由で協力金を期間内に申請できなかった事業者への救済措置です。所管である産業労働常任委員会に所属していた昨年度から訴え続けていただけに、年度が変わってからの実現は少し残念?ですが、なんとか飲食店の皆さんの声を届けることができたと思います。また「かながわPay」第2弾は、第1弾の70億円から100億円と予算もアップしています。コロナ禍の副産物ともいえる「かながわPay」ですが、自治体が主体の事業ですからキャッシュレス決済に不慣れなオジサン世代の我々も安心して利用できます。むしろチャレンジする良い機会です。ポイント付与期間は11/30までなので今からでも間に合いますが、今回は好評につき期限より早く予算に達して終了してしまうことも予想されます。最大20%ポイントが付くので本当にお得ですので、お早めにご参加ください!

という訳で、8月は日々県当局との勉強会が続く政調会の活動と、上記の二つの委員会の開催以外これといった議会での活動はありませんでした。そこで、正確には7月の出来事ですが前回報告しきれなかったエピソードをひとつご紹介します。衝撃だった安倍晋三元総理の銃撃事件は、今も頭の中から消えることはありませんが、神奈川県は安倍元総理の我が国への貢献度を考慮し、7/11・12の2日間は半旗を掲揚し、11~18日の期間は県庁の正面玄関に記帳台を設置しました。これについては一部批判の声も上がりましたが、安倍元総理の実績や国際社会からの評価、そして多くの国民が共有した悲しみを考えれば、私個人は100%賛成の立場です。弔意を表したいと思う人が日本全国にいるわけですから、東京まで記帳に行けない人のために記帳台を設置するのも行政サービスのひとつだと思います。7/13に私も安倍元総理のご冥福を祈り、県庁で記帳しました。また、達筆で有名な地元の支援者の方が安倍元総理追悼の言葉を書いて、私の事務所に届けてくれました。早速事務所の入口に貼らせて頂きましたが、通りすがりの人が張り紙に向かって手を合わせているシーンも目にし、感慨もひとしおでした。ところが、今や各メディアは安倍氏への弔意や実績など忘れたかのように、旧統一教会との関係のみを報道しています。連日の過剰な報道によって、国葬の賛否の比率は逆転してしまいました。本当に悲しい気持ちになります。安倍氏の全ての政策や活動が正しかったとは言いませんが、少なくとも憲政史上最長の期間、日本のリーダーとして数々の難しい局面に立ち向かい、世界各国の要人から評価され哀悼の意を表される政治家が近年の我が国にいたでしょうか?旧統一教会の問題とは少し次元が違う話であり、切り離して考えるべきです。そうした偉大な政治家が、あのような悲惨な形で命を落とすという事実を私は決して忘れたくないし、心から哀悼の意を表したいと思います。

冒頭で記述した通り、今年の夏も地元でのイベント等はほぼ中止となり、地域活動の報告はネタ探しに苦労しますが(笑)、私が所属する横浜南ロータリークラブの活動は少しずつ正常化してきています。8/20には、この4月から南区長に就任された鈴木健一区長をお招きして卓話をお願いしました。いつも南区の区長・警察署長・消防署長が交代すると、卓話を依頼して当日紹介するのがクラブ内での自分の役目になっています。鈴木区長の卓話は、横浜市全体の財政見通しから始まり、南区の持つ課題や来年区政80周年を迎えることなど、幅広くわかりやすいお話だったと思います。我が南区が、高齢者の一人暮らし率で市内の上位にランクされることなど、新たな課題も知ることができて有意義な時間となりました。

こうして、少しずつ社会が正常化していくことが感じられる瞬間は嬉しいものです。withコロナの新しい社会を実現するための議論もようやく始まりました。一昨日からスタートした9月議会では、県民の皆様が安心できるような新たなルール作りに向け、しっかり議論していきたいと思います。